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MMORPG「エルダー・スクロールズ・オンライン」の世界は広がり続けている――シリーズファンの視点から伝えたい“ESOの魅力”
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印刷2019/08/10 00:00

企画記事

MMORPG「エルダー・スクロールズ・オンライン」の世界は広がり続けている――シリーズファンの視点から伝えたい“ESOの魅力”

 「エルダー・スクロールズ・オンライン」(以下,ESO)の日本語版サービスは4年目に突入している。
 4Gamer読者ならばご存じのとおり,ESOはベセスダ・ソフトワークスのRPG「The Elder Scrolls」(以下,TES)シリーズのオンラインゲーム(MMORPG)版として,国内ではDMM GAMESがPC / Mac版のサービスを展開中。以前は月額課金制のオンラインゲームだったが,現在はソフト(ベースゲーム)を購入すれば基本プレイ無料で,かなり気軽に始められる作品となっている。
 2019年6月に大型アップデート「エルスウェア」配信開始,8月12日にはエルスウェアの冒険をさらに豊かにするDLC「スケイルブレイカー」の実装を控えている。まさに現在進行形の非常に“熱い”オンラインゲームだ。

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 とはいえ,TESシリーズ初の日本語版作品である「The Elder Scrolls IV : Oblivion」(以下,Oblivion)やオープンワールドRPGとして確固たる地位を築いた「The Elder Scrolls V : Skyrim」(以下,Skyrim)と比べると,ESOはいまいち知名度が低いと感じる。「OblivionやSkyrimは好きだけど,オンラインゲームのESOはちょっと手を出しにくい……」なんて思っているゲーマーが多いのかもしれない。そう,かつての筆者のように。

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 筆者は「TESシリーズが好きなら,ESOをプレイしないのはもったいない!」と声を大にして言いたい。ESOはMMORPGなので「世界でたった1人の特別な主人公」になるのは無理だし,家庭用ゲーム機では日本語版のESOをプレイできないし,シングルプレイ用のTESシリーズとは同じようにいかない部分がもちろん多い。それでも,TESシリーズが好きなゲーマーは,ESOもプレイしたほうがいいと思っている。
 Skyrimの発売から7年以上経過しているが,次回作「The Elder Scrolls VI」(以下,TES6)はいまだタイトル以外の情報は明かされていない。“TES成分”が不足しているゲーマーは多いだろう。というか,筆者がそうだった。ESOを始めたきっかけは,TES6のティザームービーを視聴したこと。そこで急激に“TES熱”が上がり,ESOに飛びついたのだ。

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 今回はESOの基本情報と最新コンテンツ「エルスウェア」を紹介しつつ,TESファンに“刺さる”要素を提案してみたいと思う。「ESOは知っているけど,始める機会がなかった」「TES6が待ちきれない!」という人はもちろんだが,「以前にプレイしていたけど,最近はタムリエルに行ってないな……」というESOプレイヤーにも,ぜひ目を通してほしい。


DMM GAMES「エルダー・スクロールズ・オンライン」公式サイト



Skyrimの時代から約1000年の昔。人は過ちを繰り返し,タムリエルは動乱の中に


 ESOの舞台は,OblivionやSkyrimといったシリーズ作品と同じくタムリエル大陸だ。時代は第二紀582年。つまり,第四記201年から始まるSkyrimの時代の約1000年前,Oblivionの時代から計算すると約800年を遡ることになる。
 タムリエル大陸のほぼ全域が舞台だが,一部のエリアは侵入できず,すべての地域が実際に冒険可能というわけではない。とはいえ,後述するエルスウェアのようにアップデートなどでエリアが追加されているので,今後はさらに行ける場所が増えるだろう。

マップで見られるタムリエルのほぼ全域。いずれは大陸全土がプレイ可能になることを期待したい。最新の舞台であるエルスウェアは,タムリエルの南方に位置する
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 多くのTESファンはスカイリムやシロディールの“過去の姿”に興味が沸くだろうか。ほかにも,ダークエルフ(ダンマー)の故郷であるモロウウィンド,ハイエルフ(アルトマー)が支配するサマーセット諸島など,旧作の舞台だったり,作中の会話や書物で触れられていた地域だったりと,ESOにはTESファンならたまらない“観光スポット”が満載だ。
 現在は所属する勢力やレベルに関係なく,自由に移動できるようになっているので,クエストをほったらかして物見遊山に明け暮れるのもオススメだ。

