Microsoft，Windows 11でAndroidアプリが動く「Amazonアプリストア」のプレビュー版を日本でも提供開始

　2022年8月25日，Microsoftは，Windows 11でAndroidアプリを実行可能とするストアアプリ「Amazonアプリストア」のプレビュー版を日本向けに提供を開始したと発表した。なお，Amazonアプリストアを利用するには，Amazon.co.jpのアカウントが必要となる。

Microsoft StoreからAndroidアプリが検索できる

　Windows 11では，Androidアプリのサポートが大きな目玉となっていた。しかし，実際に可能となったのは米国でも2022年2月と，Windows 11のリリースからは少々遅れての登場となったわけだ。
　
　Andoroidアプリの動作は，「Windows Subsystem for Android」（以下，WSA）と呼ばれる機能によって実現している。最新版の「Microsoft Store」から「Amazonアプリストア」をインストールすると，WSAも合わせて導入される仕組みのようだ。

まず，Amazonアプリストアをインストールすることで，Androidアプリが実行可能となる

　Amazonアプリストアのインストールが済めば，Androidアプリのインストールや起動が可能となる。
　Amazonアプリストアでは，Windows 11で動作するAndroidアプリが並んでいるのだが，まだ対応アプリは多くなく，とくにゲームは数えられるほどだ。

Amazonアプリストアの「ゲーム」タブに並ぶアプリ

　ただ，たとえば「クロノトリガー」や「荒野行動」のように，検索しないと表示されないタイトルもあり，どのゲームがWindows 11に対応しているのか，非常に分かりにくい。

クロノトリガーのように検索して対応ゲームと分かる場合がある

　また，Amazonアプリストア上でのAndroidアプリは動作が遅く，ちょっとしたスクロールでもカクつく場面がある。このあたりは，今後の改善を期待したいところだ。
　
　まだまだ実用的とは言えない部分はあるものの，Windows 11を利用しており，Amazonアプリストアを試してみたいというゲーマーは，チェックしてみるといいだろう。

MicrosoftのWindows 11製品情報ページ