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[超会議3]プレイヤーが吉田Pに物申す! 新情報や開発秘話などさまざまな話題が飛び出した「新生FFXIV」ステージイベント
ブースではモーグリが来場者をお出迎え |
「バトルチャレンジコーナー」では,特別アレンジの「真リヴァイアサン討滅戦」にチャレンジできた。制限時間内にクリアできれば記念品がプレゼントされる |
あまりにもハイクオリティなコンパニオン達。その秘密の一つはアデランスとコラボした特別製のウィッグにあるとのこと |
「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア」公式サイト
「出張プロデューサーレターLIVE Part2」ではさまざまな新情報が公開に
PvP(ウルヴズジェイル)のシステム改修や,ハウジング用地の追加,個人ルームや個人用ハウジングといった新情報に関しては,こちらの記事を参照してもらうとして,本稿ではもう少し細かな部分をお伝えしていこう。
「クリスタルタワー」は,マップやボスのチェックがすでに終了しているという。高井氏によれば,古くからのゲーマーがワクワクするような要素が登場するそうなので,続報を楽しみに待ちたい。
そして「アイテム所持数を増やせないか」というコメントに関しては吉田氏が答えた。MMORPGとしてはかなり多くのアイテムを所持できるFFXIVだが,そういった声が出ていることはもちろん把握しているとのこと。しかしアイテム所持数の調整はプレイヤーデータに関わる変更であり,パフォーマンスの悪化につながる危険があるため気軽にはできないそうだ。こうした事情から,現在はゲームコンテンツのアップデートを優先しているというわけである。
2013年8月に正式サービスがスタートした新生FFXIVも,あと数か月で1周年を迎えるわけだが,これを記念し,画集やハウジング,そしてミラージュプリズムに関する書籍が企画されているとのこと。また,1周年とは別に新たなコラボレーション企画も進行中で,高井氏いわく「ドット絵的なものをチェックしている」そうだ。いったいどのようなコラボが発表されるのか,楽しみに待ちたい。
挑戦者とプロデューサーの熱意が激突する「吉Pに物申す!」
吉田氏:エレゼンの身体能力が高いことから,アクセントを付けて優雅な姿勢になっています。騎乗姿勢の選択に関してはモーションチームからも話が出ています。メモリ消費量にまつわることでもあり,具体的な時期は言えませんが,実現する可能性は高いです。(挑戦者の勝ち)
挑戦者:F.A.T.E.に参加してもアートマが出ません。丸一日使っても成果がないこともある。何か隠された条件が存在するのでは?
吉田氏:僕自身,300F.A.T.E.をこなしてもまったくアートマが出ていません。一方,23時間くらいでアートマが全部揃っている人もいます。完全にリアルラックの問題です。(吉田氏の勝ち)
吉田氏:これはどのMMORPGにおいても難しい問題です。エンドコンテンツに参加できるくらいまでゲームが進むと,プレイヤーは効率を求めるようになるからです。例えば,モードゥナのレヴナンツトールは,現在は拡張されて便利になっています。しかし,最初からレヴナンツトールにすべての機能を持たせてしまったとすると,皆さんは都市ではなくレヴナンツトールのみを利用することになっていたでしょう。そのため,レヴナンツトールには順番に機能を足していっているんです。
ただ,これは僕ら(開発サイド)のエゴでもあります。都市にたくさんの人がいたほうがいいですが,都市を便利にしないと人は絶対に集まりませんので,結果としてほかのいろいろな場所を不便にしなければならない側面があるんです。長く運営を続けた先にいろいろと見直すことはあると思います。(吉田氏の勝ち)
挑戦者:ランキング上位の報酬としてオシャレ装備があればモチベーションが上がるのでは? 個人的に,タンク職に可愛らしい装備もほしいです。
吉田氏:ランキング上位に報酬を付けた場合,上位を狙える人はいいですが,そうでない人にとっては,ずっと手に入れられない報酬になってしまいます。報酬というわけではないんですが,オフィシャルのタイムアタックをやれないかと検討しており,やるならワールド別やコンテンツ別に集計できるようにしたいと考えています。可愛い装備に関しては,今もどんどん制作しています。クラフトやアチーブメント報酬などいろいろな手段で手に入れられるようにする予定です。(挑戦者の勝ち)
中でも印象深かったのは,吟遊詩人に関する意見だ。“敵の魔法耐性を下げる「魔人のレクイエム」で魔法系の味方を助けられるように,物理攻撃系の仲間をパワーアップできる歌を追加できませんか?”という参加者の意見に対し,吉田氏は“他者のDPSを上げるということは,ゲームバランスに大きな影響を及ぼすことになるので,吟遊詩人自身のDPSを下げる方向に調整されますが,その覚悟はありますか?”と問い返した。ある意味,痛みを伴う改革というわけだが,参加者はなんと“近接職に華を持たせるためなら,詩人は犠牲となります!”と宣言した。
吉田氏が「個人的には凄くカッコ良かったです」と賞賛するこの決意,結果は吉田氏の勝ちとなったが,個人の思い入れの強さが前面に出た,このイベントの可能性を示す興味深いやりとりであったように思われた。
「ひろゆき×吉田×ひげさん対談」はほろ酔いムードで侵攻
去年の4月にニコニコ超会議2が行われた時点では,FFXIVはサービスされていなかったが,今や重要なIPとして成長しているとひろゆき氏が指摘すると,吉田氏は「旧FFXIVのときからさまざまなフィードバックをもらいました。プレイヤーの皆さんと一緒に作ってきた感が強くあります。だからこそこれだけの声援をもらえるし,ゲームに友達を誘ってもらえるんでしょう」と感慨深げに語った。そして吉田氏は,自分が作ったゲームを自分で遊ぶことの重要性に触れ,自らプレイすることでプレイヤーと同じストレスを共有し,その部分を改善していくことできると述べていた。
最後に吉田氏は「すべてのFFXIVプレイヤーにお礼を言いたいです。こうしたイベントを毎年やりたいと思います。また,この場に帰ってきたいです」と,来年のイベントに意欲を示し,イベントを締めくくった
- 関連タイトル:
ファイナルファンタジーXIV
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