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Mark Julio氏が「EVO2018」にかける思いとは。Twitterで述べられた気持ちを全文和訳して掲載
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印刷2018/02/09 17:01

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Mark Julio氏が「EVO2018」にかける思いとは。Twitterで述べられた気持ちを全文和訳して掲載

 日本でもいろいろ話題になっているような気がするe-Sportsだが,EVO(Evolution Championship Series)のBusiness Development Managerを務めるマークマンことMark Julio(マーク・フリオ)氏が,来たるべき「EVO 2018」や,格闘ゲームイベントについてTwitterで興味深い発言をしている。
 かなりの長文だが,訳出してみたので,EVOや格闘ゲーム,e-Sportsに興味のある人はぜひ目をとおしていただきたい。訳文にはいろいろ遺漏もあるかと思うが,そのへんはぜひ温かい目で見て,大意をくみとっていただければ幸いだ。

 「EVO 2018」は,現地時間の2018年8月3日〜5日,アメリカ・ラスベガスのマンダレイ・ベイホテルで開催される予定になっている。



「EVO Japan 2018」のために来日したJulio氏(関連記事
画像集 No.001のサムネイル画像 / Mark Julio氏が「EVO2018」にかける思いとは。Twitterで述べられた気持ちを全文和訳して掲載

「EVO 2018」公式サイト


 長くなるけど許してほしい。EVOのようなイベントを行うにあたって,みんなが知らないようなことがたくさんあるので,それを話したいんだ。そう,EVOは由緒あるイベントであり,参加者数や視聴者数など,ほかのほとんどの格闘ゲーム関連イベントを上回っている。それはみんな知っているよね。

 そんなレベルのイベントを実現するためには,何百ものコミュニティボランティアや数か月にわたる計画,そして何百,何千ドル(ときにはそれ以上)が必要になる。開催のアナウンスに先立って,ほとんどのパブリッシャやデベロッパとミーティングを行い,会期中もそれ以降も,良い関係を続けていくための努力を重ねるんだ。

 EVOは必ずしもすべてのパブリッシャやデベロッパとベストの関係を築けているとは限らないけど,僕達は最善の努力をして物事のバランスを取り,よりよいイベントにしようとしている(できるだけ多くの人に来てほしいし,見てほしいからね)。気づいているかとは思うけど,EVOで新しい発表を行うゲームデベロッパも毎年のように増えている。

 もう,ただのゲームトーナメントではないよね。メーカーにとってEVOは,格闘ゲームを発表し,新しいゲームを始動させる場であり,コアなファンと触れ合い,彼ら自身のマーケティングに比べてもより多くの人々にリーチできる,ほかにはないイベントになっているんだ。

 いくつかのパブリッシャやデベロッパと,EVOの「メイン」としてどんなタイトルを含めるかについてのミーティングを行っているとよく言われるけど,聞いてほしい。僕達はいつも祝福を与えられているわけじゃない。ゲームをEVOに持ってくる許可をもらったり,コンテンツのライセンスを得るために一生懸命だ。

 そう。あなたのお気に入りの「ドラゴンボール ファイターズ」がイベントに登場することは,たぶんもうすでに発表されているし,おそらく登録はすごいことになっていて,コミュニティの熱い視線も注がれているはずだ。でしょ? でも,僕らは許可を得て,そのことを発表するためにさえ,本当に熱心に働かなくてはならなかった(許可はギリギリだった)。そしてもちろん,そのことでお金はまったくもらっていない

 ほかにも例はあるけど,僕はEVOに8〜9のタイトルを持ってきたかった。でも現実には,それほど多くのタイトルを3日間でうまい具合に試合を見てもらったり,展示したりするのは非常に難しいことだ。だから,好きなゲームの取り扱いが軽いと不快に思う人もいるだろう。

 そういう人を批難するつもりはない。僕達は,自分の愛するものについて情熱を持っていなくてはならないし,僕自身,(数年前に)自分がそれに値すると思っていた「鉄拳」がそれほど注目されてないことについて,騒ぎ出したい気分だった。だから,軽くあしらわれたり見下されたりしていると感じたすべてのコミュニティに対して,お詫びをしたい。

 あなたのゲームがほかより劣っていると感じさせるのは,もちろんEVOの目的ではない。僕があなたに約束できるのは,ステージやストリーミングを通して「EVO 2018」を確実に,あなたのゲームを輝かせる場所とする。それについて僕達はベストを尽くす,ということだ。

 最後になるけど,格闘ゲームメーカーとの関係をさらに良好にして,すべてのコミュニティとファンのためのより良い代表になることを僕は願っている。僕の関心事だって? 僕は「Marvel vs. Capcom: Infinite」をやりたい。僕は「ザ・キング・オブ・ファイターズ」をやりたい。僕は「Killer Instinct」,「スカルガールズ」を,「ポッ拳」を,「ARMS」を,すべての格闘ゲームをEVOでやりたい。

 サポートしてくれる格闘ゲームコミュニティ,参加してくれる人,協力してくれる人,EVOをEVOたらしめるすべての人に繰り返し感謝したい。今年のEVOは引き続き格闘ゲームの祝典ということにフォーカスし,来年以降もコミュニティとゲームメーカー,そして観客や視聴者の微妙なバランスを改善していくことを約束します。
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