「Hearthstone」，日韓戦の本選がソウルで開催。激戦が繰り広げられた当日の模様をレポート

　2016年5月13日と14日に韓国・ソウルにて，アフリカTVが主催する「Hearthstone: Heroes of Warcraft」（PC / iOS / Android）の大型大会「Hearthstone Battle Royal Japan vs. Korea（ハースストーンバトルロイヤル）」の本選が開催された。

　この大会では，予選（関連記事）を勝ち抜いた各国3名の代表選手達が，日本チーム対韓国チームによる団体戦（13日）と，各代表選手によるトーナメント形式の個人戦（14日）で戦った。本稿では，両日に渡って激戦が繰り広げられた日韓戦の模様をレポートしていこう。

　試合内容に入る前に，この大会の概要についても触れておく。ルールは，4ヒーロー1BANのコンクエスト形式となり，Best of 5というフォーマットが採用された。
　ちなみに，4ヒーロー1BANは，対戦相手が選択した4ヒーローのうち1ヒーローを使用を禁止できるというルールだ。コンクエストは，1度勝利したヒーローは以降使用できないというもの。また，Best of 5は最大試合数が5回という意味で，要するに3本先取したほうが勝ちとなる。

「Hearthstone: Heroes of Warcraft」公式サイト

初日の団体戦はお互いの大将戦までもつれ込む接戦に！！

　団体戦の各国代表の構成は，日本代表側が先鋒pride1st選手，中堅soundew選手，大将barusa選手。韓国代表側が，先鋒Ghost選手，中堅Caster選手，大将RenieHouR選手だ。勝ち抜き形式なので，極論をいうと先鋒が3連勝すればそこで試合が決まるのだが，実際には大将戦まで勝敗が決まらない激戦となった。


■第1試合：◯Ghost選手（韓国） vs. ×pride1st選手（日本）

　お互いの選択ヒーローは，pride1st選手がパラディン，ローグ，ウォーロック，ハンター。Ghost選手がハンター，ウォーロック，ウォリアー，ドルイドで，両選手共に相手のハンターをBANした。両選手のウォーロックが，ミッドレンジハンターをあまり得意としないレノウォーロックだったこともあり，順当なBANの選択といえる。

　この試合のポイントは，初戦でGhost選手がレノウォーロックに相性の良いンゾスパラディンに当てることに成功した点，テンポウォリアーでミラクルローグとの勝負を制した点，そして，勝ち越した状態で，デッキ内容を読まれにくい召喚石ドルイドをpride1st選手に当てることができた点だろう。

　まず，レノウォーロックvs.ンゾスパラディン戦は，pride1st選手も相性が悪いなかで検討したものの，大物ハンターを炎の王ラグナロスに刺すといったGhost選手の丁寧な試合運びによって，相性通りの結果となった。


　次のミラクルローグvs.テンポウォリアー戦は，ミラクルローグがやや有利ともいえるマッチであったため，pride1st選手的には勝ちたいところではあった。しかし，後半にケーアン・ブラッドフーフ，マルコロクからアサシンブレードを装備，そしてグロマッシュ・ヘルスクリームといった，強い動きを押し付けたGhost選手が，続けて白星を勝ち取る形となった。

　0-2になった状態で，pride1st選手にとっては対戦経験がほぼない召喚石ドルイドを3タテしなければならない状態になったのが非常に厳しく，1度ローグでドルイドに勝って一矢報いたものの，次のパラディンvs.ドルイドで勝ち切れず，第1試合はGhost選手が勝利した。


■第2試合：×Ghost選手（韓国） vs. ○soundew選手（日本）

　soundew選手の選択ヒーローは，メイジ，ウォリアー，ウォーロック，ハンター。Ghost選手がハンター，ウォーロック，ウォリアー，ドルイドで，第1試合と同じく，お互いがハンターをBANする展開となった。

