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[TGS 2013]Xbox Oneの日本産ミステリーアドベンチャー「D4」は,Kinectを通じて主人公の行動を疑似体験できる。独特のシステムをレポート
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印刷2013/09/21 14:39

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[TGS 2013]Xbox Oneの日本産ミステリーアドベンチャー「D4」は,Kinectを通じて主人公の行動を疑似体験できる。独特のシステムをレポート

画像集#018のサムネイル/[TGS 2013]Xbox Oneの日本産ミステリーアドベンチャー「D4」は,Kinectを通じて主人公の行動を疑似体験できる。独特のシステムをレポート
 東京ゲームショウ2013の2日目にあたる2013年9月20日,会場近くのホテルにて,アクセスゲームズが開発中のXbox One用ダウンロードタイトル「D4」のプレゼンテーションが行われた。

 本作は,“物体に残された記憶をたどって過去の世界に行ける”という特殊能力を持つ探偵のデイビッド・ヤング(以下,デイビッド)が,妻を殺した犯人を追うという物語が描かれるミステリーアドベンチャーゲーム。Xbox One付属のKinectを利用して,プレイヤーが実際にその場にいるかのように振る舞うことで,ゲームが進んでいくという操作方法が特徴になっている。また,ゲーム配信は,1エピソードごとに分けて行われる予定だ。

開発中のD4の画面。ちなみに,元々のタイトル名は「Dark Dreams Don't Die」で,そこからイニシャルを取って「D4」となっている
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アクセスゲームズのSWERY氏。「Red Seeds Profile」などの作品で知られるクリエイターだ
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 今回のプレゼンテーションは,アクセスゲームズのSWERY氏がXbox Oneによるプレイを解説するという形で行われた。
 最初に披露されたのは,旅客機のトイレにいるデイビッドのカットシーン。彼は血塗られた保安官バッジに残された記憶をたどって,ここまでやってきたらしい。つまりこの旅客機は過去の世界というわけだ。

 ここでSWERY氏から,デイビッドの人物像が説明された。前述したように,デイビッドは妻を殺した犯人を,2年ものあいだ追っているという。彼の特殊能力は,妻が死んだとき,記憶をなくしたことと引き替えに身についたものだそうだ。
 その妻は死の間際に「Look for D」(Dを探して)というメッセージを残したため,デイビッドは「D」がつく人物や物事にこだわって調査を進めているのだという。

デイビットは「死んだ妻が好きだったから」という理由で,好きでもないチューインガムをいつも噛んでいるという。ちょっともの悲しい
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 カットシーンが終わると,操作方法の説明を兼ねて,トイレの中にあるさまざまなものを触ったり,調べたりするという,アクションが披露された。
 基本の操作は,プレイヤーがKinectに向かって,手を広げた状態で腕を動かすことで画面上のカーソルを動かし,カーソルが調べたい物の上にきたら,そこで手を握ると,その物を調べるというものだ。
 ほかにも,トイレのフラッシュ(水を流す)ボタンを押すときには,ボタン付近にカーソルを合わせてから手を突き出す。鏡をのぞき込むには上半身を前に倒す。ドアを開けるときには,取っ手付近にカーソルを合わせて腕を横に引くといった具合に,現実での操作や動きに近い,独特の方法でゲームを操作していく。

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オプション的な操作方法として,写真のSWERY氏のように,人差し指と中指を立てた「ラスト」と呼ばれる形で,腕を動かすという操作方法も用意されている
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 SWERY氏によれば,これらのアクションはアナログ的に操作できるとのことで,たとえば,ドアを半開きの状態で止めることも可能だという。
 また,アクションを行うごとにデイビッドのスタミナが減るため,好き放題に動けるわけではないとのことだ。

 さて,ゲームのほうに戻ると,トイレを出たところで,デイビッドはキャビンアテンダントの女性とぶつかった。その女性はデイビットの亡き妻と瓜二つ! 本人なのか,それとも他人の空似なのか非常に気になったのだが,詳しい説明はされないまま,次のシーンへと移ってしまった。残念。

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 なお,このときには女性へかける言葉を3択の中から選ぶのだが,デモではカーソルを選択肢に合わせるのではなく,実際にその言葉を声に出して読むという,Kinectの音声認識機能を生かしたやり方で選択していた。これもまた,現実を意識した操作方法と言えそうだ。

 続いて紹介されたのは,客室内の探索だ。機内ではトイレで行ったアクションと同様の操作で,収納棚を開けたり,乗客を押して驚かせたりといったことができる。キャビンアテンダントが使うと思われる電子レンジの中には,「クレジット」が入っていた。これを貯めると,デイビッドの衣装を初めとするアイテムを購入できるそうだ。

