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「ラグナロクオンライン」モスコビアアップデートレポート。ひさびさの中級者向けエリアではロシアの民話と風景が楽しめる
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印刷2008/05/23 19:31

プレイレポート

「ラグナロクオンライン」モスコビアアップデートレポート。ひさびさの中級者向けエリアではロシアの民話と風景が楽しめる

※開発段階でのテストプレイのため,正式導入時と細部が異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
画像集#001のサムネイル/「ラグナロクオンライン」モスコビアアップデートレポート。ひさびさの中級者向けエリアではロシアの民話と風景が楽しめる
 4月28日に発表された「ラグナロクオンライン」(以下,RO)の次期アップデート「モスコビア」は,すでにお伝えしているとおり,もともとはロシア版ROのオリジナルコンテンツとして制作されたものだ。ロシアに伝わるおとぎ話や神話をベースとしており,建物やNPCの衣装,登場するモンスターには,いままでにないユニークなデザインが取り入れられている。

  ROでは2003年から2005年にかけて,世界の文化や風習をRO上で再現しようという「グローバルプロジェクト」が実施され,ご存じ日本風の「アマツ」やタイ風の「アユタヤ」といったマップが実装された。ちなみに,同プロジェクトで予定されていた北米マップ,インドネシアマップは,いまなお実装されていない。モスコビアはこのグローバルプロジェクトとはまったく別個に作られたものであり,本国ロシアでは2007年6月に,そしてそのわずか4か月後には本家韓国のサービスにも導入されている。
 日本のプレイヤーが実際にモスコビアに触れられるのは5月27日以降となるが,今回はガンホー・オンライン・エンターテイメント(以下,ガンホー)本社を訪問して,一足先に体験してきた。

 モスコビアはそれほど広いエリアではないため,いつものアップデート体験レポートに比べて,ちょっと短めの内容となっている。その代わり,美しい街並みや一風変わった外見のモンスターなど,“観光ポイント”はふんだんに撮影してきたので,ぜひピロシキとロシアンティーでも味わいつつ,眺めてほしい。

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走るマトリョーシカ,尖塔と赤いサラファン
ロシア観光気分にひたれるモスコビアマップ


モスコビア広報大使が着ている赤い頭巾と刺繍入りジャンパースカートは,ロシアの女性用民族衣装「サラファン」だと思われる。本当はもっと豪華な刺繍で彩られているらしい
画像集#005のサムネイル/「ラグナロクオンライン」モスコビアアップデートレポート。ひさびさの中級者向けエリアではロシアの民話と風景が楽しめる
 モスコビアヘの移動手段は,まず港町「アルベルタ」でNPC「モスコビア広報大使」に話しかけ,1万Zenyを支払って船に乗ることから始まる。レベルやクエストといった前提条件はとくにないので,お金さえあれば誰でもすぐに訪問可能だ。

 バックストーリーとしては,モスコビアの冬は非常に厳しく,とても冒険者を受け入れられるような環境ではないものの,その長い冬がやっと終わりを告げたため,ようやく冒険者を迎え入れる準備ができた……ということになっている。

こちらはモスコビア側の船着場で,バイキングが乗るようなデザインの船が見える。ちなみに帰りの船賃は無料
画像集#006のサムネイル/「ラグナロクオンライン」モスコビアアップデートレポート。ひさびさの中級者向けエリアではロシアの民話と風景が楽しめる
 モスコビアの街にはカプラ職員,武器屋と防具屋,道具屋,宿屋など一通りのサービスが整っている。初めて訪問した際には慌ててクエストに挑戦する前に,とりあえずじっくりと街を見物することをおすすめしたい。

 一つ一つの建物は実に趣向が凝らされており,色彩もとても鮮やか。しばらくはただ眺めているだけでも飽きないはずだ。マトリョーシカをデザインした入り口の建物では,その上のレールをさらに小さい3体のマトリョーシカ電車(?)がグルグル周回していたり,バレリーナと白鳥の彫像に囲まれた野外ステージ,モザイクタイルに玉ねぎ型の尖塔……と,いささかステレオタイプなイメージのロシアではあるが,どれもデザインは秀逸だ。
 王宮内部ではモスコビア国王「チャール・アレクセイ3世」への謁見も可能なので,ぜひ立ち寄っていただきたい。

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 以前お伝えしたとおり,モスコビアのフィールドマップへ進むためには,クエスト「クジラ島をたずねて」のクリアが前提条件となっている。このクエストの詳細については,あくまでプレイヤーが自ら体験してほしいということなので割愛させていただく。ここから先はクエストクリア後に体験できる,モスコビアダンジョンを紹介していこう。

 便宜上ダンジョンに分類されているが,ストーリー上は森の奥へと進んでいくという設定で,マップ名称も「森」「深い森」などとなっている。出現する新モンスターの一部も,見た目が植物だったり,森の妖精風だったりといった感じだ。レベル60〜70台の中級者向けというだけあって,MVPボスモンスターを除けば強すぎてソロでは歯が立たないというモンスターは存在せず,サイズ(中)の地属性か水属性に統一されているので,戦闘系はもちろん,特化装備を持参すれば生産系キャラクターでも十分渡り合えるだろう。