　本試合のターニングポイントは，共にミラーマッチとなった1回戦のテンポウォリアー，2回戦のレノウォーロックを，soundew選手が制した点だった。テンポウォリアー戦は互いが一進一退の攻防を続けていたが，Ghost選手の炎の王ラグナロスに止めの一撃を決めたあと，コルクロンの精鋭などのミニオンで攻め立て，さらに旋風剣，狂瀾怒濤のコンボを決めたsoundew選手が勝利。

　2戦目のレノウォーロックミラーは，pride1st選手との試合でGhost選手のレノウォーロックがコンボ型でないことをsoundew選手が知っていたことが大きかった。対戦相手の1ターンキルコンボを警戒せずに，自分は悠々と1ターンキルの機会を狙えばいいというアドバンテージは大きく，ソーリサン皇帝でコストをきっちり軽減した後，リロイ・ジェンキンスを絡めた20点コンボを決めてミラーマッチを制した。

　3戦目のテンポメイジvs.テンポウォリアー戦は敗れてしまったが，続くテンポメイジvs.レノウォーロック戦では，負けかと思われた盤面で希望の終焉 ヨグ＝サロンから破滅！を引き当て，盤面をひっくり返しての勝利。会場もそのシーンには大盛り上がりであった。


■第3試合：×Caster選手（韓国） vs. ○soundew選手（日本）

　soundew選手の選択ヒーローはメイジ，ウォリアー，ウォーロック（BAN），ハンター。一方のCaster選手はプリースト（BAN），ウォーロック，ウォリアー，シャーマンといった内容。Caster選手の構成は，プリーストをはじめレノウォーロックに比較的弱いヒーローが多く，そのためのウォーロックBANだと思わる。ただ，soundew選手はプリーストをBANしたため，若干肩透かしになったともいえる。

　試合は，soundew選手が初戦からテンポウォリアーにとって有利となるトーテムシャーマンを引き当て，Caster選手のドゥームハンマーをハリソン・ジョーンズで刺し，7ドローを決めるといった展開で快勝。
　続く2試合目でも，Caster選手のコントロールウォリアーに対してミッドレンジハンターをぶつけるという有利マッチアップを決め，サバンナ・ハイメイン，荒野の呼び声など，ウォリアーに刺さる強力なカードで怒涛の攻勢を見せる。最後に，殺しの命令，速射の一矢を決めて押し切る形で2連勝となった。

　最後のテンポメイジvs.トーテムシャーマンの試合では，序盤のトーテムシャーマンの攻勢で体力を削られるものの，相手がミニオンを並べたタイミングを見て，フレイムストライクで盤面を返すことに成功。その後，リソースが尽きたトーテムシャーマンに対して盤面をミニオンで制圧した結果，Caster選手は投了。第3試合は，soundew選手が3連勝での勝利となった。


■第4試合：○RenieHouR選手(韓国) vs. ×soundew選手(日本)

　soundew選手の選択ヒーローは，メイジ，ウォリアー，ウォーロック，ハンター。対するRenieHouR選手はウォリアー，ウォーロック，ドルイド，シャーマンという内容。soundew選手は相手のウォリアー，RenieHouR選手はハンターをBANする形での開幕となった。

　1戦目は，soundew選手のテンポウォリアーと，RenieHouR選手のトーテムシャーマンがぶつかり合うことに。soundew選手にとっては有利なマッチアップとなるが，RenieHouR選手が巧みにサンダー・ブラフの勇士でプレッシャーを与え続け，シャーマンの攻勢が緩まない展開に。soundew選手は，手札にハリソン・ジョーンズを構えていたため，RenieHouR選手がドゥームハンマーを装備し，それを破壊すれば逆転を狙えたものの，そのまま相手の盤面のミニオンで体力を削られ続け，RenieHouR選手が初戦の勝利を決めた。

　2戦目のテンポウォリアー vs. Zooウォーロック戦も，比較的soundew選手のテンポウォリアーが有利のマッチアップではあったが，武器を引くタイミングが遅れてしまい，序盤からZoo側にボードアドバンテージを握られてしまう。
　soundew選手のテンポウォリアーも，泡を吹く狂戦士を大幅強化して健闘したものの，串刺しのゴーモック，アルガスの守護者などで凌がれ，最後にはリロイ・ジェンキンスのコンボが決まる形でRenieHouR選手の白星となった。

