紹介記事
今からでも,また始めても楽しい! 変化を続ける「ポケモンGO」の“今”を「ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ」との連動方法とともに紹介
アプリの配信後から,定期的なアップデートが行われ,ゲーム内に新機能が追加されたのはもちろん,2018年11月に発売されたNintendo Switch用ソフト「ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ」(以下,ポケモン ピカ・ブイ)との連携も可能になり,遊びの幅が広がっている。
現在までに多くのスマホユーザーが体験済みと思われる「ポケモンGO」だが,本稿では,「ポケモン ピカ・ブイ」の発売に合わせて,初めて「ポケモンGO」をプレイする,もしくは復帰するというトレーナーに向け,現在の主な機能やタイトルを取り巻く環境,そして,「ポケモン ピカ・ブイ」との連携などについて,あらためて紹介していこう。
「ポケモンGO」の概要について簡単に説明すると,本作は,スマホの位置情報を活用して,ゲーム内に再現された実在地域のマップを歩き,発見したポケモンを手持ちのモンスターボールで捕まえて,ポケモン図鑑の完成を目指すという内容の作品だ。単純明快かつ斬新で,自分のペースで進められるゲームシステムにより,老若男女問わず多くのポケモントレーナーを生み出した。
配信から間もない頃は,トレーナー達がプレイに必要な道具を得られる「ポケストップ」を目印に歩いてポケモンを探し,レアなポケモンが出現する公園が人で溢れかえったこともあった。一般のメディアもこぞってブームを取り上げ,2016年の「ユーキャン新語・流行語大賞」にポケモンGOがノミネートされ,受賞語に選ばれたことを覚えている読者もいるだろう。
それでは,以下に本作のキーとなる要素を列挙していこう。
リリース当初から変わらない,街を歩いてポケモンを捕まえる面白さ
「ポケモンGO」でポケモンを捕まえるには,現実の地図と同期したゲーム内のマップ上に現れたポケモンをタップしたあと,捕獲画面でモンスターボールを投げ,ポケモンに当てるだけでいい。ヒットすると一定確率で捕まえられ,自身のコレクションに加えられる。このシステムは,アプリのリリース当初から変わっておらず,すぐに慣れることができるだろう。
見慣れた街のマップ上にポケモンが出現 |
ポケモンをタップすると捕獲の画面に。ボールをスワイプして投げよう |
出会ったポケモンには捕まえやすさがあり,それは色で判別できる。捕獲画面下部にあるモンスターボールをホールドしたとき,ポケモンの周囲に出現するターゲットリングの色が緑色ならば捕まえやすい,赤色ならば捕まえにくいといった具合だ。捕まえにくい場合は,より強力なモンスターボールに切り替えたり,「ズリのみ」を与えたりすることで,捕獲難度を下げられる。
さらに,前述したターゲットリングは外側から中央に向かって収縮していく。ターゲットリングの範囲とボールが当たった位置によって,「ナイススロー」「グレートスロー」「エクセレントスロー」が発生することがあり,そのまま捕まえられれば,通常もらえるXP(経験値)にボーナスが加算される。
また,モンスターボールをホールドしたまま,指を時計回りか反時計回りにグルグル回し,そのままスワイプするとカーブボールを投げられる。曲がる方向はボールが回転する向きと同じだ。
後述する「ポケモンリサーチ」には,決められた分だけナイススローやグレートスローを投げなければいけないものもある |
カーブボールは曲がり方が強烈なので,慣れないうちは当てることすらままならない。モンスターボールに余裕があるときに練習してみよう |
捕まえたポケモンは,自身の「ポケモンボックス」に保存され,「ジムバトル」「レイドバトル」「トレーナーバトル」といったバトル系コンテンツや,プレイヤー所属チームのジム防衛など,さまざまな面で活躍してくれる。各ポケモンは「ノーマルアタック」「スペシャルアタック」という2つの技を習得しており,先日のアップデートで,もう1つのスペシャルアタックを,「ほしのすな」と「ポケモンのアメ」を消費して開放できるようになった。
