「Call of Duty: Infinite Warfare」は，「ブラックオプス III」に似た滑らかな移動システムを採用

　Infinity Wardは，ファンの質問に公式Twitterで答える形で，同社が開発中のシリーズ最新作「Call of Duty: Infinite Warfare」（PC/PlayStation 4/Xbox One）のトラバーサル（移動）を紹介した。それによると，Activision傘下のTreyarchが2015年にリリースした「コール オブ デューティ ブラックオプス III」に似た，異なる動きを滑らかにつないでいくシステムになるという。

@CODINT3L If you’ve played #BlackOps3 before, our take on the chain-based fluid movement system will feel natural to you. #InfiniteWarfare

— Infinity Ward (@InfinityWard) May 13, 2016

　欧米では2016年11月4日にリリースされる予定の「Call of Duty: Infinite Warfare」は，地球の資源が枯渇したため，ほかの惑星やアステロイドの開拓を余儀なくされた未来世界を背景に，資源を独占しようとする軍団Settlement Defense Frontと，地球連合政府との戦いが描かれる。
　主な舞台は宇宙空間で，プレイヤーは無重力状態で銃撃戦を行ったり，宇宙船のドッグファイトに身を投じるなど，これまでとはかなり異なる雰囲気の作品になりそうだ。

「Call of Duty: Infinite Warfare」公式サイト

　「ブラックオプス III」では，ウォールランニングやダッシュ，スライディングといったさまざまな動きをつなげていく，いわゆるチェーンベースの移動が特徴の1つになっており，ゲームに習熟するに従って，移動がより巧みになっていくことがファンから評価を得ていた。
　ただ，これまでActivision傘下で「コール オブ デューティ」シリーズを開発してきたInfinity Ward，Treyarch，そしてRespawn Entertainmentの3社は，ゲームエンジンなどはシェアしても，ゲームシステムといった部分の情報共有はほとんどしていないため，今回も「ブラックオプス III」のトラバーサルシステムがそのままの形で使われているわけではなさそうだ。
　Twitterの書き込みも，「もし『ブラックオプス III』をプレイしたことがあるのなら，チェーンベースの滑らかな移動システムに関する我々の手法も自然なものに感じられると思う」という表現になっている。


　また，「Infinite Warfare」では，「ブラックオプス」シリーズのオハコともいえる「ゾンビモード」をInfinity Wardとして初めて導入することがアナウンスされており，これまでと同様，本編とは異なる時間軸における独自の物語が描かれるという。発売が近づくにつれ，順次情報が公開されていくはずで，リリースが発表されたPlayStation 4版以外，日本での展開も含めて続報を楽しみにしたい。