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印刷2018/06/14 00:00

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[E3 2018]ジブリにインスパイアされた世界を描く,オープンワールド型アドベンチャー「Sable」のライブデモを見てきた

 E3 2018の会場で,Raw Furyがパブリッシングをアナウンスしたばかりのオープンワールド型アドベンチャーゲーム「Sable」を開発するイギリスのインディ開発チームShedworksに,本作のライブデモを見せてもらった。


 E3 2018に先立って開催されたPC Gaming Showで初公開され,コアなゲーマーたちから大好評を得た「Sable」。主人公は,砂だらけのファンタジー世界において,大人になるためのあてなき冒険を続ける娘“セイブル”だ。
 この世界ではすべての人々にお面の装着が義務付けられており,子供たちのお面はすべて画一的な“子供用マスク”に統一されている。そして大人になるための修行の1つとして,子供たちはある時期が来ると自分探しの旅に出かけ,自分の個性を映し出すお面を探し求める。その旅路で,この世界の文化や歴史を学んでいく伝統になっているという。

画像集 No.002のサムネイル画像 / [E3 2018]ジブリにインスパイアされた世界を描く,オープンワールド型アドベンチャー「Sable」のライブデモを見てきた

 PC Gaming Showで初めて見たときは「風ノ旅ビト」を意識したゲーム性かと思っていたが,そうでもないようだ。さまざまなキャラクターたちとのインタラクションが可能になっており,特殊なお面の在り処を聞きつけては,古代遺跡などで謎(パズル)を解きながら,自分だけのお面を探して回る。その移動手段となるのが,空中を浮遊する乗り物「ホロバイク」で,今回のデモを少し触らせてもらったところ,エンジンやウィングの種類などをカスタマイズできる要素も確認できた。

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 操作感などには,まだ少し課題が残っているようで,特に砂丘などの凹凸のある場所での操作が難しく感じた。ゲーム世界そのものは非常に広大で,さまざまな場所に出かけていけるようだ。
 プログラミングを担当するダニエル・ファインバーグ(Daniel Fineberg)氏は,「ゲーム世界は自動生成されているわけではないが,限界を感じないくらい広大な世界を作り上げたい」と語っていた。

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 ゲームデザインを担当するグレッグ・キスレオティス(Greg Kythreotis)氏は,もともと大学で建築学と,さらに日本語を習っていたという。そうした背景があるため,「Sable」では遺跡などの建築物の作りにこだわっており,世界観自体が「風の谷のナウシカ」「もののけ姫」などスタジオジブリにインスパイアされていると話す。
 「Sable」のアートはフランスなどのコミックスタイルである「バンド・デシネ」を参考にし,フラットでコントラストの強い彩色が多用されている。本作は昼夜の表現もあるが,昼間はオレンジや水色の多い世界なのが,夜になると紫と緑に変化していく。夜間に走るホロバイクから発せされる煙にモスグリーンが採用されているのはとってもオシャレな色彩感覚だ。

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 この「Sable」を開発するShedworksは,上記のキスレオティス氏とファインバーグ氏の2人をコアとするチームで,このほかセリフ/脚本,BGM,サウンドデザイン,アニメーションは外部に委託しているそうだ。アナウンストレイラーでは,キャッチーなサウンドと透き通った声のポップミュージックが大きな注目を浴びたが,これはアメリカで活躍するエクスペリメンタル・ポップアーティストでJapanese Breakfastというソロプロジェクトで活動しているミッシェル・ザウナーさんが担当したもの。今回のトレイラーで使われたのは「Glider」という新曲だが,「Sable」向けに作曲されているのはこれだけではないとキスレオティス氏は話していた。

 「Sable」の発売は2019年中とのことだが,キスレオティス氏自身も日本に深い造詣を持っていることから,日本語化されるのが希望であると語っていた。というか,本作のSteamストアページを見てみると,対応言語に日本語がしっかりと入っているので,期待できそうだ。
 アーティスティックな作風や自分のペースでプレイするのが好きなゲーマーの琴線に「Sable」はしっかりと触れているはずで,今後の続報を楽しみにしておきたいところである。

Shedworksのデュオ,プログラミング担当のダニエル・ファインバーグ氏(右)と,ゲームデザイン担当のグレッグ・キスレオティス氏
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