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DMM GAMES公式リーグ大会「PUBG JAPAN SERIES」β1部リーグ PHASE1を制したのはTHE SHABLES。沢山のドラマが生まれたDAY3レポート
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印刷2018/06/04 21:07

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DMM GAMES公式リーグ大会「PUBG JAPAN SERIES」β1部リーグ PHASE1を制したのはTHE SHABLES。沢山のドラマが生まれたDAY3レポート

最終日(DAY3),会場はいつもと少し空気が違う
画像集 No.002のサムネイル画像 / DMM GAMES公式リーグ大会「PUBG JAPAN SERIES」β1部リーグ PHASE1を制したのはTHE SHABLES。沢山のドラマが生まれたDAY3レポート
 DMM GAMESが国内でチャネリングサービスを提供する「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」。その公式リーグ戦である「PUBG JAPAN SERIES」(PJS)の第2シーズンとなる「βリーグ」が4月28日から開催されている。
 6月2日に行われたβリーグの1部リーグ(CLASS1)前半戦であるPHASE1の最終戦DAY3の模様をお届けしよう。

 まずはDAY2までの結果を振り返る。1位に躍り出ていたのはROUND4で念願のドン勝を獲得したRascal Jester(RJ)で1855ポイント。それを追いかけるのはSunSister Suicider's(SSS)とCrest Gaming Windfall(CGW)で1710ポイント,Sengoku Gaming Destroy(SGD)がわずか10ポイント差の1700で4位につけている。αリーグ PHASE2でギリギリ残留したTHE SHABLES(SBL)が大躍進し,1650ポイントで5位だ。
 1位〜5位までの差は小さく,1試合ごとに順位が大きく変動する可能性がある。大混戦の様相を呈しているが,どこが抜け出し,PHASE1優勝の座につくのか,いつにも増して,熱い戦いが期待できる。

 また残留・降格争いにも注目したい。βリーグから下位6チームが,CLASS2の上位6チームと強制的に入れ替わるルールが採用されており,前回までのように,入替戦を勝ち抜けば降格を免れるという状況ではなくなった。厳しさが増したと言えるだろう。降格の危機にあるチームはDAY3で何としても残留圏内に入りたいところだ。

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カメラを向けると急に恥ずかしがるCGW_MrYoppy選手
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セットアップ中のUSG_CiNVe選手
拳を合わせ,お互いの健闘を祈るN4U_JapanNo1選手とUSG_Clockbox選手
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降格の危機にあるCAG(左),SZ(右)。凄まじい緊張感につつまれている
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ROUND7



 いよいよ最終日DAY3。βリーグの初戦はFPPモードで行われる。
 いつもは序盤の車の奪い合いで,2〜3人ほど脱落するのだが,最終日だけあって各チーム慎重になっているのか,散発的な撃ち合いは起こるが,脱落者はでない。
 安全地帯の第1サークルから第2サークルへと試合が進むと,移動中に撃ち落とされるプレイヤーがチラホラと出てくる。いつもの試合展開なら,このまま中盤,終盤へと進んでいくのだが,今回は違った。
 野良連合4U(N4U)が「Georgopol」の南にある山のふもとに一時的に陣取ったが,その上をTeam AEGIS(AGS)が確保しており,不利な状況になる。N4Uはその場で戦うには厳しい場所で,追い立てられるように撤退を選ぶ。AGSから銃撃を受けつつも,脱出には成功した。
 車両も大きなダメージを受け,ポジションも確保できず,苦しい状況のN4Uは近くの建物の確保に向かう判断をくだす。しかし,そこにはAKIHABARA ENCOUNT(AE)が陣取っていた。「やるか,やられるか」,決死の確保を目指したN4Uだったが,AEが巧みに守り切り,N4Uは20位で脱落した。

