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【PR】「うたわれるもの 偽りの仮面」「二人の白皇」がSteamに登場。販売元のDMM GAMESに,PC版展開の経緯やローカライズについて聞いた
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印刷2020/01/23 20:00

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【PR】「うたわれるもの 偽りの仮面」「二人の白皇」がSteamに登場。販売元のDMM GAMESに,PC版展開の経緯やローカライズについて聞いた

画像集#021のサムネイル/【PR】「うたわれるもの 偽りの仮面」「二人の白皇」がSteamに登場。販売元のDMM GAMESに,PC版展開の経緯やローカライズについて聞いた

 DMM GAMESは,「うたわれるもの 偽りの仮面」「うたわれるもの 二人の白皇」のPC移植版(日・英・中国語対応)を,Steamにて2020年1月23日に発売した。価格は両作品とも3980円(税込)

 PC版ソフトをもとにしたコンシューマ機のゲームシリーズとして展開し人気を博した,アクアプラスのアドベンチャー+シミュレーションRPG「うたわれるもの」。そんな“うたわれ”が,アニメやスマートフォンアプリなどを経てPCゲームとして帰ってくることに驚いたファンも多いだろう。販売元であるDMM GAMESにて営業及びプロモーションを担当する榊原 樹氏ローカライズ担当のロバート・クラインヘンズ氏に,PC版展開の経緯やシリーズの魅力を聞いてきた。

左からDMM GAMESのロバート・クラインヘンズ氏と榊原 樹氏
画像集#001のサムネイル/【PR】「うたわれるもの 偽りの仮面」「二人の白皇」がSteamに登場。販売元のDMM GAMESに,PC版展開の経緯やローカライズについて聞いた

PC版「うたわれるもの 偽りの仮面」Steamページ

PC版「うたわれるもの 二人の白皇」Steamページ


 まずはあらためて「うたわれるもの」について触れておこう。その始まりとなるのが,2002年4月にアクアプラスのゲームブランドであるLeafより発売されたPCソフト「うたわれるもの」だ。2006年4月のテレビアニメ放映同年,PC版をベースとしたPlayStation 2用ソフト「うたわれるもの 散りゆく者への子守唄」が発売。のちにPSP版となる「うたわれるもの PORTABLE」がリリースされ,コンシューマゲームシリーズとして展開していく。

画像はPS4リメイク版「うたわれるもの 散りゆく者への子守唄」
画像集#003のサムネイル/【PR】「うたわれるもの 偽りの仮面」「二人の白皇」がSteamに登場。販売元のDMM GAMESに,PC版展開の経緯やローカライズについて聞いた

 「散りゆく者への子守唄」の続編として登場したのが,今回PC版が発売となった「偽りの仮面」と「二人の白皇」だ。
 1作目ののちの時代を舞台に新たな主人公や登場人物たちの物語を描く作品として,ゲームシステムの刷新や高グラフィックス化が行われた「偽りの仮面」が2015年9月,「偽りの仮面」の続きとなる「二人の白皇」が2016年9月に,それぞれPS4,PS3,PS Vita向けに発売された。
 のちに2作品のゲームシステムを踏襲した「散りゆく者への子守唄」のリメイク版がPS4PS Vita向けにリリースされ,初のアクションゲームとなるスピンオフ作品「うたわれるもの斬」,新たにスマホ向けに展開された「うたわれるもの ロストフラグ」iOS / Android)など,「うたわれるもの」シリーズはさらに広がりを見せている。

左から「偽りの仮面」と「二人の白皇」のキービジュアル
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 「うたわれるもの」の舞台は,獣のような耳や尻尾をもつ人々が暮らす世界。「偽りの仮面」では,どことも知れない雪の広野に目覚めた青年が,怪物に襲われているところをクオンという名の少女に助けられるところから始まる。
 記憶を失い,名前さえも思い出せない青年は,クオンからハクという名をもらい,共に行動することに。プレイヤーは主にハクの視点で,「偽りの仮面」「二人の白皇」と,数奇な運命をたどる彼の物語を追うことになるのだ。

PC版「偽りの仮面」の中国語表示
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PC版「偽りの仮面」の英語表示
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世界の「うたわれるもの」ファンがつながる場所に

PC版「偽りの仮面」「二人の白皇」インタビュー


4Gamer:
 本日はよろしくお願いいたします。まずはなぜDMM GAMESがPC版の販売を担当することになったのか教えてください。

榊原 樹氏(以下,榊原氏):
 アクアプラスさんが「うたわれるもの」シリーズをSteamで販売できないか考えていて,DMMにそのお話がきたんです。
 それが1年半か2年くらい前で,多くのメーカーがコンシューマタイトルのPC版をSteamで展開するようになってきていた時期でした。

4Gamer:
 なぜDMM GAMESに話がきたのでしょう。

榊原氏:
 DMMがPCゲーム販売を始めた当初からなので,もう6〜7年にはなるでしょうか。リーフブランドのPCゲームを取り扱っている関係で,もともとアクアプラスさんとは長いお付き合いがあるんです。
 アクアプラスさんは,Steamで「うたわれるもの」を多言語で展開し,日本だけではなく世界に広めたいという考えをもっていました。私自身が同シリーズのファンで,素晴らしいゲームであることは分かっていたので,これはぜひ力になりたいと。

PC版「偽りの仮面」より
画像集#018のサムネイル/【PR】「うたわれるもの 偽りの仮面」「二人の白皇」がSteamに登場。販売元のDMM GAMESに,PC版展開の経緯やローカライズについて聞いた

4Gamer:
 なぜDMM GAMESのPCゲームストアではなくSteamなのか気になっていたのですが,これはスタートから「Steamで」という相談だったからなのですね。

