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RazerのゲームPCプロジェクト「Switchblade」,コンセプトデザインの実機をCES会場で見てきた
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印刷2011/01/11 00:00

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RazerのゲームPCプロジェクト「Switchblade」,コンセプトデザインの実機をCES会場で見てきた

画像集#010のサムネイル/RazerのゲームPCプロジェクト「Switchblade」,コンセプトデザインの実機をCES会場で見てきた
 2011年1月7日の記事でお伝えしているとおり,Razer USAは,米ネバダ州ラスベガスで現地時間6〜9日の日程で開催された2011 International CES(以下,2011 CES)に合わせて,“ポータブルPCゲーム機”の開発プロジェクト「Razer Switchblade」(以下,Switchblade)を発表した。
 2011 CESの同社ブースには,そのコンセプトモデルとなる実機が展示されていたほか,世界市場ではまもなくの発売となるXbox 360用ゲームパッド「Razer Onza Tournament Edition」(以下,Onza TE)も置かれていたので,その様子をレポートしてみたい。


「Switchbladeの開発に期限は設定していない」

〜本気を感じさせるRazerのSwitchblade計画


1台は静止画のスライドショーが動作している状態,もう1台は閉じた状態で展示されていた。アクリルケースの中に収容されているので触ることはできない
画像集#001のサムネイル/RazerのゲームPCプロジェクト「Switchblade」,コンセプトデザインの実機をCES会場で見てきた
 さて,Switchbladeだが,Razerブースでは,アクリルケースの中に2台のSwitchbladeが展示されていた。いずれも手に取ったりはできないのだが,ゲームのスクリーンショットを順に表示していくスライドショウが1台では動いていたので,まったく動作しない状態,というわけではないようだ。

 インタフェースは左右のUSBポートのみで,本体後ろ側にはとくにインタフェースはない。付加機能は最小限に抑えられているマシンだ。
 キートップの文字はスライドショーに合わせるように,ときどき切り替わっており,キーの表示もプログラマブルであることをうかがわせる。

画像集#002のサムネイル/RazerのゲームPCプロジェクト「Switchblade」,コンセプトデザインの実機をCES会場で見てきた
本体左サイドにはACアダプタのコネクタとMini HDMIコネクタが見える
画像集#003のサムネイル/RazerのゲームPCプロジェクト「Switchblade」,コンセプトデザインの実機をCES会場で見てきた
本体右サイドにはUSBコネクタがあった。USB 3.0と発表されている

キートップの表示はスライドショーに合わせて切り替わっていた
画像集#004のサムネイル/RazerのゲームPCプロジェクト「Switchblade」,コンセプトデザインの実機をCES会場で見てきた 画像集#005のサムネイル/RazerのゲームPCプロジェクト「Switchblade」,コンセプトデザインの実機をCES会場で見てきた

 手にとって操作できる状態でないのが残念だが,展示機の完成度について聞いてみたところ,ブースの説明員は「これはテクノロジーコンセプトの展示だ」と,二度も強調していた。これは発表時点にも断られていたことだが,機能はもちろんのこと,デザインを含めて完成にはほど遠いという。

画像集#011のサムネイル/RazerのゲームPCプロジェクト「Switchblade」,コンセプトデザインの実機をCES会場で見てきた
 誰もが気になるだろう発売時期についても「我々はSwitchbladeの開発にタイムリミットを作ってない。『1年以内に出す』などといった,具体的な時期は言えない」と答えてくれた。先の話と合わせて,Razerというブランドが,PCベースの携帯ゲーム機で何ができるのか,リサーチ中という段階なのだろう。

 そのほか,ブースで得られた情報は,事前のリリースにほぼ沿ったものだったが,キーボードの機能や表示はプログラマブルで,ゲームからも制御できるとのことだった。Switchbladeに対応するゲームであれば,ゲームプログラム側からキーボードの表示を変えたり,配置を変えたりといったことができるようだ。

 プレイするゲームのジャンルは限定していないそうだが,Atomベースということで3D性能には限界があるだろう。実際,スライドショーで表示されていたゲームのうち,FPSの代表が「QUAKE LIVE」だったのは示唆的だ。QUAKE LIVEのエンジン(=Quake IIIエンジン)なら,確かにAtomでも無理なく動くわけで,現実的なところとしてスライドショーにチョイスされたに違いない。

 担当者の言葉の端々から感じられたのは,Razer USAは,Switchbladeプロジェクトを,じっくり進めようとしていること。なので,今すぐこのゲーム機が市場に登場するといった期待はしないほうがいいだろう。
 とはいえ,PCベースのポータブルゲーム機がどの程度受け入れられるのか,といったあたりも含めて面白い存在になってくれそうだ。


発売直前のOnza TEもチェックしてみた


画像集#006のサムネイル/RazerのゲームPCプロジェクト「Switchblade」,コンセプトデザインの実機をCES会場で見てきた
ブースには複数のOnza TEが並べられ遊べる状態になっていた
 Xbox 360用コントローラであるRazer Onzaシリーズでは,冒頭で紹介したとおり,アナログスティックの“硬さ”を変更できるOnza TEがプレイアブルで展示されていた。

 世界市場では1月中に発売予定なので当然かもしれないが,裏面のシールを含めて製品そのものの状態だ。日本での発売時期は「分からない」という返事しかもらえなかったが,製品の性格からして,日本でも取り扱われるのはほぼ確実ではなかろうか。

画像集#007のサムネイル/RazerのゲームPCプロジェクト「Switchblade」,コンセプトデザインの実機をCES会場で見てきた
スティックの硬さを変えるリング部分。硬さが変わることは確認してみた。ゲームタイトルや好みに応じてカスタマイズできるのが強みだろう
画像集#008のサムネイル/RazerのゲームPCプロジェクト「Switchblade」,コンセプトデザインの実機をCES会場で見てきた
アナログトリガー&トリガーボタン。上下中央部が,カスタマイズ可能な「Multi-Function Button」だ

画像集#009のサムネイル/RazerのゲームPCプロジェクト「Switchblade」,コンセプトデザインの実機をCES会場で見てきた
裏面には,左右のリマップボタンがあった。Multi-Function Buttonの機能を変更するボタンだそうだ。名称からして,標準状態に戻すためのものだろう。“誤爆”しないよう,ボタンは裏面と面一(段差がない状態)になっている
  • 関連タイトル:

    Razer

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