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【PR】Corsairが満を持して放つワイヤレス10キーレスキーボード「K63 Wireless」は,謳い文句どおりの高機能&低遅延が魅力
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印刷2018/03/20 12:00

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【PR】Corsairが満を持して放つワイヤレス10キーレスキーボード「K63 Wireless」は,謳い文句どおりの高機能&低遅延が魅力

画像集 No.048のサムネイル画像 / 【PR】Corsairが満を持して放つワイヤレス10キーレスキーボード「K63 Wireless」は,謳い文句どおりの高機能&低遅延が魅力

 コンパクトな10キーレスタイプのゲーマー向けキーボードは,狭い机でもマウス操作のスペースを広く取れることから,日本のゲーマーにはとくに人気がある。Corsairが展開するゲーマー向け製品ブランド「Corsair Gaming」のキーボード「K63 Compact Mechanical Gaming Keyboard ― Cherry MX Red」(以下,K63 Compact)は,10キーレスタイプの選択肢として,ゲーマーの間で定番の1つになっているほどだ。

 そんなK63 Compactのワイヤレス版と呼べるキーボードが,今回紹介する「K63 Wireless Mechanical KeyboardBlue LEDCherry MX Red」(以下,K63 Wireless)である。

K63 Wireless Mechanical Keyboard
メーカー:Corsair
問い合わせ先:リンクスインターナショナル
実勢価格:1万6800円前後(※2018年3月20日現在)
画像集 No.039のサムネイル画像 / 【PR】Corsairが満を持して放つワイヤレス10キーレスキーボード「K63 Wireless」は,謳い文句どおりの高機能&低遅延が魅力

画像集 No.037のサムネイル画像 / 【PR】Corsairが満を持して放つワイヤレス10キーレスキーボード「K63 Wireless」は,謳い文句どおりの高機能&低遅延が魅力
 Corsairは2018年1月に,「UNPLUG AND PLAY」(ケーブルを抜いてプレイしよう)をキーワードに掲げて,ワイヤレス接続対応のゲーマー向け周辺機器を複数発表した。K63 Wirelessはそのときに発表された製品の1つだ。Corsair独自のワイヤレス技術により,USBワイヤレスアダプターとデバイス間を1msという低遅延で接続できるだけでなく,内蔵するBluetooth 4.2+LEコントローラを利用することで,PCだけでなくモバイルデバイスともワイヤレス接続が可能というのが大きな特徴となっている。

 またCorsairは,ディスプレイから離れて,ソファに腰掛けた状態でもK63 Wirelessを快適に利用できるよう,K63 Wirelessをいわゆるラップボード化するための専用周辺機器「K63 Wireless Gaming Lapboard for the K63 Wireless Keyboard(以下,K63 Lapboard)も製品化している。つまりK63 Wirelessは,単体でゲームPC用のワイヤレスキーボードとして利用でき,モバイルデバイスのための文字入力用キーボードとして利用でき,さらに追加コストをかければリビングでPCゲームをプレイするためのキーボードとしても利用できるわけだ。

K63 WirelessをK63 Lapboardに組み込んだ状態
画像集 No.033のサムネイル画像 / 【PR】Corsairが満を持して放つワイヤレス10キーレスキーボード「K63 Wireless」は,謳い文句どおりの高機能&低遅延が魅力

 今回4Gamerでは,そんなK63 WirelessとK63 Lapboardを入手できたので,一台三役の可能なワイヤレスキーボードがゲーマーに何をもたらしてくれるのか,その点を使いながら考えてみたいと思う。
 それに先だってまとめておくと,K63 WirelessおよびK63 Lapboardの主なスペックは以下のとおりだ。

●K63 Wirelessの主なスペック
  • 接続インタフェース:USB(※独自方式ワイヤレス),Bluetooth 4.2+LE
  • 基本キー数:日本語91キー
  • キースイッチ:メカニカル(「Cherry MX Red」)
  • キーピッチ:19mm
  • キーストローク:4mm
  • アクチュエーションポイント:2mm
  • 押下特性:45g
  • ロールオーバー:Nキー
  • 複数キー同時押し対応:全キー
  • キー耐久性:5000万回
  • ポーリングレート(レポートレート):1000Hz
  • マクロ機能:あり(※全キーカスタマイズ可能)
  • バックライト:搭載(青色単色)
  • 最大バッテリー駆動時間:15時間(※LEDバックライト輝度が標準設定の場合),75時間(※バックライト消灯の場合)
  • 公称本体サイズ:366(W)×173(D)×41(H)mm
  • 公称本体重量:1.09g
  • ケーブル長:1.8m
  • 対応OS:Windows 10,8.x,7
  • 販売代理店想定売価:1万6740円前後(税込)
  • 保証期間:2年間

