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  • Electronic Arts
  • DICE
  • 発売日:2018/11/20
  • 価格:スタンダードエディション:6264円,デラックスエディション:1万584円(いずれも税込)
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「Battlefield V」オープンβテストレポート。最新作で第二次世界大戦の原点に立ち返る
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印刷2018/09/06 00:00

プレイレポート

「Battlefield V」オープンβテストレポート。最新作で第二次世界大戦の原点に立ち返る

画像集 No.011のサムネイル画像 / 「Battlefield V」オープンβテストレポート。最新作で第二次世界大戦の原点に立ち返る
 エレクトロニック・アーツのFPSシリーズ最新作「Battlefield V」PC / PS4 / Xbox One)の先行オープンβテストが2018年9月4日に予約者,Origin Access加入者向けにスタートした。対象者以外は9月6日よりオープンβテストへの参加が可能となる。

 シリーズ最初のタイトル「バトルフィールド 1942」以来,正統な後継作としては初めて第二次世界大戦を舞台とする本作だが,ゲームとしてはどのように進化したのか。先行テストに参加したので,その辺りにフォーカスしたレポートをお届けしよう。
 なお,本稿の内容はオープンβテストを元に記述している。製品版では変更される部分があるかもしれないので,その点は予めご了承いただきたい。

「バトルフィールド1」から,さらに増した臨場感


 まずはゲーム内の雰囲気に関してだ。グラフィックスは「バトルフィールド1」から大きく進化したようには見えないが,キャラクターの挙動だったり,雪の表現だったりと,細かい部分で表現力が向上しており,リアルさに拍車がかかっている。
 特筆すべきはサウンドで,環境音を含め,かなり向上している印象だ。戦車の発砲音は特に顕著で,口径の小さい主砲はそれなりに軽い音に,大口径砲はズシンと重い砲撃音で,そうした音が作り出す臨場感には感動すら覚える。

輸送機から始まるグランドオペレーションの“エアボーン”。対空砲の猛火をくぐりながら敵地へと降下する
画像集 No.002のサムネイル画像 / 「Battlefield V」オープンβテストレポート。最新作で第二次世界大戦の原点に立ち返る

 今回のオープンβテストでは,コンクエストモードで「Rotterdam」,グランドオペレーションで「Norvik」のマップがプレイ可能だ。コンクエストモードのRotterdamは,いつものバトルフィールドといった感じだが,Norvikでは空挺作戦があったりと,いかにも第二次世界大戦といった雰囲気で盛り上がる。


戦車の弾薬は有限。弾が切れたら補給ポイントへ


画像集 No.005のサムネイル画像 / 「Battlefield V」オープンβテストレポート。最新作で第二次世界大戦の原点に立ち返る
 「バトルフィールド3」「バトルフィールド4」「バトルフィールド1」と,戦車の弾薬は装弾数の上限があるものの,少し待機していればどこでも補給できる仕様で,戦いやすいポジションを確保して,ずっとそこに居座り続けることも可能だった。
 だが,本作の戦車は搭載弾薬が有限になり,弾切れを起こすようになった。補給するには後方にある補給ポイントへ戻る必要があり,さらに言えばその補給スピードもそんなに速くない。これによって前線に居座り続けることが不可能になったというわけだ。「戦車が陣取っていて進めない」という状況は,その戦車の弾が切れるまで粘ればとりあえず解消する。
 それでも戦車が強力なことに変わりはないし,有限になったとは言え,砲弾の搭載数自体は増えているため,瞬間的な火力は上がっている。要所要所で突破口を開くカギとなりそうだ。

弾が切れたので後方まで下がり,補給する戦車
画像集 No.006のサムネイル画像 / 「Battlefield V」オープンβテストレポート。最新作で第二次世界大戦の原点に立ち返る

ガジェットを使って行うスポット


 敵を発見,報告して味方のマップ上,あるいはHUD上に表示するスポットシステムだが,本作では「Spotting Scope」というガジェットを使用する方式に変わった。今回のオープンβテストでは「偵察兵(リコン)」のみが使用できる。Spotting Scopeを覗いて相手を視認する必要があるため,銃を構えながらでは敵をスポットできない。賛否の分かれそうな仕様だが,個人的にはありだと思う。

覗いて敵を見るだけでスポットする“Spotting Scope”
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登場銃器とアンロックシステム


