北米時間の2015年7月17日に始まった格闘ゲームの祭典も,いよいよ本日(同7月19日)が最終日。数々の決勝トーナメントが行われる,
「Evolution 2015」3日目の現地レポートをお届けする。
本日の競技種目は,順に
「GUILTY GEAR Xrd -SIGN-」「Mortal Kombat X」「大乱闘スマッシュブラザーズDX」「ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3」,そして
「ウルトラストリートファイターIV」の5タイトル。そのすべてがベスト8から優勝者1人を決める決勝トーナメントであり,初日から続いた激闘に,いよいよ決着がつけられるのだ。
ちなみにMortal Kombat Xと大乱闘スマッシュブラザーズDXを除く3タイトルでは,いずれもベスト8に日本人選手が残っており,その全員に優勝の可能性が残されている。最終日は配信チャンネルも1本に絞られ観戦しやすくなっているので,お目当てのタイトル以外でも日本人選手の活躍をぜひ応援してほしい。
詳しい配信スケジュールについては,
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@4GamreLive現地レポートまとめ
・おはようございます。EVO2015最終日がついに始まります。本日は「GGXrd」「MKX」「スマブラDX」「UMvC3」「ウル4」の決勝が行われ,王者が決定されます。
・本家配信は bit.ly/1fgeZBt から,日本語配信は bit.ly/TUmbUj から視聴できます。最初はGGXrdから。
・Winner's側。闘神激突の王者軍ナゲ選手と,昨年度BBCP準優勝のどぐら選手が激突。会場スピーカーにトラブルがありましたが,観客はお構いなしに大盛り上がり。
・この試合は,要所の起き攻めをうまくいなしたナゲ選手が2-0で勝利。どぐら選手はLoser'sへ回ります。
・続いては小川選手とヲシゲ選手の組み合わせ。ザトー vs. ミリアということで,ワンチャンスで簡単にひっくり返る緊迫した試合展開になりそう。
・1-1で迎えた決定戦,ラウンドを取得したヲシゲ選手は勝利と勘違いしたのか,まさかのガッツポーズ……。その隙に小川選手の凶悪な連続技が決まり,ゲームセット。
・続いてはLoser'sへ。闘神激突ではプロゲーマー連合軍で予選を通過しているミリア使い・中村選手と,GGXX時代からの古豪アクセル使い・シュウト選手の試合です。
・ミリアらしい怒涛の起き攻めの連続で,中村選手が見事勝利を果たしました。
・続いてはミカド勢りおん選手のカイと,アメリカ最強レオ使いと目されるZidane選手による試合。唯一残ったアメリカ勢に,会場からは割れんばかりのUSAコールが。
・りおん選手が危なげなく勝利を果たしましたが,試合終了後にはZidane選手の健闘を讃える大きな拍手が寄せられていました。
・Loser's2回戦では,どぐら選手と中村選手が激突。
・中村選手の七色の起き攻めに対し,どぐら選手は気合のガードで踏ん張ったものの,最後は崩されてしまい決着。
・ヲシゲ選手とりおん選手というカード。小川選手戦でのガッツポーズ事件のインパクトからか,登場しただけで「WOSHIGE!」コールが巻き起こるほどの人気に。
・この試合では,ラウンド取得数を含めて冷静な立ち回りを見せたヲシゲ選手が2-0で勝利。新たに獲得した海外ファンからも大きな歓声が上がっていました。
・Winner's FINALでは小川選手とナゲ選手というカードが実現。小川選手が自身で綴っている対策メモは,「名前を書かれると死ぬ(勝てなくなる)」と噂されていたことも。
・ナゲ選手の繰り出した各種アイテムに対し,終始冷静に対処した小川選手が3-1で勝利。一足先にGrand FINALへ進出しました。
・続いてはLoser'sの準決勝。中村選手とヲシゲ選手によるミリア対決となります。