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アイレイドの遺跡には光る井戸があり,ウェルキンド石が置いてある。ドワーフの遺跡にはセンチュリオンなどのオートマトンがいる。TESファンにとって“当たり前”のことだが,それが重要だ
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 さて,ESOはMMORPGだが,キャラクターの作成やクエストの受注と攻略,そして基本的な進め方はナンバリングタイトルと比べて,そこまで大きな違いはない。
 フィールドを自由に歩き回り,クエストを好きな順番でクリアして,経験値やアイテムを手に入れながら,己を鍛えていく。もちろんストーリークエストを進めれば,新たなエリアに挑めるようになる。
 導入している拡張パックに応じて,チュートリアルの舞台とその後の展開が多少異なるものの,「閉じ込められていた立場から,世界の動乱に身を投じる」というベースは共通している。

 キャラクターの作成において,ナンバリングタイトルと大きく異なるのは「クラス」(職業)を最初に決める必要があること。これは一度選択すると,以降に変えることができない。
 防御に長けて近距離戦を得意とする近距離戦を得意とする「ドラゴンナイト」,暗殺やトリッキーな攻撃を持ち味とする「ナイトブレイド」,攻撃魔法と召喚が特徴的な「ソーサラー」,強力な回復手段を持つ「テンプラー」に加えて,現在はDLCで選択可能な「ウォーデン」「ネクロマンサー」が存在する。

 スキルポイントやステータスの振り直しはゲーム内マネーを払えば可能だが,クラスや外見,種族,性別などは自由に変更できない(クラス以外は有料アイテムにより変更可能)。ここは慎重に考えたいところだ。
 ただ,キャラクターの作成スロットは複数あるので,まずは試しにプレイしてみて,気に入らなかったら別キャラを作成するのもいいだろう。

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名前,性別,種族,そして体型や顔といった定番の項目のほか,ESOでは「クラス」を最初に決める必要がある。メインのスキルはクラスによって決まるが,それだけでキャラクターの能力や立ち回り(キャラビルド)が決まるわけではない
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レベルアップ時には「体力」「マジカ」「スタミナ」のいずれかにポイントを振れる(Skyrimと同様)
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 キャラ作成時の種族選択にも影響するが,ESOのストーリーには2つの大きな柱がある。
 1つはデイドラ公(デイドラロード)「モラグ・バル」が抱く,タムリエル支配の野望を打ち砕くこと。モラグ・バルは各地に「ダークアンカー」と呼ばれる巨大な錨を打ち込み,オブリビオンとタムリエルを直接つなぐ,という壮大な侵攻計画を企てている。Oblivionにおいて,デイゴンがオブリビオンゲートを使ったやり口を思い出す人もいるだろう。
 ちなみに拡張パックが未導入の場合,チュートリアルやストーリークエスト,そして各地の共闘スポットでもある「ドルメン」は,このメインストーリーに直結したコンテンツとなる。

モラグ・バルやダークアンカーはメインストーリーの中核と言える存在だが,シリーズファンにはご存じのとおり,それらを放置して冒険を続けても一向に構わない。好きなときに,好きなクエストを進めればいいのだ
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 もう1つは帝国の事実上の崩壊による,同盟戦争の発生だ。Skyrimでは「オブリビオンの動乱」によってシロディールを統べる帝国の力が弱まり,スカイリム地方ではノルドによる内戦が起こった。一方,ESOの時代では各地の勢力が独自に同盟を結び,大陸の中央に位置するシロディールの覇権を巡って泥沼の戦争を繰り広げている。
 勢力図を説明すると,ノルド/ダークエルフ/アルゴニアンは「エボンハート・パクト」,ハイエルフ/ウッドエルフ/カジートは「アルドメリ・ドミニオン」(Skyrimでは「アルドメリ自治領」),ブレトン/オーク/レッドガードは「ダガーフォール・カバナント」に属している。