 まだオープンβテストの段階なので,すべては開放されていないが,この段階で登場している銃器に「勢力」の縛りはないようだ。第二次世界大戦が舞台となっているので,「連合(Allies)」「枢軸(Axis)」の陣営が登場するのだが,陣営を問わず突撃兵の初期銃器は「StG 44」だし,衛生兵の初期装備は「Sten」,そのほかの兵科も初期銃器は統一されている。“バランス”を重視すればそういう仕様になるのは仕方がない。
 オープンβテストで使用できる武器は偵察兵が3種,それ以外は4種となっている。突撃兵はアサルトライフルとセミオートライフル,衛生兵はサブマシンガン,援護兵はライトマシンガンとショットガン,偵察兵はスナイパーライフルとセルフローディングライフルを装備できる。

突撃兵の初期装備“StG 44”
画像集 No.007のサムネイル画像 / 「Battlefield V」オープンβテストレポート。最新作で第二次世界大戦の原点に立ち返る

 武器のアンロックは兵科のランクを上げたり,ゲーム内の通貨(名称不明)で購入したりするようだ。武器に装着するアタッチメントも同様のシステムだが,こちらは武器自体のランクを上げてアンロックする。
 また武器には“アップグレード”の要素がある。アップグレードはツリー式になっており,一度実行したら戻せないが,同じ銃をもう一丁手に入れてランクを上げることで,別の銃としてカスタマイズできる。例えば,2丁のStG 44をそれぞれ中距離型と近距離特化型にカスタマイズして,状況に応じて使い分ける,といったことも可能だ。


兵科とコンバットロール


 本作には各兵科に“コンバットロール”という役割がある。オープンβテストでは1種類ずつしか開放されていないため,詳しい仕様は分からないが,コンバットロールによって装備できる銃器やガジェットが変わるようだ。例えば,アサルトライフルを装備した衛生兵などが可能になるのかもしれない。その辺りの詳細は製品版を待ちたいが,いずれにしても楽しくなりそうな要素だ。

コンバットロール。アサルトの「GRENADIER」(擲弾兵)だ
画像集 No.008のサムネイル画像 / 「Battlefield V」オープンβテストレポート。最新作で第二次世界大戦の原点に立ち返る

戦車や航空機などの登場兵器


 今回のオープンβテストでは戦車と航空機が登場している。戦車は連合が「VALENTINE MK VIII」「CHURCHILL MK VII」「CHURCHILL GUN CARRIER」,枢軸が「PANZER IV」「TIGER I」。航空機は連合が「SPITFIRE MK VA」「SPITFIRE MK VB」「BLENHEIM MK IF」,枢軸が「BF 109 G-2」「STUKA-B1」「STUKA-B2」が確認できた。製品版ではもっと増えると思われるが,現時点でもなかなかマニアックな兵器が登場している。

CHURCHILL MK VII
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「Company」(中隊)システム


 “自分好みの中隊を編制”する「Company」(中隊)システム。トレイラーが公開(関連記事)されており,その情報が断片的に明らかになっているが,オープンβテストの段階では,解放されている銃器や兵器,コンバットロールが少なかったため,どこまでカスタマイズできるのかは分からなかった。
 ただ,インターフェースを見る限りでは中隊で運用する兵器を選定したり,使用するコンバットロールを入れ替えたりといったことが可能なようだ。どういう編制が可能なのかは未知数だが,個性豊かな中隊が編制できそうだ。

兵科と兵器を編制できる「YOUR COMPANY」画面。車両と航空機を3機(両)ずつ配置できる。おそらく手に入れた車両を配置できるようになるはずだ
画像集 No.010のサムネイル画像 / 「Battlefield V」オープンβテストレポート。最新作で第二次世界大戦の原点に立ち返る

 今回のオープンβテストでは,ほのかに「バトルフィールド 1942」の匂いを感じさせつつ「BF1」から正統に進化している印象を受けた。バトルロイヤルモード「Firestorm」関連記事)など,実際どうなるかは蓋を開けてみなければわからないが,現時点では大いに期待しておきたいタイトルの1つだ。
 Origin Access加入者,「Battlefield V」予約購入者向けに先行で実施されているオープンβテストだが,一般向けには日本時間9月6日17:00から9月11日23:00まで開催される。最新作がどう変わったのか,その目で確かめてほしい。

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