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印刷2023/09/26 10:48

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[TGS2023]80年代のカルトホラー映画を原作とした「Killer Klowns from Outer Space: The Game」は,3対7の非対称型対戦アクション

 IllFonicが,2024年前半にリリースを予定している非対称型対戦アクション「Killer Klowns from Outer Space: The Game」PC / PS5 / Xbox Series X|S / PS4 / Xbox One)。東京ゲームショウ2023の開催に合わせ,同社のCEOであるチャールズ・ブランガード氏の案内のもとメディア向けの試遊が行われたので,そのレポートをお伝えする。

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「Killer Klowns from Outer Space:The Game」公式サイト


 1988年に公開された映画「Killer Klowns from Outer Space」は,彗星とともに地球にやってきたピエロ風のエイリアンたちから,町を守る青年たちを描いたホラーコメディだ。
 監督はスティーヴン・キオド氏で,兄弟であるチャールズ・キオド氏,エドワード・キオド氏とともに脚本も担当。クレイメーションやストップアニメーションのキャリアに先鞭を付けただけでなく,製作費に対して25倍近くもの興行収入を得られたB級映画として,マニアの間では知られた作品になっている。

 そんなカルトヒット作品を原作とした「Killer Klowns from Outer Space: The Game」(以下,Killer Klowns)は,鬼となる“キラークラウン”を3人のプレイヤーが担当し,7人の“ヒューマン”が逃げる役目を担うという非対称型の対戦アクションゲームだ。

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 キラークラウンは,直接的なダメージか,綿菓子のようなピンク色の繭(まゆ)の中に包み込んで血をゆっくりと採取することでヒューマンのキルを狙う。一方ヒューマンは,ステルスでマップを動き回りつつ,ヒントや必要物資を集めながら脱出を図ることが目的となる。

 本作の大きな特徴となるのが,充実したAI機能だろう。プレイヤーの数が足りない場合にNPCが人数を補ってくれる機能で,これによりプレイヤーは,小人数や1人でもゲームを楽しめるようになっているのだ。

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 一緒にデモ版をプレイしてくれた,IllFonicのCEOであるチャールズ・ブランガート氏によると,同社が非対称型対戦アクションに初めてAIプレイヤーを搭載したのは,2022年にリリースした「Ghostbusters: Spirits Unleashed」PC / PS5 / Xbox Series X|S / PS4 / Xbox One)だという。

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 TGS 2022に,IllFonicが開発する非対称型対戦ゲーム「Ghostbusters: Spirits Unleashed」が出展されていた。同社は,「Predator: Hunting Grounds」や「フライデー・ザ・13th:ザ・ゲーム」など,映画を題材にしたゲームを多く手掛けている。今回4Gamerは来日していた開発陣に話を聞いた。

[2022/09/26 12:50]

 同作では,実に約75%のプレイヤーが対戦よりもソロでのプレイを中心に楽しんでいるとのことで,そのためにAIも大きく改良を行っているそうだ。

 今回のプレイは,開発者2人と共に3人でキラークラウンとなり,AI操作によるヒューマンたちを追い詰めていくという趣向になっていた。現時点では,決して有能なAIとは言えないのだが,今後,実際にAIが操作しているかわからないレベルまで動きを洗練させていくのが目標だと,ブランガート氏は話す。

 筆者がプレイしたのは,“ショーティ”というニックネームで知られるキラークラウンだ。左右と上の3方向に緑色の髪が伸びた小柄なボディが特徴で,映画ではピザの配達用ボックスの中から現れる。
 ゲーム中では,レベルアップすることでピザボックスに変身可能になる。アイテムと見せかけてヒューマンを待ち伏せできるだけでなく,ピザボックスのままでも高速で動き回れるのが面白い。

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 仲間として行動していたキラークラウンは,風船で作った犬をけしかける“スパイキー”と,一撃で相手の首をもぎ取る“ジャンボ”の2体。ローンチ時には,映画中に登場した9体のキラークラウンの中から,まず5体が実装されるそうだ。

