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「シヴィライゼーション VI」,最新拡張パック「文明の興亡」をスコットランドでプレイしてみた
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印刷2018/03/01 12:00

プレイレポート

「シヴィライゼーション VI」,最新拡張パック「文明の興亡」をスコットランドでプレイしてみた

 太古から現代,そして未来まで,個性あふれるさまざまな文明の興亡を体験できるシミュレーションゲーム「シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI」(以下,Civ6)。その最新拡張パックとなる「文明の興亡」が2Kから発売中だ。

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「シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI」
公式サイト


 Civ6の舞台となるのは架空の惑星。プレイヤーはそこに都市を建設し,内政や軍事などの面から文明を発展させていく。登場する文明と指導者は,北条時宗が率いる「日本」やガンジーの「インド」,ギルガメシュの「シュメール」など,実在する古今東西の文明がモチーフ(ギルガメシュは伝説上の半神だが王として実在したという説もある)になっており,それぞれに異なった固有能力や固有ユニットを持っている。
 プレイするたびに地形が変化するので,これをいかに活用するかもポイントだ。

 都市の周囲の土地から「食料」を手に入れて「人口」を増やし,「生産力」を上げてユニットを作り,「科学力」「文化力」「技術」「社会制度」(この記事ではひとまとめに「技術」と呼ぶ)を研究する。あるときは施設を建てて研究を加速し,またあるときは軍隊で都市を奪うなど,やれることは多彩で,こうしたテクニックを駆使して,自分の文明を豊かなものにしていくのだ。

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 最新拡張パック「文明の興亡」では,「オランダ」のウィルへルミナ,「クリー」(カナダの先住民)のパウンドメーカーなど,8つの新文明および9人の新指導者が登場した。さらに,ゲームの展開にメリハリを与える「黄金時代」「暗黒時代」「英雄時代」と,時代ごとの進捗状況を表す「時代スコア」(本稿では時代関連を合わせて「時代システム」と呼ぶ),そして都市の「忠誠心」や,内政を補佐する「総督」といった新システムが追加された。

 というわけで,ここでは新登場の文明を使って上限の500ターンまでプレイ。新たに導入された新システムの面白い部分を紹介して,拡張パックの魅力をお伝えしたい。筆者が使用した文明は「スコットランド」で,指導者はロバート・ブルースだ。

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 スコットランドの特徴は,市民を「幸せである」の状態にすることで科学力と生産力にブーストがかかり,大科学者と大技術者を得るためのポイントが溜まるというもの。市民を幸せにするには,総合娯楽施設を建てたり,「コーヒー」「ダイヤモンド」などの高級資源を確保して「快適性」を上げる必要がある。ちなみに,固有施設の「ゴルフコース」も快適性を上げ,文化力と観光力と住宅をプラスしてくれる。
 こうしたことから,スコットランドは戦争ではなく,科学文化で覇権を狙うのに向いた文明と言える。市民の状態を幸せに保つことで勝つという,シヴィライゼーションならではのプレイが楽しめるはずだ。固有能力や固有ユニットなど,スコットランドの特徴は以下の通りとなる。

・固有能力「スコットランド啓蒙主義」
「幸せである」状態の都市は科学力+5%と生産力+5%。
キャンパス1つごとに大科学者ポイント+1,工業地帯1つごとに大技術者ポイント+1。
「興奮している」状態の都市では,このボーナスが2倍になる。

・固有ユニット「ハイランダー」
偵察ユニット。丘陵または森林での戦闘時にはボーナスとして,戦闘力+5。

・固有施設「ゴルフコース」
快適性+1,ゴールド+2。
都心区域または総合娯楽施設区域に接していると文化力+1。
技術ツリーと社会制度ツリーの発展にともない,観光力と住宅が追加される。

・指導者の固有能力「バノックバーン」
社会制度「防御戦術」を獲得すると,解放戦争を宣言できるようになる。
解放戦争の宣言から10ターンの間,生産力+100%,移動力+2。

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状況に合わせ,個性豊かな「総督」を使いこなそう


 最初の都市(首都)である「スターリング」を建設して,スコットランドの歴史が始まった。
 まずは,どの文明にも所属しない「蛮族」との小競り合いをこなすのだが,シリーズ従来作に比べてCiv6の蛮族は妙に強く,科学・文化勝利を目指すスコットランドであっても,内政だけに専念していたのでは危険を感じる。
 蛮族に国内を掠奪されつつ,「戦士」「投石兵」で対抗して,一進一退の状態が続く。