・1-1で迎えた決定戦。中村選手が序盤を優勢に進めますが,一瞬のスキを投げで切り返したヲシゲ選手が怒涛の追い上げを見せ,最後は切り返しのウィンガーを読み切って逆転勝利。
・Loser's FINALは世界レベルのおもてなし・ナゲ選手と,新たな海外ファン獲得に大成功したヲシゲ選手という組み合わせになりました。
・ヲシゲ選手の登場に沸く観客達。
・この試合はナゲ選手が素晴らしい立ち回りでヲシゲ選手を終始圧倒。逆転を賭けた起き攻めもうまくいなしたナゲ選手が勝利し,Grand FINALへ。
・GGXrd部門Grand FINALは小川選手とナゲ選手。Winner's FINALの再演となりました。一度負けているナゲ選手は,どこまであの凶悪な攻めに対応できるか。
・小川選手の暴力的な攻めに,ナゲ選手は的確な立ち回りで対応。2-2までもつれ込むも,最後は小川選手の攻撃力が上回り決着。小川選手がGGXrd部門の覇者に輝きました。
・かつて小川選手のチームメイトとして共に戦った,アークシステムワークス・パチ氏もその健闘を讃えていました。
・続いては,MKX部門の決勝トーナメントが開幕します。
・こちらはGGXrd決勝後。壇上で小川選手が見せたはちきれんばかりの笑顔が印象的でした。
・Mad Catzブースでは,三太郎選手(サガット)とEVO2014の覇者・Luffy選手(ローズ)による,ウルIVのグランジマッチが開戦! ルールは10試合先取です。
・GGXrd部門決着後のプレイヤー達。海外勢の活躍にも期待したいところです。
・現在は,三太郎選手が3-1でリード。
・三太郎選手が4-1と差を広げています。ここからLuffy選手の巻き返しなるか?
・Luffy選手が少しずつ対応してきた模様。2連勝で追い上げて現在,三太郎選手-Luffy選手で5-3。
・Luffy選手のペースでしょうか。ここへきての3連勝です。
・Luffy選手を応援する,Team Meltdownのメンバー達。
・5連勝を阻止し,引き離しにかかる三太郎選手。現在7-4。
・Luffy選手が粘るものの,三太郎選手は冴えた動きで相手にスキを与えません。8-5で三太郎選手がリード。
・三太郎選手が流れを渡さず9-5でリーチ! Luffy選手はその胆力の見せどころですが……。
・MKXはWinner's FINALに突入した模様です。
・三太郎選手がそのまま10-5のダブルスコアでLuffy選手に勝利!
・試合後「Luffy,受けてくれてありがとう」と三太郎選手。そしてお互いの闘いぶりを讃え合います。
・MKXはLoser's FINALに突入。アメリカのSonicFox選手とカナダのHoneyBee選手が激突しています。
・GGxrdで3位に入賞したヲシゲ選手と,その仲間のみなさん。本当に楽しそうです。
・MKXのGrand FINALは,SonicFox選手とFoxy Grandpa選手が激突。リセットからの優勝でSonicFox選手が歓喜のジャンプ!
・上位入賞した選手達と,優勝の盾を手に満面の笑みを浮かべるSonicFox選手。上位3選手の国がそれぞれ異なるというのも面白いMKX部門でした。
・さて,続いてスマブラDXの決勝トーナメントが始まりました。紫に染まる会場。
・ぬいぐるみを身にまとうのがイケてる観戦スタイルのようです。
・決勝進出選手のほとんどが有名プロゲーミングチームに所属しており,大勢のファンが付いているスマブラDX部門。会場ではすさまじい応援合戦が繰り広げられています。
・絶大な人気を誇るピカチュウ使いaxe選手のファン達。
・Loser'sで行われた一戦で,Plup選手がLeffen選手を破った瞬間。会場が揺れ動くほどの歓声とUSAコールが巻き起こりました。
・EVO2013-14で2連覇を果たしたMang0選手は,昨年度準優勝のHungrybox選手の前にLoser'sで敗退。Hungrybox選手は見事リベンジ成功。
・スマブラDX部門のWinner's FINALがスタート。昨年度4位のPPMD選手と,3位のArmada選手という組み合わせです。
