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[COMPUTEX]「3DMark for Windows 8」のデモがMSIブースで公開に。台湾から届いた直撮りムービーを掲載
下に示したのは,そのデモを直録りしたものだ。1分程度と短いので,ぜひ再生してみてほしい。
ぱっと見て気づくのは,「3DMark 11」には登場しなかった「キャラクター」が登場していることだ。3DMark 11のGraphics Testには潜水艦と四輪自動車くらいしか登場せず,これが「地味」という評価の原因ともなっていただけに,テコ入れをしてきた……のかどうかは分からないが,ローブをまとった人間とも,怪物や宇宙人的な存在ともいえそうなキャラクターが登場し,後半にはロボットも出てくるという,なかなか派手なものとなっている。
また,実際に流れていた映像からもDirectX 11の機能は使われている印象だったが,読み出し画面には「FEATURE LEVEL 11」とあったので,DirectX 11モードのデモ,もしくはテストシークエンスの抜粋と見てまず間違いないだろう。
デモシークエンスの読み出し画面。FEATURE LEVEL 11とあり,ほかのFEATURE LEVELが存在する可能性を窺わせている |
「3DMark for Windows 8 MSI edition」という名が読み取れるメニュー。2011年11月に発表されたときのイメージキャラクターが描かれているが,今回のデモシークエンスとは世界観が異なる気もする。別のFEATURE LEVELで登場するのだろうか |
より突っ込んで推測するなら,Futuremarkは3DMark for Windows 8を,Windows on ARM(=Windows RT)でも動作するベンチマークと位置づけているので,x86システムとARMシステムとで3D性能を比較するような「FEATURE LEVEL」が用意されていても不思議ではない。AtomベースのタブレットPCに向けたテストシークエンスが用意される可能性すら,否定はできない状況だ。
残念ながら,筆者のMSIブース滞在中にFuturemarkの関係者と接触したりはできていないため,これ以上,推測という名の妄想を垂れ流しても詮無いところだが,次世代3DMarkの足音が聞こえ始めた,とは述べていいように思われる。今回のデモを皮切りとして,続々と新情報が登場することに期待したい。
3DMark公式Webサイト
Futuremark公式Webサイト
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