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 周囲の探索を進めると,近くに「アステカ」モンテスマがいることが判明した。アステカとの関係がスコットランドにさまざまな出来事を引き起こすことになるとは,この段階では予想もしていなかった。

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 第2の都市「ダムフリース」を沿岸に作成し,これにより海に進出するための「帆走術」にブーストが発生した。また,投石兵が蛮族を倒すことにより,「弓兵」を生み出すための「弓術」にもブーストがかかり,これは嬉しいところだ。
 ちなみにブーストとは,特定条件を満たすことで技術や社会制度の開発速度がアップするというシステムで,発生条件は技術ごとに決まっている。プレイの進め方と文明の発展が直結しているわけで,「次はどの技術を開発しようか」とあれこれ考えるのも序盤戦の楽しいところだ。
 今回のプレイでは,都市を守る「太古の防壁」が解禁される「石工術」の技術をブーストしようと,「採石場」の建設を優先することにした。その結果,首都の守りを固めたうえで蛮族の本拠地の1つを滅ぼすことに成功する。

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 社会制度の研究を進めたおかげで,拡張パックで導入されたシステム「総督」が解禁された。
 総督とは都市に配属することでさまざまな効果を発揮してくれるキャラクターで,軍事に優れた者や研究が得意な者など,7人の総督がいる。

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 まずは,ダムフリースの発展を早めるため,その1人「調査官の梁」を任命した(分かりにくいが,総督には,それぞれ肩書きが付いているのだ)。梁がいると,海辺に食料を産出する固有施設「養殖場」を作れるため,沿岸都市のダムフリースにとって,これ以上ないマッチングなのだ。また,技術研究を捗らせるため,スターリングには科学力と文化力をアップさせる「教育者のピンガラ」を配属した。状況に合わせて総督をうまく使い分けるのも,「文明の興亡」の面白さだろう。

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暗黒時代は,副作用付きの専用政策で乗り越える


 ターンは過ぎ,時代は「太古」から「古典」へと移った。ここで我がスコットランドは暗黒時代へ突入してしまった。時代システムでは,プレイの巧みさが「時代スコア」で判定されるのだが,これが低いと苦難の暗黒時代に突入し,高いと文明が発展しやすくなる黄金時代や英雄時代に突入する仕掛けだ。

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 時代スコアは,「初めて月面着陸を成功させる」「奪われた都市を奪還する」といった偉業(「歴史的瞬間」)を成し遂げたり,後述の「公約」を満たすことで増えていく。うまく文明の舵取りをすると時代スコアが上がり,さらなる発展も望めるのだ。なお,歴史的瞬間は絵巻物のように記録され,いつでも眺めることができるので,ゲームが終わってから,自文明の歴史を振り返るのも楽しいだろう。

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 暗黒時代では都市の忠誠心にペナルティがかかる。ふがいない指導者からは民心が離れていく,というイメージだろう。忠誠心が下がりすぎると都市が離反してしまうため,ここは耐えるしかない。この暗黒時代の公約としては,技術ブーストを発生させるたびに時代スコアが上がる「研究の自由」を選択して,技術研究を優先しつつ,ブーストが起こるような行動を心がけていく。ブーストと時代スコアの組み合わせにより,プレイに小さな目的が生まれ,メリハリの効いた遊びが楽しめるのだ。

 暗黒時代といっても悪いことばかりではなく,この時代専用の政策を使えるメリットがある。ある意味,暗黒時代はそれまでうまくいっていなかったプレイヤーの救済措置的なものであり,専用政策は効果が絶大だ。ただし,副作用も持っている。
 今回は,少しでも技術研究を加速すべく,「修道院制度」を選んだ。これは,聖地がある都市の科学力が2倍になるが,すべての都市の文化力が−25%になるというもので,文化面での発展は遅れるが,科学力は大幅アップする。

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 科学技術の開発を進めつつ,第3都市「ハーディントン」を建設し,ここには,領土を広げる速度がアップする総督「財務官のレイナ」を任命した。
 レイナの働きによって,スコットランドは次の「中世」で英雄時代に突入した。英雄時代は暗黒時代からのみジャンプアップできる拡張期で,ボーナスをもたらす公約を3つも選べるため,飛躍的な発展が望める。おかげで科学力と文化力がさらに効率よく増え,各種の研究が進んでホクホクだ。