 キャラクターの種族に応じて,所属陣営と開始エリアが決定されるという仕組みだ。各地域のクエストには派閥と戦争に関係するものも多く,片っ端からクリアしていくと,やがて「戦争の英雄」という扱いになり,出世しているようで嬉しい。
 なお,インペリアルのみ無所属の扱いで,ゲーム内マネー「クラウン」を支払うか,追加DLC「Imperial City」を購入すると選べるようになる。また,種族と勢力の紐付けを解除するアイテムもクラウン次第で手に入る。

ドミニオンの若き指導者,アイレン女王。どの地域も何かしらの問題を抱えているが,それを解決していくとトップの覚えもめでたくなる
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 ちなみに歴史上の観点に立つと,Skyrimの時代に弾圧を受けながらも,九大神の一柱「タロス」として崇拝されていた「タイバー・セプティム」がESOの数百年後に登場し,戦乱に終止符を打つと共に新たな帝国を打ち立てる,ということになっている。
 TESシリーズの歴史を知っていると,「あの歴史上の人物が登場する以前の時代」と実感できるのが面白い。

 ESOはOblivionやSkyrimの続編ではなく,新たなエリアや馴染みのない集団も多数登場する。だが,世界設定は緻密に引き継がれているため,TESシリーズをプレイしたことがあればスムーズに理解できるはずだ。ナンバリングタイトルに縁のある場所に足を踏み入れると,まったく新しい冒険ではあるものの,旧知の地を訪れているようでもある。まさに一石二鳥の楽しさが待っている。
 例えば,カバナントに属する種族で始めると,チュートリアル終了後に「ストロス・エムカイ」という島から冒険が始まる(拡張パック未導入の場合)。これはSkyrimにおいて,レッドガードでゲームを始めると冒頭に語られる地名だ。こうした“つながっている”感が,シリーズファンにはたまらない。

「砂漠の港町」といった風情のストロス・エムカイ。カバナント陣営のキャラクターが最初の活動を始める場所だが,「レッドガードと言えば,この島」といったレベルで知られているようだ
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オンラインゲームだけど,ソロプレイも問題なし。自由度は高く,UIはカスタマイズも可能


 前述のとおり,ESOは間違いなく“TESシリーズの作品”だ。しかし,MMORPGというジャンルであるため,シングルプレイRPGであるナンバリングタイトルとは異なる点がある。
 例えば,主人公(プレイヤー)は「サーバーに接続している多数のプレイヤーの1人」に過ぎず,町中ではさまざまなプレイヤーと出会い,ダンジョンでは先客が敵を一掃していた,ということも多々ある。

 また,「日本サーバー」が存在しないため,全体チャットには英語が流れ続けている。普通にプレイしていると日本語を見る機会が非常に少なく,日本人同士のやりとりをしたいなら,日本語ゾーンチャットを利用するか,日本人向けのギルドに参加するといいだろう。
 とはいえ,こうした「ほかのプレイヤーと交流するか否か」という判断はプレイヤー次第だ。確かにプレイヤー同士の協力を前提とする難度のコンテンツは存在するが,ずっとソロプレイを続けてもまったく問題ない。「パーティメンバーが揃わないとストーリーが進まない」なんて状況は発生しないのだ。

積極的にパーティを組まなくても,町中では多くのプレイヤーが施設を利用したり,クラフトを行ったりしている
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 プレイヤー同士の協力には格別の達成感があるが,その反面,「人を集める手間と時間」「自分のペースで楽しめない」といったデメリットも存在する。それらを苦手に感じている人は少なくないだろう。
 その点,ESOはシングルプレイのように,自分のペースで自分の好きなときに自分の好きな場所に足を運べばいい。それは決して“ひとりぼっち”という意味ではなく,人の出入りが多いダンジョンや共闘スポットなどでは,その場で出会ったプレイヤーと“一期一会の協力プレイ”になることも多い。
 PvPエリア以外でほかのプレイヤーを攻撃することはできず,戦闘に参加すれば経験値やドロップアイテムは平等に取得できるため,協力プレイを気軽に楽しめるのだ。もちろん,フレンドとがっつり協力プレイを楽しんだり,積極的にギルドに入って仲間を募ったりしてもいいだろう。

