プレイレポート
ついに実装された必殺スキルが熱い。「ラテール」,ボリューム満点の大型アップデート「HELL’s DOOR」プレイレポート(前編)
ゲームポットが運営するオンラインRPG「トキメキファンタジー ラテール」(以下,ラテール)の大型アップデートが8月12日に行われた。「HELL’s DOOR」と題された今回のアップデートでは,二次職向けの必殺スキルの導入や,新エリア「天空都市アスガルド」とそれに伴うクエストの追加などが実施された。また郵便システムの改善,生産品の拡充など,一見目立たない部分にも手が入り,ラテールがさらに楽しく,さらにプレイしやすく生まれ変わっている。
残念ながら同日に導入が予定されていたギルドプラントは,直前に問題が確認されて先送りになってしまったので,早い段階での調整を期待したい。しかしそれを差し引いても新要素は盛りだくさんということで,必殺スキルを中心に,実際にプレイした印象も交え,2回に分けてレポートしよう。
ブレイダーの必殺スキル「PARANOIA」。前方に転がりながら敵にダメージを与えていく。転がりすぎて足場から落ちることもあるので,移動距離はきちんと把握しておこう |
最強にして最凶! 二次職に待望の必殺スキルが追加!
ガンスリンガーの必殺スキル「ファントムバースト」。ほかの必殺スキルよりも扱いにくいため,感覚をつかむまでが大変かも。だがクールタイムが短いのはうれしい |
基本的に必殺スキルは前方攻撃型と範囲攻撃型に分かれており,テンプルナイト,モンク,ブレイダー,ガンスリンガー,ソーサラー(水),トレジャーハンターは前者,ウォーロード,ソーサラー(火,地,風),マイスター,アーティストは後者となる。どちらのタイプも特性を把握してしまえば使い勝手にほとんど差はなく,派手なエフェクトと共に1発1万前後,クリティカルなら2万〜3万超えのダメージを複数の敵に与えられて,非常に爽快だ。
これはマイスターの必殺スキル「テスラサテライト」だ。発射までに若干の間が発生するため,敵の攻撃でキャンセルされないように気をつけたい |
アーティストの必殺スキル「セブンサイン」。回復が可能な分,火力に劣るアーティストだが,必殺スキルのおかげでダメージソースとしても活躍できそう |
10段階のクエストをクリアして,必殺スキルを習得せよ!
必殺スキルスクロールを左クリックするとクエスト開始。1段階クリアするごとにボーナス経験値も獲得できる |
最初に必要なのはLv120以上の敵が低確率でドロップするイベントアイテム「必殺スキルスクロール」だ。Lv125になりたてであれば,アクアリウムのカメハやとげふぐ,ビフレストのカイなどを狙ってみるとよいだろう。もちろんインスタントダンジョン内の敵もドロップするので,ヴァルハラ周回パーティで経験値を稼ぎつつ,ドロップを期待するというのもあり。ちなみに筆者の場合はパートナーと一緒にカメハを狩って,約25分で一つめを獲得,その5分後に二つめを手に入れた。なかには2時間狩っても手に入らないという人もいるようだが,そんなときは「春巻き」を食べながら根気よくがんばってみよう。
DSコインを入手したら,アネスのところで習得書と交換してもらえる。スキルリセットを行うと必殺スキルも初期化されてしまうので,再振り分けを行うのであれば先に済ませておこう |
また2段階めも同じく敵の討伐となっており,こちらは「元気なドクターレッドを12匹倒す」「元気なビーナクイーンを12匹倒す」「元気なバンパネイラを12匹倒す」といった内容だ。ビーナクイーンを12匹倒せといわれると,テンションが落ちてしまう人がいるかもしれない。だが,「元気なビーナクイーン」は天空の花園ではなく,天空豆の樹塔の上層に多数徘徊中で,レベルも低め。安心して討伐に向かってほしい。
第3段階は,指定の敵からアイテムを集めてくるというクエストだ。「真・祭天大成からキン斗雲を2個集める」「アサシンから祝福のペンダントを2個集める」「騎士ガーウェンから黄金の馬蹄を30個集める」といった内容になっているが,こちらは当たりハズレがやや大きい。キン斗雲や祝福のペンダントはインスタントダンジョン1〜2周ですぐに集まったものの,黄金の馬蹄はなかなかドロップされず,30個集めるのに40分近くかかってしまった。騎士ガーウェンの体力も高いのでなかなか苦労するので,これを引いてしまった人は腹をくくって挑んだほうがよいだろう。
4段階めもドロップアイテム集めとなり,「マッコイの伝説のブラスターを1個探してくる」「ミュジカのライトソードを1個探してくる」など,聞いたことのないアイテムばかり指定される。だがこれらは,クエストを受けたときに指示されたエリアであればどの敵からも入手できるので,ある意味3段階めよりも簡単。例えばマッコイの伝説のブラスターを探すのであれば,深淵の遺跡にいるグレル,ヒポケムポス,ケンパー,コラーラのどれを狩ってもいいのだ。