 ダンジョン1層目となる「森」に出現するのは「レス」「ウッドゴブリン」に加えて,既存のモンスター「ポポリン」「マンティス」の4種。レスのみ周囲の同類とリンクする性質を持っているが,マンティスを除き,いずれもノンアクティブだ。
 2層目の「深い森」へはワープポイント代わりの石碑に触れることで移動可能。ここは曲がりくねった細い道で構成されたマップとなっている。新モンスターとしてはレス,「ババヤガ」,「ウジャス」が出現する。ババヤガは臼に乗って右手に箒,左手に杵を持って振り回す老婆で,ロシアの民話に登場する魔女だ。森の中に住み,時に人をさらって食べるという恐ろしい存在らしい。ちなみに右手に持った箒は,臼を引きずったあとを消しながら移動するためなんだとか。ババヤガはクエストに関連したアイテムを落とすので,きっちり回収しておきたい。

左上から右横へ順に「レス」,「ウッドゴブリン」,「ババヤガ」,「ウジャス」
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画像集#015のサムネイル/「ラグナロクオンライン」モスコビアアップデートレポート。ひさびさの中級者向けエリアではロシアの民話と風景が楽しめる 画像集#016のサムネイル/「ラグナロクオンライン」モスコビアアップデートレポート。ひさびさの中級者向けエリアではロシアの民話と風景が楽しめる

 モスコビアダンジョン3層目「奥深い森」にたどりつくと,ババヤガ,ウジャス,「マブカ」そしてMVPモンスター「ゴピニク」が待ち構えている。ここまで来るとアクティブモンスターが次から次へと襲いかかってくるので,ある程度のレベルに達していないと,先に進むのも辛いだろう。
 マブカは手に持った植物を使って遠距離攻撃を仕掛けてくるが,これはプリーストの「ニューマ」で無力化できる。深い森の右上には少し開けた広場のような土地があり,ここに三つ首の竜,ゴピニクがいる。ゴピニクは「マグナムブレイク」と「クァグマイヤ」を頻繁に繰り出すので,ハンター系やアサシン系キャラクターだと苦戦するかもしれない。

 ドロップアイテムとしては「ロードサークレット」などがあるが,今後のアップデートで変更される可能性もあるとのこと。ガンホー 野呂氏によれば「セイフティウォール」をうまく使えば倒しやすいらしいので,腕試しとして挑戦してみてはいかがだろうか。

ウィザードと違ってクァグマイアは同時に3個まで,といった制限はゴピニクにはないので,やたらと使ってくるのが厄介。頭を三つとも切り落とさないと倒せない……ということはないので,安心してほしい
画像集#017のサムネイル/「ラグナロクオンライン」モスコビアアップデートレポート。ひさびさの中級者向けエリアではロシアの民話と風景が楽しめる 画像集#018のサムネイル/「ラグナロクオンライン」モスコビアアップデートレポート。ひさびさの中級者向けエリアではロシアの民話と風景が楽しめる

 モスコビアに出現するモンスターは攻略方法が分かりやすく,入手できるジョブ経験値が高いため、2次職への転職間近,あるいは転職後の成長に伸び悩むキャラクターに適した狩場である。製造に必要なアイテム「植物の茎」も出るので,アルケミスト/クリエイターには嬉しいエリアだろう。

 ただし,今回はテストサーバのためほかのプレイヤーがおらず,モンスターのポップも激しくておいしい狩場に見えたが,ダンジョンはさほど広くない。実装直後は高レベルのキャラクターもモスコビア観光に訪れるであろうし,ついでにクエストも軽くクリアして,ダンジョンには人があふれかえることが予想される。経験値や製造用アイテム収集を目的に,安定した狩場になるのは少し先のことになりそうだ。

動く島「クジラ島」の謎


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 最後に紹介するのは,ダンジョン入場クエストで立ち寄る「クジラ島」の様子である。このクエストをクリアしなければモスコビアダンジョンには足を踏み入れられないため,誰もが一度は通る道なのだが,一足お先にスクリーンショットを公開しよう。なお,クエストの中身については実際にプレイするまでのお楽しみということで,NPCとの会話などは残念ながらお見せできない。

 ちなみに,ロシアのRO公式サイトには短いながらも,「モスコビアの歴史」というページが用意されている。当然ロシア語で書かれているわけだが,翻訳サイトを駆使すれば理解でき……ないこともないので,興味がある方はチャレンジしてみるのもよいだろう。

本アップデート以降は材料さえ揃えれば,普通に作ってもらえるようになる「耳あて帽」。ゲーム内にはすでに導入済みのため,とくにお願いしてかぶり,クジラ島を訪問してみた。クジラの顔つきがちょっぴり凶悪だが,歯クジラの一種であるようだ
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    ラグナロクオンライン

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