また,ポケモンには「CP」(コンバットパワー)が設定されており,これが高いほど強いということになるが,それ以外にも元気を表す「HP」(ヒットポイント)と,目に見えない「こうげき」「ぼうぎょ」の値を持っている。
どれぐらい強いのかを知りたいときは,ポケモンボックス内にいるポケモンをタップして,「ポケモンを調べてもらう」というメニューを選択すると,所属チームのリーダーにおおよその強さを判別してもらえる。所属チームのリーダーによってセリフは変わるが,強いポケモンなら,調べてもらった際に絶賛されるので,これを基準に厳選していこう。不要なポケモンは,ウィロー博士に送り,アメに変えてしまうといい。
トレーナーのレベルが低いうちは出現するポケモンのCPも低いが,レベルが上がるとともにCPも上がっていく。気にせずどんどん捕まえていこう。
2つめのスペシャルアタックを開放するには,多量のほしのすなとアメを必要とする |
リーダー評価は4段階のメッセージで表示される。最高評価のポケモンは残しておきたい |
現在,「ポケモンGO」には,「カントー」「ジョウト」「ホウエン」「シンオウ」という4地方のポケモンが出現するようになっており,その数は400種類以上にもおよぶ。これから始める人,復帰する人にとっては,図鑑の完成は遠い道のりに感じられるかもしれないが,その一方で,絶えず新たなポケモンに出会える新鮮な感覚を味わえるだろう。ちなみに,ポケモン図鑑を1つ埋めるたびにXPが500手に入る。獲得XPを2倍にする道具「しあわせタマゴ」を併用すれば,レベルを一気に上げられそうだ。
現在のバージョンではマップ右下にある「付近のようす」に,捕まえたことがないポケモンのシルエットが優先的に表示されるようになっている。シルエットをタップすると,そのポケモンが出現しているポケストップを確認でき,足跡をタップすればマップ上にピンを打てるので,こちらを頼りに向かってみるといいだろう。
さて,新たなポケモンを発見するならば,定期的に開催されるゲーム内イベントに参加するのが手っ取り早い。たとえば10月の「エスパーウィーク」では,その名のとおりエスパータイプのポケモンが,11月の「ポケモン ピカ・ブイ発売記念イベント」では,カントー地方のポケモンが,それぞれ大量出現した。こうしたイベントは数日間にわたって開催されるので,通勤通学といった移動時や,休日にプレイする時間を確保できれば,一気にポケモン図鑑を埋められるチャンスとなる。
これ以外にも,2018年1月から月に一度のサイクルで開催されている「Pokémon GO コミュニティ・デイ」や,タマゴから特定のポケモンが生まれるイベントなどがあり,その内容はバラエティに富んでいる。アプリ側で通知をオンにしておけば,イベントのニュースが送られてくるので,それを活用するのも手だ。
特定のポケモンが大量発生するイベントでは,色違いのポケモンをゲットできることも |
メニューボタンの「ニュース」項目から,公式のニュースを確認できる |
レベル20を目指して,ポケモンの捕獲やポケストップ巡回を進めよう
ポケモンを捕まえること以外に,トレーナーがやるべきことをいくつかピックアップしてみよう。これらを行うことでXPが入ってトレーナーレベルが上がり,手に入る道具の種類なども増え,できることも増えていく。
ゲームを始めたばかりの場合は,モンスターボールの中で最上位となる「ハイパーボール」が使えるようになるレベル20を目標とするのがいいかもしれない。レベル20までに必要なXPは21万と,かなり多いようにも感じられるが,前述した“ポケモンを捕獲して図鑑を埋めていく基本行動”を行いつつ,XPが倍増するイベントなどを逃さないようにすれば,比較的早めにたどり着けるかと思う。
なお,ゲーム内では,「Pokémon GO ホリデー」が開催されており,12月27日早朝から12月30日までは,ポケモンを捕まえたときにもらえるXPが通常の2倍になる。レベルを上げたい人は忘れずに参加しよう。
トレーナーメニューに表示されたXPを参考に,次のレベルを目指していく |
ポケモンを捕まえるだけでも,いくつかの条件が揃えば多くのXPがもらえる |
