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乱世を生きる武将たちが銀河劇場で魅せる! 舞台「戦刻ナイトブラッド」ゲネプロ公演をレポート
その舞台版ということで,原作に沿った展開となっているのだが,劇中で繰り広げられる武将たちの熱い戦いを,迫力のある殺陣や歌,ダンスによって表現するこの舞台だけの演出に注目したい。演出,音楽,そしてキャスト1人1人がどのようにして本作の世界観を創り出しているのか――。舞台化作品が気になる人に向けて,関係者・マスコミ向けに行われたゲネプロ(通し稽古)の模様をお届けしよう。
舞台「戦刻ナイトブラッド」公式サイト
“結月”を巡る戦い,そして恋が描かれる
「あなたの力を貸して欲しいのです」。
どこからともなく聞こえた言葉に耳を傾けたのは,結月という名の女性。すると不思議な光に照らされ,結月の周りの景色は一変して戦場へと変わる。そこで戦っていたのは,煌びやかで個性的な服を身にまとった戦国時代の武将たちで,織田軍,上杉軍,豊臣軍の名だたる精鋭が集っていた。一見ふつうの人間のように見えるのだが,彼らは吸血鬼や人狼,鬼と呼ばれる,人ならざる特別な力を持った“月牙族”なのだという。
突如戦場に現れた結月に興味を持った武将たち。激しい戦火のなかで結月は織田軍に連れていかれてしまう。
どうしてこの異世界に来てしまったのか,周りの武将たちは何者なのかと,不安を抱く結月であったが,ある出来事をきっかけに,自身の血に“月牙族”である武将たちの本来の姿を呼び覚まし,強さと癒しを与える不思議な力が備わっていることを知る。神牙を脅かす“厄魔”の討伐に結月を利用しようとする織田軍,血の力を知る上杉軍と豊臣軍。この3つの勢力が結月を奪い合う戦いを始めるのであった。
劇中では,織田軍,上杉軍,豊臣軍による勢力ごとの歌唱やダンスが披露されるのだが,武将たちの想いや,葛藤がそのまま歌や踊りに姿を変えたかのような演出に圧倒される。また,照明を使った演出にも力が入っており,ときに切なく,ときに煌びやかにステージを彩っていた。
瞬きすることを忘れてしまうほどの激しい殺陣シーンにも注目だ。一秒たりとも目が離せないその光景に,見ているこちらも緊張してしまうほどだ。刃が交わるたびに感情が湧き上がり,武将たちと一緒に戦っているかのような気分にもなってしまった。
生身のキャストが演じることで,ゲームやアニメとはまた違ったキャラクターたちの熱量を感じ,武将たちの新たな魅力に気付かされた。公演の内容は「戦刻ナイトブラッド」の予備知識がなくても分かりやすく,楽しみやすい内容だったので,結月と武将たちによって導かれる物語の結末をこの機会に見届けてほしい。最後に,ゲネプロ公演前に行われた囲み取材のキャストコメントをお届けしよう。
キャスト陣が舞台の見どころを語った囲み会見
――舞台の見どころを教えてください。
豊臣秀吉・赤澤 燈さん(以下,赤澤さん):
場当たりして感じたのですが,照明が普段の舞台ではあまり見ない置き方でセッティングされています。それぞれの見せ場での照明のド派手さがすごく印象的なので,見てくださる方はそれだけでテンションが上がるかもしれません。
織田信長・久保田秀敏さん(以下,久保田さん):
今回は誰が主役ということはなく,みんなが主役です。お客さんそれぞれの推しキャラがどのように生き,どんな立ち姿をして,どんな言葉を口にするのか,こまかなキャラの描写を楽しんでいただければと思います。
上杉謙信・前山剛久さん(以下,前山さん):
舞台上の映像がすごく綺麗なんですよね。こんなに技術って進んだんだって思うくらい。本当に映像がきれいなので,ぜひそこもチェックしてほしいです。
前田利家・山本一慶さん(以下,山本さん):
武将同士の戦いということで,殺陣がふんだんにあります。煌びやかな衣装を着たキャラクターたちが,激しく熱量を持って戦う姿も1つの見どころなので,そこを見ていただきたいですね。
