パッケージ
Warhammer 40,000: Dawn of War II公式サイトへ
読者の評価
85
投稿数:1
レビューを投稿する
海外での評価
85
Powered by metacritic
お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
[GC 2008#13]さらに細かく戦略的に。「ウォーハンマー40,000」のRTSシリーズ最新作「Warhammer 40,000:Dawn of War 2」
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2008/08/21 18:50

ニュース

[GC 2008#13]さらに細かく戦略的に。「ウォーハンマー40,000」のRTSシリーズ最新作「Warhammer 40,000:Dawn of War 2」

画像集#002のサムネイル/[GC 2008#13]さらに細かく戦略的に。「ウォーハンマー40,000」のRTSシリーズ最新作「Warhammer 40,000:Dawn of War 2」
 ミニチュアボードゲーム「ウォーハンマー40,000」をPCゲーム化した「Warhammer 40,000: Dawn of War」は,海外メディアの賞を受賞したり,拡張パックが発売されたりなど,さまざまな話題に上ったRTSだ。基になったウォーハンマー40,000自体がそれほど有名でない日本でも日本語版が発売されたほどの勢いがあったわけだが,2008年4月に,その続編,「Warhammer 40,000: Dawn of War II」(以下,DoW2)がアナウンスされたのは記憶に新しい。
 今回4Gamerでは,同タイトルのパブリッシャであるTHQのクローズドブースで,開発元となるRelic EntertainmentのJonathan Dowdeswell氏とJonny Ebbert氏に,新作のポイントを説明してもらったので,その概要を紹介しよう。


リードデザイナーのJonny Ebbert氏(左)とエグゼクティブプロデューサーのJonathan Dowdeswell氏
画像集#003のサムネイル/[GC 2008#13]さらに細かく戦略的に。「ウォーハンマー40,000」のRTSシリーズ最新作「Warhammer 40,000:Dawn of War 2」
 オリジナルのウォーハンマー40,000は,フィギュアを使って遊ぶボードゲームで,ゲームズワークショップから発売されたもの。MMORPG「Warhammer Online: Age of Reckoning」の基になっているボードゲーム「ウォーハンマー」とは別物だ。ウォーハンマーが純粋なファンタジーなのに対し,ウォーハンマー40,000は紀元4万年という遥かな未来を描いたSFモノで,「人類が全宇宙に拡がり,オルクやエルダーといった種族が人類に対抗し,常に戦争が起きている」という混沌とした世界になっている。

上で示したムービーを見ればお分かりのように,DoW2ではティラニッド(Tyranid)が新種族として登場する
画像集#004のサムネイル/[GC 2008#13]さらに細かく戦略的に。「ウォーハンマー40,000」のRTSシリーズ最新作「Warhammer 40,000:Dawn of War 2」
 DoW2はこの設定を引き継いでおり,プレイヤーはスペースマリーンとなって他種族との争いにケリをつけるべく戦っていく。基本システムはRTSだが,ゲーム全体の流れは,どちらかというと日本のコンシューマ機でよくリリースされるシミュレーションRPGに近いイメージ。つまり,カットシーンや会話などによってストーリーが進むなかで,戦いが挟み込まれる。国産のシミュレーションRPGだと,戦いの部分はターン制が多いが,DoW2では,ここがRTSになっているというわけだ。

画像集#005のサムネイル/[GC 2008#13]さらに細かく戦略的に。「ウォーハンマー40,000」のRTSシリーズ最新作「Warhammer 40,000:Dawn of War 2」 画像集#006のサムネイル/[GC 2008#13]さらに細かく戦略的に。「ウォーハンマー40,000」のRTSシリーズ最新作「Warhammer 40,000:Dawn of War 2」

画像集#007のサムネイル/[GC 2008#13]さらに細かく戦略的に。「ウォーハンマー40,000」のRTSシリーズ最新作「Warhammer 40,000:Dawn of War 2」
 プレイヤーは5人から8人ほどのキャラクターを操り,各ミッションをこなしていく。ただしミッションは選択が可能なので,ストーリー展開は一本道ではない。
 戦闘システムはオーソドックスなRTSで,動かしたいユニットを選んで行動を指示。一定距離に敵が近づけば自動的に攻撃する。設定が未来ということで,武器はレーザーガンなどになっており,青や赤の光線が縦横無尽に飛び散り,至る所で爆発が起きるのだ。
 敵ユニット以外の岩や木,地面なども武器を使えば破壊可能で,地形を変えて戦いを有利に運ぶといった戦法が採れる。例えば木の根元近くに攻撃して倒し,その木の陰に各ユニットを隠れさせるといった具合だ。敵と戦う場合は,正面からぶつかるよりも側面や後ろから攻撃を仕掛けたほうがダメージを受けずに済むので,うまく自分のユニットを誘導しながら戦いを進め,設定された目標を達成できればミッションクリアとなる。

画像集#008のサムネイル/[GC 2008#13]さらに細かく戦略的に。「ウォーハンマー40,000」のRTSシリーズ最新作「Warhammer 40,000:Dawn of War 2」 画像集#009のサムネイル/[GC 2008#13]さらに細かく戦略的に。「ウォーハンマー40,000」のRTSシリーズ最新作「Warhammer 40,000:Dawn of War 2」

 各ユニットは戦いを通じて経験値を得られ,それをプレイヤーが四つのパラメータに自由に振り分けて,キャラクターを育成する。各パラメータは一定値まで溜まると,パラメータに関連したスキルを習得可能だ。

画像集#010のサムネイル/[GC 2008#13]さらに細かく戦略的に。「ウォーハンマー40,000」のRTSシリーズ最新作「Warhammer 40,000:Dawn of War 2」
 DoW2は,「Essence Engine 2.0」を採用することで,前作と比べてグラフィックス品質が格段に向上しており,戦闘シーンの迫力が増した。しかも,単に見た目が良くなっただけでなく,物理効果がフィーチャーされ,戦術の幅が広がったのも嬉しいポイントだ。また,キャラクターの細かい部分まで描かれているため,ウォーハンマー40,000の魅力の一つである「使用するフィギュアをペイントする」楽しみも,うまくゲームとして表現されている。
 バランス調整といった細かい部分は「Company of Heroes」などで実績豊富なRelic Entertainmentだけに,心配ないだろう。続報に期待しつつ,発売が予定される2009年第1四半期を待ちたいところだ。
  • 関連タイトル:

    Warhammer 40,000: Dawn of War II

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:04月24日〜04月25日