連載
男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第200回「200回記念特別企画……は?」
ドサクサにまぎれて長寿となりつつあるこの連載もそうだし,ゲイムもプロレスもそうなんだけど,「エンターテイメントって誰のためにあるのか?」という疑問に対する答えって,私の中ではまだ出てないのよね。
お客さんや読者のため,というのは当然のことなんだけど,それだけじゃないからエンターテイメントって面白いのね。でも,ゲイム会社やプロレス団体,もしくはほかのエンタメ産業の人って表向き,あんまり言わないことがあるのよ。だからあえて,私が余計なことを言ってしまうけど,エンターテイメントって経済活動としての側面だってあるのよ。これはもう事実として。
だから,純粋に顧客のためだけにヤっているわけじゃない。自分の食い扶持を稼がないといかんからのう。でも,ファンのため,ユーザーのため,読者のためっていう気持ちが無いわけでは決してない。それこそが,エンターテイメントに携わる人のヤリ甲斐の部分でもあるからね。
つまるところ,エンターテイメントに携わる人も,ほかの業種と同じく,お金のために働いているの。でも同時に,どうせなら顧客に面白いと思ってもらいたい気持ちを持っている。しかしながら,モノを作るには時間と経費が必要。そこで戦ってるのよ,みんな。
まあ,その制限の中で面白いモノを作れる人や会社が凄いって話なんだけど,残念なことにそこに努力の量は関係ないの。できたモノがすべて。その結果で叩かれもするし,喜ばれもする。
勘違いしないでね? 努力が必要ないってことじゃなくて,顧客にとって作り手がどんなに努力したかなんて,一切関係ないってこと。少しでも商品が良くなるための努力はみんなしているの。だから,どれだけ残業したかは関係ないし,どれだけお金を使ったかも関係ない。エンターテイメントって,そういう世界。
売れたモノが勝ちで,面白いものが評価される。かといって,面白いモノが売れるとは限らないのもまた,この世界なんだけどね。だから,連載が200回を迎えたところで誰も褒めてくれないこの事実を気にしなくていいよ私。でも,みんなもっと褒めてもいいのよ? 別に褒められるためにヤってるわけではないけれど,褒めないでくれとは一言も言ってないのよ?
私はこの連載で,締め切りから大幅に遅れることはあっても原稿を落としたことは一度もない。毎週何かしらのゲイムをヤっているよ? そんな私に何か声をかけてくれてもいいはずだよね。半ば褒めることを強要したわけだけれども,自分で頑張ってるって言っちゃうと,一気に安っぽくなっちゃうわねコレ。
さて,そんな今週は200回ということを記念して,何一つ新鮮なゲイムの話をしないでおこうと固く決意したわ。誰も褒めてくれないし。だいたいね,特別な日なんて心の持ちようであって,結局のところ365日のうちの1日なのよ(今年は366日だけど)。なので,いっそ先週までに一度紹介したゲイムについてもう一度書いてやろうかと思ってるわ。しかも超ベタなやつを。
だから言ったでしょ,オンラインコミュニケーション不全だって。別にフレンド申請断ってるとかそういうのは一切ないのよ? みんなこんなもんなのかしら?
私はこれまで,試合が終わったらだいたいフェアプレーを押してきたんだけど,ウイイレ 2013になって年賀状を出す数と届く数の計算が合わない感じと同等の切なさを味わうようになったの。
あとね,ウイイレ 2013のコツも掴んだ。これすなわち,トップにスピードタイプの選手を置いてロビングパスやロングスルーパスを出すことなり。抜け出しがめちゃくちゃ効果的ってことね。対抗策としてラインを上げないという方法もあるんだけど,何が困るって抜け出しが有効すぎて,そればっかりヤって来る人が多いってこと。私としてはサッカーっぽく,いろんな攻撃の応酬を楽しみたいんだけどなあ……。
じゃあオンラインでヤんなきゃいいじゃんって思う人もいるかもしれないけど,それでもたまに出会う本物志向の人と試合ができた時の感動ったら。そのときの楽しさは筆舌に尽くしがたいのよ。フェイントも前作に比べてはるかに出しやすくなったし,相手との駆け引きも増えたし,まあ要するになんだかんだブツブツ言いながらもウイイレ 2013にハマっちゃってるってことね。実際面白いしな。今後ともよろしく。
そんなもん,ゾンビにジャーマンスープレックスかまして一撃で葬るのなんて,楽しいに決まってるじゃない。めちゃくちゃスカッとするのよ。
ところが! どうやらスタミナっていう概念があって,体術ばっかりで攻撃していると,スタミナが減って敵にヤられやすくなっちゃうみたいなの。それですぐヤられてたのね。結果,難しいと感じてしまう。こりゃしくじったわいのう。
そして,今さらだけど確信したことがあるの。それは,バイオ6は誰かと一緒にプレイしたほうが断然面白いってこと。何を当たり前のことを! 的なツッコミは全国的に却下。いや,オンラインでもなんでも,誰かと一緒にプレイしたらホント面白いわよ。2回言ったった。そうなのよ。一緒にプレイすると面白いのよ。3回目。当たり前のことだと頭では分かっていたけど,実際に誰かとプレイしたら一人でヤるより面白いわよ。4回目。まあ,騙されたと思って誰かとヤってみなさいな。面白いから。5回目。
てなわけで,今週は200回目ということで意固地になって新鮮味を削って先週とほぼ変わらないタイトルのゲイムの紹介をしてみたわ。で,いざ書いてみて気付いたことは「結局オンライン対応タイトルばっかヤってんじゃん」という衝撃の事実。あんなに苦手だったのに。
周囲におべっかを使う親父を見て,あんな大人になんてなりたくないって思っていた子供が,ふと気づけば自分の子供の前でも,ついついおべっかを使うような親になっていた……例えるならばそんな感じかしら。まあ,小さい頃したくなかったことが,大人になってできているって,それはそれで成長だとも言えなくもないけどね。ヤりたくないことを出来るっていうのは素敵なことですよ。
だから,私がオンラインでゲイムをプレイできるようになったのも,連載が200回を数えたのも,101匹目のワンちゃんが大行進したのも,101回もプロポーズしたのも,中には強引だろそれっていう技も含まれている四十八手も,私のエンターテイメントであり,私の経済活動のため。仕事ですから。
……とはいえ,読んでくれている読者がいるから,という気持ちが無いわけでもないというか,とくに大した情報も無いこの連載を何の気なしにでも軽い気持ちでもなんでもいいから,毎週木曜日に目を通してくれる人に感謝,とかそういうのとか苦手なんスよ不器用なんで自分。今後も読みたきゃ読みゃいいし,不快なら読まんでよろしい! どうせ読む分には無料だしな。
なので,これからもヤりたきゃヤる! 貴様らにとやかく言われる筋合いはないわ! 愛ゆえに人は苦しまねばならぬ……愛ゆえに人は悲しまねばならぬ……愛ゆえに愛を捨てるのだ! 今後も媚びぬ! 引かぬ! 省みぬわ!
でも……サンキュな
今週のハマりゲイム
(文字通りゲイムスロットにハマっているゲイム)
PlayStation 3:「ワールドサッカー ウイニングイレブン 2013」
PlayStation Vita:「地球防衛軍3 PORTABLE」
PSP:「スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園」
Wii:「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」
ニンテンドー3DS:「閃乱カグラ Burst -紅蓮の少女達-」
Xbox 360:「トロピコ4 日本語版」
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- 関連タイトル:
ワールドサッカー ウイニングイレブン 2013
- 関連タイトル:
ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン
- 関連タイトル:
バイオハザード6
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バイオハザード6
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