アバターSNS「カフェスタ」運営権をジークレストが獲得，カフェスタサービス終了，「セルフィタウン」へ移行に

　ジークレストは，アバターコミュニティサービス「カフェスタ」の運営権を獲得したと発表した。

　カフェスタといえば，かつて資金不足でユーザーにお金を使ってくださいと告知したことで話題になったサービスなのだが，やはり台所事情は苦しかったようだ。ジークレストは，カフェスタの運営権を獲得したものの，カフェスタ自体のサービスは2009年5月一杯で終了となる。
　ユーザーは，ジークレストのアバターサービス「セルフィタウン」への移行を促されることになる。6月2日以降に，サービス移行専用ページが用意される予定だ。カフェスタのサイト自体はしばらくの間存続する模様。

　移行では，カフェスタのログインIDやニックネーム，日記，フレンドリスト，サークルなどはそのまま受け継がれ，購入したアイテムはセルフィ衣装交換券として補償されるという。IDなどの重複には対応できない場合があったり，足跡の履歴などは消えることにはなるが，かなり頑張ったサポート状況といえるだろう。

　カフェスタの登録会員は約180万人。非アクティブ会員数や会員のすべてが移行するわけではないとしても，アバターサービスとしてのセルフィの底上げが行われるのは間違いないだろう。ジークレストでは，国内最大級のアバターサービスとなるとしている。これまでとは違ったユーザー層を獲得するメリットも大きいだろう。
　セルフィは，アバターが可愛いとか，高機能だとか，なにかと評判のよいサービスではあるものの，カフェスタのアバターとはちょっとテイストが異なるので，移行率がどれくらいになるのか気になるところだ。

カフェスタサービス終了とサービス移行に伴うお知らせ

http://www.cafesta.com/notice/close/

累計会員数100万人超のアバター＆ゲームコミュニティ「アットゲームズ」が、
アバターコミュニティ「カフェスタ」のユーザーを継承
〜日本最大級のアバター＆ゲームコミュニティとして進化〜

　アバター＆ゲームコミュニティサイト「アットゲームズ（http://www.atgames.jp/）」をはじめとしたオンラインゲームを企画・運営する株式会社ジークレスト（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：長沢 潔　以下、ジークレスト）は、2009年5月８日（金）をもって、株式会社カフェスタ（本社：東京都台東区、代表取締役社長：上澤馨　以下、カフェスタ）より、アバターコミュニティ「カフェスタ」の運営権の一切を譲り受けることに合意いたしました。

　これにより「アットゲームズ」累計会員登録件数約120万人、「カフェスタ」累計会員登録件数約180万人により国内最大級のアバター＆ゲームコミュニティとなります。

　当社は、5月８日（金）より「カフェスタ」サイト上で、「カフェスタありがとうキャンペーン」を実施、6月2日（火）より「アットゲームズ」を受け皿として「カフェスタ」の ユーザーが継承される形となります。また、「カフェスタ」サイトは一定期間閲覧いただけます。
　
　また、当社はこれまで10代後半から20代前半の女性ユーザーが7割を占める若年層に向けたサービスをメインとして運営を行ってきましたが、今後はカフェスタのユーザー層20代後半から30代以上の女性を取り込むことで幅広い年代層に向けてのゲームコンテンツおよびコミュニティ機能の強化・改善を行っていきたいと考えています。