ポケモンの捕獲と並行して,ポケストップの巡回も行いたい。ポケストップとは,有名なランドマークや駅,街中の看板などに設置された青いポイントのことだ。一定距離に近づくと形が変わり,タップしてフォトディスクを回すと,ゲームプレイに必要な道具やポケモンのタマゴ,後述する「フィールドリサーチ」などを受け取れるほか,XPを50入手できる。その量は微々たるものだが,ちりも積もればなんとやらということで,都心部や観光地などポケストップが大量にある場所を巡り積極的にアクセスすれば,頑張った分の見返りを得られるだろう。
ちなみに,「ポケモン ピカ・ブイ」と同時発売されたデバイス「モンスターボール Plus」の中にポケモンを入れておくと,トレーナーがポケストップに接近したとき,ポケモンが自動的にポケストップを回してくれる。ポケストップが多い地域を移動する機会があれば,ぜひ使ってみることをオススメしたい。
要所に配置されたポケストップ。訪れたことのないポケストップには,白い輪が表示される |
ポケストップは毎日回すとデイリーボーナスがもらえ,7日間でボーナスの量が増えていく |
なお,ポケストップは,回した直後の5分間や,電車など一定速度以上での移動中,バッグがいっぱいになっているときは,フォトディスクを回せなくなる。この場合,アイテムはもちろん,タマゴやフィールドリサーチも受け取れないので,バッグには常に空きを作っておきたい。プレイを始めて間もない場合はバトルに挑むことも少ないだろうから,「キズぐすり」など回復アイテムは処分しても大丈夫だ。
ちょっとした目標をトレーナーが任意に選んで進められる「ポケモンリサーチ」
「ポケモンGO」のリリース後に,「ポケモンリサーチ」が実装された。これは,ポケストップから受け取れる「フィールドリサーチ」と,ウィロー博士から依頼される「スペシャルリサーチ」の2種類があり,それぞれで提示された目標をクリアすると報酬を得られるというものだ。任意に進められるゲームの目的が増え,「ポケモンGO」がさらに面白くなったと感じている。それでは,以下に各リサーチの内容をお伝えしよう。
まず,フィールドリサーチは,ゲームを始めたばかりのレベル1から挑戦可能なコンテンツで,最大3つのタスクをストック可能だ。その内容は「ポケモンを10匹捕まえる」「ジムバトルを1回する」「タマゴを1個かえす」など,バラエティ豊か。報酬で道具をもらえるほか,ポケモンを捕まえられるチャンスもある。タスクの報酬として出現するポケモンは,捕まえたあとに強さを調べてもらったところ,高評価のものが多く,手持ちのポケモンによっては即戦力としての活用を期待できそうだ。
なお,難しい,時間がかかりそうだと感じたものは,タスク一覧にあるゴミ箱のアイコンをタップすることでキャンセルできる。受けたものを必ずクリアする必要はないので,その点は安心してほしい。
同じポケストップからは1日1度だけタスクを受け取れる。同じ内容のフィールドリサーチは,同時進行が可能 |
パッチールはフィールドリサーチのタスク完了でしか遭遇できないポケモンだ。模様が数種類あるらしい |
また,フィールドリサーチを完了すると,報酬を受け取れるほか,1日1回スタンプを押してもらえる。これを7個集めると「大発見」が発生。さまざまな道具とXPを入手できるほか,伝説のポケモンを含むレアなポケモンに出会えるチャンスもあり,見逃せない。余談ながら,複数のタスクを攻略した場合は,1つだけ完了して報酬を受け取り,日をまたいでから残りを完了するという手もある。
一方のスペシャルリサーチは,トレーナーレベルが5以上になると,ウィロー博士が直々に依頼してくるストーリー仕立てのタスクのことだ。内容は全トレーナー共通となり,それぞれポケモンに関するお題が段階的に設定されていて,用意された3つのタスクをすべて攻略するとストーリーが進み,報酬をもらえると同時に,さらなるタスクが開放される仕組みとなっている。
これまでに,「幻のポケモンの姿を追え!」「時を越えるポケモンを追え!」「石に込められた謎を解け!」「メルタンの謎を解け!」の4つが配信されており,掲載した順に「ミュウ」「セレビィ」「ミカルゲ」「メルタン」という,幻のポケモンを含むレアなポケモンに出会えるチャンスが用意されていた。
スペシャルリサーチにはとくに期限などは設定されていないが,できるタスクはなるべくこなして次の段階へ進もう |
