第一次世界大戦中の“クリスマスイブ休戦”に基づいたビジュアルノベル「December 1914」のSteamストアページが公開に

　莉莉恩工作室は，第1次世界大戦がモチーフのビジュアルノベル「December 1914」のSteamストアページを公開した。

Steamの「December 1914」ストアページ

　December 1914は，第一次世界大戦中の1914年12月24日から12月25日にかけて，西部戦線各地で生じた一時的な停戦状態“クリスマスイブ休戦”に基づいたコミックスタイルのノベルゲームだ。プレイヤーは兵士となって，戦場で1914年12月の出来事を体験する。


　ゲームはインタラクティブなミニゲームになっており，敵兵を倒す，物資を届ける，敵の防御陣への威嚇射撃，頑固な捕虜の処刑といった体験をすることになるという。

　兵士の行動によって変化する「正気度」というパラメータがあり，人を殺すと正気度が低下し，クエストをクリアしても正気度が下がる場合があるという。正気度が低すぎると，画面の色が失われたり，歪み始めたり，プレイヤーの視点に影響が出るようだ。

　正気度は，兵士が休み時間である夜に，友人と連絡を取ったり，軍の配給を楽しんだり，愛する人の写真を見たりすることで，取り戻すことができるとのこと。


　ゲーム時間は約30分で，2つの結末が待つマルチエンディングになっている。

　Steamストアページによると，2023第1四半期にリリース予定となっており，インタフェースと字幕が日本語に対応する。なお価格は明らかにされていないが，収益の80％は戦争中の国に寄付されるとのことだ。