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印刷2017/03/28 12:00

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【PR】G-Tuneのゲーム用ノートPC「NEXTGEAR-NOTE i5730BA1」で,FFXIVはどれだけ快適? 現役プレイヤーが大規模レイドで負荷をかけてみた


NEXTGEAR-NOTE i5730BA1
メーカー&問い合わせ先:マウスコンピューター
BTO標準構成価格:18万9800円(税別,送料別)
G-Tune
 2013年の「新生」サービス開始から4年が経ち,2017年6月には次期拡張パック「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター」(PC / PlayStation 4 / Mac)の発売も控えている,スクウェア・エニックスのMMORPG「ファイナルファンタジーXIV」(以下,FFXIV)。サービス開始直後に推奨PCなどを購入した人の間では,さらにグラフィックス品質が上がり,いきおい,描画負荷が高まる可能性があることで,ゲームPCの買い換えを検討する人も出てきたのではないかと思う。それでなくとも,最近の大規模コンテンツでは多数のパーティが入り乱れるため,最高のプレイ環境を求める人の中には,数年前のスペックだと“重い”と感じるケースも出てきたのではなかろうか。

 そこで検討したいのが,最新世代のGPUを搭載し,十分に3D性能が上がった,現行世代のゲーマー向けノートPCだ。今回はマウスコンピューターのゲーマー向け製品ブランド「G-Tune」に属し,標準でGPUにノートPC向け「GeForce GTX 1070」(以下,GTX 1070)を搭載した「NEXTGEAR-NOTE i5730BA1」を用い,数年前のゲームPCから,現行のゲーマー向けノートPCへ買い換えることで,FFXIVのゲームプレイがどう変わるかを,日々FFXIVをプレイしている人間の立場からお伝えしてみたいと思う。


大きな破綻がなく,いい意味で「普通」なハードウェア構成となるNEXTGEAR-NOTE i5730BA1


G-Tune
 テストに先だってNEXTGEAR-NOTE i5730BA1のハードウェアを概観しておこう。
 NEXTGEAR-NOTE i5730シリーズは,G-Tune製ノートPCの中でもハイクラスに位置するモデルで,NEXTGEAR-NOTE i5730BA1は「ノートPC向けGTX 1070搭載のベースモデル」という位置づけになっている。入手したマシンの構成は下に示したとおりで,BTO標準構成に容量1TBのHDD(+9800円)を追加した構成だ。メインメモリがシングルチャネルアクセスなのはちょっと気になるところかもしれない。
 長く使うことを考えるなら,注文時にはBTOでメモリのデュアルチャネルアクセス化(+8800円〜)を積極的に検討したいところである。

●入手したNEXTGEAR-NOTE i5730BA1の主なスペック
  • CPU:Core i7-7700HQ(4C8T,定格2.8GHz,最大3.8GHz,共有L3キャッシュ容量6MB)
  • チップセット:Intel HM175
  • メインメモリ:PC4-19200 DDR4 SDRAM 8GB×1
  • グラフィックス:GeForce GTX 1070(グラフィックスメモリ容量8GB)
  • ストレージ:SSD(Serial ATA 6Gbps接続,容量240GB)+HDD(Serial ATA 6Gbps接続,容量1TB,回転数5400rpm)
  • パネル:15.6インチ液晶,解像度1920×1080ドット,ノングレア(非光沢)
  • 無線LAN:IEEE 802.11ac+Bluetooth 4.2(Intel「Dual Band Wireless-AC 3168」,最大433Mbps)
  • 有線LAN:1000BASE-T
  • 外部インタフェース:Mini DisplayPort 1.3×2,HDMI 2.0(Type A)×1,USB 3.1 Gen.2 Type-C×2,USB 3.0 Type-A×3,1000BASE-T(RJ-45)×1,3極3.5mmミニピン×3(マイク入力,ヘッドフォンもしくは光デジタルサウンド出力,ライン出力)
  • スピーカー:内蔵2chステレオ
  • マイク:内蔵(モノラルマイク×2によるアレイマイク仕様)
  • カメラ:内蔵(200万画素)
  • バッテリー容量:未公開
  • ACアダプター:定格230W
  • 公称サイズ:385(W)×271(D)×28.8(H)mm
  • 公称重量:3.1kg
  • OS:64bit版Windows 10 Home
  • BTO構成価格:18万9800円(税別,送料別)