ダンジョンでは自然に共闘することも多い。ほかのプレイヤーとどのように関わるか,決めるのはプレイヤーだ
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 サービス開始当初,ESOは「適正レベルが設定されたエリアを,キャラクターの成長に応じて順次クリアしていく」という形で進める必要があったが,2016年10月の「ONE TAMRIEL」(ワン・タムリエル)アップデートにより,その制限は撤廃された。現在は「チュートリアルを完了すれば,レベルや所属する勢力に関係なく,どの場所でも自由にクエストを受けられる」という形である。
 したがって,その気になれば「アルゴニアンで開始して,本来なら敵国であるドミニオンのクエストをクリアしていく」といったことも可能だ。同盟戦争(詳細は後述)の件があるので,所属する勢力に意味がなくなったわけではないが,より気楽に種族を選べるようになったことは大きい。

 さらにESOでは「アドオン」,いわゆるMODが導入できる点も見逃せない。MODとは「Modification」の略称で,ゲームの内容を拡張したり変更したりできるデータ(プログラム)のこと。これにはメーカーから公式に配布されるもの(高解像度のテクスチャパックなど)もあれば,ファンメイドの非公式のものもあり,TESシリーズ(とくにPC版)では長年,ファンを楽しませてきた歴史がある。
 現在は公式サイトからMODをダウンロードできる仕組みが完成し,コンシューマ版のプレイヤーにも身近な存在になっている。

外部ツールの管理はメニューの「アドオン」から。エラーが出たり,調子が悪かったりするときは,アドオンをOFFにして様子を見よう
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 ESOはオンラインゲームであり,ほかのプレイヤーが存在するため,OblivionやSkyrimのMODのようにキャラクターの能力を変更したり,シナリオやエリアを追加したりするといったゲーム自体に大幅な変更を加えることはできない。ESOのアドオンは主にUIの変更やナビゲーションの強化といったものに限定されるが,それでもなるべく自分に合ったカスタマイズが選べるのは嬉しい。長時間プレイすることになるRPGでは,プレイの快適性が非常に重要だ。

 使い勝手が良く,万人向けのアドオンとしては「ミニマップの追加」が挙げられる。ESOの標準UIにはミニマップがなく,周囲の地形が分からないときは通常のマップを逐一開く必要がある。これは少々面倒だ。
 だが,「MiniMap ○○」といったアドオンを追加すれば,画面の端にミニマップを表示できる。筆者も利用しているが,もはやミニマップなしの冒険はちょっと考えられない。

今回掲載しているスクリーンショットの多くは,UIにミニマップが表示されているが,これは筆者がアドオンを導入した環境でプレイしているからだ。アドオンをOFFにすると,画面がすっきりする反面,マップが表示されなくなる
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 そのほか,アイテム操作のUIを変更したり,キャラのバフやデバフを分かりやすくしたり,アイテムの作成を補助してくれたりと,まさに「かゆいところに手が届く」アドオンが数多く存在する。ゲーム開始直後はあまり気にする必要はないが,気になる部分が出てきたら,自分に合うアドオンを探してほしい。


ESOのタムリエルは見どころ満載! シロディールやスカイリムを再訪するもよし,あの有名人に会うもよし


 前述のとおり,ESOの舞台はおなじみのタムリエルだ。ナンバリングタイトルで訪れた場所,あるいは話題に上がったが行けなかった場所を訪れる機会がある。その手のロケーションを挙げるとキリがないが,そのなかでも印象的な場所を紹介しよう。

 まずは「かつての冒険の舞台」だ。ESOでは,Oblivionの舞台だったシロディールの大部分が探索可能になっている。冒険の拠点として代表的だった帝都をはじめ,大小さまざまな集落にも立ち寄れる。かつて町があった場所(設定上は未来だが)に行けば,懐かしい地名に出会えるだろう。

少し分かりにくいかもしれないが,シェイディンハルの街と聖堂。この時代では血で血を洗う争いが繰り広げられている
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Oblivionをプレイした人ならば忘れられないであろうオブリビオンゲート
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 なお,ESOのシロディールはPvPを行う戦争エリアとなっており,帝国によって保たれていた秩序が失われている。そのため,町の一部が廃墟になっていたり,デイドラの支配下になっていたりして,かつての平和な姿はなかなか見られない。
 例えば,ブルーマは戦争とデイドラの二重苦でひどい状態になっているし,帝都の内部は敵だらけのダンジョンと化している。「気楽に観光」というわけにはいかない場所が多いのだ。