スペシャルリサーチで1匹だけ出会えるミュウ。これを最後にカントー地方の図鑑を完成させた人も多いのではないだろうか |
ジムをめぐる攻防「ジムバトル」では,チームのメンツをかけた激戦が展開
ポケモントレーナーとしてある程度成長したら,手持ちのポケモンを使ったバトル系コンテンツにも挑戦したい。現在楽しめるのは「ジムバトル」「レイドバトル」と,12月に実装されたばかりの「トレーナーバトル」の3つだ。それぞれ順にお伝えしよう。
ジムバトルは,マップ上のジムに配置されたライバルチームのポケモンに挑むバトルのことで,トレーナーレベル5から参加できる。ジムにはトレーナーが配置し,AIが操作するポケモンが最大6匹いるので,まずはそれらと戦い,やる気を示すハートのゲージを減少させていこう。ちなみに,バトルが行われているジムには,雷や煙のエフェクトが表示されている。そこに乗り込み,現在ジムを支配するチームとは別の2チームによる共闘も行える。ただし,共闘しているトレーナーが同じチームとは限らないため,ライバルを追い出したら,別のチームにジムを奪取された……なんてことも起こる。
ジムの色は,ポケモンを配置しているトレーナーのチームによって変化する。ライバルチームの色ならバトル可能だ |
ジムバトルは複数のトレーナーが参加することも。共闘相手は同じチームのトレーナーとは限らない |
バトル時には,画面をタップすることでポケモンがノーマルアタックを繰り出し,ゲージが溜まりボタンが光ったらスペシャルアタックを繰り出せる。なお,相手の技にタイミングを合わせて画面を左右にスワイプすれば,技を回避することも可能だ。
バトルを繰り返し,やる気がゼロになったポケモンはトレーナーの元に帰還する。こうして配置されたポケモンがすべていなくなるとジムは無色となり,手持ちのポケモンを置けるようになる。このタイミングでジムは自チームのものとなり,防衛がスタート。防衛時のメリットは,ジムを守った時間に応じて,ゲーム内の課金アイテムであるポケコインを報酬としてもらえる(10分につき1コイン,1日最大50コインの制限あり)点だ。ほかのトレーナーが配置したポケモンを見ると一目瞭然だが,CPの高いポケモンが配置されることが多いので,手持ちのポケモンと相談しつつ,これだというものを置きたい。
また,防衛時に下がったポケモンのやる気は,ズリのみやナナのみなど,各種きのみを与えることで回復させられる。たとえ自分が配置したものでなくても,同チームのジムにいる仲間のポケモンであればきのみを与えることができ,その見返りに,ほしのすななどをもらえる。バッグの容量が厳しいときは道具を捨てるのではなく,ジムのポケモンにプレゼントすると一石二鳥だ。
きのみを与えて,ジムにいるポケモンのやる気を回復。集めたほしのすなはポケモンの強化に使おう |
ジムに配置するポケモンは,ハピナスやカイリュー,メタグロス,ケッキングなどCP上限が高い種が人気 |
ジムバトルは攻防どちらにおいてもかなりの消耗戦で,あまり深入りすると多くのポケモンが傷つき,道具などを一気に失ってしまう可能性がある。苦労してジムを奪ったとしても,自分以外のポケモンが集まらずにすぐに奪還されてしまうこともある点に気を付けたい。本気で挑むなら,トレーナーレベル30前後で道具にもある程度余裕が出てきた頃をオススメする。
なお,初めて訪れたジムのフォトディスクを回すと「ジムバッジ」を入手でき,訪れた証としてプロフィールに登録されていく。ジムバッジの下にあるゲージは,トレーナー自身のそのジムに対するランクを表しており,ジムバトルやレイドバトルを行うと増加し,ランクに応じてバッジの色がブロンズ→シルバー→ゴールドと変化していく。バッジのグレードによって,次に訪れたときにもらえる道具の量が増える仕組みもあるので,身近なところにジムがあるなら,積極的にアクセスしてみるといい。
旅先でジムを訪れた記念にもなるジムバッジ。トレーナーメニュー下側の「最近行ったジム」の「リスト」から確認できる |
ジムでの攻防以外に,そのジムで行われるレイドバトルでもランクを上げることができる |
「レイドバトル」は,伝説のポケモンなど強力なポケモンを集めるチャンス