 最終盤,生き残ったのはJUPITER NOVA(JUN)のNasTy_FPS選手ooF選手Kairos4G選手Middleee選手SCARZ(SZ)のcocorou選手Fa6ye選手Icebahn選手BONON選手,SGDのrorichan選手SikiLL選手V3-FOX(V3F)のwhitejack選手の4チーム11名だ。
 安全地帯内に広く展開するSZが後から入ってくるチームを次々と討ち取る展開になった。勝負を仕掛けたJUNだったが,SZだけではなく,SGDからも撃たれてしまうポジションに入り,クロスファイアを受けて壊滅。その隙に何とか安全地帯に近づこうと走り出したV3F_whitejack選手だったが,SZ_cocorou選手が素早く気づき,討ち取る。
 最後はSGDが残ったが,4対2の人数さは覆せず,SZが落ち着いた動きで討ち取り,ドン勝を手にした。

DAY2時点で最下位だったSCARZだが,起死回生のドン勝で10位に浮上。降格の危機を脱する
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ROUND8



 ROUND8はTPPモードだ。この試合,結論からいうとZoo Gaming / Penguin(Zoo)が素晴らしい活躍を見せた。
 ZooはPlayerJP選手の動きが特徴的だ。最序盤など,PlayerJP選手は最低限の物資のみを手に,単独で先行偵察を行い,チームの移動先を確保する。下手をすれば,4人に囲まれて討ち取られるリスクを負うが,予測していない不意の遭遇戦を避ける手堅い方法の1つで,今回は効果的に機能した。

 中盤,安全地帯がどんどん狭まっていくが,その中でも絶対的に強いポジションである建物にチームが集中する。最初にその位置を確保していたのはAEだったが,SBLが突入し,ポジションの奪取に成功する。
 終盤,SBLが確保する建物にZooが突入する。SBL_SixVII選手がZooの2人をダウンさせたが,その直後に別方向から撃たれ,ダウンしてしまった。お互い,戦力を失い痛み分けで終わるかと思われたが,両チームとも蘇生に成功する。

 その後も建物に対する突入が試みられるが,そのほとんどは車両ごと爆破されて失敗する。しかしその中でも1部のチームが突入に成功し,壮絶な椅子取りゲームの先に残ったのは,ZooのRuytv選手sm0o0ky選手Rush選手PlayerJP選手,SBLのSixVII選手,Lia-EMT選手Crest Gaming Xanadu(CGX)のKaiph0ne選手Aries選手,SSSのCrazySam選手,V3Fのyobiyobi選手だ。建物から外れた場所にV3F_whitejack選手と,AGS_MelodyFlag選手が潜み,6チーム12名による最終戦が行われる。

 最終盤,まず脱落したのはAGS_MelodyFlag選手だ。走って移動することのリスクを考えたのか,パルスに倒れた。パルスが縮まる中,V3F_yobiyobi選手がCGX_Aries選手を討ち取るが,直後にKaiph0ne選手が仇を討った。
 SBLのLia-EMT選手が動き,少し外れた場所にいたwhitejack選手を討ち取り,V3Fが全滅。しかし,Lia-EMT選手の後ろにはKaiph0ne選手がおり,倒されてしまった。
 最後はZooが4人生き残り,CGXがKaiph0ne選手,SBLがSixVII選手のみ。圧倒的にZooが有利だ。しばらく睨み合いが続いたが,SixVII選手がパルスに倒れたところで,戦いのゴングが鳴り響き,Zooが一気に包囲してKaiph0ne選手を討ち取り,ドン勝を獲得した。

ROUND7終了時点で18位と降格圏内だったZooだが,ドン勝を得たことで10位に。油断はできない状況だが,逼迫した状況からは脱出できた
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ROUND9



 いよいよPHASE1最終戦。総合1位の栄誉を勝ち取りたい上位チーム,なんとか降格は免れたい下位チーム,さまざまな思いがぶつかる。
 最終戦では優勝候補のSSSと,ROUND8終了時点で1位のSGDが早々に脱落するまさかの展開となった。SSSはJUNとの交戦の中,JUN_ooF選手の手りゅう弾が直撃し,XhanZ1119選手のみが生き残る。必死の抵抗を試みるが,数の差は覆すことができず,全滅した。
 SGDは最序盤で拳銃しか持っていないJUN_NasTy選手に2人討ち取られるという手痛い始まりを迎えた。残る2名で戦い抜かねばならない状況となったSGDだが,やはり苦しく,中盤に差し掛かるところで全滅し,19位に終わった。