●K63 Lapboardの主なスペック
  • サイズ:670(W)×277(D)×52(H)mm
  • 公称重量:1.85kg
  • 販売代理店想定売価:9720円前後(税込)
  • 保証期間:2年間


基本デザインはK63 Compactを踏襲。パームレストと青色LEDイルミネーションの標準採用が大きな違いに


 冒頭でも触れたとおり,K63 Wirelessのデザインは,K63 Compactとほぼ同じだ。
 本体のフットプリントは実測約366(W)×172(D)mmで,K63 Compactの公称値である365(W)×171(D)mmとほぼ同じ。ファンクションキーの行の奥に特殊機能のボタンを装備しているところも変わらない。特殊機能ボタン類が追加されているので,奥行きはややあるものの,両サイドに余分な物がないので,10キーレスとしても幅はコンパクトと言える。

K63 Wirelessの全景。幅は10キーレスタイプのなかでも狭い
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 そのキー配列は,日本語91キーをベースとしつつ,右[Alt]キーを[Fn]キーに変更したもので,ここもK63 Compactと共通だ。日本語配列に必須の[変換][無変換]キーを,メインキーと同じ19mmピッチにすることで,[Space]キーの幅を85mmと広めにしてあるのは,日本語配列のゲーマー向けキーボードらしいところと言えるだろう。[Space]キーを多用するゲーマーにとっては,[変換][無変換]キーの幅が大きなキー配列よりも,こちらのほうが使いやすいはずだ。

K63 Wirelessのキー配列は,大きめの[Space]キーが特徴だ
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 先述した特殊ボタン群は,本体向かって左奥の4個がメディアプレイヤーソフトの制御用で,本体向かって奥中央にあるCorsairロゴの右にはLEDイルミネーションの輝度調整用ボタンと,[Windows]キー(など)の無効/有効を切り換えるための[WinLock]ボタンがある。右奥の3個はサウンド出力のミュート有効/無効切り替え用と,サウンド出力下げ/上げ用となる。いずれも独立したボタンなので,[Fn]キーと組み合わせることなく利用可能だ。

特殊ボタン群に寄ったところ。左奥の4個はメディアコントロール用で,左から停止,曲戻し,再生/ポーズ,曲送りの並びとなっている。本体中央奥よりも右のボタンは丸い2個が輝度調整と[Windows]キーの無効/有効切り換え用。大きな3個は左からサウンド出力のミュート有効/無効切り替え,音量ダウン,音量アップ用である
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キースイッチはCherry MX Red。軸の根本に青単色のドーム型LEDが埋め込まれている
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 製品の長いフルネームに書いてあるので説明不要かもしれないが,K63 Wirelessが採用するキースイッチは,K63 Compactと同じく「Cherry MX Red」である。クリック感がないストレートな押し心地で,約45g±20gというバネ圧とアクチュエーションポイントの深さが2mmという,尖ったところのない定番のキースイッチだ。
 そんなキースイッチがキーボードのベースプレートに取り付けられているため,キーキャップが浮いたように見える,いわゆるフローティングデザインを採用している点も,K63 Compactと同じである。

フローティングタイプのデザインに加えて,キーの下が青色のプレートになっているので,黒と青のコントラストが強く印象づけられる
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底面奥側にあるチルトスタンド。スタンドを立てると,キーボードの奥側は8.5mmほど持ち上がる
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 机上からベースプレートまでの高さは,最も手前側の[Space]キー周辺で実測約18mm,最も奥側となるファンクションキーの行だと,底面のチルトスタンドを立てない状態で同24mm,チルトスタンドを立てると同32.5mmとなる。

 フローティングタイプがゆえ,当然のことながらキーキャップはそこから“立ち上がる”ことになる。たとえばベースプレートから[Space]キーのキートップまでの高さは実測約13.5mmなので,机上からだと約31.5mmも高い位置にくるわけだ。

