4Gamer 女子部（仮）
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アッー！ 「ルーセントハート」で同性同士がほしともになれるアップデート。新宿二丁目のゲイバーで開催されたメディア向け発表会レポート
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11月18日には，同性婚が可能となる「Amare」アップデートが実装されるが，それに先駆けてディレクターの佐藤祐司氏と同店のママであるタクヤ氏が一足先にゲーム内で結婚式を挙げ，ハグやキスなど同性同士の「ほしともエモーション」などを披露した。
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ついに同性でほしともになったり，結婚することが可能に
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大きな特徴は，サービス開始当初からプレイヤー間のコミュニケーションに注力していたことだ。フィーリングのあった異性キャラクターが「ほしとも」となり，仲を深めて結婚できるようになる。
2013年1月は，結婚した夫婦に「ほしの子」を授かれるようになり，同年8月にはほしの子を教育できるようになるなど，ほしとも同士の関係は一歩ずつステップアップしてきた。ほしともや夫婦なら，ハグやキスなどの“ほしともエモーション”が使用可能で，一定時間能力値がアップするなど，ゲーム的なメリットも大きなものがあったが，こうした恩恵を受けられるのは異性のキャラクター間に限られていた。
しかし，11月18日のアップデート以降は，男性と男性，女性と女性といった同性キャラクター同士でほしともになったり，結婚したりできるようになるというわけだ。
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ゲイバーのママ・タクヤさんとディレクター佐藤氏が結婚式
同性キャラクター同士の関係がテーマということで，今回のメディア向け発表会は新宿二丁目のゲイバー「コレステロール2」での開催となった。エイジの運営企画部 部長の稲川義章氏が司会を務め，ディレクターである佐藤祐司氏が実機でのプレイを担当し，スペシャルゲストとして，同店のママであるタクヤさんが出席した。
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タクヤさんは，ゲイであることをカミングアウトしており，さまざまな番組に出演したり，9月にはデビューシングル「NODOWAZIME〜のど輪締め〜」を発売するなど，マルチに活躍する人物だ。この日はアップデートに関してゲイの視点からさまざまな意見を述べていた。
すでに紹介したように「Amare」アップデートの目玉となるのが同性同士のほしともと同性婚だ。実は2008年にサービスがスタートして以降，同性同士でほしともになったり結婚したいという声がプレイヤーから上がっていたのだという。開発元のPlaycooがある台湾は，大規模なゲイパレードが催されるなど，同性同士の関係に理解があるお国柄であり，開発陣も同性ほしともや同性婚の実装について前向きだったものの，日本の社会情勢などを鑑みて見送られてきたという経緯があったのだそうだ。
その後，渋谷区や世田谷区で同性婚を認める条例が可決されるなど，同性婚をめぐる環境も変化したことから，今回の実装を決断したのだという。
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11月18日のアップデート以降は，ほしとも候補を探す「キューピッドシステム」において同性のキャラクターを検索対象とすることが可能になる。クエストを一緒にこなすことで「親友」となり，Heart Pointを与えて花を育てるなど，ほしとも専用コンテンツも異性と同様に利用できる。また，同性キャラクター同士で結婚することも可能だ。
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会場では，タクヤさんと佐藤氏により，ほしともになってから結婚するまでの流れが実演された。
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ほしとも同士となり，ほしともエモーションで後ろから抱きしめられたり，正面からハグされたりしたタクヤさん， そのラブラブな雰囲気に「身体が反応しちゃいそうネ」とご満悦。「新宿二丁目のようにゲイが集まる場所がほしい」「ラガーメン系の服装がほしい」とゲイの視点からアイデアを出していた。
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なお，同じほしともエモーションでも，従来の異性版と，今回実装された同性同士版では，後者のほうがより密着度が高いなど，微妙に違いがあるという。11月18日の時点では，同性ほしともはすべてのほしともエモーションを使えるわけではないものの，対応するエモーションは今後のアップデートで随時増えていくそうなのご安心を。
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ほしともエモーションで二人の関係も深まったということで，佐藤氏とタクヤさんは結婚式場へ。佐藤氏の「幸せにします！」というプロポーズをタクヤさんが「絶対幸せにしてよ！」と了承し，晴れて二人は結婚することができた。ロマンチックな結婚シーンに，タクヤさんは「なんかちょっとハマっちゃいそうね。私も結婚したいわ」と結婚願望を露わにしていた。