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 探索中に,何をすればいいか分からなくなった場合は,左右のこめかみをそれぞれの手で押さえるようなポーズを取ると発動する,「ビジョン」という能力を使うのだという。これはヒントを表示する機能で,ビジョンが発動すると重要な手がかりが光り,何を調べればいいのかが分かるようになる。

椅子が黄色く光っているのはビジョンの効果によるもの。ここに手がかりがあるらしい
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 また機内では,事件に関係ありそうなキャラクターたちと会話もできる。
 披露されたデモでは,デイビッドが最初に,保安官のデレック・ブキャナン(Derek Buchanan)に話しかけた。察しのいい読者なら感づいたかもしれないが,デイビッドがここにくるきっかけとなった保安官バッジは彼のものだ。ファーストネームの頭文字が「D」というのも気になる。
 デレックは,その横にいるアントニオ・ザパテロ(Antonio Zapatero)という男を護送中らしい。

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 続いて現れたのはファッションデザイナーのダンカン(Duncan)。ファッションデザイナーらしく(?)奇抜な服装をしているうえ,「スーキー」(Sukey)と名付けたマネキンを連れて歩いており,「私“たち”はファッションデザイナー」とのたまう男だ。そしてこちらもファーストネームの頭文字は「D」……。

 一癖も二癖もありそなキャラクターが登場し,どのように謎が解き明かされていくのか,非常に興味深かったのだが,今回のデモではそこまでは明かされず,続いてアクションシーンの説明に移った。

 アクションシーンでは,さきほどデレックの隣にいたアントニオとのバトルが披露された。途中のシーンを飛ばしたので,どういう経緯があったかは分かりづらかったのだが,アントニオの発言から推測すると,どうやらこの男,「D」について何か知っているようだ。

デレックを叩きのめしたアントニオがバトルの相手
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 バトルのシステムは,「Kinectを使ったQTE」といった仕組みで,次々と画面に表示される指示どおりに,デイビッドのアクションに沿ってできるだけ早く左右の手を動かすというもの。プレイヤーが右手を外側に動かせば,デイビッドは右手で障害物を払い,プレイヤーが両手を上に動かせば,デイビッドは収納棚を掴んで蹴りを繰り出すといった具合だ。

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 バトル中は,画面右側に「シンクロレート」という数値が表示され,行動の成功/失敗によって数値が増減する。これは「主人公が取るべき行動を取っているか」の目安になるもので,この数値が高ければ,エピソードが終わったときのリザルト画面でも良い評価が得られるという。

 そんな感じでバトルが進んでいき,「手を上下左右に振り続けているだけでは,少々盛り上がりに欠けるなぁ……」と思っていたところ,新たなアクション「シンクロスタント」が紹介された。

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 大混乱となった機内で,アントニオはどこからか見つけてきた野球のボールで,デイビッドに狙いを定める。デイビッドは,そばに転がっていたダンカンのパートナー(マネキン)の脚を取り,バットのように構えた。すると画面の右にも,バットを構えたような人の姿が表示される。

 ……もうお分かりかと思うが,プレイヤーはデイビッドと同じように,(見えない)バットを構えて,アントニオが投げてくるボールに合わせて振り抜くのだ。
 プレイデモではこのアクションが見事に成功。打ち返したボールがアントニオに命中した。

 今回のプレゼンテーションのハイライトとも言うべきシーンだったのだが,開発中ということもあって,写真は残念ながらお見せできない。
 その代わりに,手で殴るシンクロスタントの写真を掲載するので,確認してほしい。画面右に表示される人型にならって,上半身全体を使ってアクションを行うことが分かるはずだ。

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 アントニオを倒したところで今回のプレイは終了。その後,SWERY氏から補足説明が行われた。
 D4のストーリーには分岐があって,間違った行動を選択したり,バトルでの入力が遅れたりすると,悪い方向へと展開する。しかし,最終的には同じ結末に行き着くとのこと。「開発者としては,悪い展開のほうも見てほしい」とのことだ。

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 また,Kinectでの操作を想定して作られたタイトルではあるが,コントローラでの操作も可能という。そうはいってもSWERY氏は,「Kinectでプレイしたほうが面白い」と断言。「Xbox OneのKinectは,カメラの視野が広いので,Xbox 360のKinectが使えなかったような小さなスペースでもプレイ可能になります」とアピールしていた。

 プレゼンテーションの内容は以上だ。Xbox 360のKinectでは認識できないと思われるような,指先の動きまでを使ったプレイに,Xbox OneとKinectの持つ能力を実感できた。小さなスペースでプレイ可能になるというところも,日本のファンにとっては嬉しいポイントではないだろうか。日本におけるXbox Oneのローンチタイトルを目指して開発されているとのことなので,今後に期待したいところだ。

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