・Mad Catzブースでは,鉄拳7のエキシビションマッチが。原田Pや優勝を果たしたノビ選手などを迎えて,対戦やトークが行われました。
・plup選手のサムスがleffen選手のフォックスを破った瞬間。
・観客の声援に応え,マルスからファルコに変えたPPMD選手でしたが,Armada選手のフォックスは揺るがず。Armada選手がGrand FINAL進出を決めました。
・惜しくもArmada選手に敗れたPPMD選手と,Mang0選手を下したHungrybox選手でのLoser's FINALがスタート。PPMD選手は初戦からファルコを選択。
・Hungrybox選手の持ちキャラクター,プリンのぬいぐるみを持った観客を発見。
・Loser's FINALにて,PPMD選手を3-0で下したHungrybox選手が,Armada選手とのGrand FINALに挑みます。
・Grand FINALの途中ですが,わざわざ会場に機材を持ち込んでスマブラDXをプレイしている人達も。かなり自由な雰囲気です。
・Hungrybox選手が先に2セットを先取してリセットにリーチをかけるも,終始冷静さを失わなかったArmada選手がセットを取り戻し,スマブラDX部門の覇者に輝きました。
・カウントダウンの大合唱を経て,UMvC3部門決勝トーナメントがスタートしました。
・Winner'sの初戦はRayray選手vs.Apologyman選手というカードです。
・2-2で迎えた決定戦は,互いに残り1キャラまでもつれ込みましたが,勝負のエラスティックスラムを叩き込んだApologyman選手が勝利を手にしました。
・続いてはハガー,ハルク,センチネルの脳筋チームで知られるKaneBlueRiver選手と,モードックを中心にチームを構成するFrutsy選手による試合です。
・この試合はKaneBlueRiver選手が圧倒! K.O.後の出現攻めを幾度も成功させ,3試合連取でWinner's FINALへと駒を進めました。
・続くLoser'sでは,アメリカのGoldenBoyNeo選手とメキシコのDizzy選手がぶつかります。応援合戦も激しくなりそうな予感。
・UMvC3部門の観戦に集った観客達。
・出番を待つRF選手とCross選手。日本勢のUMvC3部門決勝トーナメント進出は,4年目にして初となります。
・アメリカ勢GoldenBoyNeo選手がDizzy選手を撃破。
・日本勢同士がLoser'sの初戦でぶつかります。
・Cross選手のゼロが活躍し続ける展開となり,RF選手を撃破。続く相手はメキシコのFrutsy選手となります。
・Loser'sの2回戦がスタート。Rayray選手とGoldenBoyNeo選手が激突します。
・GoldenBoyNeo選手のフェニックスにしっかりと対応したRayray選手が見事勝利を収めました。
・日本勢最後の希望Cross選手と,メキシコのモードックチーム使いFrutsy選手による国際試合が始まりました。Cross選手は床置きスタイルです。
・決定戦では,ダンテのみのCross選手が3人健在のFrutsy選手を追い上げる展開に。逆転もあるかと思われましたが,コンボ途中でタイムアップ。Frutsy選手の勝利に。
・Winner's FINALではKaneBlueRiver選手のセンチネルが大爆発。ApologyMan選手を終始圧倒し,Grand FINALへ。
・KaneBlueRiver選手の勝利を喜ぶ観客達。
・Loser'sの準決勝第1試合は,アメリカのRayray選手とメキシコのFrutsy選手という組み合わせ。
・決定戦は決定打なく時間が過ぎていく展開となりましたが,チャンスを掴んだRayray選手はすかさずマグニートーの永久コンボで時間稼ぎし,タイムアップで勝利を決めました。
・ApologyMan選手とRayray選手によるLoser's FINALは,あまりにも熱過ぎる試合の連続で,現在2-2までもつれこんでいます!