フローティングタイプなので,机上からキートップまでの距離は相応に長くなる。なお,チルトスタンドを立てると奥側は約8.5mm高くなるのだが,それほどきつい傾斜がつくわけではない
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キーボード本体とパームレストを裏返した様子。手前側の左右2か所にパームレストを取り付ける溝があり,そこにパームレストのヒンジをはめ込んで取り付ける。脱着は簡単だ
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 面白いのは,「フローティングデザインを採用するので,机上からキートップまでの距離が長い」のはK63 Compactと同じながら,K63 Wirelessにのみ,標準でパームレスト(リストレスト)が付属することだ。
 パームレストサイズは,実測で366(W)×60.5(D)mm。キーボード本体手前の底面にある溝に,パームレスト側のヒンジをはめ込んで取り付ける仕組みになっている。
 パームレストを取り付けた状態では,奥行きは実測220mmまで広がるが,キーのタイプしやすさが格段に向上するので,使いやすさを重視するなら,パームレストは常時取り付けておきたい。

パームレストを取り付けた状態。パームレスト表面はエンボス加工されており,ラバー風の手触りとなっている。グリップがありながらも,手のひらは左右に動かしやすい
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 もう1つ,見た目を大きく左右する違いとして指摘しておく必要があるのが,LEDイルミネーションの色だ。ここまで紹介してきた写真でも分かるように,K63 Wirelessの搭載するイルミネーションは青の単色である。K63 Compactは赤色単色だったので,ここはとてもよく似た2製品を簡単に区別できる,外観上の大きな違いということになるはずだ

バックライトの輝度を切り替えてみた。左が最大輝度の状態で,中央が1段階輝度を下げた状態,右は2段階下げた状態で,さらに下げると消灯となる
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独自の2.4GHz帯ワイヤレス接続とBluetoothの両対応


 というわけで,共通点の多いK63 WirelessとK63 Compactであるが,最も決定的な違いは,言うまでもなく,K63 Wirelessがワイヤード接続だけでなくワイヤレス接続にも対応する点だ。

製品ボックスの中には,キーボード本体とパームレスト,ドングル型のUSBワイヤレスアダプターやUSBケーブルが含まれている。写真右下に見えるのは,USBワイヤレスアダプターをUSB Micro-Bケーブルに接続するときに使う変換アダプターだ
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 あらためて紹介しておくと,K63 Wirelessが対応するワイヤレス接続方式は,2.4GHz帯の電波を使う独自方式と,一般的なBluetoothの2種類。独自方式のワイヤレス伝送遅延が1msで済んでいるというのは冒頭でお伝えしたとおりだが,データはAES 128bitによる暗号化を行ったうえで伝送しているため,スキミングなどの心配は無用だそうだ。また,Bluetooth接続時も伝送遅延はできる限り抑えてあるという。

電源スイッチは背面中央にある。右側に見えるUSB Micro-Bポートは,ワイヤード接続時に使う
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 独自方式の場合,付属のUSBワイヤレスアダプターをPCに取り付けたうえでK63 Wirelessの電源を入れ,[Fn]+[F9]キーを同時押しする。キーボード本体奥側にあるワイヤレス接続のインジケータが白く点灯すれば接続完了だ。
 一方,[Fn]+[F10]キーを同時押しすると,ワイヤレスインジケータの色が青の点滅に切り替わり,Bluetoothのペアリング待受け状態になる。ペアリングが完了すると,インジケータは青の点灯に切り替わる仕組みだ。

電源LEDの右にあるワイヤレスインジケータが白く点灯した状態は,独自方式で接続していることを(左),青色で点灯している状態はBluetooth接続中であることを示す(右)
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背面のUSB Micro-BポートにUSBケーブルを接続して充電を行うと,電源LEDは緑色に点滅する。ちなみに,バッテリー残量が低下すると電源LEDは赤く点灯し,バッテリー切れ直前には赤く点滅するようになる
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 給電はK63 Wireless本体奥側側面のUSB Micro-Bポートを用いて行う仕様で,PCとUSB接続するとワイヤード接続モードに切り替わり,かつ本体内蔵バッテリーでの充電が始まる。
 なお,K63 Wirelessをワイヤード接続するUSBポートは,一定の充電電流が必要なことからUSB 3.0以降推奨という。USB 2.0までのUSBポートに接続すると,電流不足になることがあるそうだ。