ゲーム画面を表示させた状態で撮影したところ。破綻のない,クリアな絵が得られている
G-Tune
 公称本体サイズは385(W)×271(D)×28.8(H)mm,公称重量は3.1kgで,15.6インチ液晶パネルを搭載するゲーマー向けノートPCとしてはごくごく標準的といったところ。
 そこに搭載されるノングレアの15.6インチ,いわゆるフルHD解像度の液晶パネルは,「正面から見る限りはゲーム用として十分」と言える,これまた標準的な品質のものだ。完璧な色環境で写真加工もしたいとかいった,ゲーマー向けノートPCがそもそもターゲットにしていない用途で使いたいと思わない限り,品質に不満を覚えることはないだろう。

最大輝度に設定した状態でコントラスト強めの壁紙を表示し,さまざまな角度から撮影したカット。ちょっと青いものの,正面から見る限り見栄えに問題はない
G-Tune G-Tune G-Tune

 ちなみにNEXTGEAR-NOTE i5730シリーズは,ビデオ出力インタフェースとして,Mini DisplayPort 1.3×2とHDMI 2.0(Type A)×1の出力インタフェースを備えている。メーカーとしては,3840×2160ドット対応のいわゆる4Kディスプレイや,VR(Virtual Reality,仮想現実)対応のヘッドマウントディスプレイと組み合わせてほしいと考えているのだと思う。
 ただ個人的には,ノートPC向けGTX 1070の高いGPU性能を活かして,高い垂直リフレッシュレートに対応した液晶ディスプレイと,Nキーロールオーバー対応キーボードをNEXTGEAR-NOTE i5730に接続すると,コンパクトなFPSプレイ環境を構築できるので,FPS派は一考の価値があるとも感じた。

側面を撮影したカット。本体正面向かって前面(左)および背面(右)で,前面にあるのはインジケータのみ。背面にはACアダプター接続端子のほか,Mini DisplayPortとHDMI Type A各1の出力がある
G-Tune G-Tune
本体正面向かって左側面(左)と右側面(右)。左にはもう1つのMini DisplayPortと,Type-CのUSB 3.1 Gen.2ポート×2,Type-AのUSB 3.1 Gen.1(=USB 3.0)ポート×2がある。右は3.5mmミニピン端子×3,マルチカードリーダー×1,Type-AのUSB 3.1 Gen.1(=USB 3.0)ポート×1,1000BASE-T対応のRJ-45ポート×1という構成で,その種類と数は充実している
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 キーボードは日本語フルキー配列で,主要部のキーピッチは実測19mm。10キー部まで隙間なく詰まっているデザインなので,慣れにはちょっと時間を要するものの,実測2mmと深めのストロークがあり,慣れると打鍵しやすい。テキストチャットなどでは,この打ちやすさを体感できるはずだ。

日本語配列のキーボードは,十分に深いストロークがあって,配列に慣れれば打鍵しやすい。なお,左の写真を見ると分かるが,タッチパッド部にはWindows 10標準の生体認証機能「Windows Hello」に対応した指紋認証デバイスが標準搭載となっているため,これを使えば指一本でログインできるようになる
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 キーボードには標準でLEDバックライトが入っており,輝度は消灯を含めて6段階から選択可能だ。

キーボードバックライトは白色。輝度は[Fn]+[F4]キーで順繰りに変更できる
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Control Centerでは,[Windows]キーの有効/無効切り替えや,ファン速度や輝度,それに電力に関するプリセットとして「静音」「省電力」「パフォーマンス」「エンターテイメント」の4つを簡単に切り換えられるようにもなっている
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 キーボードに関して付け加えると,NEXTGEAR-NOTE i5730シリーズにプリインストールの専用コントロールパネル「Control Center」を使うことで,[Windows]キーの無効/有効切り換えを行える。また,別途インストールされているアプリケーション「FLEXIKEY」を使えば,それこそ[半角/全角]キーなど,特定のゲームで“誤爆”が命取りになりかねないキーなど,任意のキーを無効化して,プリセットとして0〜12の最大13のスロットに登録し,切り換えが可能だ。
 先ほど,「配列に慣れれば」という話をしたが,慣れるまでの間に“誤爆”しやすいのは,大きな[Enter]キー周辺だ。なのでたとえば慣れるまでの間,10キー部の[Num Lock][7][4]キーを無効化して,[Enter]キーを押そうとしてうっかりこれらをミスタイプしてしまう問題を避けつつ,キーボードに慣れていったりすることができる。

