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「FFXV」とのコラボで4人乗りマウントが登場!「FFXIV」パッチ4.55で実装される新コンテンツの詳細が語られた「第49回PLL」をレポート
初日に新クラスや種族が発表された,拡張パッケージ「ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ」(PC / PS4 / Mac)の話題で持ち切りだが,今回のPLLでは主にパッチ4.55以降の内容が語られた。まずは,実装のスケジュールが発表された。
新コンテンツ「ライバルウィングズ第2弾 ヒドゥンゴージ」「禁断の地エウレカ:ヒュダトス編」が追加される予定のパッチ4.55は,2月12日実装と目前に迫っている。
続くパッチ4.56は次回,東京でのファンフェス(3月23日,24日)が終わった直後の3月下旬の実装を予定。「ワールド間テレポ」なども予定されている4.57以降に関しては,EUデータセンター,NUデータセンターの調整なども入るため,細かい日程が決まり次第公開されるとのことだ。
「FFXIV:漆黒のヴィランズ」のアライアンスレイドは「NieR」とのコラボに。パリで開催された「ファンフェスティバル」基調講演をレポート
スクウェア・エニックスは2月2日と3日に,MMORPG「FFXIV」のファンイベントをパリで開催した。初日の基調講演では新ジョブ「ガンブレイカー」,新種族「ヴィエラ」のほか,拡張パッケージ「漆黒のヴィランズ」で追加されるさまざまな要素が公開されたので,それらをまとめて紹介しよう。
新たなギミックが登場する「ヒドゥンゴージ」。第三勢力の出現も?
PLLの最初に公開されたのは「ライバルウィングズ第2弾 ヒドゥンゴージ」だ。
ルールはこれまでと同様で,先に相手のコアを破壊したチームが勝利となる。今回は「ヒドゥンゴージ」特有のギミックなどが紹介され,撮り下ろしの映像が公開された。
すでに公開されているように,マップ内を走る青燐機関車(ゴブリン列車)が最大の特徴で,列車はその名の通り青燐水(エネルギー)を運んでいるらしい。中央のステーションを制圧したチームは,この列車によって大量の青燐水など,戦いが有利になるさまざまなものが得られるという。ただし,「ステーションの制圧に夢中になっていると,背後から列車にはねられるかもしれないので気をつけて」と吉田氏が一言。
この戦場では,第三勢力として敵味方を問わず,周囲のプレイヤーを攻撃する「ゴブリン・マーシナリー」が登場することがあるという。このモンスターは,自身により多くのダメージを与えた側に味方するそうで,吉田氏曰く「急にここだけレイドっぽくなる。(単純に与えたダメージというわけではなく)ちゃんと計算式が入っているので,相手に先行されていても諦めずに挑んでみてほしい」とのことだった。
超高難度パブリックダンジョン「バルデシオンアーセナル」は最大56人で挑戦!
「禁断の地エウレカ:ヒュダトス編」で,いよいよエウレカのストーリーが完結となる。
エレメンタルレベル上限は60にアップ。武器防具のさらなる強化が可能になり,新たなロゴスシャード,ロゴスアクションなども実装される。今回は,説明のあと,吉田氏の操作による実機プレイが公開された。
本来は天候が良くない場所らしいが,会場では画面がよく見えるようにデバッグコマンドを使って見やすくしている。このマップのテーマは水とのことで,よく見ると水の流れが本来とは逆方向(川の水が最終的に空に昇っていく)になっているなど,不思議な風景が特徴だ。
奥に見える建造物が「バルデシオンアーセナル」。得体の知れないビーム(?)が放出されている。そのビームの元にたどり着いた吉田氏は「ここでどうにかするんでしょうね。秘密ですが」とギミックの存在を匂わせる。
デバッグコマンドで敵に見つからないのは寂しいと,無敵状態を残したまま敵からの無視設定を解除した(はずの)吉田氏。なぜか無敵状態も解除されており,敵にちょっかいを出したところ,あえなく戦闘不能になってしまった。当然,蘇生してくれる人がいるわけでもなく,デスペナルティを受けてレベルダウンするというオチが付いた。
吉田氏によると,基本的にエウレカのストーリーは,このマップ内で完結するとのこと。武器などもプレイヤーが思い描いているであろう最終形態まで進化させられる。
そして吉田氏は「この先のことも一応話しておきましょう」と話し,マップ遠景に見えた「バルデシオンアーセナル」の内部を紹介した。
パブリックダンジョン「バルデシオンアーセナル」は,最大56人で挑戦できる超高難度ダンジョンとなる。いつでも入れるわけではなく,エウレカのストーリーを最後まで終わらせたあと,突入するためのアイテムを持っていることなど,入場にはいろいろな条件が必要になる。この入場条件はかなり厳しいとのことだ。
敵モンスターも当然強敵ぞろいで,「FFXI」に登場したノートリアスモンスター「アブソリュートバーチュー」を彷彿とさせる敵の画像が公開されると,会場ではどよめきが起きた。ほかにも「ディープダンジョン」にあったような「トラップ」が存在したり,「蘇生制限」というデバフが付与されるとのことだ。
吉田氏は,「(このダンジョンは)途方もなく難しいです。なんと言っても失敗したあとのリスクがとても高い。本当に挑戦する覚悟のある人だけに挑んでほしい」と述べる。これ以上の情報は出さないということで,挑戦する機会そのものが制限があることを考えると,実装後の情報交換が重要になりそうだ。
「FFXV」とのコラボが発表。初の4人乗りマウント「レガリア」も公開
パッチ4.55の情報はここまでとしつつ,今回はファンフェスのPLLでもあるため「とっておきの情報」が公開されることになった。それが「ファイナルファンタジーXV」(PC / PS4 / Xbox One。以下,FFXV)とのコラボだ。
まずは映像が公開され,「FFXV」の主人公ノクティスがエオルゼアで戦っている様子などが映し出された。最後には4人のキャラクターが乗った「レガリア」が空へ飛び出すという「FFXV」のティザームービーへのオマージュも。
気になる実施時期はパッチ5.0よりも前,4月中旬を予定しているとのこと。内容は「FFXV」の主人公であるノクティスがエオルゼアにやってくるというものになるのようだ。
気になる「レガリア」は,初の4人同時乗りマウントで,リワードとして追加予定。4人それぞれに乗り方が違い,ララフェルは背の高さが足りないため座席にちゃんと座っていないなど,非常に凝った作りになっているので楽しみにしていてほしいとのことだった。
「FFXIV」×「FFXV」コラボイベント「英雄への夜想曲」特設サイト
マントの動きは“スカート”を利用していた!? 黒魔道士と占星術師の新装備も公開!