 対するヒューマンは,ゲーム中では「トロープ」と呼ばれるカスタマイズ可能なキャラクターになる。映画に登場した人物を雛型にしており,コップ(警官)ジョック(体育会系)ティーンエイジャーの姿を確認できた。ブランガート氏によると,「コップはピストルの扱いに慣れているといった特徴はあるものの,ゲーム中にどの武器を見つけるかで生存確率が上がる」とのことだった。

 キラークラウンの武器は,見た目も名前もユニークな“コットンキャンディ・ガン”だ。攻撃して直接ダメージを与えられるほか,綿菓子のようなピンク色をした糸状の半液状物質をヒューマンにかけ,繭(まゆ)を作ることもできる。
 映画では,この繭の中に捕らわれると血液がゆっくりと搾取されて死んでいくという描写がなされていたが,ゲームでは繭の中に捕獲すると,マップ中に3つほど点在する専用機器にヒューマンを運び込み,そこに吊るし上げるという工程を踏む。
 捕らわれたヒューマンは,繭を切り裂くためのナイフを持っているか,もしくは仲間の誰かが助けに来るかで逃げ出すことができる。そうでない場合は,時間が経つにつれてヘルスが消耗してキルされてしまうので,ナイフを所持しているプレイヤーの立ち回りが重要になる。

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 ヒューマン側は逃げ回るだけでなく,マップ中に落ちているナイフやピストル,金属バット,ゴルフのパターなど見つけ出して,応戦することも可能だ。映画でも描かれていたように,キラークラウンの赤い鼻は弱点となっており,そこを狙うことで相手を倒すことも可能になっている。
 キラークラウンに見つからないように,物陰に隠れたり大型ごみ容器やロッカーなどの中に入ってやり過ごすこともできるものの,うっかり見つかってしまうと引っ張り出されて攻撃される。状況によっては,応戦してから遠くに逃げるといった立ち回りも必要になりそうだ。

 ブランガート氏の解説によると,ヒューマン側の勝利条件はいくつか用意されているそうだ。脱出経路は,マップによって橋を渡ったり,逃走用のボートを見つけたり,さらにはバンカー(避難用地下室)に入ったりとさまざまで,さらにはポータルドアを探してサーカスのテントのような“ビック・トップ・スペースシップ”の侵入経路を見つけ出し,それを停止させることでも勝ちとなる。

 面白いのは,それぞれの脱出経路は“定員数”が決まっており,必ずしもすべてのプレイヤーが一緒に逃げられるわけではないことだ。橋の場合,数人が渡ったところで崩れ出し,行き場を失うヒューマン側のプレイヤーが出てしまうことも。このあたりに“ホラーコメディ”らしいドタバタ感が表現されており,プレイ中やストリーミングなどでは大いに沸かせる瞬間になると思われる。

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 なお,プレイ開始から10〜15分ほど経過すると,“クラウン・アポカリプス”が発生して,キラークラウン側が有利になる。基本的にキラークラウンの勝利になるので,1回のプレイは,わりとスピーディなものになるだろう。
 今回のプレイでは,7人のヒューマンを全員キルもしくは捕獲できたために,このアポカリプスがどのような状態になるのかよくわからなかった。映画のエンディングに登場した,巨大モンスター“クラウンジラ”などが出現するのかとも思ったが,こちらは「素晴らしいアイディアだと思いますが,現時点ではこのゲームにフィットしないかもしれません」とのことだったので,別のイベントが発生するのだと思われる。

 元々はTeravision Gamesが開発していたという「Killer Klowns from Outer Space: The Game」は,Illfonicが助力することでプロジェクトが大きく進展し,同社からのリリースが決まった。
 発売時期は,2024年前半を予定しており,インターフェイスとテキストは日本語化されるとのこと。現在,公式サイトではβテストのサインアップも行われているので,原作映画と同様の80年代風のポップさと,「どこかチープな」B級映画のノリを楽しみたいと言う人は,忘れずにサインアップしておこう。

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IllfonicのCEO,チャールズ・ブランガート氏

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