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「ファイナルファンタジーXIV ファンフェスティバル2016 in TOKYO」で明かされた「牙狼<GARO>」とのコラボやパッチ3.5の新情報をまとめてお届け
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印刷2016/12/26 18:37

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「ファイナルファンタジーXIV ファンフェスティバル2016 in TOKYO」で明かされた「牙狼<GARO>」とのコラボやパッチ3.5の新情報をまとめてお届け

 スクウェア・エニックスは,2016年12月24日と25日,サービス中のMMORPG「ファイナルファンタジーXIV」(以下,FFXIV)のファンイベント「ファイナルファンタジーXIV ファンフェスティバル2016 in TOKYO」を東京ビッグサイトで開催した。
 24日の基調講演では,「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター」(以下,紅蓮のリベレーター)で追加される新ジョブや発売日などが発表された。講演の詳細については12月24日に掲載した記事を参照してほしいが,さらに同日,「第34回FFXIVプロデューサーレターLIVE」(以下,PLL)が行われ,「パッチ3.5実装コンテンツ特集Part2」というタイトルどおり,2017年初めにリリースされる予定のパッチ3.5についての詳しい情報が明らかにされた。本稿では,その内容をお伝えしていきたい。

PLLに登壇したのは,本作のプロデューサー兼ディレクターを務める吉田直樹氏と,コミュニティチームの室内俊夫氏
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「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター」公式サイト

「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド」公式サイト



パッチ3.5 PART1は1月17日に公開
PART2は3月に公開予定


 吉田氏はまず,パッチ3.5で実装される「ゲーム画面にエフェクトを加える機能」を実際に見せてくれた。デモ画面を見る限り,「グループポーズ設定」にその機能が用意されているようで,「カラーフィルター」としては「セピア」や「ポスタリゼーション」(階調変更)などがあり,また,「スクリーンエフェクト」には「みずたま」や「水彩」といった項目が確認できた。

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吉田氏は,「フレーム表現」から「ちぎり」を,また「ステータス表現」から「氷結」などを選択した
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 続いて吉田氏は,「光のお父さん」のテレビドラマ化を発表した。光のお父さんとは,「一撃確殺SS日記」という,ちんた氏のブログで繰り広げられた物語で,息子であることを隠して父親と一緒にFFXIVをプレイし,「大迷宮バハムート:邂逅編」をクリアしたとき,これまで,さまざまサポートをしてくれたプレイヤーが息子であることを打ち明ける,といったものだ。吉田氏によると,ドラマはかなりできているようで,2017年春に地上波で放送される予定であるとのことだった。

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 ここで吉田氏は,前回のPLLで紹介したパッチ3.5の情報をおさらいという形で紹介し,さらに,パッチ3.5の実装によってメインクエストのカットシーンで自動テキスト送り機能が実装されることも明らかにした。パッチ3.5 PART1のリリース日時については,2017年1月17日であることを発表。また,PART2は3月が予定されているとのことだった。

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 吉田氏はまた,パイッサをあしらったハウジングの外装と,絵画家具を実際のゲーム画面で紹介した。アクアリウムには,オヤジウオが入れられるという。

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■新たなメインクエスト

 ここで,パッチ3.5で追加されるメインクエストのスクリーンショットが公開された。詳しくは分からないが,キーワードは,基調講演でも触れられた“オメガ”だという。なお,パッチ3.5のティザートレイラーが,年明けに公開される予定だ。

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■鬼神ズルワーン討滅戦

 パッチ3.5では,三闘神シリーズとして「鬼神ズルワーン討滅戦」が実装されるが,実際のゲームの模様が続いて公開された。吉田氏が戦闘を開始すると,円形の舞台が次第に崩れていくのが確認できたが,今回もまた変わったギミックを用意したとのこと。
 ちなみにこのシリーズでは,三闘神に用意されたギミックそれぞれにテーマがあり,魔神セフィロトは“大縄跳び”,女神ソフィアは”脳トレ”だったが,吉田氏は鬼神ズルワーンについて「いい表現がなく,しいて挙げるなら“はないちもんめ”」だと語った。難度は,女神ソフィアより若干高いとのこと。また,三闘神シリーズのストーリーは,FFXIVの世界観の深いところに関わっているので注目してほしいとのことだった。