 この試合の最終盤が,βリーグで一番熱い戦いだったかもしれない。残ったのはCGXのRio01選手Shianblue選手,CGWのKurad選手LevArie選手CAYCLOPS Athlete Gamingkimari選手Meuta選手Zaphkiel Gaming(ZAP)のFaily選手の7名だ。
 ZAP_Faily選手が安全地帯中央を取りに移動したが,それに合わせるかのようにCAG_Meuta選手がFaily選手がもともと陣取っていた場所を確保する。この動きは恐らく想定外だったのだろう。Faily選手は敵に挟まれる形となってしまった。
 CGXとCGWはお互いにけん制しあい,安全地帯に入り辛い状況だったが,最終的にCGX_Rio01選手が生き残った。Faily選手はMeuta選手に討ち取られ,残るはMeuta選手とRio01選手の一騎打ち。手に汗握る銃撃戦の末,勝利を手にしたのは――CAGだった。

PJS開幕から参戦しているCAG。27戦して初めてドン勝を獲得した。正直なところ,CAGの面々はずっと悲壮感に溢れていた。「今回は落ちるかもしれない」そんな思いが頭にずっとよぎっていたのだろう。その状況を脱したドン勝の瞬間,masashi選手は雄たけびをあげた。よろこび大爆発
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PHASE1 総合順位
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 DAY3は下位で降格の危機にあったチームがドン勝を取るという劇的な展開が続いた。その結果,この日にドン勝を獲得した3チームは残留を決めた。
 驚きの声があがったのは野良連合4Uの降格だ。DAY1こそ1115ポイントを獲得し,総合2位となったが,DAY2は375ポイント,DAY3は360ポイントと調子を崩した。また,AKIHABARA ENCOUNTもDAY2の8位を守り切れず,16位で降格が決まった。

THE SHABLES(前方),Sengoku Gaming Destroy(後方左),Crest Gaming Xanadu(後方右)
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 そしてPHASE1の総合1位はTHE SHABLESがその栄冠を手にした。ドン勝こそ獲得していないが,高い平均順位と,チーム総キル数57(285ポイント)という圧倒的な戦闘力が光った。
 2位は入替戦で復活を果たしたSengoku Gaming Destroyだ。DAY1〜DAY3の順位スコアはトップ。しかし,キル数は24(120ポイント)と上位陣の中でも少な目で,その差が総合順位に影響してしまった。
 3位はCrest Gaming Xanadu。βリーグ初参加ながらも3位という成績でPHASE1を終えた。その実力はだれもが認めるところだろう。

PHASE1 総合1位に輝いたTHE SHABLES。お姫様抱っこで抱えられているのはモストキル賞に輝いたLia-EMT選手
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 上位3チームを簡単に紹介したが,1位から6位までは310ポイントの差となっている。ドイツ・ベルリンで開催される「PUBG Global Invitational 2018」の出場権を得るのはPHASE1とPHASE2のポイントを合計した1位と2位のチームだ。
 PHASE1で1位を獲得したSBLが一歩リードといった状況だが,ドイツ行きを決める戦いはまだ折り返しでしかない。PHASE2ではさらなる激戦が繰り広げられることだろう。


CLASS2


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 PHASE2からCLASS2の上位6チームが参戦するが,そちらもすでに決定している。3015ポイントと圧倒的なスコアでの1位に輝いたAstro9を筆頭に,ISG Albatorss BloomPENTAGRAM Revive7th heavenPNG Fairyoracle NoxがCLASS1に昇格する。
 果たしてCLASS1の壁を打ち破れるのか。それとも,洗礼を受けることになるのか。彼らの活躍にも注目したい。

「PJS βリーグ CLASS1 PHASE1 DAY3」フルアーカイブ映像

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