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「RWC2009」ついに優勝を果たした日本代表! その軌跡を追うとともに全試合の詳細レポートをお届けする
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印刷2009/11/05 20:01

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「RWC2009」ついに優勝を果たした日本代表! その軌跡を追うとともに全試合の詳細レポートをお届けする

2回戦 第1試合G フィリピン代表vsドイツ代表(2-0)


画像集#048のサムネイル/「RWC2009」ついに優勝を果たした日本代表! その軌跡を追うとともに全試合の詳細レポートをお届けする
 RWC2004年から参加を始め,着実に実力を付けてきた第1シードのフィリピン代表と,ストレートで中国代表を下して勢いに乗るドイツ代表による2回戦第1試合。ここからのマップはTYPE03となる。障害物のないマップ構成と,ハイウィザードのスキル構成に変化が出るかどうかがポイントだ。

 第1ラウンドはほぼ同時に中央で激突し,「プレッシャー」などの遠距離攻撃のぶつかり合いとなった。双方ともになかなか踏み込めなかったが,ドイツ代表のチャンピオンが「阿修羅覇凰拳」を打とうと踏み込んだところを,逆に倒されてしまう。そこから流れをつかんだフィリピン代表が,次々とドイツ代表を倒して勝利した。

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 第2ラウンドは,第1ラウンドに勝利したフィリピン代表が,強気の攻めでドイツ代表のパラディンを強襲。倒すことはできなかったが,これを受けて引いたドイツ代表を追撃してプロフェッサーを倒し,続けてハイプリーストとクラウン,チャンピオンを一気に落としていく。最後に残ったパラディンを集中攻撃で倒したフィリピン代表が,ストレートで2回戦突破を決めた。

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2回戦 第2試合H ブラジル代表vsアメリカ代表(1-2)


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 ノリのよいプレイヤーと新戦術で一躍注目チームとなったブラジル代表と,堅実な戦いで勝ち進んできたアメリカ代表による2回戦第2試合。

 第1ラウンド開始早々,アメリカ代表のハイウィザードが「阿修羅覇凰拳」で倒されてしまう。続いてプロフェッサーが狙われるが,浮き足立つことなくブラジル代表のチャンピオンを返り討ちにし,ブラジルに流れかけていた主導権を取り戻した。
 その後,アメリカ代表は連続で凍らされてしまうというピンチを招くが,チャンピオンを失い決定力に欠けたブラジルは攻めきることができない。結局,そのままチームを立て直したアメリカ代表が第1ラウンドを制した。

 第2ラウンドになるとブラジル代表は,1回戦第2ラウンドと同じくチャンピオンを外してジプシーを入れるという戦術に出た。対するアメリカは基本戦術のままだ。
 試合が開始されると,ブラジル代表が「スクリーム」「運命のタロットカード」の連続使用によりアメリカ代表を苦しめ,早々にパラディンを倒すことに成功する。守りの要を失ったアメリカ代表は徐々に下がり始めるが,このマップ特有の水場をフル活用したブラジル代表のハイウィザードが「ウォーターボール」で猛追撃を開始。
 「アローバルカン」「スクリーム」「寒いジョーク」などと連携してアメリカ代表を追いつめ,1名倒されたものの危なげなく勝利を掴んだ。

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 第2ラウンドと同じ構成で挑むブラジル代表と,3ラウンド基本構成で通すアメリカ代表。勝負が決する第3ラウンドは,アメリカ代表が一気に詰め寄ってクラウンを撃破。ブラジル代表は「ブラギの詩」の恩恵が受けられなくなり手数が減ったところを突かれて,パラディン,ジプシー,ハイウィザードと次々に倒されてしまった。そのまま勢いに飲み込まれる形でブラジル代表は全滅し,アメリカ代表が準決勝進出を決めた。


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2回戦 第3試合I 日本代表vsベトナム代表(2-0)


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 地元開催で大声援を背に速攻で勝負を決めた日本代表と,初参加で1回戦を突破したベトナム代表。日本の優位が囁かれるなか,セオリーから多少外れたベトナムがどう出るかに注目が集まった。

 基本構成の日本代表と,1回戦同様に基本構成からチェイサーとスナイパーが入れ替わっているベトナム代表の第1ラウンド。遠距離攻撃がそろったベトナム代表はやや後ろがかりで展開し,そこへ日本代表が飛び込む形となった。パラディンを突出させたベトナム代表。そこを突いて日本代表はベトナム代表のパラディンを攻撃する。しかし,「阿修羅覇凰拳」を2,3発ヒットさせるも倒せないと判断した日本代表は,すぐさま対象をプロフェッサーに変更。瞬く間にプロフェッサー倒し,そこから流れるような早さでベトナム代表を全滅させた日本代表が1勝目をマーク。