　RenieHouR選手にリーチが掛かった3戦目は，テンポメイジvs.召喚石ドルイド戦。この戦いでは，soundew選手側のテンポメイジが一矢を報いたが，続くレノウォーロックvs.召喚石ドルイド戦では，ドルイド側が盤面にミニオンを展開した後に，獰猛な咆哮2発のコンボが決まり，RenieHouR選手が勝利を手にした。


■第5試合：○RenieHouR選手（韓国） vs. ×barusa選手（日本）

　barusa選手が持ち込んだヒーローは，シャーマン，メイジ，ウォリアー，ハンター。RenieHouR選手は，ウォリアー，ウォーロック，ドルイド，シャーマンで，barusa選手はウォリアー，RenieHouR選手はハンターをBANする形でのスタートとなった。

　1戦目はbarusa選手のテンポウォリアーと，RenieHouR選手のZooウォーロックのマッチアップに。barusa選手にとっては悪くない構成だったものの，魂の炎で獰猛なサルを処理されるなどの形で，RenieHouR選手にボードアドバンテージを握られてしまう。しかし，暴走コドー，アラシの武器職人などでそこから盤面を挽回しつつグロマッシュ・ヘルスクリームを出すことで一気に優位となり，その後にRenieHouR選手が投了。barusa選手が初戦を勝利した。

　しかし，ここからRenieHouR選手の猛攻が始まる。RenieHouR選手のZooに対し，barusa選手が次に出したアグロシャーマンは，Zoo側のナイフ・ジャグラーからボードアドバンテージを一気に奪われ，海の巨人のダメ押しも決まって敗北。
　次のアグロシャーマンvs.トーテムシャーマン戦は，相手に盤面優位を握られた後，精霊崩壊で一度は盤面を返しつつ，炎まとう無貌のもので攻め立てようとするものの，呪術を引かれて対処されてしまう。そこからトーテムを並べられた後に原始融合によるバフによって，barusa選手の体力が削りきられてしまい，RenieHouR選手の2連勝。

　barusa選手のテンポメイジとRenieHouR選手の召喚石ドルイドによる試合では，召喚石から大量のミニオンを盤面に並べられてたうえ，さらにワタリガラスの偶像から引かれたマリゴスが盤面に現れる。barusa選手はそれをうまく処理できず，RenieHouR選手がさらに盤面をプッシュ。そのまま押し切る形でRenieHouR選手が3連勝となり，団体戦は韓国チームの勝利という結果になった。

個人戦でも大きく力を見せつけた韓国代表選手たち

　翌日（14日）の個人戦は，団体戦と同じ4ヒーロー1BANによるBest of 5で行われた。前日の試合では非常に接戦となった日韓戦だったが，個人戦では韓国選手が大きくその力を見せつける結果となる。

トーナメント表

■第1試合：×soundew選手（日本） vs. ◯Ghost選手（韓国）

　団体戦でもあったこの組み合わせ。選択ヒーローはsoundew選手がシャーマン，メイジ，ウォリアー，ウォーロック。Ghost選手がハンター，ウォリアー，ウォーロック，プリーストで，soundew選手がプリーストを，Ghost選手がシャーマンをBANした。

　初戦はウォリアー同士の対戦となったが，Ghost選手は団体戦とは異なり，クトゥーンウォリアーを持ち込んできた。これがsoundew選手のテンポウォリアーに対して，大きく刺さることになる。
　テンポウォリアーのsoundew選手がミニオンを大きく展開したタイミングで，Ghost選手はカウンターの乱闘を決め盤面を処理。さらに後半で頽廃させしものン＝ゾスをプッシュしていくという展開にsoundew選手が耐え切れず，初戦はGhost選手が白星を挙げた。
　だが，soundew選手も負けてはおらず，テンポメイジ，テンポウォリアーで立て続けにGhost選手に勝利する。2-1とsoundew選手がリードする形になったが，soundew選手に残されたレノウォーロックはミッドレンジハンターに敗北し，2-2のイーブンとなってしまう。