FLEXIKEYの「マクロキー」タブで[7][4][NumLock]キーを無効にしたところ(左)。さらに「統計」タブでは,普段どのキーを多用しているか統計を取ることもできる
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 見た目では分かりにくい部分も紹介しておこう。
 NEXTGEAR-NOTE i5730シリーズでは基本的に,NVIDIA独自のスイッチャブルグラフィックス技術「Optimus」を採用しており,3Dゲームなど高負荷なアプリケーションが起動してはじめてGPUを動かす仕様になっている。これはひとえにバッテリー駆動時間を延ばすためだが,ゲーマー向けノートPCを据え置きで使う場合,バッテリー駆動時間に配慮する必要はなずない。また,Optimusは時折,アプリケーションとの互換性問題が発生して,GPUを使ってほしいのに使ってくれないという事態が生じうる。

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 そこでNEXTGEAR-NOTE i5730シリーズでは,Optimusを無効化して,GTX 1070を常時有効化できる「GPU Switch」機能を搭載している。
 GPU Switchは,Control Centerのゲーミングタブに用意された「GPU切り替え」で利用でき,初期設定ではOptimusが有効となる「MSHYBRID」にチェックが入っているが,これを「ディスクリート」に変更することで,GTX 1070が常時有効となる。設定変更後はシステムの再起動が必要だ。
 なお,Optimusが有効な場合も,単体GPUを常時有効にした場合も,GeForce Experienceの「シェア」機能は問題なく利用できるので,これはもう,純粋に好みで選んでしまっていいだろう。

 サウンド周りでは,「SABRE HiFi」のブランドで知られるESS Technology製のD/Aコンバータ,そしてTexas Instruments製ヘッドフォンアンプという,単体オーディオ製品でも採用するコンポーネントを採用にすることにより,ヘッドフォン出力が非常に良好なものとなっていることは特筆しておきたい。正直,テスト前はあなどっていたのだが,得られる音はかなりクリアだ。
 付け加えると,ヘッドフォン出力時はCreative Technology製サウンドプロセッサスイート(=サウンド機能ソフトウェア群)「Sound Blaster X-Fi MB5」によるバーチャルサラウンドサウンド出力設定を行える。
 ちなみに,本体標準搭載のアレイマイクを用いたマイク入力時フロアノイズ低減機能は,Realtek Semiconductor製のサウンドコントロールパネルから制御可能だった。

Sound Blaster X-Fi MB5では,「SBX PRO STUDIO」タブからバーチャルサラウンド関連の調整が可能(左)。Realtek Semiconductor製サウンドコントロールパネルからアレイマイクの調整が行える(右)
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 ハードウェア概観の最後に,底板を外してみたい。ノートPCの分解はメーカー保証外の行為となるので,その点はくれぐれも注意してほしいが,今回,特別に底板を外してみると,かなり大がかりな冷却機構を採用しているのが分かる。GPU用には3本のヒートパイプと2基のファン,CPU用には2本のヒートパイプと1基のファンを採用し,さらにGPUの熱は一部,CPU用ファンも使って筐体外へ排気する仕様になっているわけだ。

本体底面は全体のざっくり3割くらいが吸気孔だ。右はその底面カバーを外したところ
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筐体内部。非常に大かがりな冷却機構が目を引くところだ。写真は手前が筐体背面側。写真右手前がGPUクーラー部で,ご覧のとおり,背面に向かって排気する仕様となる。CPUクーラーの排気は本体左側面に向かう。なお,写真ではメモリスロットやM.2スロットに余裕があるのも見てとれよう
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数年前のデスクトップPCと比較。ダン・スカーやディアデムで実際にゲームをプレイしてみる


 では,NEXTGEAR-NOTE i5730BA1は性能面でどの程度のポテンシャルを備えているのか,今回は2013年にFFXIVが「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」として,サービスが始まった頃から1年くらい主流だったデスクトップPCと比較することで,当時のPCスペックから買い換えることで何が得られるのかという部分をチェックしてみることにしたい。