 ワイヤレス接続で気になるのはバッテリーでどれくらいの時間動作するのかだろう。Corsairの公称バッテリー駆動時間は,連続で最大15時間となっている。
 筆者が実際に使用した限り,LEDイルミネーションを消灯した状態であれば,夜寝る前にUSB ACアダプターやセルフパワーのUSBハブに接続して充電しておくと,朝から1日,バッテリー残量の低下を気にすることなく使えるという感じだった。一方,LEDイルミネーションを最大輝度で光らせると,バッテリー駆動時間はざっくり半分以下になる印象だ。LEDイルミネーションの消費電力が大きいのはやむを得ないので,イルミネーションの使用は,短時間でのプレイ時やワイヤード接続時に限ったほうが安心だろう。

底面の四隅近くには,横長の滑り止めゴムが貼られている
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 ちなみに,充電するためのバッテリーを内蔵したことで,K63 Wirelessの重量はどうなったかだが,実測重量は約1.125kgと,K63 Compactの公称重量である約1.12kgからほとんど変わっていない。K63 Compactは錘(おもり)を内蔵しているが,K63 Wirelessは錘とほぼ同じ重量のバッテリーを内蔵してきたということなのかもしれない。
 いずれにせよ,相応な重さがあるので,底面の4か所にある滑り止めゴムの効果も合わせて,机上での安定感は高いと言える。持ち歩くのに重すぎるというほどではないので,ケーブル不要という利点を活かして,外出先で使うキーボードとして携行することもできるだろう。

 機能面や性能面でワイヤレス接続時とワイヤード接続時で違いはあるのか気になる人もいるだろう。結論から先に言うと,前者はまったく変わらず,後者は少なくとも体感レベルでは変わらない。
 メディアコントロール機能などはワイヤレス接続でもワイヤード接続でも動作する。全キー同時押し対応かつNキーロールオーバー対応である点も変わらない。後述するCorsair製統合ソフトウェア「Corsair Utility Engine」(以下,CUE)によるカスタマイズも同様だ。

キーの同時押し状況をチェックできるソフトウェア「AquaKeyTest」で,ワイヤレス接続状態のK63 Wirelessで同時押しをチェックした様子。少なくとも30キー以上での同時押しが確認できる。すべてのキーを押すのは物理的に不可能なのでチェックしていないが,仕様上は全キー同時押し対応
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 性能面ではやはり,1msという低遅延周りが気になるわけだが,筆者が試した限り,独自方式での接続時に遅延を体感するのは不可能と断言できるレベルである。ワイヤード接続時とワイヤレス接続時で,使用感の違いはまったく感じられない。
 通信距離についても簡単にテストしてみたが,PCから3m程度離れても,接続の安定性に何ら問題なく,遅延も感じなかった。5mほど離れても同様だったが,さすがにそこまで離れると,ディスプレイに大画面テレビを使っていても離れすぎて実用的ではないので,遅延がどうかという以前の問題だろう。
 いずれにせよ,K63 Lapboardに取り付けてソファで使う場合でも,K63 Wirelessの遅延周りに不安を覚える必要はないはずだ。

 ただ,K63 Wirelessを使っていて気になったのは,同じ2.4GHz帯を使うワイヤレス接続機器との干渉である。Logitech International(日本ではロジクール)が一般PCユーザー向けワイヤレスマウスやワイヤレスキーボードで採用しているワイヤレス接続方式に「Unifying」というものがあるのだが,このUnifyingに対応するUSBワイヤレスアダプターと,K63 WirelessのUSBワイヤレスアダプターを同じUSBハブに接続すると,Unifying側のワイヤレスマウスが反応しなくなることがあったのだ。同じ2.4GHz帯を使うので,影響が出たのかもしれない。
 幸い,UnifyingのUSBワイヤレスアダプターを別のUSBポートに接続して距離を離せば正常に動作したので,もし似たような問題が起こったときは,USBワイヤレスアダプター同士を離してみるとよさそうだ。