※帝都のアクセスにはDLC「インペリアルシティ」またはESO Plus加入が必要。

ブルーマの街並みも懐かしいが,デイドラと戦争によって事実上,壊滅状態になっている。ブルーマに援軍を!
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 だが,そんなシロディールのなかでも「ゴールドコースト」と呼ばれる場所は事情が異なる。「アンヴィル」と「クヴァッチ」を含むこのエリアは,戦争の動乱に巻き込まれることなく健在な姿を留めており,筆者は足を踏み入れた瞬間,「懐かしい!」と声を出してしまった。800年の月日が離れているとは思えないほど,アンヴィルの港や教会は“そのまま”だし,クヴァッチではオブリビオンの動乱で崩壊する前の“在りし日”の姿を拝むことができる,
 ゴールドコーストのアクセスにはDLC「闇の一党」が必要になるが,かつてOblivionにハマった人に,ぜひ訪れてもらいたいスポットだ。

アンヴィルの港(上)とディベラ聖堂を町の入り口付近から眺めた様子(下)。コンシューマ版のOblivionには「九大神の騎士」が最初から適用されていたので,血まみれの惨状になっていた姿を覚えている人も多いだろう
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ESOでは在りし日のクヴァッチが見られる。こんな立派な都市が約800年後には壊滅してしまうとは……複雑な心境だ
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 一方,スカイリム地方は一部のエリアのみ探索可能。町としてはイーストマーチにある「ウィンドヘルム」とリフトにある「リフテン」を訪ねることができる。元々はパクト陣営で始めたときに,かなり後半になって行く場所だったが,現在はレベルや陣営の制限はない。なにせSkyrimで登場した場所なので,記憶に新しい人も多いはずだ。

イーストマーチとリフトにはSkyrimの雰囲気が強く残っているが,町中は全体的なレイアウトをはじめ,かなり変わっている。1000年も経っているのだから当然か
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 ウィンドヘルムやリフテンの雰囲気はSkyrimに近いが,実際に歩いてみるとだいぶ違う印象を受ける。200年の月日がそうさせたのか,シロディールの町と比べると“そのまま”の場所はあまりなく,その変わりように驚かされる。
 ただ,「このあたりにこれがあるなら,イベントがあった場所は……」などと想像がかき立てられるのが面白い。これはスカイリム地方に限った話ではないが,見知った名字のノルドに会ったりすると,「もしかして,あのノルドの先祖では?」と考えてしまうこともしばしばだ。

 OblivionやSkyrimでは行けなかったが,ESOなら行ける場所は多い。レッドガードの故郷である「アリクル砂漠」,一つの町がそのまま巨大な樹木になっているウッドエルフの故郷「ヴァレンウッド」,多くのハイエルフが住む美しい島「サマーセット」など,ゲーム内の書籍をじっくり読むほどに没頭したプレイヤーなら,まさに見どころだらけだ。

レッドガードの故郷・アリクル砂漠(上)とウッドエルフの故郷・ヴァレンウッド(下)。実際に行ってみると,まさにイメージどおりの場所だった
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 さらに,ESOではさまざまな“有名人”にも出会える。Skyirmの1000年前なので生きた人間やエルフに再会するのは難しいが,逆に言えば生身の人間でなければ問題はない。
 そうなると真っ先に思い浮かぶのは,やはりデイドラ公だろう。死や時間という概念を持たない彼らは,ESOでも突然遭遇したり,戦ったり,手を貸したりと,さまざまな形でプレイヤーに干渉してくる。Skyrimでは基本的に脇役だった彼らだが,ESOのメインストーリーではモラグ・バルが存在感を示している。
 また,Skyrimでは登場シーンが少なかったものの,強烈なインパクトを残したシェオゴラスは同じ声と姿,そしてクレイジーぶりを見せてくれる。シリーズファンにはたまらないポイントだ。

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“そのまま”のシェオゴラスやシヴァリング・アイルズに感動したり,あるところでは依り代を介してアズラと出会えたりする。ESOは会いに行けるアイドル(?)だらけだ
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 Oblivionの魔術師ギルドクエストで“お世話になった”人も多いであろう「虫の王・マニマルコ」がストーリーにがっつりと絡んできたり,Skyrimでは迷宮の名前になっていた高名なアークメイジ「シャリドール」とクエストを進めることになったりと,さまざまな場所で意表を突かれる出会いがある。筆者もまだ訪れていない地が多いので,これから先にどんな出会いがあるのか,楽しみでならない。