PLL後半ではキャラクターコンセプトアーティストの生江亜由美氏が登壇。事前にフォーラムで寄せられた質問に答えた。
生江氏は,前日に行われた「開発パネル」に引き続き,キャラクターコンセプトアーティストの仕事の内幕などを語った。吉田氏などから受け取ったイメージを絵としてフィードバックする仕事とのことで,開発においてはかなり初期の段階から作業に取り掛かることになる。
ジョブのコンセプトアートの違いを聞かれた生江氏は,5.0で実装予定となる新たな装備のデザイン画を公開した。
まずは黒魔道士。生江氏によれば,ここまで男女差をつけたのは初めてなのだとか。女性キャラは「魔女っ子」,男性はこれまでの使い込まれた感のある装備よりもちょっとスマートな雰囲気で,生江氏の中のコンセプトとしては「大人ハリーポッター」とのことだ。
吉田氏は「黒魔道士は僕のメインジョブでもあるのですごくうるさいんです。パッチ4.0のビビをイメージしたジョブ専用装備で,ある程度完成したかなというところもあるので,今回は思い切った感じですね」と述べた。
もう1点,占星術師も公開された。会場からの拍手に生江氏は「反応が気になるところだったので嬉しい」とほっとした様子。今回は男女差がほとんどないため,そこも受け入れられるかちょっと不安だったという。吉田氏からは「ティザートレイラーの最新版で公開された(ウリエンジュが着ていた)ものは,これのカスタム版」との補足情報があった。
また,マントの作成秘話などにも触れられた。もともと「FFXIV」ではマント用に3Dのボーンが設計されていない。しかしマントの動きを作りたかった生江氏は3Dチームに相談し,スカート用として組み込まれているボーンを利用(スカートを履いていないキャラでもボーンだけは存在する)し,それっぽくマントを動かせないかという提案を行ったのだそうだ。
吉田氏は「現在実装されているマント系の装備はすべてそういった苦労で作られています。だから,みんな気軽にマント欲しい,マント欲しいと言わないでね(笑)」とおどけてみせた。
生江氏は「ファイナルファンタジーXI」の開発にも携わっていたが,当時は大本のデザインのみを担当しており,テクスチャーを作成するチームとは別だったそうで,装備のバリエーションを作る仕事にはあまり関わっていなかったとのこと。「(ネット上で言われている)ゴリアード装備は私が担当していたというのは誤情報です」という訂正も。
オススメのミラージュプリズムを教えてくださいという質問もあったが,生江氏は「ユーザーさんの楽しみ方がとても成熟していて,私自身も新発見があります。ネット上でいろいろなミラプリを公開している方のサイトをブックマークしていて,毎朝出社と同時に巡回させていただいているんです」とのこと。プレイヤーの発想はときに開発者をも上回るという話をよく聞くが,今回の話などもまさにその典型かもしれない。
アルテマフィギュアやくじテンダーパーティーのボードゲームなども紹介
PLLの最後に,さまざまな告知が行われた。
●マイスタークオリティ フィギュア 聖天使アルテマ
吉田氏が実物をもとにこだわりを解説。総パーツ数は260を超え,世界的に有名な人が集結して制作された逸品になっているという。本来であれば倍近い値段がするという吉田氏だが,そのデキの良さに監修時にフィードバックの必要がなかったほどなのだとか。フィギュアは,欧州ファンフェス会場で先行販売を行い,日本では3月9日に発売予定となっている。
●ゴールドソーサー くじテンダーパーティー
「FFXIV」初のオリジナルボードゲーム。こちらも実物を手にした吉田氏は「こういった専用のコマを使いながら遊びます。ルールもシンプルかつ奥深い」と紹介。欧州ファンフェス会場には実際に試遊できるプレイフィールドも用意されていたが,初日から満員となる人気ぶり。これも日本では3月9日の発売予定だ。
そのほか,「ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ」予約開始に合わせた生放送など,各種告知が行われた。
「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター」公式サイト
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