10段階中,精神的に最もつらい試練となる可能性を秘めているのが,第5段階と第6段階のクエストだ。第5段階はスクロールを開いたと同時に装備インベントリにアイテムが入り,それを黄金のハンマーで強化してから指定の人物の元へ届けるという内容だ。
黄金のハンマーは一つ150万エリーもするうえ,強化成功確率は50%。1発で成功すればよいのだが,運が悪いと1000万エリー以上の出費になってしまうことも……。さらに第6段階では「情熱のコイン」「夢のコイン」など,指定されたコインが入手できるまで,モンスタータワー前にいるアニーから50万エリーもする「古代のコインボックス」を購入し続けなければならない。コインは6種類存在するので,その中の一つを引き当てる確率は約17%。300万エリー程度の出費で済めばよいが,ここでもヘタをすると1000万エリー以上が飛んでいく恐れがある。所持金を使い果たしてしまうことのないよう,Lv125までにしっかりとエリーを貯め込んでおこう。
7〜10段階めは,どれもボスを倒して指定のドロップアイテムを入手してくるというクエストで,7段階目はインヴォーグ,玄武,オベロンとタイタニア,黒月姫のいずれかの獲得を目指す。また8段階目はスフィンクス,クラーケン,パンドラ,海龍王のいずれか。そして9段階めは,コア,ジョアン・ファーム,ビントー,阿修羅王のどれかだ。
7〜8段階めはLv125ならソロでもなんとかなりそうなものばかりで,海龍王だけがややシビアな印象。9段階めは阿修羅王のみ簡単で,ほかはどれも厳しい相手となる。コアは扉の魔法陣さえ光っていれば問題ないのだが,どのチャンネルも戦闘済みだった場合は最長で1時間待ちを余儀なくされてしまうのがツライところ。
そして最後の10段階めに待ち受けているのが,強敵のフェニックスだ。Lv125でのソロ討伐は難しく,パーティプレイ必須といえる相手だが,最低でもシナリオクエストの「青いフェニックス」を受けるところまで進めておかないと,ヴァルハラ8へのポータルに入れず一人でお留守番となってしまうので要注意。というよりも,初見で勝てるような相手ではないので,初めて戦うのであればその旨をきちんとメンバーに伝えて,アドバイスをもらってから挑んだほうがいいだろう。さらに迂闊にやられてしまうとビフレストを再登頂しなければならず,時間がかかるだけならまだしも一人で登れないとなったら目も当てられないことに……。
そうならないように,あらかじめビフレストを登る練習を繰り返しておくのが望ましい姿勢だが,自信が持てないなら潔く「復活の魂」を複数持っていくというのもありだろう。
しかしそれでもダメな場合は,最終手段としてエリーで解決するという道も残っている。オークションのイベント項目を検索すると,今なら出品されている「DSコイン」が1000万エリー程度で見つかるはずだ。クエストに時間をかける分,狩りに精を出してエリーを稼いでくるというのも一つの選択といえるだろう。
郵便システムが大幅拡張! アイテム一括送信やギルドメンバーへのお知らせが可能に
必殺スキルや新マップといった派手な要素に埋もれがちだが,郵便システムの拡張をありがたく思っているユーザーはかなり多いのではないだろうか |
送信時に友だちリストやギルドメンバーのリストから宛先を選択でき,さらに一つの宛先に対して最大7個のアイテムが添付可能となった。これによって知人との連絡がよりスムースに行えるようになり,複数のアイテムを受け渡す際に何度も郵便を送らねばならないという手間も省かれる。また,ギルドメンバー全員にメッセージを一斉送信できるというギルド郵便も追加された。定例会やギルド主催イベントを行ったり,注意喚起などを行ったりするときに便利な機能となっているので,メンバー数の多い大型ギルドではかなり役立つのではないだろうか。
アイテムは一度に七つまで送信できるようになったが,料金は従来通りアイテムの数の分だけ必要になる。世の中そんなには甘くないようだ |
さらに受信した郵便に対して,待望の一括削除機能が搭載された。郵便一覧の左側にチェックボックスが設けられ,これをチェックしてから「メール削除」ボタンを押せば,1ページ単位で最大4通をまとめて消去できる。これまでのように1通ずつ削除していく手間に比べたら,なんと便利になったことだろうか。これならば,オークションの入札合戦中にポスト整理を余儀なくされて期限切れ,という切ない事態もかなり回避できそうで,うれしい限りである。
というところで,HELL’s DOORレポートの前編はここまで。必殺スキルの強さと,その習得までの道のりが分ってもらえたのではないだろうか。後編では,新エリアの「天空都市アスガルド」と,そこで展開される新シナリオクエストを中心にお届けしよう。
「トキメキファンタジー ラテール」公式サイト
「HELL’s DOOR」プレイレポート後編
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