ワイヤレスを活かした新たなプレイスタイルを実現するK63 Lapboard


製品ボックス
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 ワイヤレス接続時にキーボードとワイヤレスアダプターの距離を離す話が出てきたところで,K63 Lapboardもチェックしておこう。
 Lap(膝)board(板)という名称からも分かるように,K63 Lapboardは膝の上に置くための周辺機器だ。
 K63 Wirelessを組み込むためにある凹みの向かって右には,布系マウスパッドとして機能するスペースがある。なので,ワイヤレス接続のゲーマー向けマウスを組み合わせれば,リビングの大画面テレビに表示させたゲームを,少し離れたソファに座ってプレイできるというわけである。

K63 Lapboardの使用イメージ
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 K63 Lapboardのサイズは実測約670(W)×275(D)mm。奥行きはそれほどでもないが,同255(W)×211(D)mmのマウスパッドが右側にあるので,幅はかなりある。

左は製品ボックスから取り出したところ。マウスパッドは布系で,接着剤で固定されているが,傷んだ場合は剥がして交換することもできる。キーボードを填める凹みにダミーの紙箱があるが,これは付属品入れを兼ねており,開けると右のとおり,キーボードを固定するための予備部品を取り出せる
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 左側の窪み部分には,「K63 Wirelessでパームレストの固定に使う溝」に填まる突起状のパーツがあるので,キーボード本体を奥側からスライドさせて押し込むと,カチっと填まる仕掛けになっていた。あとはキーボードの背面側をK63 Lapboard背面にあるロック用パーツで固定すればできあがりだ。
 かなりしっかりと固定されるので,プレイ中にキーボードがずれて動いてしまう心配はなさそうである。

K63 Wirelessを取り付ける窪みを奥側から見た状態。手前の左右に見える部品は,キーボードの背面を固定するためのパーツだ
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窪みの奥にある突起状パーツ。K63 Wirelessのパームレストを取り付ける部分に,これが填まる仕組みだ
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K63 Wirelessを窪みにスライドさせて静かに押し込み(左),背面を付属パーツで押さえれば固定完了(右)。ちなみに,キーボードを外すときは,背面のロックを外して,奥側に向かってK63 Wirelessを押し出すだけと簡単だ
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取り付けが完了した状態
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 膝の上においても苦にならないように,K63 Lapboardの裏面は,厚さ16mm程度のクッションで覆ってある。クッションを含めた全体の厚みは,実測で手前が約38mm,奥が約50mmあるので,膝の上に乗せるものとしてはけっこうな厚みがあると言える。

裏面は触り心地が良い16mmほどの厚さのクッションで覆われている
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K63 Lapboardの厚さは,クッション込みで38〜50mmといったところ
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 K63 Lapboard単体の重量は,実測で約1.724kgだった。ここに約1.125kgの重さがあるK63 Wirelessを取り付けると,約2.9kgほどになるわけだ。
 これを膝の上に載せると聞くと「冗談じゃない」と思うかもしれないが,実際に使ってみると,これが意外に悪くない。柔らかいクッションのおかげか,1〜2時間程度ゲームを楽しむのなら十分実用的である。

膝上に載せた状態。クッションもあるので1〜2時間程度程度なら膝の上においておいても苦にならず,ソファと大型テレビがある環境なら,K63 WirelessとK63 Lapboardでゲームをプレイするのは十分にアリだ
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重心がキーボード位置に来るので,安定性は良好だ。トータル3kg弱とさほど重くもなく,クッションもあるので1時間程度なら膝の上においておいても苦にならない
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 動かすのが苦になるほど重いわけではないので,用事で立ち上がるときはさっと横に動かせる。重量配分がなかなか良くできており,K63 Wirelessを取り付けると膝位置に重心が来るため,ゲームプレイ時の安定性もまずまず良好だ。

 もちろんゲームだけでなく,Webブラウジングやメールのやり取りと言った作業にも利用できるだろう。大型テレビとソファがあるリビング環境なら,K63 Lapboardは検討に値する印象だ。


Corsair Utility Engineで全キーのカスタマイズが可能


 先にちらりと触れたが,K63 Wirelessは,Corsair製品定番の統合ソフトウェア「Corsair Utility Engine」(以下,CUE)を使った設定が可能だ。簡単に紹介しておこう。