ジムで行うバトルには,トレーナーが配置したポケモンに挑むもの以外に,「レイドバトル」が存在する。こちらは,ジムの上に現れたボスポケモンを,ほかのトレーナーと協力して倒すと,入手できるチャンスを得られるというもの。通常のポケモンはもちろん,このレイドバトルでしか捕まえられない伝説のポケモンが登場するうえ,多くのXPを得られるので,機会があればぜひ参加してほしい。
ジムバトル同様,トレーナーレベル5から参加できるレイドバトルに挑戦するには,ジムで1日1回手に入り1枚だけ持てる「レイドパス」,または課金アイテムの「プレミアムレイドパス」が必要だ。
ジムを訪れるともらえるレイドパス。前日までに手に入れた分があれば,1日で2回レイドバトルができる |
プレミアムレイドパスは単品で購入するより,期間限定セールのボックスを買うのがお得だ |
毎日5:00から21:30までのどこかの時刻に,ジムの上に大きなタマゴが出現したら,レイドバトルが始まる合図だ。タマゴは出現後,60分のカウントダウンが行われ,それがゼロになると中から対象のボスポケモンが45分間登場し,レイドバトルを行える。このタイミングでジムを訪れ,付近にいる最大20人1組のトレーナーが6匹までのポケモンを選んでエントリーすると,レイドバトルがスタート。ジムバトルと同じ要領で戦い,制限時間内に対象ポケモンのHPを0にできれば勝利,倒せなかった場合は敗北となる。もし出したポケモンすべてが戦闘不能となってしまっても,一緒にバトルをしたトレーナーの組がバトル中なら,ほかのポケモンを選ぶか,あるいは回復させたポケモンで再び参加が可能なので,あきらめずに挑戦してみよう。
レイドバトルには,登場するボスポケモンによって1〜5のレベルが設定されていて,レベル5には期間ごとに異なる伝説のポケモンなどが現れる。伝説のポケモンは,レベル40のトレーナーが10〜15人程度参加しないと勝てない強敵ではあるものの,20人の定員の中にレベルが低めのトレーナーが数人混ざっても問題ない程度の余地はあると,個人的には感じている。レイドバトルの開始時刻直後など,多くのトレーナーが集まっているところを見つけて,混ぜてもらう手もあるだろう。ただし手持ちのポケモンがある程度強くないと,あっという間に倒されてしまい,再戦する前にその組のレイドバトルが終わってしまうこともあるので,ジムバトルをこなせる程度には手持ちのポケモンを強化しておきたい。
タマゴの色は3色。レベル1〜2がピンク,レベル3〜4が黄,レベル5が黒だ |
トレーナーの参加人数が多い組のほうが勝ちを狙える。タイミングを見て参加しよう |
戦わせるポケモン6匹は,対象ポケモンのタイプや技に応じてAIが選んでくれるが,自分で選ぶのが確実 |
レイドバトル中は道具を使えないので消耗戦となる。ポケモンの交代は右下のアイコンから可能 |
無事レイドバトルに勝利すると,貴重な道具やXPが手に入るとともに,戦ったポケモンのゲットチャンスとなる。このときに使えるのは専用の「プレミアボール」のみで,もらえる数はレイドバトルでの成績や所属チームの状況などによって増減する。付与された分のみでポケモンを捕まえなければならないので,無駄遣いは避けるべきだ。もし伝説のポケモンを相手にする場合は,ポケモンをかなり捕まえやすくする効果を持つ「きんのズリのみ」を使うことをお忘れなく。ただし,それをもってしても捕獲できない可能性があるので,こればかりは運を天に任せよう。
成績に応じた分のプレミアボールが配給される。ゲットチャンスはポケモンを捕まえるか,手持ちのボールがなくなった時点で終了する |
ボールの数が限られたゲットチャンスでカーブボールはリスクが大きい。自信がないなら素直にまっすぐ投げよう |
EXレイドバトルではミュウツーやデオキシスが出現しており,通常のレイドバトルと同じく,勝利すればゲットチャンスを得られる。ミュウツーはのちにレベル5のレイドバトルに登場していて,デオキシスも同様の対応になると予想できるが,いち早く強力なポケモンを手に入れたいという人は,対象のジムに足繁く通い,前述のジムバッジのランクアップを積極的に行って,EXレイドパスが届く確率を上げよう。
トレーナー同士の対戦モード「トレーナーバトル」がこの冬ついに実装