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 第2ラウンドは,どちらも1ラウンド目と同じ構成でスタート。試合の流れも1ラウンドと同様に日本代表が前に出てベトナム代表が受けに回るという形になったのだが,解説が間に合わないほどのスピードで責め立てた日本代表がベトナム代表を全滅させ,圧倒的な強さで勝利を収めた。

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2回戦 第4試合J タイ代表vs韓国代表(2-0)


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 かたやRWC2007,2008で2連覇を成し遂げたタイ代表,かたやRWC2007,2008で準優勝に甘んじてきた第2シードの韓国代表。優勝の大本命同士がぶつかる注目のカードということもあり,ユーザーからも熱い視線が注がれていた。

 第1ラウンドは全体的にタイ代表の動きがよく,素早い動きから「阿修羅覇凰拳」を次々を繰り出し,あっという間に1勝を上げる。

 第2ラウンドも第1ラウンド同様にタイ代表が先に中央へ到達し,迫り来る韓国代表のプロフェッサーとハイプリーストを立て続けに撃破。ランドプロテクターの守りを失った韓国代表を次々と倒し,全滅させたタイ代表が勝利。ストレート勝ちで準決勝へ駒を進めた。

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準決勝 第1試合K フィリピン代表vsアメリカ代表(2-0)


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 ここから始まる準決勝は,高低差のあるTYPE04が舞台。中央を選ぶか,外周から攻めるかという,自分達が得意な場所で戦えるかどうかが戦術における重要なカギとなる。

 第1ラウンドは,フィリピン代表が中央に降りたものの,アメリカ代表は右上に陣取り,高低差のためにお互いの攻撃が届かない状態となった。
 このまま膠着状態に陥るかと思ったが,フィリピン代表が中央を放棄して上の通路に移動。待機しているアメリカ代表を左から攻め立てた。有利な場所を確保したアメリカ代表が優勢になるかと思われたが,スキル展開の遅さがあだとなりフィリピン代表の猛攻をしのぐことができずに,1本目はフィリピン代表に取られてしまった。

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 第2ラウンドはうって変わって中央でのぶつかり合いとなった。アメリカ代表のパラディンは,後方にいるフィリピンのハイウィザードに「プレッシャー」で攻撃を仕掛けていたが,そこをチャンピオンに狙われてしまう。何とか耐えきるも自軍のプロフェッサーが倒れ,また自身も倒れてしまう。アメリカ代表の守りの両輪を倒したフィリピン代表は,ここが攻めどきと一気にアメリカ代表に襲いかかり,勝利を手にした。

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準決勝 第2試合L 日本代表vsタイ代表(2-0)


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 自国開催ということもあり,背水の陣に近い心境で戦う日本代表と,韓国を下し最強の呼び声高いタイ代表の大一番。ここを乗り切れば優勝が見えるということもあり,熱い視線の中で戦いが繰り広げられた。

 第1ラウンドは日本代表が右上,タイ代表が中央に降り立つ展開となった。日本はそこから「アローシャワー」で下段のタイ代表を攻撃し,着実にダメージを与えていく。タイ代表は一度中央から撤退して上に登り,マップ左上で日本とぶつかり合うこととなった。
 有利な位置で迎え討った日本代表は,攻め寄ってきたタイ代表のパラディンとチェイサーを連続して「阿修羅覇凰拳」で倒したものの,深追いをせず後退。「残影」を駆使したチャンピオン同士の駆け引きが続く中,攻め入ってきたタイ代表を「シールドチェイン」や「阿修羅覇凰拳」で迎撃。タイ代表のチャンピオンが倒されたことを皮切りに,日本代表が次々とタイ代表を倒して1勝目を手にした。

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 第2ラウンドにはタイ代表がチェイサーをジプシーに代えて勝負に出る。序盤は第1ラウンド同様,上下に分かれる展開に。先ほどは攻撃手段を持たなかったタイ代表だが,積極的に「スクリーム」と「運命のタロットカード」を使用し,安全を確保しながら攻撃を仕掛けていく。しかし,決定打にならないと判断したタイ代表は,再び上段に登って日本代表に攻め入る。それを待ち受けていた日本代表は,タイ代表と接触するやいなやパラディンを「阿修羅覇凰拳」で撃破。その間にハイウィザードが倒されてしまい膠着状態になりかけたが,タイ代表のジプシーを倒したことで流れを引き戻す。タイ代表のチャンピオンの脅威もあり一進一退の戦いが続くが,確実にタイ代表の数を減らしていった日本代表が勝利を掴み,決勝進出を果たした。

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3位決定戦M アメリカ代表vsタイ代表(0-2)


