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ドミネーションズ -文明創造-
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ネクソンが2年にわたるモバイルゲーム事業の説明会を開催。世界レベルの“楽しさ”を日本のゲーム市場へ
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印刷2017/08/18 13:40

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ネクソンが2年にわたるモバイルゲーム事業の説明会を開催。世界レベルの“楽しさ”を日本のゲーム市場へ

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 ネクソンは2017年8月17日,同社の日本国内におけるモバイルゲーム事業に関する説明会を東京都内で開催した。
 説明会では,モバイルゲーム事業本部を率いるキム・キハン氏が登壇し,これまでの2年間にわたる取り組みを振り返るとともに,今後の事業方針や国内配信を予定・検討しているタイトルなどが紹介された。

ネクソン モバイル事業本部 本部長 キム・キハン氏
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 キム氏によると,日本国内のモバイルゲーム市場は2013年頃から急速に拡大しており,これを受けて2015年8月にモバイル事業本部を設立。カルチャライズやマーケティングそしてコネクションなど,これまでPCオンラインゲーム業界で培った経験を生かし,「世界レベルの楽しさを日本モバイル市場へ」というミッションを掲げたという。

 これまでスマホ向けアプリを18作品リリースしているが,タイトル選定の際はゲームジャンルを固定化せず,新たなチャレンジも重視。次第に開発ペースを上げ,2016年の下半期以降は1月に1タイトル近くをリリースしているとのことだ。

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キム氏によると,同社のモバイルゲーム関連の累計登録ユーザー数は,現在900万に達しているとのこと。日本全体のモバイル関連のユーザー数は3000〜3500万で,そのなかの1/3から1/4を占めていると分析していた
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こちらはDAU(Daily Active Users:1日あたりの利用者数)のグラフ。2017年の第一四半期が突出しているが,これは「HIDE AND FIRE」のサービスが軌道に乗っていたことと,「HIT」のサービス開始による相乗効果が大きいとのこと
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PRに関しても,リリース時のプロモーションや,TVCM放映を随時行っている。これらの施策が功を奏し,モバイルゲーム事業本部の立ち上げ時と比較して,累計登録ユーザー数は16倍,売上は約8倍に達しているそうだ
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2年間で18のスマホ向けアプリをリリース。主要タイトルを振り返る


 続いてキム氏は,同社がリリースしたスマホ向けアプリのなかから代表的なタイトルを,分析を交えて紹介した。

「ドミネーションズ -文明創造-」iOS / Android

2015年8月リリース
 モバイル事業本部の設立とほぼ同時期にリリースしたストラテジーゲーム。ワールドワイドで3000万インストールを記録し,累計決済が1億ドルを突破。リリース後の2016年の1〜2月にTVCMを放送しており,そのタイミングで再び盛り上がりを見せたことがグラフにも表れている。

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「HIDE AND FIRE」iOS / Android

2016年9月リリース
 これまで日本ではメジャーでなかった,“スマホ向けガンシューティング”という新たなゲームジャンルを確立し,同社にとって初の長期ヒット作となったタイトル。日本のプレイヤーにとってなじみが薄いゲームジャンルだったため,約1年をかけてカルチャライズやマーケティング戦略を構築したそうだ。

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「HIT 〜Heroes of Incredible Tales〜」iOS / Android

2016年12月リリース
 日本ではPvP系よりも協力型のコンテンツの人気が高いため,カルチャライズの際はその方面にテコ入れを行ったという。現在の同作ではPvP系のイベントにも注力しており(※関連記事),プレイヤーの意識は少しずつ変化しているようだ。

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「StraStella」iOS / Android

2017年8月リリース
 こちらはリリースされたばかりのタイトルだが,継続率などのデータは好調で,長期運営も視野に入れているとのこと。“ロボット×美少女”というテーマは,同社にとってあまり手がけていなかったため,サービスを通じてさまざまなノウハウが得られているようだ。

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そのほかの主要タイトル

 買い切り型アプリの「アフター・ジ・エンド:忘れられた運命」iOS / Android),アーケードライクなシビアなゲームバランスの 「エビルファクトリー」iOS / Android),往年の名作をアレンジした「Lode Runner 1」も紹介したが,どれも意欲的なタイトルだ。