・決定戦ではRayray選手のマグニートーが怒涛の攻めを見せて快勝。KaneBlueRiver選手の待つGrand FINALへ。
・ハガー,ハルク,センチネルのKaneBlueRiver選手と,センチネル,Dr.ドゥーム,マグニートーのRayray選手によるGrand FINALが開幕。
・KaneBlueRiver選手がハルクの爆発力を最大限に活かし,ほぼ何もさせずにrayray選手を撃破! 悲願となるEVO2015優勝を果たしました。
※ウルIV部門決勝トーナメントの開幕直前。ここでなんと
「ストリートファイターV」の新キャラクターが
発表。サプライズです。殺意の波動に関係したキャラクターのようですが……
・EVO2015もいよいよ大詰め! ウルIV部門の決勝トーナメントが始まりました。
・Winner's初戦は日本のジュリ使いaiai選手と韓国の雄Infiltration選手。使用キャラが気になるInfiltration選手はまずディカープリを選択。
・この試合はInfiltration選手が圧倒。最後はaiai選手の後方ジャンプ逃げを読み切ったかのようなDCMも飛び出し,一気に3試合を連取しました。
・続いてはCapcom Cup 2014覇者ももち選手と,“Murder Face”ときど選手による,日本勢同士の試合です。
・ウルIV部門の応援に駆けつけたリュウとケン(のコスプレイヤー)。
・互いに細やかな対策のあとが見えるハイレベルな試合を制したのはももち選手。ときど選手はLoser'sから挽回を狙います。
・続いてLoser'sへ。素早い展開を得意とするネモ選手と,脅威の反応速度を武器とするPR Balrog選手による日米対決です。
・PR Balrog選手の盟友であり,同じEvil Geniusesに籍を置くチームメイト,Justin Wong選手とRicky Ortiz選手が試合の行方を見守ります。
・優勢なネモ選手に対し,割れんばかりのUSAコールを受けて追い上げるPR Balrog選手という構図に。しかしネモ選手は崩れず,最後はウルコン絡みの連続技も決めて見事勝利。
・アメリカのホープNuckleDu選手と,台湾の英雄GamerBee選手による試合は,勝負どころのライジングジャガーが冴え渡ったGamerBee選手の勝利。
・続いてはaiai選手とネモ選手による日本人対決。
・0-2からの巻き返しで会場から大きな声援を受けるaiai選手でしたが,最後はネモ選手得意の攻めが炸裂。 相手に傾きかけた流れをしっかりと止めて勝利しました。
・もうひとつのLoser's 2回戦はときど選手とGamerBee選手という組み合わせです。GamerBee選手は初戦からエレナを選択しています。
・応援に駆けつけたウメハラ選手とスクウェア・エニックスの柴P。
・この試合はEXマレットスマッシュとリンクステイルによる攻めをうまく決めていったGamerBee選手の勝利となりました。ときど選手は無念の敗退。
・Infiltration選手とももち選手がWinner's FINALで激突! Infiltration選手は殺意リュウを選択しました。
・ももち選手のリーチに対し,Infiltration選手は新キャラ・アベルを投入。そのまま1試合を返しました!
・今度はももち選手がエレナにキャラ変更! 決定戦が始まります。
・決定戦は最終ラウンドまで一進一退となり,決着を待たずして大歓声が上がるほど。そしてぎりぎりの展開を競り勝ったももち選手が,Grand FINAL行きの切符を手にしました。
・Loser's準決勝では,GamerBee選手がネモ選手を撃破。残る2名が切符持ちのため,GamerBee選手はCapcom Cup2015の招待権を獲得しました。
・Loser's FINALは韓国対台湾に。Infiltration選手は春麗,GamerBee選手はエレナを選択しています。
・試合を見守るプロゲーマーたち。
・GamerBee選手のエレナに追い詰められたInfiltration選手は,キャラ選択を長考。レフェリーから「15秒以内に決めろ」と言われ,繰り出したのはなんとジュリ!
・長時間に及んだLoser's FINAL,その決定戦は、あえて投げを喰らい,起き上がりウルコンで時間を稼いだGamerBee選手が,ギリギリの体力差でタイムアップ勝ち!
・ついに迎えたGrand FINALは,Capcom Cup 2014覇者ももち選手と,台湾の英雄GamerBee選手という組み合わせになりました。
・3-1でGamerBee選手がリセットに成功! 続く試合で,ももち選手は殺意リュウにキャラクターを変更しました。
・もつれにもつれた決定戦。ケーブルが抜けた扱いとなり,ラウンドペナルティを取られたももち選手でしたが,続く最終ラウンドを勝ち切り,見事ウルIV部門覇者に輝きました!
・表彰式終了後にカプコン・小野Pを発見。発表されたばかりのストVの新キャラ・Necalliについて聞いたところ,今のところ素性などは謎に包まれたキャラクターとのことでした。
・これにてEVO2015は全日程を終了。現地からのレポートも,ひとまずここまでとなります。長時間観戦していたみなさん,お疲れ様でした! 来年もまたお会いしましょう!