CUEのメインメニュー。K63 Wirelessを自動認識しており,日本語配列版K63 Wirelessのイメージをきちんと表示してくれる
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 CUEはキーボードの機能やバックライトの設定を行ったうえで,それらをゲームと関連付けたプロファイルとして管理できる統合ソフトウェアである。

設定をゲームと関連付けたプロファイルにまとめておくことができる。画面は「DOOM 3」用のプロファイルを作成してみたところ
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 キーボードのカスタマイズは,左ペインにある「アクション」タブから設定できる。K63 Wirelessは,すべてのキーをカスタマイズでき,各キーに対して,8種類の機能を設定可能だ。割り当て可能な機能は以下のとおりとなる。

  • マクロ:記録したキー入力を再現する
  • テキスト:設定した短文を1キーで入力する
  • キーの再マップ:異なるキーを割り当てる
  • メディア:メディアコントロール操作を割り当てる
  • アプリケーション:任意のアプリケーションを起動する
  • タイマー:カウントダウンタイマーを実行する
  • プロファイル:プロファイルを切り替える

CUEでK63 Wirelessのキー割り当てをカスタマイズしている様子。すべてのキーに対して,8種類の機能割当が可能だ
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 ゲームには欠かせない不要なキーの無効化も,CUEを使えば任意のキーに対して設定できるので,[Windows]キーだけでなく,[半角/全角]キーや[変換]キーといった,ゲーム中に“誤爆”すると困るキーの無効化をゲームごとに設定しておけるのは便利でいい。

キーの無効化を設定してみた例
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LEDイルミネーションの発光パターンは8種類から選択できる
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 LEDイルミネーションの設定は,左ペインにある「照明効果」タブで行う。K63 WirelessのLEDイルミネーションは青色1色なので,それほど凝った設定はできないが,Corsair製のフルカラーLEDイルミネーション搭載製品と同様に,8種類の発光パターンを設定できるようになっていた(関連記事)。

[WinLock]ボタンの有効時に,[Windows]キーだけでなく[Alt]+[Tab]キーといったキーバインドも無効化できる
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 そのほかに,左ペインの「パフォーマンス」タブでは,[Windows]キーの無効/有効を切り換える[WinLock]ボタンを押したときに,セットで無効/有効を切り換える対象を選択できる。アプリケーション切り換え用の[Alt]+[Tab]キーや,アプリケーションの終了用である[Alt]+[F4]キーだけでなく,Steamのオーバーレイ機能を呼び出す[Shift]+[Tab]キーも対象なのは,いかにもゲーマー向け製品の設定ソフトウェアらしいところと言えるだろう。
 ちなみに,パフォーマンスタブでは「ワイヤレス暗号化を無効にする」という設定もあるのだが,少なくとも筆者が試した限りでは,無効化してもキー入力のレスポンスが変化したようには感じられなかった。


ゲーマー向けワイヤレス10キーレスキーボードとして「使える」だけに留まらないK63 Wireless


製品ボックス
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 まとめに入ろう。
 本稿の序盤で紹介したように,K63 Wirelessは,定評あるワイヤードキーボードのK63 Compactと同じ機能,同じデザインで,ワイヤレス接続であるがゆえのデータ伝送遅延はまるで体感できないのだから,これはもう「K63 Compactをそのままワイヤレス化したもの」と紹介してしまっていいだろう。

 しかもやろうと思えば,「リビングの大画面テレビを使ってPCゲームをプレイする」というのを,ケーブルに煩わされることなく実現可能だ。K63 Lapboardは,ニーズに合致する人ならセット買いがマストではなかろうか。さらに,今回はテストしていないが,モバイルデバイスと組み合わせて文字を打てるという懐の深さも,いざというときにありがたいはずだ。
 ワイヤレスで使えるゲーマー向けの10キーレスキーボードを探している人にとって,K63 Wirelessは,現状の決定版的な存在ではなかろうか。

画像集 No.047のサムネイル画像 / 【PR】Corsairが満を持して放つワイヤレス10キーレスキーボード「K63 Wireless」は,謳い文句どおりの高機能&低遅延が魅力

Corsairの「UNPLUG AND PLAY」特設ページ

リンクスインターナショナルのK63 Wireless 製品情報ページ

リンクスインターナショナルのK63 Lapboard 製品情報ページ

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    Corsair Gaming(旧称:Vengeance Gaming)

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