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 準決勝で惜しくも破れたアメリカ代表とタイ代表による3位決定戦。決勝戦と同じTYPE01のマップを使用しての試合となった。アメリカ代表は基本構成,タイ代表は1回戦の第7試合第2ラウンドで見せたチャンピオンとチェイサーを外し,スナイパーとアサシンクロスを入れた構成での対決となった。

 第1ラウンドはアメリカ代表が下周り,タイ代表が上周りで中央に向かい,建築物を挟んでの戦いとなった。建築物のおかげで通路が狭く,なかなか攻め込めない両陣営。リーチの長い「ファルコンアサルト」や「ソウルブレイカー」で連係攻撃を仕掛けているタイ代表だが,「イドゥンの林檎 」でHPを底上げしているアメリカ代表をなかなか突き崩せない。しばらく硬直状態が続いたが,遠距離攻撃でアメリカ代表のチェイサーが倒れたのをきっかけにアメリカ代表が劣勢に陥り,タイ代表の勝利で1ラウンドは終わった。

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 両チームとも第1ラウンドと同じメンバー構成でスタートした第2ラウンド。序盤こそタイ代表に押されていたが,後がないアメリカ代表は果敢に前に攻め込む。その気迫に怯んだのかタイ代表は後退を始め,アメリカが気迫勝ちするかと思われたが,前に出ることが裏目に出たのか全メンバーが凍結して動けないという事態に陥ってしまう。
 そのチャンスを見逃さずに攻勢に出たタイ代表がまずパラディンを下し,防御の薄くなったアメリカ代表を各個撃破。見事勝利を収めたタイ代表が3位となった。

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決勝戦N フィリピン代表vs日本代表(1-3)


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 泣いても笑っても最後の試合となる決勝戦。サブモニターには,優勝を目の前に緊張を隠せない両代表の姿が映し出されていた。決勝戦は,3位決定戦と同じTYPE01のマップでの試合になるが,ルールが変更され2本先取ではなく3本先取で勝利となる。

 第1ラウンドは同じメンバー構成による正面衝突。マップ中央にある建物の右側の通路に「ランドプロテクター」をはり,「ストームガスト」睨み合う両陣営から一歩飛び出したのが日本代表のチャンピオン。パラディン,プロフェッサーと素早い動きで標的を変えながら攻撃を繰り出し,ついにプロフェッサーを倒す。
 自陣に「ランドプロテクター」を展開できなくなったフィリピン代表が突っ込んで来るかと思いきや,左右に分かれて日本代表に攻め寄ってきた。「ストームガスト」で一網打尽にはできなくなった日本代表だが,冷静に孤立した敵を各個撃破していき1勝目を飾る。敵を倒すたびに拍手や歓声が上がるのは,ホームの強みと言ったところだろう。

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 第2ラウンドも第1ラウンドとほぼ同じ展開だが,中央での戦いは建物の左側の細い通路で行われた。長らく膠着状態が続いていたが,にじり寄ってくるフィリピン代表にハイウィザードとチェイサーが倒されてしまう。「ストームガスト」で牽制ができなくなったことがきっかけとなり,フィリピン代表が勝利した。

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 ここで日本はチェイサーを外してジプシーを入れる構成に変更し,第3ラウンドに突入。フィリピン代表が先行して中央に陣取るものの,日本代表のジプシーが使う「スクリーム」の前にスタンが続出。1,2ラウンドでフィリピン側のVITが低いことを読み切り,ジプシーを導入したことが的中した格好となり,スタンした相手を「阿修羅覇凰拳」で次々と畳み掛けていき2勝目を手にした。

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 いよいよ優勝に王手を掛けた日本代表。まだチャンスが残されているフィリピン代表。
 それぞれ3ラウンド目と同じ構成で,運命を懸けた4ラウンド目が開始された。フィリピン代表は先ほど勝利した2ラウンド目と同様,中央の左側から上に向かって攻め込み始めた。しかし日本代表のジプシーによる「スクリーム」に対抗できず,徐々に後退。そこを狙われたパラディンが撃破されてしまう。畳み掛けるように「シールドチェイン」や「阿修羅覇凰拳」でプロフェッサーを皮切りにフィリピン代表を全滅させ,ついに日本代表ギルドが優勝し世界最強の座に輝いた。

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 決勝戦終了後,ステージにはガンホーグループ森下CEOが登場し,表彰式が行われた。自国開催ということもあってか,本当に嬉しそうな森下CEOの姿が印象的だった。
 最終的な結果は1位日本代表,2位フィリピン代表,3位タイ代表。それぞれのギルドに賞金とトロフィーが授与された。また,今大会で最も国際交流を深めたギルドとして台湾代表に「友情賞」が贈られ,RWC2009およびガンホーフェスティバル2009が終わった。

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上位ギルドインタビュー 勝因は練習で培った自信と戦術?


