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「Hearthstone」開発者のDave Kosak氏にインタビュー。「凍てつく玉座の騎士団」で追加される新要素を聞いてみた
HCT春季世界選手権の初日に,Heartstoneの次期拡張パック「凍てつく玉座の騎士団」が発表されたが,今回のインタビューは,その拡張パックを中心とした内容になっている。アドベンチャーに代わって新しく導入されたミッションや,新ギミックについて語られたので,その内容をお届けしよう。
――今回の拡張はアドベンチャーではなく,無料のミッションが入った拡張パックという形になっていますが,この販売方法を採用した理由を教えてください。
Kosak氏:
アドベンチャーはHearthstone内でのストーリーを伝える役割がありましたが,40枚だけでは伝えきれません。ただ135枚だとさすがに多すぎるので,そこの間を取って,この形にしました。
――ミッションで手に入るカードは何枚あるのでしょうか。
Dave Kosak(以下,Kosak)氏:
まずプロローグをクリアすると,デスナイト化したヒーローカードが,ランダムで1枚もらえます。その後はチャプターをクリアするたびに「凍てつく玉座の騎士団」のパックが3つ手に入る形です。
――生命奪取という新ギミックがアナウンスされましたが,これは「ウィッカーフレイム」の能力と違いがあるのでしょうか。
Kosak氏:
能力的には同じで,それを改名したのが生命奪取になります。なので,ウィッカーフレイム自体のフレーバーも変わる予定です。
――「凍てつく玉座の騎士団」でもっともお気に入りの要素はなんですか。
Kosak氏:
デスナイトですね。最初にデスナイト化したレクサーがアナウンスされたときは,すごく嬉しかったです。デスナイト化した彼は,ヒーローパワーを使って新しいカードを作り出すので,すごく楽しいヒーローになるでしょう。
――クエストローグのナーフ(弱体化)がアナウンスされていますが,やはりバランス調整は難しいですか。
Hearthstoneの開発チームには,コンセプトを考えるチームと,そのコンセプトをゲームに組み込んでいくチームがあります。2チームでしっかりと考えてからリリースするので,出したものにすぐに手を加えることはありません。それは開発チームのポリシーでもあります。とはいえ,さすがにこのままだとまずいというときは,しっかりと手を加えていきます。今回のクエストローグもその一例ですね。
――デスナイトのカードにはそれぞれアーマーが設定されていますが,あれが削られると変身が解けたりするのでしょうか。
Kosak氏:
アーマーが完全になくなっても変身は解けません。ジャラクサスになったウォーロックがデスナイトになることは可能です。
――デスナイトは「怪盗紳士」や発見効果などで引っ張ることは可能ですか。
Kosak氏:
はい。それらのカードで引っ張ることはできます。
――拡張パックを4か月のスパンで出す意図があれば教えてください。
Kosak氏:
新規のユーザーが入りやすいタイミングを作るというのもそうですが,やはり毎日Hearthstoneを遊んでくれているプレイヤーに対して,常に新しいものを提供したいという考えから,このスパンで出すようにしています。
――デスナイトはクラスなわけで,象徴的なヒーローとして「アーサス」もいます。となると,10番目のヒーローとして実装されるのが自然な流れに見えるのですが。
Kosak氏:
10体目のヒーロークラスが出ることは絶対にありません。ただ,ヒーロースキンなどの形で,アーサスファンのために何かできることはないかと考えているので,今後のアナウンスを楽しみにしてもらえればと思います。
――ありがとうございました。
「Hearthstone」公式サイト
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(C)2017 BLIZZARD ENTERTAINMENT, INC.
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