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印刷2024/09/29 09:57

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「Path of Exile 2」はより多くのアクションゲームファンに響くものに。前作経験者のSIE吉田修平氏も太鼓判[TGS2024]

 東京ゲームショウ2024の2日目となる2024年9月27日,アクションRPG「Path of Exile 2」(以下,PoE2。PC / Mac / PS5 / Xbox Series X|S)のプロデューサーであるジョナサン・ロジャース氏と,ソニー・インタラクティブエンタテインメント インディーズ イニシアチブ代表の吉田修平氏による対談イベントが,TGS会場近くのホテルで行われた。

 対談イベント……ということではあるのだが,実際はロジャース氏が吉田氏にゲーム画面を見せながらPoE2を紹介し,2人で一緒にプレイするといった流れだった。ただ,接待ナシのガチプレイで,気を抜くとあっさり死んでしまう難度だったため,吉田氏もじっくり取り組むことに。もちろん,喋っている余裕はあまりなさそうな様子で,言葉通りの「対談」形式ではなかった。
 そこで本稿では,見せてもらえたゲーム画面や解説から情報を拾ってみよう。

吉田氏も楽しそうに(そして真面目に)プレイしていた。前作ではレンジャーを使っていたそうだ
画像集 No.001のサムネイル画像 / 「Path of Exile 2」はより多くのアクションゲームファンに響くものに。前作経験者のSIE吉田修平氏も太鼓判[TGS2024]

 PoEと言えば,やはり膨大なスキルの中から選択して取得していく超巨大スキルツリー,そしてサポートジェムによるスキルのカスタマイズによって,さまざまなビルドが作れる育成システムだろう。これは大きな魅力であり,本作でも期待している前作ファンは多いと思うが,一方で新しいプレイヤーにとって,非常にとっつきにくい部分でもある。
 そこで本作では,シンプルに遊べるように,取得すべきスキルや,各スキルを強化するサポートジェムは何がオススメかを,表示してくれるようになった。慣れないうちは,とりあえずオススメにしたがって育成していけば遊びやすいと,ロジャース氏は説明していた。
 吉田氏も「私もどれがいいのかよく分からなかったんですよね」とコメントしていたが,確かにあの巨大すぎるスキルツリーを初心者が見たら,面食らうであろうことは,前作経験者なら理解できるところだろう。

画像集 No.002のサムネイル画像 / 「Path of Exile 2」はより多くのアクションゲームファンに響くものに。前作経験者のSIE吉田修平氏も太鼓判[TGS2024]

 いくつか本作からの新クラスも見せてくれた。まずマーセナリーは,シューティングゲームのようなプレイ感のクラスだ。手に持ったクロスボウで戦う射撃クラスなのだが,なんとこれがショットガンやアサルトライフル,スナイパーライフルなど,さまざまな銃器のように機能する。
 本作は[W/A/S/D]キーで移動ができるようになったので,前作の遠距離攻撃クラスとはまた違った感覚で遊べそうだ。

 続いてモンクは,ライフが少ない代わりに素早く動いて戦えるクラスとなる。スタッフを両手に持って軽快に動き回る,操作していて楽しそうなクラスという印象だ。巨大な鐘を召喚して,これを叩いて周囲を攻撃するスキルや,スタッフの両端からダブルでライトなセーバーっぽい電撃を生成して連続攻撃するスキルなどが見られ,けっこうなインパクトがあった。

 吉田氏とロジャース氏の協力プレイは,2台のDualSenseを用いて,新たな複数人プレイモードである「カウチCo-op」がおそらく使われていた。というのも,2人のイベントリを同時に表示させる協力プレイ用のUIが表示されていたのだ。ロジャース氏も,本作ではPCとコントローラ,そして協力プレイ用に,UIを3つに分けて作っていると説明していた。
 なお,吉田氏は慣れたレンジャー……ではなく,近接系のクラスを使っていたのだが,本作ではシールドでアクティブブロックが可能になったという。飛び道具に対して盾を構えれば,自分の身を守れるようで,シールドを使うクラスもより楽しく遊べそうだ。

 プレイ後,ロジャース氏に「何か聞きたいことはありますか?」と聞かれた吉田氏は,「ずっと遊びたい!」と即答。本作のアーリーアクセスは11月15日に開始が予定されているので,あと1か月ちょっとだ。

 Steamストアページが公開されているので,気になる人はウィッシュリストに登録しておこう。

 最後に,集まったメディアの質疑応答の時間が設けられたので,まとめておこう。

――ビギナー向けのオススメクラスはなんでしょうか。

ロジャース氏:
 モンクはライフが少なくて大変なので,それ以外でしょうか。ソーサレスや吉田さんがお好きなレンジャーは,動きながら遠距離攻撃ができますから,戦いやすいと思います。

――本作で登場する12クラスは,前作のクラスがすべて引き継がれているわけではないと思うのですが,同じような遊び方は本作でもできますか?

ロジャース氏:
 もちろん,もともとの感じでプレイできるクラスは残っていますが,アビリティや機能がかなり変わったので,かなり違ったものも加わっています。

――なるほど。なぜこれを聞いたかというと,前作でサイオンが好きだったからなのですが……。

ロジャース氏:
 ごめんなさい,サイオンだけはいません(笑)。簡単に反対側までアクセスできる彼女のスキルツリーは特殊すぎて,ちょっとチートっぽいので……。

――PoE2はスペックの高くないPCでもプレイできますか?

ロジャース氏:
 前作よりも必要スペックは高くはなっていますが,GTX 980やGTX 1060などのミドルレンジのグラフィックスカードでプレイできるようにしたいと考えています。

――今回プレイしてみての吉田さんのご感想と,これから遊ぶ人へのメッセージをお願いします。

吉田氏:
 もうとにかく,前作よりグラフィックスが素晴らしくなっています。そしてクラスの種類も増え,できることも増えているなかで,UIなどを工夫されていて,遊びやすいです。とくにコントローラのサポートは,前作からよくできていましたが,PoE2も遊びやすく感じました。
 それと,普通のアクションゲームっぽいボスが登場するのが嬉しいですね。より多くのアクションゲームファンに響くゲームになっているんじゃないかと思います。

画像集 No.003のサムネイル画像 / 「Path of Exile 2」はより多くのアクションゲームファンに響くものに。前作経験者のSIE吉田修平氏も太鼓判[TGS2024]

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