バトルに関してもうひとつ,2018年12月に実装されたばかりの「トレーナーバトル」にも触れておこう。これはレベル10以上のトレーナー同士がポケモンを使ってバトルをする要素だ。実行方法は,メイン画面右下にある「付近のようす」内にある「対戦」タブ,もしくはフレンドの「対戦」の項目を選ぶことで行える。前者は対面の相手と二次元バーコードでやりとりする形で行い,後者は「対戦」アイコンを選ぶだけでいい。フレンドとの関係が「親友」以上になっていれば「リモート対戦」によって,遠距離のフレンドとも対戦が可能だ。
対戦には「スーパーリーグ」(最大CP1500),「ハイパーリーグ」(最大CP2500),「マスターリーグ」(CP無制限)の3つのリーグがあり,それぞれ出せるポケモンの最大CPが決まっている。リーグを選ぶことにより,トレーナー同士のレベルに差があっても,比較的公平なバトルを楽しめるというわけだ。
トレーナーバトル用の二次元バーコード。トレーナーバトルでは,終了後互いのポケモンは全回復するのでご安心を |
選べるリーグは3つ。誰とでも対戦できるように,CP1500以下のポケモンでチームを組んでおくのも面白そうだ |
リーグのCP上限に則ってポケモンを3匹選んだらバトルスタート。リアルタイムで進行し,画面をタップするとポケモンが技を出す操作もジムバトルなどと同様だ。そして,攻撃を繰り返すことでスペシャルアタックのボタンが点灯し,タップすることで有効になる。
スペシャルアタック使用時は連続タップで威力を上げることができ,逆に相手が使ってきたときは,その威力を弱める「シールド」を,1回の対戦中に2回だけ使えるようになった。相性の悪い相手の技に対して使うのが基本となるが,シールドを使うか否かの選択肢は画面タップで行うので,画面を連続タップしていると,必要ないときに使ってしまうことがあるので気を付けたい。
トレーナーバトル時の様子は,「ポケットモンスター」シリーズのバトル画面を彷彿とさせる |
ボタンが光ったらスペシャルアタックを繰り出せる。連続タップで威力を上げよう |
相手のスペシャルアタック使用時にはシールドを使うかどうかの選択肢が出る。使わない場合は「あとで」を選択 |
シールドを使うと,相手のスペシャルアタックによるダメージを軽減できる |
相手のポケモン3匹を倒すか,制限時間終了後に残っているポケモンのHP合計が高ければ勝利となる。報酬として,ほしのすななどのほか,ポケモンの進化に使う貴重な「シンオウのいし」をもらえることもあるので,挑んでみる価値は大きい。なお対戦の報酬は1日にもらえる回数が決まっていて,ほかの報酬と同様にバッグに空きを作っておく必要がある。
このトレーナーバトルは,チームリーダーを相手にした「トレーニング」も可能で,こちらも1日1回報酬がもらえる。
フレンド機能は,トレーナーとしての活動の幅を広げる
ポケモントレーナーとしての活動がさらに楽しくなるフレンド機能についても紹介したい。その名が示すとおり,ほかのトレーナーと友だちになるシステムのことで,両者にさまざまな恩恵がもたらされる。フレンドとの関係は「知り合い」「友達」「仲良し」「親友」「大親友」と5段階に分けられており,機能を使うことでランクがアップしていく。
ほかのトレーナーとフレンドになるには,まず,画面左下のトレーナーメニューから「フレンド」タブをタップし,「フレンド追加」を開こう。ここに表示される自分の「トレーナーコード」をほかのトレーナーに教える,もしくは教えてもらったコードを入力し,相手が承認すればフレンドになれる。
フレンド追加はコードをやりとりすることで行える |
フレンドリストでは,最近捕まえたポケモンの種類がわかる。これは設定で非公開にすることも可能 |
フレンドになってまず行えるのは,「ギフト」の受け渡しだ。ポケストップやジムから手に入るギフトは,自分で持っていても効果がなく,贈られたフレンドだけが開けられるようになっている。
ギフトを開けると道具やほしのすな,タマゴなどが手に入り,両者の仲良し度が上昇。ギフトから手に入る7kmタマゴからは主に「アローラのすがた」のポケモンが生まれ,現在開催中の「Pokémon GO ホリデー」のタイミングで,リオルやリーシャンなどのシンオウ地方のポケモンが生まれることも判明した。なおギフトの交換は1日1個で,通信によって行われる。