デイドラ公のほかにもシャリドールやイスグラモル,ヴィベク,ソーサ・シルら,“TESオールスター”が待っている。やはり生ける偉人(生きてない人もいるが)を目の前にするとテンションが上がる
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新たなチャプター「エルスウェア」では新たなクラス「ネクロマンサー」が登場。ドラゴンとの戦いが繰り広げられる


 ここからは最も新しいチャプター(大型拡張パック)である「エルスウェア」を紹介しよう。
 シリーズファンには今さら説明するまでもないが,エルスウェアとはプレイアブル種族の一つであり,猫のような容姿が特徴的なカジート達の故郷だ。カジートの挨拶には「暖かい砂」「砂漠」といった単語がよく含まれているが,ゴツゴツとした岩場や砂漠を中心とした新エリアが追加される。もちろん,多数の追加クエストもプレイ可能だ。
 当然,主な住人はカジート。さまざまな場所で“この者”に出会うことになるが,見た目はほぼ猫のままで人語を話すという,珍しい種族も登場する。最初はびっくりすることだろう。また,建物の様式も我々の世界ではアジア風と言えるような独特の佇まいをしている。

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全体的に乾燥している砂漠地帯ではあるが,アリクル砂漠とは雰囲気が異なる
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 エルスウェアのストーリーにおいて,最大の見どころは「ドラゴンの復活」だ。ドラゴンと言えば,Skyrimのストーリーでは中核をなす存在。アルドゥインによって生き返った個体と,何度も戦った記憶が蘇るプレイヤーも多いはずだ。
 ESOでは,あの戦いが再び体験できる。ドラゴンとの戦闘シーンでは,Skyrimでお馴染みのテーマが流れるため,おのずとテンションが上がっていく。

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新顔から懐かしい顔まで。エルスウェアの物語には新たな出会いがいくつもあるが,“しゃべる猫”には驚くはず
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 エルスウェアのメインストーリーでは,ドラゴンの脅威に対抗することになるが,こちらから野良ドラゴンに戦いを挑むことも可能だ。この地にはドラゴンが飛行しているので,見事に倒せば経験値やアイテムが手に入る。
 ただし,プレイヤーは「ドラゴンボーン」ではないので“シャウト”が使えない。Skyrimのように単独で立ち向かう相手ではないのだ。
 エルスウェアのドラゴン戦は,その場に集まってるプレイヤー同士やフレンドが力を合わせて臨むのが基本となる。筆者もドラゴン退治に参加してみたが,中途半端な能力のキャラでは炎のブレスの一撃で瞬殺されてしまった……。

エルスウェアのドラゴンは強力だ。ESOの主人公はドラゴンボーンではないので,Skyrimのようにはいかない
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 また,新たなクラス「ネクロマンサー」(死霊術師)の追加も見逃せない。その名のとおり,死霊術を駆使する魔法使いだ。ESOではチャプター「モロウウィンド」の配信と同時に,「ウォーデン」が実装されているが,ネクロマンサーはそれに続く追加クラスである。
 ネクロマンサーのスキルは攻撃系の「墓の王」,補助系の「骨の暴君」,回復系の「生ける死体」があり,第一印象はバランスよく何でもこなせるタイプといったところ。また,ネクロマンサーの名に恥じず,アンデッドの召喚も可能。戦闘では攻撃や回復に活躍してくれる。
 さらに“死体の活用”も戦闘を有利に運ぶ条件の1つ。スキル使用時に死体が近くにあると使用コストが減ったり,リソースを回復できたりするというメリットが発生する。