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■影の国ダン・スカー

 パッチ3.5で実装されるアライアンスレイドは,「影の国ダン・スカー」だが,影の国ダン・スカーとは,魔法都市「マハ」の民が箱舟アークに乗って大洪水から逃げる先として選んだ場所とのこと。
 こちらも,吉田氏が実際のゲーム画面でその様子を紹介したが,スタートは巨大飛空艇「レディ・ラドリア号」の主甲板で,そこで最初の戦闘が始まった。飛空艇の柵はなくなっており,そこから落ちれば戦闘不能になるそうだ。また,吉田氏がボスを倒してしまう一幕もあり,そのため,その先の「ダン・スカー遺跡群」の様子も紹介されることになった。難度は,「禁忌都市マハ」と同じぐらいで,ボスバトルとストーリーの進行,そして演出が一体になるように作っているとのことだった。

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■雲海探索ディアデム諸島

 「雲海探索ディアデム諸島」は,パッチ3.5 PART2で内容がリニューアルされる予定だ。パッチ3.5 PART1で現在の雲海探索ディアデム諸島はクローズされ,そこで入手できた素材は,別の場所で入手可能になるという。
 リニューアルされた雲海探索ディアデム諸島は,バトル目的の「狩猟」と,ギャザラー目的の「採集」で突入が分かれるという。吉田氏は雲海探索ディアデム諸島のスクリーンショットも合わせて紹介したが,それを見る限り,現在とさほど変わらない印象ではあった。

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 また,リニューアル後には風脈がすべて開放されるので,最初からフライングマウントの使用が可能であることが挙げられた。さらに,探索目標が常に表示され,それをクリアすると次の目標が指示されるようになる。そして,全探索を完了すると,報酬「ロックボックス」がもらえ,これをNPCに解錠してもらうことで,装備やスポイルが入手できる。

 吉田氏は,従来の雲海探索ディアデム諸島では,ジョブによってロット不利の問題が生じていたため,得られる報酬を個人ごとに変更したと説明した。また,ロックボックスから装備を入手する際にサブパラメーターがランダムで与えられ,また,アイテムのレベルはかなり高いという。モンスターを討伐してもロックボックスが手に入ったりするが,宝箱のドロップ確率は低いので,それがメインの遊び方ではないとのことだった。
 さらに,リニューアル後には,島全域で突発的にFATEのシステムを用いたバトルイベントが発生するようになるという。吉田氏によれば,このバトルイベントは高頻度で発生するとのことで,バトルイベントをクリアすることでも報酬が得られる。また,一定の条件が揃うと特定の場所で巨大ボスとの特別レイドバトルが発生するが,最低4パーティいなければ勝てないという話だった。

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 説明の最後には,シーズナルイベントに登場するキャラクターのアートが紹介された。2016年の「プリンスセスデー」に登場した3人のNPCだと思われるが,2017年のプリンスセスデーにも再び登場するということなのだろうか。さらに吉田氏は,「歌姫を真似る」というエモートを紹介してくれたが,こちらはプリセンスデーの報酬なのだろう。

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スペシャルゲストに雨宮慶太氏が登場
「牙狼<GARO>」とのコラボイベントが実装


 PLLの後半は,スペシャルトークセッションとして,基調講演にも登壇した雨宮慶太氏がゲストとして招かれた。12月24日に掲載した記事でもお伝えしたように,特撮TVドラマ「牙狼<GARO>」とのコラボレーションが発表されたFFXIV。雨宮氏は,「牙狼<GARO>」を扱った雑誌の記事で吉田氏を知り,共通の知人を介して交流するようになったと述べ,雨宮氏から吉田氏に「デザインをさせてほしい」というオファーを出したことが,FFXIVにクリエイターとして参加するきっかけになったとした。

雨宮慶太氏
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 紅蓮のリベレーターで追加されるアライアンスレイド「リターン トゥ イヴァリース」については,2016年いっぱい雨宮氏がデザインの作業を進め,2017年初めに吉田氏に見せるというスケジュールになっているそうだ。

 現在のキャラクターデザインについて雨宮氏は,質感を考えて立体的に表現しなければならず,複雑化しているとしたうえで,見た目のインパクトを備えつつ,それをゲームでどのように表現するかを探りながらデザインを行っていると語った。また,モノ作りのうえでこだわっている点を聞かれた雨宮氏は,ユーザーの視点に立って,ユーザーがどう感じるかを考えていると答えた。