ギフトはどこのポケストップやジムで手に入れたのかがわかる。旅行先などから送られてくるとちょっぴり嬉しい |
ギフトからしか手に入らない7kmタマゴ。最近は新たなポケモンが生まれることが判明した |
フレンドになると,手持ちのポケモンの交換も可能となる。ポケモンのアメとほしのすなを消費して,1匹ずつを近くにいるフレンドと対面形式で交換するわけだが,色違いなどの特別なポケモンや伝説のポケモン,図鑑に登録されていないポケモンなどは1日1回しか交換ができず,多くのほしのすなを消費する。
交換後に相手から届いたポケモンが,強化時にほしのすなの消費が少なくて済む「キラポケモン」になることもあるので,持っている種類のポケモンでも積極的に交換してみることをオススメする。
フレンドとポケモンを交換するときの様子。交換に出したポケモンの能力や捕まえた場所が表示される |
キラポケモンはポケモンの背景にエフェクトが表示。イベントで手に入れたトロピウスを交換したらキラポケモンとなった |
現在もSNSや掲示板など使ってフレンド募集をしているトレーナーは多く見られる。スペシャルリサーチ「時を越えるポケモンを追え!」では,「3人とフレンドになる」というタスクがあるため,これをクリアすべくフレンドを増やした人も多いのではないだろうか。
なお,相手にはトレーナーデータの一部以外の個人情報は分からないため,気軽に登録するのは問題ない。ただし,手持ちのギフトは10個が上限なので,人数が多すぎると(義務ではないとはいえ)交換用のギフトを手に入れるのが結構大変だ。まずは10人前後を登録してみるのがいいだろう。
「ポケモン ピカ・ブイ」と連携して,新ポケモン「メルタン」と出会おう
最後に,「ポケモン ピカ・ブイ」との連携の詳細についてお届けしよう。この連携機能は,スマホとNintendo Switch本体をBluetoothで接続し,「ポケモンGO」で捕まえたポケモンを「ポケモン ピカ・ブイ」に転送すると,その見返りに「ふしぎなはこ」という特別な道具が手に入る流れとなる。
連携するには,「ポケモン ピカ・ブイ」を,ゲーム中盤の「セキチクシティ」まで進める必要がある。ここには「GOパーク」という施設があり,「ポケモンGO」との連携はすべてこの場所で行うこととなる。
「ポケモン ピカ・ブイ」側では,ポケモンを送るGOパークの番号を選択 |
互いに承認すると,ポケモンが送られて終了となる |
連れていけるのは,「アローラのすがた」を含むカントー地方のポケモン(リージョンフォームを含む)および,後述する「メルタン」のみで,ミュウのような,「ポケモンGO」側で1匹しか捕獲できないポケモンは転送できない。
ポケモンの送信が終わると,「ポケモンGO」には送った分のポケモンのアメと100のXP,そして,ふしぎなはこという特別な道具がバッグに送られ,これを使うとトレーナーの周囲に,幻のポケモン「メルタン」が出現するようになる。
効果は30分間で,約1分30秒ごとに1匹登場するので,その間目を離さずにいれば20匹前後を捕獲できるはず。メルタンはトレーナーの足元に現れるが,かなり小さいので見逃さないようにしたい。このふしぎなはこは効果が切れても手元に残り,7日後に同じ手順でポケモンを送ると再び使えるようになる仕様だ。
ポケモンを送ると手に入るふしぎなはこ。効果は道具の「おこう」と似ているが,使ってもなくならない |
トレーナーの足元に現れたメルタン。かなり小さいのでよく見てタップしよう |
アメを集めるのが大変なので,捕獲時は「パイルのみ」を使うといい |
メルタンはポケモン図鑑の808番に登録される |
「ポケモンGO」から送られたポケモン達は,GOパークで気ままに走り回っていて,捕まえれば「ポケモン ピカ・ブイ」の本編で連れて歩けるようになる。もちろん図鑑も埋まるので,同時に進めていればコンプリートも夢ではないだろう。
GOパークに転送されたポケモン。この様子を見ているだけでも楽しい |
GOパークのポケモンを通常時と同じようにゲットすれば,連れて歩ける |