 というわけで用意した構成はのとおり。機材調達の都合で,CPU「Core i7-4790K」,GPU「GeForce GTX 660 Ti」(以下,GTX 660 Ti)の登場時期はちょっと前後するが,CPUの性能は幸か不幸かそれほど変わっていないので,3〜4年前の平均的なゲーマー向けデスクトップPCであり,当時のゲーマーがFFXIVのプレイに利用していた平均的な構成と紹介しても,そう大きな問題はないと考えている。
 このスペックでもFFXIVはもちろんプレイ可能ながら,同じような構成のマシンで使っている人だと,大人数でプレイするコンテンツにおいて性能面での不足を感じているのではないかと思う。そこで,最新世代のハイクラスノートPCへ買い換えることにより,快適さがどれだけ増すかを確認しようというわけだ。


 なお,テストにあたっては,NEXTGEAR-NOTE i5730BA1にも「GeForce 378.78 Driver」を導入してバージョンを揃えた。ゲーマー向けデスクトップPCでメインメモリをシングルチャネルで運用する人はまずいないことから,デュアルチャネルアクセスにはしたが,容量は8GBでNEXTGEAR-NOTE i5730BA1に揃えている。OSも,ProとHomeといったエディションの違いはあるものの,64bit版Windows 10(Build 14393.953)で揃えた。

 肝心のテスト方法だが,まず4Gamerのベンチマークレギュレーション19.0から「3DMark」(Version 2.2.3509)と「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド ベンチマーク」(以下,FFXIV蒼天のイシュガルド ベンチ)を抜粋して実行する。

ダン・スカー
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 そのうえで,FFXIV蒼天のイシュガルドを実際に実行し,以下に挙げる2つのテストを行うことにした。
 1つは,「24人レイド」とも呼ばれる,3パーティで攻略する「影の国ダン・スカー」(以下,ダン・スカー)で,最初から最後までの約30分間を実際にプレイし,その間の平均フレームレートと最小フレームレートを「Fraps」(Version 3.5.99)で測定するというものだ。ダン・スカーでは,24人で同時に戦闘を行うため,描画負荷もそれなりに高い状況になるわけだが,パーティメンバーの構成や戦闘内容によってフレームレートも多少変動するため,2回テストを行い,その平均および最小フレームレートをスコアとして採用する。

ディアデム緊急任務
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 もう1つは,パッチ3.55bで実装された「雲海探索 ディアデム諸島」(以下,ディアデム)である。
 ディアデムでは,フィールドを中心としたエリアに最大9パーティが同時に突入でき,各パーティが,その中で与えられた任務を遂行したり,自由に採集を行ったりするコンテンツだ。とくに,ディアデム「緊急任務」が発生すると,「漂流遺跡」というエリアに進入でき,「妖獣王プエル」とのボス戦を楽しめる。このボス戦は最低4パーティが参加していないと攻略できないギミックになっており,最大では9パーティが参加することになるため,描画負荷という観点ではかなり大きなものとなる。
 今回は,緊急任務が発生したディアデムを,最初から最後まで20〜30分プレイしたときの平均および最小フレームレートをFrapsで測定するが,こちらも2回テストを行う。

 なお,解像度だが,蒼天のイシュガルド ベンチマークではNEXTGEAR-NOTE i5730BA1の標準解像度である1920×1080ドットと,アスペクト比16:9でその1段下となる1600×900ドットを選択。インゲームでのテストは,実際のプレイヤーでの使用を想定し,1920×1080ドットでテストを行っている。
 また同じ理由から,「FFXIV蒼天のイシュガルド ベンチとインゲームでのテストはともに,「グラフィック設定プリセット」を「最高品質」とした。


数年前のFFXIV用ゲームPCと比べて2倍近い性能を持つNEXTGEAR-NOTE i5730BA1。体感でも大きな違いを確認


 以下本稿では比較対象のPCを「数年前のミドルクラスデスクトップPC」と表記するとお断りしつつ,テスト結果を見ていきたい。

 グラフ1は3DMarkのDirectX 11テストである「Fire Strike」における,総合スコアをまとめたものだ。NEXTGEAR-NOTE i5730BA1はここで,数年前のミドルクラスデスクトップPCに対して2.6〜3.1倍程度という,圧倒的に高いスコアを示した。より描画負荷の高い「Fire Strike Extreme」で3倍超というあたりは,NEXTGEAR-NOTE i5730BA1に搭載されたノートPC向けGTX 1070がその優位性を示した結果と述べていいだろう。