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 もっと文明を発展させようと思っていた矢先,アステカのモンテスマが奇襲戦争を仕掛けてきた。モンテスマは「自分にない高級資源を持つ文明を嫌う」特性があり,我がスコットランドが砂糖やコーヒーを確保するたびに文句を言ってきたのだが,その不満がとうとう限界に達したようだ。
 現代人である我々からすると言いがかりにしか思えないが,中世ならこれもアリのような気がする(根拠はない)。このように,指導者が妙に人間くさい振る舞いをするのも本作の面白さなのだが,技術開発に注力し,軍備をおろそかにしていたため,スコットランドはアステカ軍を旧式の軍隊で迎え撃つことになってしまった。

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 しかし,ここで前の時代に作っておいた防壁が役に立った。防壁からの射撃でアステカ軍を退け,カウンターで敵の第2都市「アスカポツァルコ」に進撃。周囲の農場や都市区画で掠奪しまくり,攻城兵器「カタパルト」や補助兵器「破城槌」でアステカの防壁を破壊することに成功したのだ。

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 すると,強気だったモンテスマの態度が一変し,和平を申し入れてきた。戦争を止めてくれれば大好きな高級資源の「カカオ」を提供するというのだから,よほど追い詰められているのだろう。こちらが繰り返し断っても和平を結ぼうとするが,ここはガン無視。さらに攻撃を続けて,アスカポツァルコを完全に奪い取ることに成功した。

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 奪い取ったばかりの都市は忠誠心が低いため,放っておくと反乱を起こし,どの文明にも所属しない自由都市になってしまう。これは「文明の興亡」ならではの現象で,そのため,都市を奪ったあとには忠誠心を上げて民心を落ち着ける必要があり,手当たり次第に征服して版図を広げるようなプレイが難しくなっている。
 忠誠心は周囲に自文明の都市があると上がり,他文明の都市があると下がるため,やり方によっては「狙った敵の都市の周囲に自文明の都市を建ててじっくりと敵の都市の忠誠心を下げ,無血で手に入れる」ことも可能であるようだ。

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 今回は,防戦に強く都市の忠誠度が上がる総督「城代のビクター」を派遣し,モンテスマの来襲に備えると同時に忠誠心を上げることにした。さらに軍隊を駐留させることで民心を安定させ,ようやく戦争も終了した。戦争のおかげで技術開発は遅れに遅れ,戦争の愚かさをひしひしと感じることになったわけだが,アスカポツァルコの立地は良いので,筆者はスコットランドの主力都市に選んだ。
 しかし,この併合が新たな火種を呼ぶことになる。


固有施設や偉人を使ってさらなる発展を


 戦争にかまけていたおかげで遅れたものの,科学力と文化力を重視した内政に加えて,ゴルフコースのおかげで快適性も上がり,スコットランド啓蒙主義が発動。さらに,総督「教育者のピンガラ」をレベルアップさせて「助成者」スキルを取らせたことにより,「ルネサンス時代」あたりから「偉人」がぽつぽつ出現するようになった。
 総督はそれぞれ固有のスキルツリーを持ち,社会制度を開発することなどで得られる「総督の称号」ポイントを割り振ることでレベルアップできる。総督の影響は大きいため,このポイントを狙って社会制度を選ぶという手もあるだろう。

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 ピンガラの助成者とは,ターンごとに得られる偉人関連ポイントを+100%するもので,要するに偉人が出やすくなる。偉人には,戦闘に役立つ「大将軍」,ゴールドを増やしてくれる「大商人」など,9つのカテゴリがあるが,我がスコットランドに重要なのは,テクノロジー関連に役立つ「大科学者」や傑作を物にしてくれる「大著述家」「大芸術家」「大音楽家」だろう。

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 出現した大著述家の李白紫式部,大芸術家のミケランジェロドナテッロに次々と「傑作」を作ってもらい,「円形競技場」「美術館」に収集していく。こうした傑作があれば「観光力」が高まり,最終的には文化で勝つこともできるようになるので,集められるだけ集めておいて損はない。偉人ラッシュで傑作を収蔵するスロットが足りなくなるほどで,まさに文化の時代だ。

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 狂犬のように暴れていたモンテスマもおとなしくなり,内政に専念することが可能になってきた。「産業時代」「近代」と時代は進み,文化力をアップさせる「ブロードウェイ」や文化系偉人を呼びやすくなる「ボリショイ劇場」,より多くの傑作を収蔵できる「エルミタージュ美術館」といった世界遺産を次々と建造し,ここに来て,我がスコットランドは観光力と文化力の勝利を視野に入れた,強力な布陣を完成させた。