アンデッドや死体を扱うのが得意なネクロマンサー。死を冒涜する職業ということもあり,世間の評判は良くない
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 その反面,デメリットも存在する。「死体」という管理リソースが増えるため,戦闘が少し煩雑になり,さらに死霊術が公序良俗に反するため,一部のスキルを人目のあるところで発動すると犯罪行為にあたるのだ。ほかのクラスであれば,町中で誤ってスキルを発動しても大した問題ではないが,ネクロマンサーは事情が異なるというわけである。
 とくにエルスウェアではドラゴンだけでなく,アンデッドもトラブルを多発させているため,ネクロマンサーの評判がすこぶる悪い。だが,ネクロマンサー専用の会話の選択肢が随所に出てきたりして,より物語が楽しめる側面もある。
 また,エルスウェアが導入済みの場合に楽しめるチュートリアルも,従来のものとはかなり雰囲気が異なる。既存のプレイヤーにも,ぜひ体験してもらいたいところだ。

死者を扱うため,犯罪行為にあたるスキル(赤字で表示される)は町中で発動しないように
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 エルスウェアのほかにも,ESOでは「モロウウィンド」「サマーセット」といったエリア追加を含む追加チャプターが配信されている。これらはゲーム本編であるベースゲームを購入後にアップグレード版を買うか,最初からセットになっているものを購入すれば導入できる。
 また,オークの本拠地の再建を目指す「オルシニウム」やシリーズ伝統の「盗賊ギルド」など,10種類以上のDLCが存在する。DLCはクラウンと引き換えに,ゲーム内のクラウンストアからアンロックする形だ。

追加チャプター「モロウウィンド」はダークエルフの故郷であるヴァーデンフェルが冒険の舞台。「The Elder Scrolls III: Morrowind」にて最初に立ち寄る港町セイダ・ニーンやヴィベク・シティを再訪できる
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 こうした追加コンテンツを個別に購入するのではなく,まとめて導入したい人には「ESO Plus メンバーシップ」(以下,ESO Plus)への加入をおすすめする。ESO Plusとは月額サービスプランのことで,加入すれば配信中のDLCすべてにアクセスできる(チャプターを除く)。
 そのほか,獲得経験値やゴールドにボーナスが発生したり,クラフト用の材料が無制限に保存できるバッグが使用可能になったりと特典が満載だ。

ESO Plusに加入するとクラフトバッグが使用できる。クラフトに凝り出すと銀行やアイテム所持数の空きがいくらあっても足りないが,そんな悩みが一気に解消される神アイテムだ
画像(054)MMORPG「エルダー・スクロールズ・オンライン」の世界は広がり続けている――シリーズファンの視点から伝えたい“ESOの魅力”

 ESO Plusは「いろいろなDLCをとりあえず試してみたい」ときにも,「ESOを隅々まで満喫したい」ときにも便利なサービスだ。さらに,30日ごとに1650クラウンが付与されるため,クラウンパックを購入するよりお得になる。加入はいつでも可能だし,1か月単位で利用することができるので,興味があるなら利用してみてはいかがだろうか。

※ESO Plusの価格は「30日:1944円」「90日:5400円」「180日:1万44円」。1500クラウンパックの購入価格は1944DMMポイント(=1944円)となっている。


新しい刺激を求めるならPvPに参加しよう。さあ,コンテンツ満載のESOに飛び込もう!


 さて,TESシリーズのナンバリングタイトルには存在しないコンテンツ,PvP(対人戦)にも触れておきたい。ESOのPvPには,多数のプレイヤーが各陣営に分かれてシロディールの覇権を懸けて戦う「同盟戦争」,少人数のチームがさまざまなルールに基づいて対戦する「バトルグラウンド」,そしてどこでも1対1の対戦を行う「決闘」がある。
 そのうち,ESO初心者でも楽しめる同盟戦争を紹介しよう。なお,同盟戦争とバトルグラウンドはレベル10からプレイ可能になる。

 同盟戦争を端的に表現すると「陣取りゲーム+秘宝の奪い合い」。シロディールのほぼ全域を舞台に,各陣営が資源や町といったリソース,拠点となる砦や基地などを奪い合う。そして,敵陣の奥に安置されている「星霜の書」(エルダースクロール)を入手して自軍を強化しつつ,戦争期間終了時に最もポイントを稼いだ陣営が勝利となるのだ。
 シロディールには通常の敵(NPCモンスター)が存在するが,所属陣営以外のプレイヤーも敵となる。例えば,カバナントに属していれば,ドミニオンやバクトのプレイヤーは問答無用で敵に回る。とはいえ,積極的に戦うか否かはプレイヤー次第。「今は戦いたくない」と思えば,離れてしまっても問題はない。