　最後はレノウォーロック同士のミラーマッチとなったが，Ghost選手のレノウォーロックは団体戦とは異なり，コンボ搭載型のデッキになっていた。そのため，団体戦と同じ戦法は取れず，どちらが先に盤面を整えつつコンボを揃えるかの勝負となったが，Ghost選手が盤面優位を握り，さらに頽廃させしものン＝ゾスでプッシュ。soundew選手もアレクストラーザを出すなどして対抗するが，Ghost選手がシルヴァナス・ウィンドランナーの断末魔効果でアレクストラーザのコントロールを奪い，これにsoundew選手が対応しきれず，決着。Ghost選手の逆転勝利となった。


■第2試合：◯Caster選手（韓国） vs. ×pride1st選手（日本）

　選択ヒーローは，pride1st選手がパラディン，シャーマン，ウォーロック，ウォリアー。Caster選手がローグ，メイジ，プリースト，ウォーロックで，pride1st選手はローグ，Caster選手がウォリアーをBANする形となった。

　この試合のターニングポイントは，pride1st選手のミッドレンジシャーマンがCaster選手のンゾスプリーストを突破し切れなかったところだろう。序盤からpride1st選手のミッドレンジシャーマンが盤面優位を握り，地底よりのものなどで攻め立てるが，Caster選手がオウケナイのソウルプリーストを引いてからの瞬間回復のコンボで対処されてしまう。
　これが大きな分岐点となり，プリースト戦は敗北。その後，ミッドレンジシャーマンvs.フリーズメイジ戦も長期戦の末，pride1st選手の敗北，最終試合のンゾスパラディンvs.レノウォーロックも相性通りにCaster選手のレノウォーロックの勝利となり，0-3という結果になってしまった。

　初戦でミッドレンジシャーマンがンゾスプリーストを突破できていれば，結果は大きく変わっていた可能性もあっただけに，初戦を取れなかったのが悔いが残る試合であった。


■第3試合：○RenieHouR選手（韓国） vs. ×Ghost選手（韓国）

　韓国人同士となった準決勝のこの試合。RenieHouR選手はシャーマン，プリースト，パラディン，ウォーロックを選択。対するGhost選手はハンター，ウォリアー，ウォーロック，プリースト。RenieHouR選手はウォーロックをBAN。対するGhost選手はシャーマンをBANする形で試合がスタートした。

　この試合は，コントロールデッキ同士の対決が目立った。1戦目はRenieHouR選手のンゾスプリーストとGhost選手のマーロックパラディンのマッチアップだったが，パラディン側がデッキ切れまでいくという長期戦の結果，ンゾスプリーストが相手から奪った禁じられし癒しと瞬間回復，そしてオウケナイのソウルプリーストのコンボを決めて勝利。

　2戦目のンゾスパラディンvs.マーロックパラディンの試合はンゾスパラディン有利かと見られたが，Ghost選手がうまく七つの鯛罪コンボを2連発で決めて相手の体力を削りきり勝ちを手にする。
　続く3戦目は，ンゾスパラディンvs.クトゥーンウォリアーというパラディンに大幅有利なマッチアップで，相性通りにRenieHouR選手のンゾスパラディンが勝利して2-1となる。
　4戦目は，レノウォーロックvs.ミッドレンジハンターというGhost選手のミッドレンジハンター有利のマッチアップ。ハンターサイドのGhost選手は，ウォーロックの体力を怒涛の如く削りに行くが，RenieHouR選手がそれをうまく捌き，残り体力が5の辛うじてのところでロード・ジャラクサスを召喚。盤面の大型ミニオンと共に反撃態勢に。そのまま相手のハンターの体力を削りきり，RenieHouR選手が3-1で勝利となった。