榊原氏:
 はい。それが1つの理由です。あとは,翻訳の監修やSteamを介したプレイヤーとのコミュニケーションに関するところですね。アクアプラスさんが自社でどのようにSteamで展開できるか検討されていたので,DMMならパブリッシャとして力になれるなと。
 このあたりも,やはりこれまでの関係性があったからこそだと思います。私たちがアクアプラスさんのゲームをよく知っているという信頼があったからこそ,「ファンとのコミュニティでもすれ違いが生まれるようなことがないだろう」と信じて任せていただけたのかなと思います。

4Gamer:
 ローカライズを担当したロバートさんですが,その前から「うたわれるもの」シリーズは知っていましたか。

ロバート・クラインヘンズ氏(以下,クラインヘンズ氏):
 私はRPGといえば“JRPG”という言葉が浮かぶくらい日本のゲームが好きで,子供のころにMana Series(「聖剣伝説」シリーズ)を遊んでいました。
 FateシリーズやPCゲームも好きでプレイしていて,「うたわれるもの」もアメリカにいたころから知っていましたが,深く遊んだことはなかったんです。今回ローカライズを担当することになり,あらためてプレイしたら,「これはなんて素晴らしい作品なんだ」と。

PC版「偽りの仮面」より
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4Gamer:
 ローカライズは具体的にどのような作業をされたのでしょう。

クラインヘンズ氏:
 もともと海外向けのコンシューマ版にローカライズされたものがあるので,その翻訳をあらためてチェックするというのが主な作業でした。
 私が担当したのは英語版なのですが,どのような英語表現でゲームの世界観を表しているかを確認し,修正が必要そうなところがあればそれを伝えるというものですね。

4Gamer:
 「うたわれるもの」シリーズはテキスト量も多く,難しい日本語表現もあるので,翻訳の監修というのはなかなか大変そうな仕事です。

クラインヘンズ氏:
 それが,実を言うと,かなりラクでした(笑)
 なぜかというと,もともとのローカライズがものすごく高品質だったんです。私は監修の作業をしながら「ここを英語で表現するのは大変だったんだろうな。苦労したんだろうな」と思いながら,そのクオリティに感心してばかりでした。

榊原氏:
マロロ
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 ロバートはとくにマロロの翻訳には驚いていたよね。

4Gamer:
 公家風の白塗りで,おじゃる言葉を使うキャラクターですね。一見ネタキャラのような外見と話し方ですが,聡明さと優しい心を持つ人物で,そのあたりを違う言語で表現するのは難しそうです。

クラインヘンズ氏:
 はい。英語版では,学生のころに学校で学んだような,かなり古い言い回しや昔ながらの文法が使われているのですが,これがとても丁寧な表現でマロロという人物像を伝えるのものとなっていました。
 彼自身はもちろん,彼の物語はとても繊細です。それが,まるでシェイクスピアの作品に出てくる人物のように描かれていました。

4Gamer:
 PC版で初めて「うたわれるもの」に触れる人に,どのあたりを楽しんでほしいですか。

榊原氏:
 そうですね……物語の細かい部分に触れるのはとても難しいのですが,物語のベースとなる世界観でしょうか。私は1作目からプレイしていたので,「偽りの仮面」をプレイしたときは,その世界の広がり方に感動しましたから。

4Gamer:
 古代の日本を想起させる世界観や,生活する人たちの文化の描かれ方は魅力です。

榊原氏:
 はい。地域によって異なる風習や信仰といった描写の緻密さも素晴らしいので,オススメのポイントですね。

PC版「偽りの仮面」より
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クラインヘンズ氏:
 海外でも現代や戦国時代などは有名ですが,架空の世界とはいえ,ここまで古い日本を感じさせるゲームは珍しいと思います。私自身も知らないことや理解しきれていない部分は多くて「もっと深く知りたい」と思いましたが,海外のプレイヤーも同じように興味を持ってくれると思います。
 あとは,どこか懐かしい感覚が生まれる音楽ですね。私はアメリカにいたころから1作目のオープニング曲が大好きで,いまでも気付くと口笛で吹いていたりします。

榊原氏:
 「ロストフラグ」など,スマホで「うたわれるもの」を知った人にも遊んでほしいですね。
 スマホでは,アドベンチャー部分のみが楽しめる「スマホで読む うたわれるもの」シリーズが配信されています。もちろん物語だけでも楽しめるのですが,ここにバトルパートが入ってこそ,より深く「うたわれるもの」の世界に没入できると思うのです。
 共に強敵に挑んで勝利したり,数々の戦いをとおして成長する姿を見たりすることで,仲間たちへの思い入れも深まるので,ぜひSLGバトルも楽しんでほしいですね。

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バトルパートもしっかりローカライズされている(日本語表記と中国語表記の画面は「偽りの仮面」で英語表記の画面は「二人の白皇」)
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4Gamer:
 最後に読者へメッセージをお願いします。

クラインヘンズ氏:
 一度触れたらきっと好きになるゲームだと思っていますので,その“触れるきっかけ”になればと考えています。コンシューマ版の海外展開の時点でも世界に熱心なファンが生まれていますが,PC版がそれをさらに広げるものになれると嬉しいです。

榊原氏:
 日本だけではなく海外にも向けた取り組みなので,Steamのコミュニティグループなどが,世界の「うたわれるもの」ファンがつながる場になると嬉しいです。海外の人に遊んでもらえるよう頑張りますし,日本のプレイヤーもPC版をとおして海外の友だちを作ってほしいですね。
 ご縁があってアクアプラスさんとこういった取り組みができたことは嬉しい限りです。

4Gamer:
 ありがとうございました。

――2020年1月17日収録

PC版「偽りの仮面」より
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PC版「うたわれるもの 偽りの仮面」Steamページ

PC版「うたわれるもの 二人の白皇」Steamページ

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