連携によって出会えるメルタンは,はがねタイプのポケモンに分類される。「ポケモンGO」側では,「メルタンのアメ」を400個使うと「メルメタル」へと進化させられ,幻のポケモンではあるものの,例外的にジムにも配置できる特性を持っている。
メルメタルに進化させるためのアメを集めるのは大変だが,この12月からは,ふしぎなはこの効果中に出現するメルタンの数が増え,捕獲時に「パイルのみ」を使えば合計で120個前後が手に入り,さらに捕まえたメルタンをウィロー博士か「ポケモン ピカ・ブイ」に送れば,その数だけアメをもらえるので,メルメタルを連れて歩くことも夢ではなくなった。現在配信中のスペシャルリサーチをクリアしても,メルタンのゲットチャンスはあるが,メルメタルに進化させたいのなら,「ポケモン ピカ・ブイ」と連携するのが確実。もしハードやソフトを持っていないなら,この機会に購入してもいいし,もしくは年末年始の帰省などで,親類や友達のSwitchユーザーを頼ってみるのもいいかもしれない。
世代を超えて一緒に楽しめる。「ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ」を親子で遊んでみた
2018年11月16日にポケモンから発売された「ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ」。「ポケットモンスター ピカチュウ」をベースにしながら,数々の挑戦的な新要素を盛り込み,幅広い層にアピールできるタイトルとなっている。そんな本作を,昔からのファンの筆者と,小学生の息子の2人で遊んでみた。
この年末年始はトレーナーデビュー,もしくは復帰のチャンス!
サービス開始から2年を経て,ここまで紹介してきたようなさまざまな要素が,定期的なアップデートにて追加されてきた「ポケモンGO」だが,「街中を実際に歩いてポケモンを捕まえる」根本の面白さに変わりはなく,数々のアップデートはそれを飽きさせないようにするための選択肢だという印象を受ける。
実のところ筆者も,当初はレイドバトルの面白さが今ひとつ掴めず,本作から離れていた時期があったのだが,自分好みのちょっとした目標を選んで進められるフィールドリサーチが実装されたときにモチベーションが再燃して復帰したクチで,その後レイドバトルの面白さをあらためて理解し,現在もトレーナーとして街を歩く日々が続いている。
また,「ポケモン ピカ・ブイ」との連携も,両タイトルのコンセプトに合わせた絶妙な落としどころの設計で,Niantic・ポケモン・ゲームフリーク・任天堂の4社の企画力の強さを感じられた。
本稿が掲載される頃は,イベント「Pokémon GO ホリデー」が終盤へとさしかかっているところだ。帰省や旅行などで移動する機会も多いかと思うので,この機会にトレーナーとしてのデビューや復帰をしてみてはどうだろうか。
「Pokémon GO」公式サイト
「Pokémon GO」ダウンロードページ
「Pokémon GO」ダウンロードページ
「ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ」公式サイト
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(C)2017 Niantic, Inc. (C)2017 Pokémon. (C)1995-2017 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
(C)2017 Niantic, Inc. (C)2017 Pokémon. (C)1995-2017 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
(C)2018 Pokémon. (C)1995-2018 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
(C)2018 Pokémon. (C)1995-2018 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
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- 発売日:1970/01/01