 続いて同じ3DMarkから,DirectX 12ベースのテストとなる「Time Spy」の結果がグラフ2だ。GeForceはPascalアーキテクチャでDirectX 12への完全な最適化を実現していることもあり,そうでないGTX 660 Tiを搭載する数年前のミドルクラスデスクトップPCとのスコア差は約3.1倍と,大きく開いている。


 さらにグラフ3はFFXIV蒼天のイシュガルド ベンチの結果だが,NEXTGEAR-NOTE i5730BA1のスコアは,数年前のミドルクラスデスクトップPCに対して1.9〜2.3倍程度という,圧巻の結果となった。とくに最高品質の1920×1080ドットだと,スクウェア・エニックスがベンチマーク指標で「非常に快適」とするスコア7000を数年前のミドルクラスデスクトップPCが割り込んでいるのに対し,NEXTGEAR-NOTE i5730BA1はベンチマークレギュレーションでハイエンド環境において狙いたいラインとするスコア1万を大きく上回っており,この点は注目に値する。
 なお,下のグラフ画像はクリックすると平均フレームレートベースのスコアも表示するようにしてあるので,興味のある人はそちらも参考にしてほしい。

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 では,インゲームだとどれくらいの違いが出るだろうか。グラフ4はダン・スカーにおける平均および最小フレームレートを比較したものになるが,まず平均フレームレートでNEXTGEAR-NOTE i5730BA1は数年前のミドルクラスデスクトップPC比で約2.1倍のスコアを示した。しかも,最小フレームレートは60fpsオーバーだ。ダン・スカーにおいてNEXTGEAR-NOTE i5730BA1は常時60fps以上で動かせることになる。


 どこでフレームレートが落ち込んでいるのかログを追ってみると,NEXTGEAR-NOTE i5730BA1と数年前のミドルクラスデスクトップPCともに,「プロトアルテマ」との戦闘シーンで最小フレームレートになっていることを確認した。そこで,下にテスト対象となった2台で実際にプロトアルテマ戦を行ったときのムービーを掲載してみるが,数年前のミドルクラスデスクトップPCだと,ムービーの1分55秒あたり,プロトアルテマによる「インサニティサン」という全体攻撃で全体的に“重く”なり,直後,2分15秒に黒魔導士がブリザジャを打った瞬間には画面がカクついているのが見て取れる。
 それに対してNEXTGEAR-NOTE i5730BA1は,同じ状況でも動きに違和感がまるでない。その違いは明白だ。



 続いてグラフ5はディアデムにおけるテスト結果となる。ディアデムでは移動が多くなるため平均フレームレートが高くなりがちなのだが,それでも数年前のミドルクラスデスクトップPCは平均で60fpsに届いていない。それと比べると,NEXTGEAR-NOTE i5730BA1のスコアは圧倒的だ。


 最小フレームレートを記録したのは両者とも緊急任務で,数年前のミドルクラスデスクトップPCは,3分40秒あたりや4分52秒あたりなど,多くの局面で画面のカクつきが見られる。人によってはかなりのストレスを感じるのではないだろうか。
 それに対してNEXTGEAR-NOTE i5730BA1の場合は,最小フレームレートは40fps弱まで落ち込むものの,戦闘中の映像表現にマイナスの影響は感じられない。




消費電力の低さはさすがのノートPC。クーラーの実力も十分にある


ACアダプターは83(W)×158(D)×34(H)mmと若干大きめ。定格出力は230Wで,消費電力に比べてかなり余裕が持たされている
G-Tune
G-Tune
 NEXTGEAR-NOTE i5730BA1の消費電力も,念のためチェックしておこう。ここでは,ログの取得が可能なワットチェッカー「Watts up? PRO」を用いて,システム全体の消費電力を比較してみたい。
 なお,テストにあたっては,無操作時にもディスプレイ出力が無効化されないよう指定したうえで,OSの起動後30分放置した時点を「アイドル時」,各テストを実行したとき,最も高い消費電力値を記録した時点を,テストごとの実行時とする。NEXTGEAR-NOTE i5730BA1はバッテリーパックを取り外せないため,満充電にして,バッテリーパックの影響を最小限に抑えた状態でのテストとなる点はお断りしておきたい。