藤田 玲氏
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 ここで,牙狼<GARO>シリーズのスピンオフ作品「絶狼<ZERO>」で涼邑 零役を演じる藤田 玲氏が登場し,牙狼とFFXIVのコラボの発表を行ったという流れだ。コアなFFXIVプレイヤーとして知られる藤田氏が,コラボイベントに関して吉田氏を質問攻めにする一幕もあったが,吉田氏によれば,黄金騎士 牙狼はナイト,銀牙騎士 絶狼は忍者という感じで,武器と防具,マウントはそれぞれのジョブに個別に用意されてるという。また,牙狼の世界観では女性は鎧を着れないが,FFXIVでは女性キャラクターでも装備が可能になる。これらの入手方法は,PvPコンテンツで稼げる対人戦績によるものと,ゴールドソーサーにおいてMGPで交換する場合の2通りで,前者のみ染色可能だそうだ。

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 マウントには魔導馬 轟天などが用意され,新たに追加されるアチーブメントを達成することで入手できるという。今から対人戦績を貯めておけば,コラボ開始後に即,GARO装備と交換することができる。ちなみに牙狼は片手剣で盾を持っていないため,今回のイベントに合わせて透明な盾を実装し,非表示にしたい場合はそれをミラージュプリズムすることで実現するという。吉田氏によれば,今回のコラボイベントは,やりすぎないように自重しており,牙狼のモーションまでは入れていないと述べたが,リクエストがあれば実装を考えるとのこと。


赤魔導士はFFXIVらしい新しいタイプに
紅蓮のリベレーターを弾みにさまざまなことにチャレンジ


 PLLの終了後,吉田氏に対するメディア合同インタビューが行われた。赤魔導士に関する質問が多く寄せられたが,その内容をまとめてみたい。

 なぜ新ジョブに赤魔導士を選んだのかについて聞かれた吉田氏は,ファイナルファンタジーシリーズではこれまで多くのジョブが登場しているが,“FFらしいジョブ”という観点で選んだところ,赤魔導士に決まったと述べた。また,世界中から赤魔導士を望む声も大きく,紅蓮のリベレーターでの実装はかなり早い段階から決まっていたという。

 吉田氏はまた,赤魔導士をヒーラーにするかDPSにするかについて悩んだとしつつ,FFXIVらしい赤魔導士を作ることにこだわったと述べた。
 赤魔導士はピュアDPSであり,レイピアと魔法のクリスタルは,納刀すると一体化しメインアームに入るという。そのため,レイピアはドロップしたけど,魔法のクリスタルはドロップしないといった状況にはならないという。赤魔導士の詳細な情報は,2017年4月後半から5月にかけて明らかになる予定だ。

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 松野泰己氏と雨宮氏を起用した点について吉田氏は,雨宮氏のアーティスティックな部分と,松野氏の歴史のある血が交わることで新しいFFXIVが作れるのではないかとした。そして,仕事では遠慮がないほうなのでと前置きしたうえで,超大型新人が開発チームに加わったぐらいの気持ちでやっていきたいと述べた。なお,リターン トゥ イヴァリースはパッチ4.1で実装される予定で,間隔をあまり空けずにリリースできるようにスケジュールを立てていると吉田氏は話し,早くもパッチ4.1のリリース時期に触れた。

 水中アクションについては,展開上,どうしても潜らなければならないところはあるものの,基本的にプレイの幅を広げるために導入したもので,メインストーリーをクリアしてから遊ぶ場所として,水の中を用意したという。ミスト・ヴィレッジで泳げるかどうかを聞かれた吉田氏は,考えていたことではあるが,現時点ではノーコメントと答え,それよりも,2017年2月にドイツで開催される「FINAL FANTASY XIV FAN FESTIVAL EUROPE」(以下,FAN FES EUROPE)で第4のハウジングエリアの情報が公開されるので,そちらに注目してほしいとした。

 吉田氏は,今回のイベントで公開した紅蓮のリベレーターの情報は,全体の半分程度と語り,FAN FES EUROPEでは,新しい情報に,かなりびっくりしてもらえるのではないかとし,まだ大きな秘密が隠されていることを示唆した。
 2017年でFFは30周年を迎えるが,吉田氏は今後も挑戦者のつもりでFFXIVの開発を続け,紅蓮のリベレーターで次のステップへ弾みをつけたいと抱負を語った。なお,紅蓮のリベレーターは,30周年記念タイトルの第一弾になるかもしれないという。

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「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター」公式サイト

「ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド」公式サイト


 以上のように,30周年を迎えるFFにおいて,紅蓮のリベレーターがかなり大きな存在であることは間違いないだろう。パッチ3.5 PART1がリリースされたあとで開催されるFAN FES EUROPEの基調講演も,見逃せない内容になりそうだ。
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