「アサシン クリード オリジンズ」，シーズンパスを含めた発売後の展開を発表

　Ubisoft Entertainmentは，2017年10月27日の発売が予定されている「アサシン クリード オリジンズ」（PC/PlayStation 4/Xbox One）のシーズンパスや無料アップデートなど，発売後の展開についての最新情報を公開した。

「アサシン クリード オリジンズ」公式サイト

Assassin's Creed Origins ‐ シーズンパスコンテンツの紹介

　2年ぶりのシリーズ最新作となる本作では，アサシン達による「ブラザーフッド」の誕生がメインテーマになる。エジプトの宮廷を守る戦闘集団の一員だった主人公のバエクが陰謀に巻き込まれ，やがて王朝に反旗を翻していくという物語が，約2000年前のプトレマイオス朝エジプトを背景に描かれる。いつものように，クレオパトラやカエサルなど，歴史的な人物も多数登場する模様だ。
　これまでステルスアクションに位置付けられていた「アサシン クリード」シリーズだが，本作では倒した相手からさまざまなアイテムをルートしたり，戦いによって得られた経験値でレベルアップしたりといった要素を取り入れ，アクションRPGのような作風に仕上がっていることが大きな特徴となる。


　シリーズ従来作と同じく，「アサシン クリード オリジンズ」の追加コンテンツの配信については，日本でも海外と同様に行われることになるだろう。発表に合わせて公開された映像では，ゲームディレクターのアシュラフ・イズマエル（Ashraf Ismail）氏が発売後の展開についてじっくりと紹介している。
　詳細については同社の公式ブログ「UbiBlog」にも記載されているが，以下に簡単にまとめてみよう。

シーズンパス（ゴールドエディションも含まれる）

・The Roman Centurion and Horus Packs（「ローマ軍センチュリオンパック」と「ホルスパック」）
　2017年11月リリース予定

アイテムパック。ローマ軍のセンチュリオン（百人隊長）と，エジプト軍の隼の神のホルスのコスチューム，および武器，シールド，そして騎乗動物がセットになっている。


・The Hidden Ones （「隠れし者」）
　2018年1月リリース予定

本編のエンディングから数年後のイベントで，新たに拡張される地域シナイ半島が舞台。バエクが参加する反乱軍とローマ軍の戦いが描かれる。イズマエル氏は，バエクのブラザーフッドでの役割が拡大するとも述べており，中東地域にアサシン集団が誕生するきっかけになりそうでもある。配信に合わせて，レベルキャップの引き上げも行われる。


・The Curse of the Pharaohs （「ファラオの呪い」）
　2018年3月リリース予定

マップが拡張され，アンデッドとなったファラオが出現する。エジプト神話に登場する数々のクリーチャーと戦いながら，彼らを目覚めさせた古代の呪いの真相を突き止めていくという内容だ。このとき，再びレベルキャップが引き上げられる予定。

無料コンテンツ

・The Momad’s Bazaar（「遊牧民のバザール」）
　発売日に公開

イズマエル氏が，「レンズの旅行者」（Traveler of Lens）と呼ぶ，レッタという商人の少年から，毎日さまざまなクエストが得られる。クリアすると，特殊なアイテムが手に入る。


・Photo Mode（「フォトモード」）
　発売日に公開

野生動物が住み，美しいオアシスの風景が広がる「アサシン クリード オリジンズ」の古代エジプトを撮影するモード。ほかのプレイヤーと映像を共有できる。


・The Trial of the Gods（「神の試練」）
　2017年11月公開予定

発売から15日後にアンロックされるコンテンツで，アニムス（ゲームに登場する，現代と過去をつなぐ装置）で誤作動が発生し，そのために巨大化した神々と戦っていくという，時間制限つきのアクションが楽しめる。ミッションをクリアすると，特殊なアイテムが手に入る。


・Discovery Tour（ディスカバリーツアー）
　2018年初頭公開予定

戦闘やアイテム収集の要素をなくし，ゲーム内の美しい世界を探索しつつ，ミイラの製造や名勝地などの細かい説明を見聞できるガイドツアー。


・Horde Mode（「闘技場集団戦モード」）
　2018年初頭公開予定

アリーナを舞台に，剣闘士として次々と襲ってくる相手と戦うサバイバルモード。ほかのプレイヤーとスコアを比較できる，リーダーズボードも用意される模様だ。