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印刷2020/09/30 12:00

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【PR】Razerの薄型ノートPC「Blade Stealth 13」を試す。アンダー1.4kgの持ち歩けるPCでFortniteやFall Guysを快適にプレイできる

画像集#002のサムネイル/【PR】Razerの薄型ノートPC「Blade Stealth 13」を試す。アンダー1.4kgの持ち歩けるPCでFortniteやFall Guysを快適にプレイできる

 RazerのノートPCである「Razer Blade Stealth」シリーズは,2016年に単体GPUを搭載しない薄型ノートPC(Ultrabook)として登場した経緯もあり,Razer製PCでありながら,ゲーム用途中心ではない異色のシリーズとなっていた。しかし,2019年モデル以降は,単体GPUを搭載する製品もラインナップするようになり,2020年9月現在では,GPUとしてノートPC向け「GeForce GTX 1650 Ti with Max-Q」(以下,GTX 1650 Ti)を搭載することで,「世界初のゲーマー向けUltrabook」を謳うほどの進化を遂げている。

 今回は,そんなRazer Blade Stealthの2020年前半モデルである「Razer Blade Stealth 13」(以下,Blade Stealth 13)の実機をチェックして,その特徴とゲームにおける性能を検証してみたい。

Razer Blade Stealth 13
メーカー:Razer
問い合わせ先:Razer カスタマーサポート
メーカー直販価格:21万7091円税込 23万8800円,2020年9月30日現在)
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RazerのBlade Stealth 13製品情報ページ



Blade Stealth 13は4K&タッチモデルからFHD 60Hzモデルまでの3ラインナップ


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 まずは,Blade Stealth 13のラインナップについて整理しておきたい。
 Razerは,国内で販売中のBlade Stealth 13として,13.3インチサイズで解像度3840×2160ドットの4Kタッチ対応液晶ディスプレイ搭載モデル(以下,4Kモデル)と,同サイズで解像度1920×1080ドットで最大リフレッシュレート120Hz対応(タッチ非対応)モデル(以下,FHDモデル)の2モデルを用意している。
 なお,北米市場ではほかに,解像度1920×1080ドットで60Hz表示どまりのモデルもあるのだが,国内向けには展開していない。

 主なスペックは表1のとおり。本稿で取り上げるのはFHDモデルのほうだが,ディスプレイパネルと公称本体重量以外は4Kモデルと共通であることが分かるだろう。

表1 Blade Stealth 13の主なスペック
4Kモデル FHDモデル
CPU Core i7-1065G7(4C8T,定格1.3GHz,最大3.9GHz,共有L3キャッシュ容量8MB,cTDP 25W)
メインメモリ LPDDR4x 3733MHz 16GB
GPU GeForce GTX 1650 Ti Max-Q
(グラフィックスメモリ容量 4GB)
ストレージ PCIe x4 M.2 SSD 512GB
ディスプレイ 13.3インチ有機EL,解像度3840×2160ドット,60Hz表示,タッチ対応 13.3インチ液晶,解像度1920×1080ドット,120Hz表示
無線LAN Wi-Fi 6(Intel Wireless-AX 201)
有線LAN 非搭載
Bluetooth 5.1
公称本体サイズ 304.6(W)×210(D)×15.3(H)mm
公称本体重量 約1.48kg 約1.42kg
OS 64bit版Windows 10 Home
価格(税別) 23万8909円
(税込 26万2800円)
21万7091円
(税込 23万8800円)

 スペックで注目すべき点を見てみよう。
 まず内蔵GPUは,先述したとおりNVIDIA製のGTX 1650 Tiを採用する。ノートPC用GPUとしてはエントリー市場向けに位置付けられており,高性能を狙うよりも,そこそこの性能と低い消費電力の両立を狙ったものだ。高性能な単体GPUになるほど消費電力と発熱が大きくなるので,ノートPCに内蔵するためには,大きな冷却機構を必要としてしまう。その点を考慮すると,重量1.5kg未満,厚さが15mm程度の薄型ノートPCに詰め込むためには,GTX 1650 Tiくらいが適切というRazerの考えは理解できる。