 RWC2009終了後,場所を移して大会出場者や関係者が集まってフェアウェルパーティーが催された。大会を終えて歓談を楽しむ中,上位ギルドのインタビューが行われたのでご紹介しよう。

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●日本代表ミニインタビュー

 3度目の挑戦でようやく掴んだ優勝に,どのメンバーも感無量といった感じだった。
 彼らが最も手強いと感じたのはタイ代表だという。手数や作戦など戦い方における引き出しの多さが脅威で,事前に構築した戦術がもっとも通じにくかった相手だったとのこと。
 とくにタイのスナイパープラン(スナイパーとアサシンクロスが加えられた構成)には戦々恐々としていたようだが,後述するタイ代表のコメントを聞くとわずかな読みの違いで勝敗は大きく変わっていたのではないかと思ってしまう。
 実際にタイ戦が行われたTYPE04のマップでの勝率はあまり高いものではなかったが,練習を重ね続けてきたことと不利な方向から攻めて来てくれたタイの動きに助けられたこともあったようだ。

 これまでのRWCの練習では障害物が何もないマップで練習し,本番でいきなり入り組んだマップに放り込まれていたが,RWC2009前には本番で使うマップで定期的に練習ができたため動揺することなく,また戦術を練ったうえで戦えたことが優勝した一番大きなの勝因だったのではないかと語っていた。
 また,事前に話をしていたわけではないのだが,試合を見た知り合いのギルドが,どの国の代表ギルドがどんな構成や戦術を使うかなどをレポートしてくれて助かったという,ホームならではの話もあった。

 決勝戦で初めて基本構成を崩しジプシーを入れたことについては,それまでの戦いでフィリピン代表のVITが低いのが分かっていたので,1回負けたらジプシーに変更しようと事前に話し合って決めていのだという。

 ほとんどのメンバーが今年から社会人になり,来年のRWCへの参加は少し難しいとしながらも,補欠の人を使って何とかできたらということだった。

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●フィリピン代表ミニインタビュー

 11か月練習を積み重ねてきたので,今日の結果には満足していると語ったフィリピン代表。1週間に2回ほど,ネットカフェに集まり練習していたということだ。
 仮想敵として前回,前々回の覇者であるタイを想定して練習していたため,準決勝の日本vsタイでは練習の成果を出しやすいタイが勝ち残ってくれることを願っていたが,残念ながらそうはならなかったとのこと。日本はスタートからちゃんと準備していてパーフェクトだったと語った。惜しくも決勝で敗れてしまったが,そこまでに強敵があまりいなかったことはラッキーだったとも話していた。

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●タイ代表ミニインタビュー

 日本代表が最も厳しい相手だったと語るタイ代表は,ベストは尽くしたけど,結果に繋がらなくて残念と語った。
 日本と対戦するまではこれまで培ってきた戦術で勝てていたが,日本戦ではそれが通じず,日本が一枚上手だったとコメント。また,一人の敵を集中的に倒すのに日本チームにこれまで使われたことのない技を使われ,驚いている隙を突かれてしまったとも語っていた。
 日本代表が最も恐れていたスナイパーとアサシンクロスが混ざった構成については,彼らはそれをスナイパープランと呼び,練習を重ねて自信を持っていた戦術だったという。日本に対してもそれで対抗しようと思っていたのだが,1ラウンド目で日本代表が上の段から降りてこなかったため有効に機能しないのではないか? と考えてジプシーを選択したのだという。
 そしてそれが決して悪い選択ではなく,途中までは有利に進めていたのだが,運悪くチャンピオンが「寒いジョーク」で凍ってしまい,そこで流れが変わってしまったと敗因を分析していた。

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日本代表の優勝で幕を閉じた2009年の「RWC」。来年のRWCの行方は?


 日本が開催国となったRWC2009は,悲願の日本代表優勝という形で幕を閉じた。

 RWCにおける戦術やメンバー構成はほぼ固まっているものの,まだ伸びしろがあるように感じられた。また日本代表やタイ代表の動きを見ると,プレイヤースキルは練習次第でどこまでも極められるような気がしてならない。来年の参加は難しいかもしれないと語っていた今年の日本代表チームだが,RWC2009での活躍を見てしまうと,来年の活躍も期待したくなる。

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 もちろん,RWC2009は終わったばかりで,来年のRJCやRWCの開催についてはまだ未定だ。また,各国での3次職の導入状況によっては,対人戦のセオリーも変化していくかもしれない。今後のガンホーの発表に注目しておきたいところだ。
 
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