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 ここで嬉しい出来事が発生した。世界を探索していると,離れ小島をさ迷っていた蛮族の「開拓者」を仲間にできた。しかも,その近くに自然遺産「ヨセミテ」を発見したのだ。
 せっかくなので,開拓者を使ってヨセミテの近くに新都市「エディンバラ」を建設し,ゴールドの力で周囲の土地や都市の各種施設を買って,一気に実用レベルに引き上げた。かくして,ヨセミテを国立公園としてさらに観光力を上げることが可能になり,これらは内政重視で溜め込んだ経済力をフル活用した形だ。

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 元アステカの都市アスカポツァルコも順調に発展し,いまでは立派な科学都市に成長した。
 これでもう,戦わないで勝てるのかと思いきや,モンテスマの戦争病が再発し,再び奇襲攻撃を仕掛けられた。ほどなく時代は「原子力時代」を過ぎて「情報時代」へ突入,観光と文化と科学の3分野に色目を使うブレブレ政策の弊害か,なぜか暗黒時代になってしまった。いいことがあれば,悪いこともある。

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 再び旧式の軍備でアステカ軍と対決することになった,我がスコットランド。アステカは近代的な「歩兵」「ヘリコプター」(“アステカ軍のヘリコプター部隊”がお目にかかれるのは,Civシリーズを置いてほかにないだろう)を繰り出してくるが,スコットランド軍の一部には中世の「弩兵」が残っている始末。近代的なヘリにクロスボウを放つという最悪の展開になってしまった。スコットランド最大のピンチと言っていいだろう。

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 こうなった以上,暗黒時代の専用政策を活用してゴールドを稼ぎまくり,金の力で近代軍備を買いまくるしかない。
 ここで役立つ政策が,「泥棒貴族」だ。これは,「証券取引所」がある都市のゴールドが+50%,「工場」がある都市の生産力が+25%されるというもので,最新ユニットを買うにも生産するにも良いアンバイの政策だが,すべての都市の快適性が−2という副作用がある。幸い,スコットランド啓蒙主義により快適性は高いので,−2程度は屁のカッパだ。ゴールドの力で旧式ユニットを無理矢理アップグレードし,新たに歩兵やヘリコプターなどを買い入れる。モンテスマの狙いはアスカポツァルコの奪還だが,こちらとしても手放すわけにはいかないので,真っ向勝負になった。

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 戦争はたけなわだが,科学で勝利を収めるためには,「人工衛星の打ち上げ」「月面着陸船の打ち上げ」「火星入植用居住モジュールの打ち上げ」など,5つのプロジェクトを完遂しなければならない。そこで,科学都市に育ったアスカポツァルコに「宇宙船基地」を築き,宇宙開発プロジェクトに対する生産力が上がる「宇宙開発構想」を習得させたピンガラを赴任させる。戦争したり研究したりともうグダグダで,読んでいるほうもよく分からないだろうが,それもこれも,400ターン目前でいきなり宣戦布告してくるという空気を読まないモンテスマがすべて悪いのだ!

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 ヘリや「特殊部隊」「戦車」「ミサイル巡洋艦」などをアスカポツァルコに派遣し,さらにアステカの首都に「スパイ」を送り込んで妨害工作をするなど,激しく戦うスコットランドだが,太古から軍事に全振りしていたらしいモンテスマ相手ではどうも分が悪い。火星入植用居住モジュールまで打ち上げたところで宇宙船基地のあるアスカポツァルコを奪われ,最後の手段とばかりに大量破壊兵器の生産力が上がる「ならずもの国家」政策を推し進めるも,500ターンが終了して時間切れとなった。スコットランドは敗北したのだ。ああ……。

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 以上,簡単なプレイレポートをお届けしたが,いかがだったろうか。Civ6のプレイヤーに,「拡張パックを導入すると,こういうプレイがマズイんだな」という教訓を汲み取っていただければ幸いだ(負け惜しみ)。
 このように,Civ6はプレイするたびに物語が生まれるゲームであり,文明の興亡はプレイヤーごとに異なるものになるはず。今回は負けてしまったスコットランドだが,次にプレイすればマップや展開が変化するため,異なる歴史を刻めるはずだ。このレポートを読んで「オレならもっとうまくやれる」と思った人は,ぜひこの「文明の興亡」を試してほしい。
  • 関連タイトル:

    シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI

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