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今後のリリースを予定しているスマホ向けアプリが紹介


 同社は今後も,スマホ向けアプリを積極的に展開していく構えだ。説明会ではそのなかから,現在国内配信を予定・検討している具体的なタイトルがいくつか紹介された。

「三國志曹操伝 ONLINE」iOS / Android

 コーエーテクモゲームスでおなじみの「三国志」シリーズをベースに,ThingSoftが開発しているシミュレーションRPG。従来の日本における三国志系の作品は小説の三國志演義をベース(蜀視点)にすることが多いが,本作では曹操を大々的にフィーチャーしている(魏視点)のが大きな特徴。現在は事前登録を受け付けており,2017年夏頃のリリースを予定。

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「野生の地:Durango」iOS / Android

 荒々しい大地の開拓がコンセプトの,オープンワールド型MMORPG。MMOの名に恥じない多様なプレイスタイルを実現し,10年以上楽しんでもらえるタイトルを目指して鋭意開発中。韓国で先行サービス予定で,グローバル版も2017年内に配信される予定だ。

「ダークアベンジャー3」iOS / Android

 「HIT」を超えるグラフィックスやアクションを目指すアクションRPG。プレイアブルキャラのカスタマイズや,バトル中のアクションに強い拘りがあるそうだ。韓国では7月にリリースされており,セールスランキングでTop5に入るなど好調な成績を見せているとのこと。

「Gigant Shock」

 4名編成のパーティで,超巨大なボスモンスターに立ち向かう迫力のあるバトルをウリとするRPG。“スリングショットアクション”による多彩な戦術に,本作ならではの魅力がぎっしり詰まっているとのこと。

※「三國志曹操伝 ONLINE」を除く「野生の地:Durango」「ダークアベンジャー3」「Gigant Shock」3タイトルは,日本での配信は未定

 説明会では,上記4タイトルを含む,同社が今後配信を予定・検討しているタイトルをまとめたムービーも紹介された。とくにキム氏からの言及はなかったものの,そのほかにも気になるタイトルがちらほら見受けられるのでチェックしてほしい。



世界レベルの“楽しさ”を日本モバイル市場へ


画像集 No.022のサムネイル画像 / ネクソンが2年にわたるモバイルゲーム事業の説明会を開催。世界レベルの“楽しさ”を日本のゲーム市場へ
 キム氏は上記のタイトルを紹介したうえで,モバイルゲーム事業本部の今後の展望として,「1つ1つのタイトルにしっかり注力し,新たなチャレンジを実現する」「世界レベルの楽しさを日本モバイル市場へ」を挙げていた。

 氏の説明を整理すると,ネクソンはグローバル展開を行う企業で,世界中のタイトルを日本に展開することができる。しかし,日本のゲーム市場は独特な部分があるため,たとえ海外で人気があるタイトルでも,単にローカライズ(翻訳)しただけでは受け入れられるとは限らない。“新たなチャレンジ”が盛り込まれたタイトルは,未経験者にとって受け入れられにくい側面もあるため,遊びやすくするためのカルチャライズはなおさら必要である。
 同社が「HIT」や「HIDE AND FIRE」を日本で成功できた大きな要因にも,その辺りが大きく含まれているようだ。

こちらは8月10日に発表された今後のラインナップ(※関連記事
画像集 No.023のサムネイル画像 / ネクソンが2年にわたるモバイルゲーム事業の説明会を開催。世界レベルの“楽しさ”を日本のゲーム市場へ
 今回の説明会とは別件になるが,ネクソンは8月10日に開催した決算説明会で,今後のラインナップを一部紹介している。今回の説明会と合わせると膨大かつ強力なラインナップで,これらがきっちり日本向けにカルチャライズされたうえで遊べるようになるのなら,日本のゲームファンにとって期待できる話といえるだろう。同社は今後,説明会の定期開催も視野に入れているとのことで,次回にどのような話が聞けるのか注目したい。

ネクソンはグローバル企業として,世界中の開発会社とのコネクションを築いている。世界レベルの“楽しさ”を日本のモバイルゲーム市場に持ってきて,この市場を活性化させたいと語っていた
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「ネクソン」公式サイト

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