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[TGS 2018]「Code: HARDCORE」から改題された「Hardcore Mecha」。ロボットアニメの醍醐味が凝縮されたストーリーモードを遊んできた
本作は,これまで「Code: HARDCORE」というタイトルで開発が進められていた,巨大人型ロボットを自機とする横スクロールアクションゲームだ。タイトルの変更理由について聞いてみたところ,商標的な理由によるものだという。
ストーリーモードでは,プレイヤーは軍人のタレサー・オコーネルとしてテロリストと戦っていくことになる。今回のデモ版では,占拠された鉱山基地を解放するというミッションに挑戦できた。
本作のロボットデザインは「スーパーロボット大戦」シリーズのオリジナル機体にインスパイアされているらしいが,敵は巨大ロボットのほかにも,歩兵や戦闘車両などがしばしば登場するので,作中の雰囲気は「装甲騎兵ボトムズ」や「フルメタル・パニック」のような,いわゆる“リアル系”のノリだ。
ステージには民間用のロボットも登場し,特定のパートでは四脚型の工業用ロボットが盾になって主人公を援護してくれることも。デモ版のボスは,バケットホイールエクスカベーター的な重機ロボットを武装改修したものだ。「機動警察パトレイバー」のような“巨大ロボット技術が浸透した世界”が好きな人には響くシチュエーションだろう。
また,デモの終盤ではヴォルフェスという人物が主人公に奇襲をかけてくるのだが,その方法が「乗り捨てた機体で注意を引き,生身で敵機(主人公機)に飛び移って閃光弾を直撃させ,センサーが麻痺している間に搭乗した機体でとどめを刺す」というもの。ロボットアニメ的な演出を“分かっている”ことが,ひしひしと伝わってくる。
これに対する主人公の対処も,「小口径の固定武装で攻撃を押し留め,スラスターを全開にして地面を滑るように離脱する」という,「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」を彷彿とさせる演出となっており,もうたまらない。
プレイ時間は10分程度のデモなのだが,ロボットアニメのマニアに突き刺さる要素が,すでにてんこ盛りだ。開発は年末頃に完了する見込みだが,パブリッシャについては検討中で,発売時期は未定とのこと。早く本編を堪能したいところだ。
なお,出展されていたビルドでは開発スタッフによるキャラクターボイスが使われていたものの,製品版では日本の声優によるボイスが実装されるという。
「Hardcore Mecha」公式サイト
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(C)2019 Rocket Punch Games. Published in Japan, Korea and South East Asia by Arc System Works.