敵と味方,大勢のプレイヤーが入り乱れることも。大混戦のゴチャゴチャ感が同盟戦争の醍醐味だ。戦闘力に自信がない人は,味方のサポートに徹してもいい
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 同盟戦争のキモとなるのが,砦の攻略戦だ。攻撃側は砦の陥落を,防御側は砦の死守が目的となる。砦を支配下に収めていると,内部で休んだり,アイテムを購入したりできるが,何より「ファストトラベルの目的地」に選べることが大きい。
 瞬時に移動することができれば,攻めるのも守るのも優位に立てる。また,広大なシロディールを徒歩や騎乗動物だけで動き回るのは大変だが,ファストトラベルであれば敵に会うこともなく,安全に移動することができる。

自軍の砦から攻城兵器を用いて,眼下の敵を狙い撃っている状態。当然,敵も攻撃してくるので安全というわけではないが,防御側のほうがやや有利だ
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 前述のとおり,同盟戦争に参加できるのはレベル10から。だが,「そんな低いレベルで猛者が跋扈するエリアに入ったら瞬殺されるのでは?」と心配になるかもしれない。
 その点はご安心を。戦場となるシロディールに足を踏み入れると,強力なバフによって各キャラクターの能力に極端な差が生まれない仕組みになっているのだ。低レベルであっても,完全に無力な存在になるということはない。とはいえ,装備の質やグレード,あるいはスキルや知識の差は顕著に現れるので,初心者がいきなり熟練のプレイヤーに対抗するのは難しい。

 そんなシロディール初心者にも,活躍する方法が用意されている。それは砦の攻撃や防御に使用する「攻城兵器」だ。強力な遠距離攻撃が可能になるバリスタやカタパルト,城門を破壊する破城槌などを活用すれば,キャラクターの能力に関係なく,敵陣営に大きなダメージを与えられる。とくに砦の攻略では,門や城壁の破壊が欠かせない。防御側は有利な状況から攻撃しまくるので,建造物に大ダメージを与える攻城兵器は非常に重要な存在だ。

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少し分かりにくいかもしれないが,奥の光柱の中にあるのが星霜の書。敵陣営の星霜の書を奪うと,自軍全体に多大なステータスボーナスが付与される。当然,これを奪われると大いに不利になるというわけだ
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 こうした攻防戦に勝利すれば,自分の陣営から報酬としてシロディールの通貨(同盟ポイント)や装備が送られてくる。報酬のアイテムは戦闘中の働きに関係なく,平等に配布されるので,初心者も積極的に参加してみよう。
 慣れないうちは戦闘中の砦をマップから探して,とりあえず集団戦に参加するという意識でも十分に楽しめるはずだ。ちなみに攻城兵器は消耗品なので,商人からやや多めに買っておくといいだろう。

 なお,同盟戦争にせよ,バトルグラウンドにせよ,ESOのPvPコンテンツはゲームを進めるうえで必須の要素ではない。参加するのも参加しないのも,プレイヤーの自由だ。ほかのプレイヤーと争うことに抵抗があれば,無理に参加する必要はまったくない。
 TESシリーズと言えば,メインストーリーですら「クエストラインの1つ」に過ぎず,サブ要素だけでも何十時間と楽しめるが,それはESOも変わらない。まずは「PvP要素あり。シロディールに行けば,戦争に参加できる」とだけ覚えておいてほしい。

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 なかなかの長文になってしまったが,それでも非常に駆け足でESOの一部を紹介してきたに過ぎない。それくらい現在のESOは大ボリュームになっており,一朝一夕ではプレイしきれないほどにコンテンツが山盛りだ。筆者もクエストのコンプリートなんて,はるかに先の話だろう。
 海外サーバに接続しているため,こちらから能動的に動かないと国内のプレイヤーと交流することが難しかったり,時折サーバのレスポンス(ping)が悪くなったりするといった難点は確かにある。ただ,いつログインしてもプレイヤーは非常に多く,テキストや音声のローカライズ面はしっかりしている。オンラインゲームを遊べる環境があり,TESシリーズに興味を持っているのであれば,ぜひESOを始めてみてほしい。1000年前のタムリエルが君を待っている――。

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DMM GAMES「エルダー・スクロールズ・オンライン」公式サイト

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