上杉景勝・荒牧慶彦さん(以下,荒牧さん):
今回,結月という女の子のキャラが出るんですけれども,その女の子をとおして,軍の,そして各キャラの魅力が引き出されています。結月と各キャラのシーンにも注目していただけたらと思います。
――ファンに向けてメッセージをお願いします。
赤澤さん:
ここにいる4人はもちろん,個人的にすごく信頼できる役者が揃っていると感じています。同じ方向を向いて1つの作品を全身全霊で作っていけると思っておりますので,このまま最後まで駆け抜けていきます。お客様に楽しんでもらい,元気に,笑顔で帰っていただけるように頑張ります。
久保田さん:
こうやって舞台化されるのは,応援してくださっているファンの皆さんだったり,作品を愛してくださっている方がいてくれるからこそです。僕らの役割は,舞台上で大切にそのキャラを生きることだと思っています。みなさまぜひ楽しみにご来場ください。
前山さん:
この舞台はすごく分かりやすく作られていて,初見でも楽しめますし,原作を知ってる人ならより深く楽しめる作品になっています。あと,いっぱいイケメンが出ています。だから,お気に入りのイケメンをぜひ見つけてください。
山本さん:
アプリ,アニメ,そして,とうとう舞台化。僕と荒牧の2人がアプリ版でも声を務め,そのキャラを生身で演じるということで,粋なサプライズをいただいたと思っています。僕自身,その経験が初めてなので全力で演じさせていただきます。
荒牧さん:
「戦刻ナイトブラッド」という作品を愛して,好きでいてくれるみなさん。そして,まだ「戦刻ナイトブラッド」のアプリやアニメに触れたことがないみなさん。すべての人に対して楽しんでいただけるような作品になっておりますので,どうぞ楽しみにしていてください。
――公演概要――
■タイトル:
舞台「戦刻ナイトブラッド」
■公演日程/場所:
2018年8月16日(木)〜19日(日),21日(火)〜26日(日)
天王洲 銀河劇場
■CAST(以下,敬称略)
豊臣秀吉役 赤澤 燈
結月役 水越朝弓
竹中半兵衛役 定本楓馬
黒田官兵衛役 TAKA
織田信長役 久保田秀敏
明智光秀役 松本ひなた
森 蘭丸役 横田龍儀
丹羽長秀役 萩尾圭志
柴田勝家役 岸本卓也
上杉謙信役 前山剛久
直江兼続役 陳内 将
前田利家役 山本一慶
上杉景勝役 荒牧慶彦
【アンサンブル】
安藤佳祐/泉紫太朗/一之瀬嘉仁/篠崎淳志/寺田遥平/松本直也
【声の出演】
石田三成役 佐々木喜英
イマリ役 藤原夏海
舞台公式HP:https://stage.senbura.jp/index.html
舞台公式Twitter:@senbura_info)
原作:スマートフォンアプリケーションゲーム「戦刻ナイトブラッド」(オトメイト×KADOKAWA×マーベラス)
演出:小野真一
脚本:登米裕一
主催・企画:『戦ブラ』舞台化プロジェクト
コピーライト:
(C)2017 Marvelous Inc. / KADOKAWA / IDEA FACTORY
(C)2018 Marvelous Inc.・KADOKAWA・IDEA FACTORY/『戦ブラ』舞台化プロジェクト
「戦刻ナイトブラッド」公式サイト
「戦刻ナイトブラッド」ダウンロードページ
「戦刻ナイトブラッド」ダウンロードページ
(C)2017 Marvelous Inc. / KADOKAWA / IDEA FACTORY / published by Mynet Games Inc.
(C)2017 Marvelous Inc. / KADOKAWA / IDEA FACTORY / published by Mynet Games Inc.
(C)2017 Marvelous Inc. / KADOKAWA / IDEA FACTORY / published by Mynet Games Inc.