■第4試合：×barusa選手（日本） vs. ◯Caster選手（韓国）

　もう1つの準決勝戦は，残る唯一の日本勢となったbarusa選手とCaster選手の試合だ。選択ヒーローは，barusa選手がウォリアー，メイジ，ハンター，プリースト。Caster選手がローグ，メイジ，プリースト，ウォーロックという構成。barusa選手がプリーストをBAN，Caster選手がウォリアーをBANする流れで試合が始まった。

　この組み合わせは，デッキ構成の時点でかなり相性差が目立つ試合だった。barusa選手のドラゴンプリーストは，Caster選手のミラクルローグ，フリーズメイジ，レノウォーロックに対して大幅に不利となり，これを如何に通すかがbarusa選手に与えられた課題であった。

　1戦目はbarusa選手のテンポメイジと，Caster選手のミラクルローグのマッチアップに。この戦いでは，序盤からヴァイオレット・アイの講師から段取りと昏倒のコンボで盤面を一気に取ったCaster選手がそのまま優位を活かしつつ，ガジェッツァンの競売人からドローを決めてリロイ・ジェンキンスで勝利。
　2戦目のミッドレンジハンターvs.レノウォーロックは，ミッドレンジハンターがやや有利のマッチアップであったが，Caster選手がカルトの薬師，シルヴァナス・ウィンドランナーなどをうまく生かして盤面を取り，レノ・ジャクソンを決め，そのままボードアドバンテージを得て2連勝。

　3試合目のミッドレンジハンターvs.フリーズメイジ戦では，Caster選手がソーリサン皇帝を早い段階で決めながら，冷気の放射やアイスブロックの発動で凌ぎつつ，barusa選手のミッドレンジハンターの体力を削りきり勝利。3-0でCaster選手の勝利という結果となった。


■第5試合：×RenieHouR選手(韓国) vs. ◯Caster選手(韓国)

　決勝戦はそれまでのルールとは異なり，5ヒーロー1BAN形式でのBest of 7という特殊ルールでの試合となった。RenieHouR選手はシャーマン，プリースト，パラディン，ウォーロック，ハンターという構成。一方のCaster選手はローグ，メイジ，プリースト，ドルイド，ウォーロックという構成で，RenieHouR選手がウォーロックを，Caster選手がシャーマンをBANという流れで始まった。

　この決勝戦では，Caster選手のヒーローの当て方がうまくハマったのが印象的だった。初戦は，RenieHouR選手のミッドレンジハンターに対して有利を取れるミラクルローグを当てることに成功。サバンナ・ハイメイン，荒野の呼び声などで攻め立てられるも，これをうまく捌き，ガジェッツァンの競売人でドローを決めてからのリロイコンボという黄金の流れで先勝。

　2戦目のミッドレンジハンターvs.ンゾスプリースト戦も，Caster選手のンゾスプリーストが有利のマッチアップで，ハンターの攻勢を捌ききる形で2連勝。3戦目のミッドレンジハンターvs.フリーズメイジ戦では，RenieHouR選手が意地を見せ1勝を返したものの，次のレノウォーロックvs.トークンドルイドで，Caster選手のドルイドが序盤から盤面のミニオンで攻め立てて白星を勝ち取った。

　5戦目のレノウォーロックvs.フリーズメイジは，Caster選手のフリーズメイジが有利といえるマッチアップ。RenieHouR選手も，炎の王ラグナロスを絡めた攻勢で健闘を見せたが，RenieHouR選手のリロイコンボをアイスブロックで凌いだ返しのターンに，Caster選手が手札の火力を叩き込み，4-1で優勝を手にした。


　両日とも激戦となった日韓戦だったが，全体を振り返ると，日本選手も大いに健闘を見せるも，韓国選手のレベルの高さが目立った大会だったといえるだろう。プレイングのミスも相対的に少なく，ヒーロー構成でも一歩上を行っていた印象で，e-Sports先進国の地力を改めて垣間見ることができた。日本代表選手にとって，今回は残念な結果に終わってしまったが，今後もこういった国際交流イベントの開催は考えているとのことなので，次回は，日本代表のさらなる飛躍に期待したい。

「Hearthstone: Heroes of Warcraft」公式サイト