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異性との結婚ならこのあと“ほしの子”を授かれるのだが，同性同士の場合，残念ながらほしの子システムは実装されていない。異性間の場合でもクエストを行ってコウノトリを守るだけだったのだが，同性婚ではなぜか無理なのだだそうだ。稲川氏いわく「養子縁組などの形で，同性同士が子供を育てていくようなシステムを入れられればいいと思っています」とのこと。これを聞いたタクヤさん，「ガチムチの兄貴が“ソイヤ！”と子供を運んでくるのがいいんじゃない？」と提案していた。
今後，ゲームの中での同性婚をユニークに解説するムービーが公開されるが，タクヤさんがゲイとしての視点からこれにツッコミを入れるバージョンも用意されている。爆笑必至の仕上がりとなっているので，アップデートの予習がてら視聴するといいだろう。
アップデートを記念し，3つのキャンペーンがスタート
11月18日の実装に伴い，3つのキャンペーンが行われる。詳しいスケジュールに関しては改めて告知が行われる予定だ。
1：ツイッター連動キャンペーン
「江戸川賢介＆空野裕星」「空野あかり＆伊集院楓」，そしてPVに登場する「奪った男＆振った男」「拾った女＆振られた女」と4組の同性カップルの中から好きなカップルを選んでリツイートすると，抽選でミニペットが当たる。
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2：同性婚でリアルグッズプレゼント
現実世界で同性婚をしたカップルが証明書類をエイジに送ると，「ルーセントハートオリジナルmy箸」が贈られる。こちらは，ルーセントハートの文字とアップデートのタイトルが入った特注品。ペアとなっているので，大切な人と一緒に使うのがいいだろう。
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3：WebMoneyキャンペーン
期間中にWebMoneyを使用した人の中から抽選で「江戸川賢介＆空野裕星」「空野あかり＆伊集院楓」のイラストが入ったオリジナルWebMoneyカードがプレゼントされる。
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発表会の最後では，稲川氏およびタクヤさんへの質問タイムが用意された。アップデートについての質問から，ゲイとしてのゲームの遊び方まで，さまざまなテーマが語られたので，その様子をお伝えして本稿の締めとしたい。
――今後のアップデートの方向性はどんなものになっていくのでしょうか。
稲川義章氏（以下，稲川氏）：
今後はさらにコミュニケーションを強化したり，幅を広げたりといった方向に注力していきたいです。同性婚された方への養子縁組や，ほしの子のさらなる成長，ほしの子を通わせる学校的な施設といったことも考えていきたいですね。
――同性同士のほしともには，まだ対応していないほしともエモーションがあるとのことですが，すべてのほしともエモーションが使えるようになるのはいつですか？
稲川氏：
2015年内には，すべてのほしともエモーションが同性同士でも使えるようにする予定です。
タクヤさん：
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――タクヤさんのゲーム歴はどれくらいですか？
タクヤさん：
3〜4年ほどですね。オンラインゲームだと，ギャル風の女性アバターを使ったりしてます。ゲイであることを明かすとブロックされたりもしますね（笑）。
――プレイされるのはどんなジャンルですか？
タクヤさん：
アクション系が多いですけど，寝る前にルーセントハートのようなMMORPGも遊びます。
私がオンラインゲームを遊ぶときはたいてい女性キャラクターを選んでましたね。ゲームの中で知り合いになった人にゲイであることをカミングアウトして引かれたりといった切ないこともありました。けど，ルーセントハートみたいに同性同士の関係が公認されたゲームなら堂々とプレイできるのがいいですね。
リアルの世界だと周囲の目が気になっていちゃいちゃできないこともあるけど，ゲームの中なら“私達ゲイカップルよ！”と主張しながら歩いちゃうかも。ゲームを通じて本当に同性婚するカップルが現れたら凄いと思います。
――例えば，ルーセントハートをプレイされた方がこの「コレステロール2」に来られるというのは大丈夫ですか？
タクヤ氏：
ウチはウェルカムですよ。お客様も8割くらいはゲイではなくノーマルな方々ですし。新宿二丁目としても，全体的にノーマルなお客様が増えていますが，なかには“ノンケ（同性愛者ではない人）には来てほしくない”というところもあります。そういうお店の方はお客様がゲイであるかどうかを一目で見分けられるんです。なので，入店をお断りされる場合もありますので，そこは注意してくださいね。
――ありがとうございました。
「ルーセントハート」公式サイト
(C)2013 PlayCoo Corporation
(C)2013 Gamania Digital Entertainment Co.,Ltd.
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