 搭載するCPUは,Intel製第10世代Coreプロセッサの1つである「Core i7-1065G7」だ。このCPUは,開発コードネーム「Ice Lake」と呼ばれるもので,最大動作クロックこそ3.9GHzと高くはないが,cTDPが25Wと低いので,薄型ノートPCに適したCPUである。
 なお,CPUに組み込まれた統合型グラフィックス機能の「Intel Iris Plus Graphics」も,前世代のIntel製ノートPC向けCPUに比べると高いグラフィックス性能を有する。ただ,Blade Stealth 13は,さらに高性能なGTX 1650 Tiを積んでいるので,ゲーマーが意識して統合型グラフィックス機能を使うことは,あまりないだろう。

※Configurable Thermal Design Power,PCメーカー側でカスタマイズした熱設計消費電力のこと。標準のTDPは15Wなので,Razerは高い処理性能を重視した設定としている。

 内蔵ストレージは,PCI Express 3.0接続で容量512GBのM.2 SSDを採用している。けっして大容量ではないので,なんでもかんでもゲームをインストールしておくのは難しい。ただ,必要があれば,保証の範囲内でユーザーが内蔵ストレージを交換することも可能ではある(※中身のバックアップとコピーはユーザー自身で行う必要がある)。

Razer Coreの現行世代である「Razer Core X Chroma
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 今回は評価していないが,Razer製のノートPCは,同社純正の外付けグラフィックスボックス「Razer Core」シリーズに対応している。グラフィックスカードを組み込んだRazer CoreをBlade Stealth 13にThunderbolt 3で接続すれば,ゲーマー向けデスクトップPC並みのグラフィックス性能を実現することも可能だ。Razer Coreの現行世代である「Razer Core X Chroma」の価格は税込5万円前後で,そこにグラフィックスカードの価格が加わると相応の価格になってしまうのがネックではある。1台のBlade Stealth 13でなんでもこなしたいという人には,選択肢の1つとなるだろう。


黒い石板を思わせるシックな外観は健在


 それではBlade Stealth 13の外観を見ていこう。
 Blade Stealth 13は,Razer製ノートPCのセオリーどおり,ディスプレイ以外の全面をつや消し黒で統一した外観が特徴である。天板にRazerのシンボルマークが線画で描かれているだけというシンプルかつシックな外観は,ノートPCの見た目にこだわる人にも人気が高い。
 筆者は初代のRazer Blade Stealthを評価したこともあるのだが,それに比べるとBlade Stealth 13は,四辺の側面や角が鋭角的になっており,従来以上にソリッドな「黒い石板」といった印象が強くなった。

Blade Stealth 13の全景。外連味のないシックな外観は硬質な印象で,悪目立ちしないのが評価できるところ
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 今どきのゲーマー向けノートPCは,底面から新鮮な空気を吸い込んで,背面および側面から排気する冷却構造を採用するものが多い。Blade Stealth 13も同様で,底面奥側左右にメッシュのパネルで覆われた開口部があり,そこに空冷ファンが計2基取り付けられている。また,底面の前側と奥側には,吸気用のスペースを確保するための大きなゴム足が2つ取り付けられていた。

Blade Stealth 13の天面(左)と底面(右)。天板側のシンボルマークは,光ることはない。底面側は大きなゴム足と2つの空冷ファンが目に付く
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 実測の本体サイズは,約305(W)×210(D)×15(H)mm(※突起部除く)で,実測重量は約1.38kgであった。単体GPU搭載のノートPCとしては最軽量と言っていい。

評価機のキーボードは英語配列だった
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 国内販売中のBlade Stealth 13は,キーボードが日本語配列となっているが,今回の評価機は都合により英語配列モデルだ。キー配列に変則的なところはないが,[Print Screen]キーや[Insert]キーは独立したキーではなく,キーボード面左下にある[Fn]キーと[F12]キー,または[Delete]キーの同時押しになっている。

こちらが日本語配列のキーボード。キーボードのバックライトLEDは,Razerの統合設定ソフト「Razer Synapse 3」で発光色や発光パターンをカスタマイズできる
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 キーボードは「Anti-ghosting」(アンチゴースティング)対応であると謳われているものの,同時押し可能なキー数は明らかになっていない。そこでキーの同時押し検証ツール「Aqua’s KeyTest」を使って確認したところ,10キー以上の同時押しが可能で,ゴーストも生じないことを確認できた。
 少なくとも,Blade Stealth 13のキーボードでFPSやMOBAをプレイしても同時押し数が問題となることはなさそうで,ゲーマーも安心して利用できるキーボードと言えそうだ。

