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荒牧伸志氏,富永和子氏,小山力也氏,藤村 歩氏ら豪華ゲストが出演した「Halo 4」パネルディスカッションをレポート
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印刷2012/08/25 23:55

イベント

荒牧伸志氏,富永和子氏,小山力也氏,藤村 歩氏ら豪華ゲストが出演した「Halo 4」パネルディスカッションをレポート

 2012年8月24日/25日の両日にベルサール秋葉原で開催されたイベント「Xbox 360『大』感謝祭 2012 夏」。8月25日には,日本マイクロソフトから11月8日に発売予定のXbox 360用ソフト「Halo 4」の,パネルディスカッションが行われた。
 本稿では,アニメ監督の荒牧伸志氏,小説版「Halo」の翻訳担当した富永和子氏,そして日本語版でマスターチーフ役を担当した小山力也氏とコルタナ役を担当した藤村 歩氏が登壇した,パネルディスカッションの模様をお伝えしていこう。

画像集#001のサムネイル/荒牧伸志氏,富永和子氏,小山力也氏,藤村 歩氏ら豪華ゲストが出演した「Halo 4」パネルディスカッションをレポート

 なお,本イベントの前には「Halo 4」のステージイベント(関連記事)が行われ,Halo フランチャイズ グローバルプロダクトマネージャーであるクリス・マンソン氏(Microsoft),Halo 4プロダクトマーケティングマネージャーの南雲 聡氏(日本マイクロソフト)がオンラインモード「Spartan Ops」のデモプレイを披露した。

 また24日には,10週にわたるミッション配信,実写作品となる「Halo 4: Forward Unto Dawn」(2012年10月5日公開)や,「Halo 4」リミテッドエディションなど,各種情報があらためて告知されている。

 4Gamerでは,本作のCo-opモードを実際にプレイしたレポート記事も「こちら」に掲載しているので,合わせて確認してほしい。

画像集#003のサムネイル/荒牧伸志氏,富永和子氏,小山力也氏,藤村 歩氏ら豪華ゲストが出演した「Halo 4」パネルディスカッションをレポート 画像集#004のサムネイル/荒牧伸志氏,富永和子氏,小山力也氏,藤村 歩氏ら豪華ゲストが出演した「Halo 4」パネルディスカッションをレポート


 パネルディスカッションでは,“Halo Universe”に関わるゲストとして,「Halo」の世界を画期的なアニメーションで描いた「Halo Legends」でクリエイティブ スーパーバイザーを務めた荒牧伸志氏,小説「Halo」シリーズの翻訳者である富永和子氏,「Halo 4」日本語版でマスターチーフ役を担当した声優の小山力也さん,コルタナ役を担当した同じく声優の藤村 歩さんの4人がゲストとして登壇した。

写真左から,南雲 聡氏,荒牧伸志氏,富永和子氏,小山力也氏,藤村 歩氏
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 トークの最初のお題は,「Halo」との出会いというもの。荒牧氏が初めてプレイしたのは「Halo 3」とのこと。なんでも,Xbox 360を購入したあと,どのゲームをプレイするか悩んでいたときに,奥様がインターネットで情報を集めて,ユーザー評価の高い「Halo 3」を選んでくれたのだそう。それまでFPSにあまり馴染みがなかったという荒牧氏だが,本作のバランスの良さ,ビジュアルや世界観にドップリとハマり,その後シリーズ作品すべてをプレイしたと話していた。

Xbox LIVE マーケット プレースのアバターアイテムである「ブースターフレーム」は,よく見ると「Halo Legends」で荒牧氏がデザインしたメカを元にしたものだったりする
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 荒牧氏は,Xbox 360のゲームである「Halo」シリーズの映像化について,世界観やストーリー性に広がりがあり,「マスターチーフが目の前で戦っているが,その遠くではまだ別の戦いが見える」というシチュエーションが映像を作るうえでとても魅力的だったとコメントしていた。なお「Halo Legends」の制作にあたり,ゲーム制作スタジオから“リアルな映像”を求められると思っていたが,意外にもアニメに近いものに近いものを求められたと話した(関連記事)。

 次なる話題は,TOブックスより発売中の小説「Halo」について。富永氏はゲームはプレイしないそうだが,小説を3巻まで一気に読み進めてしまい,早く続きが読みたいと思ったほど面白かったと話していた。

 なお富永氏は,「スター・ウォーズ」をはじめとした,数多くの海外小説を日本の読者に届けてきた,日本を代表する翻訳家の一人である。読者の中にも,富永氏が翻訳した作品を読んだ人は多いのではないだろうか。
 「ヘイロー(1) ザ・フォール・オブ・リーチ」「ヘイロー(2) ザ・フラッド 」「ヘイロー(3) ファーストストライク」は刊行済みで,4〜6巻もこの秋以降,2012年9月,11月,2013年1月に発売される予定だ。富永氏によれば,4作めの翻訳は終わり,校正に入っているそうである。

ステージでは,グッドスマイルカンパニーおよびスクウェア・エニックスから発売されるフィギュアの見本が飾られていた。ちなみに,スクウェア・エニックスの「プレイアーツ・改」版は,荒牧氏に意見を聞き,「Halo Legends」の要素を取り入れたデザインとなっているそうである
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 「Halo 4」の開発はアメリカの343 Industriesで行われているが,チームの中には日本人のクリエイターもいるということで,ステージでは「Halo 4」のオーディオディレクターである戸島壮太郎氏のビデオメッセージが上映された。
 戸島氏は,「Halo4」の制作が佳境に入っているということもあり,残念ながらステージに登壇することは叶わなかったが,本作のサウンドに対するこだわりと熱意を来場者に向けてビデオメッセージで伝えた。また,マスターチーフ役の小山氏,コルタナ役の藤村氏の演技が,自身が想像していた以上に素晴らしいものだったともコメントしていた。

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 そして,いよいよ小山氏と藤村氏にスポットが当たり,収録時のエピソードを振り返るトークとなった。
 小山氏は,マスターチーフは顔が見えないぶん自由に表現できると思っていたが,実際の収録では,戸島氏がセリフの尺や吐息といった表現まで細かく検討していたため,予定期間内に収録が完了するか心配になった時期もあったそうである。
 藤村氏によれば,コルタナはプレイヤーに寄り添ってナビゲートしていくため,セリフの量はとても多かったとのこと。プレイ中は,常にコルタナがマスターチーフに話しかけるような状態なのだそう。
 また2人とも,ステージでは言えないが,ゲームではかなりドラマティックな展開が待っているので,ぜひ最後までプレイしてほしいとコメントしていた。

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 そしてステージではサプライズで,小山氏と藤村氏による「Halo 4」トレイラーへの生アフレコが披露された。2人のかけ合いはぴったり息が合っており,終了後には会場から盛大な拍手が上がっていた。

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 小山氏は,マスターチーフは“完璧な兵士”で人間味を感じにくい印象を受けるかもしれないが,コルタナとのやりとりから,本当はとても人間味に溢れているキャラクターだと評していた。
 藤村氏は,コルタナはAIでありながら人間味のあふれるキャラクターで,自分で演じていくうちに,マスターチーフに“広い意味”での愛情を感じたという。

 イベントの最後は,「Halo 4」の発売日“2012年11月8日”を覚えてもらうために,用意されたスペシャルPVが上映された。レッドチームによる発売日の覚え方の数々は,なんとも言えないシュールさなので,ぜひ以下のムービーを再生してみてほしい。


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