 というわけで,結果はグラフ6のとおり。FFXIVではOptimusが正常に機能することから,GPU Switchは利用していないが,ここでアイドル時,すなわちGPUへの電源供給を断った状態だと,NEXTGEAR-NOTE i5730BA1は12Wと極めて低いスコアを示している。ちなみにGPU SwitchでGPUを有効化すると,アイドル時の消費電力は23Wだった。
 次に各テスト時における消費電力を見ていくと,NEXTGEAR-NOTE i5730BA1はおおむね190W前後で,数年前のミドルクラスデスクトップPCと比べて確実に低い。


 最後にCPUとGPUの温度も確認しておきたい。ここでは3DMarkの30分間連続実行時を「高負荷時」として,アイドル時ともども,CPUは「HWMonitor」(Version 1.30),GPUは「GPU-Z」(Version 1.18.0)でそれぞれ取得している。
 室温条件は約24℃で固定。そのうえで,机上にNEXTGEAR-NOTE i5730BA1もしくはいわゆるバラック状態でPCケースに組み込んでいない数年前のミドルクラスデスクトップPCを置いてのテストだ。

 その結果をグラフ7,8に示すが,CPU温度においてNEXTGEAR-NOTE i5730BA1は非常に低い。冷却機構がまったく異なるため,数年前のミドルクラスデスクトップPCとの直接比較に大した意味はないが,少なくともNEXTGEAR-NOTE i5730BA1の採用する大がかりな冷却機構が十分に機能していると述べていいだろう。
 一方のGPUの温度は,高負荷時でNEXTGEAR-NOTE i5730BA1が数年前のミドルクラスデスクトップPCを超えているものの,実スコアは60℃台であり,GPUの温度としては十分低いレベルにある。CPU,GPUともNEXTGEAR-NOTE i5730BA1の冷却能力に心配はなさそうだ。
 なお,アイドル時のNEXTGEAR-NOTE i5730BA1のスコアがN/Aなのは,先ほど述べたとおり,Optimusが有効であるためだ。GPU SwitchでGPUを有効化した場合,GTX 1070のアイドル時における温度は38℃だったことを付記しておく。


 気になる動作音だが,ハイクラスのGPUを搭載する15.6インチノートPCとしては十分に静かな印象を受けた。もちろん,相応の風切り音は聞こえるのだが,耳障りとまでは言えない感じだ。
 実際,インゲームのテストは今回,ヘッドフォンやヘッドセットを装着せずに行ったのだが,プレイしていて風切り音をうるさく感じることはなく,ゲームサウンドを問題なく聞き取れるレベルだった。ヘッドフォンやヘッドセットを装着すればまったく聞こえないレベルとも換言できるだろう。


数年前のFFXIV推奨PCから買い換えを検討している人にとって魅力的な選択肢となるNEXTGEAR-NOTE i5730BA1


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 以上の結果から,NEXTGEAR-NOTE i5730BA1でFFXIVを快適にプレイできるのは明白だ。NEXTGEAR-NOTE i5730BA1は,ダン・スカ−で常時60fpsを維持できるのは見事で,個人的には,ディアデムの緊急任務のような特殊な状況でもプレイに支障が出ないフレームレートを保てる点には,FFXIVプレイヤーの一人として,個人的にもかなり驚かされた。
 熱心なFFXIVプレイヤーの中には,NEXTGEAR-NOTE i5730BA1がFFXIVの推奨認定を受けていない「普通の」ゲーマー向けノートPCであるところに不安を覚えるかもしれないが,こと動作に関して,不安はまったくないと断言してしまっていい。

 BTO標準構成価格は18万9800円(税別,送料別)と決して安価ではないものの,この性能であれば十分に買い得感が高いと言ってよいだろう。ゲーマー向けのノートPCは高価というイメージを持っている人も少なくないと思うが,この価格であれば十分手が届く範囲だと思う。
 FFXIVのプレイを前提にゲームPCをそろそろ買い換えたいという場合,漠然とデスクトップPCをイメージしている人も多いと思うが,PCゲーム環境をぐっとコンパクトにできるNEXTGEAR-NOTE i5730BA1は,かなりお勧めできる選択肢だと言える。

G-TuneのNEXTGEAR-NOTE i5730シリーズ製品情報ページ


※本記事で記載している検証内容および結果はすべて4Gamer独自のものであり,似た環境を用意したとき,完全に同じ結果が出ると保証するものではありません。
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