Aqua’s KeyTestで同時押しを確認した画像。茶色の部分が同時押しを認識しているキーで,ここでは右上の[Print Screen]キーを含む11キーを認識できている
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 お次は液晶ディスプレイを見てみる。Blade Stealth 13のFHDモデルは,先述したとおり13.3インチサイズで解像度1920×1080ドット,最大リフレッシュレート120Hzに対応するノングレア仕様の液晶パネルをディスプレイに採用している。液晶パネルの方式は未公開で,斜め横からみたときの輝度や色の変化を見る限りでは,IPS系のパネルではないだろうか。そのほかに液晶パネルのスペックで明らかになっているのは,表示可能な色域がsRGB比で100%,個別にキャリブレーション済みということくらいである。

本体の角度を変えて,視野角による表示の変化を確認したところ。ごく一般的なゲーマー向けノートPCの液晶パネルといったところか
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 ディスプレイ左右のベゼル幅は4.9mmという狭額縁仕様だ。一方で,上側のベゼルには,Windows 10標準の生体認証機能「Windows Hello」に対応するカメラが組み込まれており,顔認証によるWindows 10のサインイン(ログイン)に利用できる。

上部ベゼルの中央には,Windows Hello対応の顔認証機能付きカメラがある
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 Blade Stealth 13のインタフェース類は,左右側面の奥側にまとめられている。構成はThunderbolt 3×1,USB 3.1 Gen 1 Type-C×1(※Thunderbolt 3ではない),USB 3.1 Gen 1 Type-A×2となっており,専用の電源コネクタはない。USB Type-C形状のポートが,どちらも電源入力として使える仕組みだ。

Blade Stealth 13の左側面。写真左からUSB 3.1 Gen 1 Type-C,USB 3.1 Gen 1 Type-A,4極3.5mmミニピンヘッドセット端子の並びだ
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Blade Stealth 13の右側面。写真左からUSB 3.1 Gen 1 Type-A,Thunderbolt 3という配置。Thunderbolt 3は右側面だけなのに注意してほしい
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付属のACアダプターと電源ケーブル
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 最後に,付属のACアダプターについても簡単に触れておこう。Blade Stealth 13のACアダプターは,定格出力が最大100Wで,実測重量が約483gだ。ACアダプター側の布巻ケーブルがやや固いのだが,持ち運ぶには困らない。これに,実測重量約86gの電源ケーブルを接続するので,合計の重量は約569gとなる。本体と合わせてほぼ2kgといったところか。


簡単なベンチマークテストでBlade Stealth 13の性能を見る


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 Blade Stealth 13はゲーマー向けノートPCであるが,搭載GPUはそれほど高スペックなものではないので,ハイエンド市場向けゲームPCのように「どんなゲームでも高フレームレートで快適動作!」とはいかない。それでは実際にどの程度の性能を有するのか,ベンチマークテストで簡単に確認してみよう。

 テストに用いたのは,お馴染みの3Dグラフィックスベンチマークソフトである「3DMark」と,「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」(以下,FFXIV漆黒のヴィランズ ベンチ)の2本だ。テスト方法は,4Gamerのベンチマークレギュレーション23.2に準拠しているが,今回は簡易的な計測に留めている。
 なお,Blade Stealth 13はプリインストールの統合設定ソフト「Razer Synapse 3」(以下,Synapse)にある「パフォーマンスモード」設定で,性能と消費電力のバランスを,性能を重視した「ゲーミング」,バッテリー駆動時間や静音性重視の「バッテリーセーバー」,2つの間を取った「バランス」という3つのプリセットから選べる。そこで,パフォーマンスモードの設定を切り替えることで,Blade Stealth 13のゲーム性能がどれくらい変わるかを見ていくとしよう。

Synapseのパフォーマンスモード設定。CPUやGPUの動作クロックやファンの回転速度を調整することで,性能優先にするか,バッテリー駆動時間を取るか,それともバランスを重視するかを選べる
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 まず,グラフ1は3DMarkのDirectX 11テストである「Fire Strike」と,DirectX 12テストの「Time Spy」で計測した総合スコアをまとめたものだ。

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 バランスを基準に見ると,ゲーミングは5〜7%程度の性能向上が見られ,一方,バッテリーセーバーは,8〜11%程度低い性能に留まった。テスト中の騒音はあまり大きくはなく,ゲームをプレイしていてもそれほど気にならない程度なので,ACアダプターを接続した状態であれば,ゲーミングで使うのが適当に思える。

NVIDIAコントロールパネルで,ベンチマークプログラムに「高パフォーマンス NVIDIAプロセッサ」を指定した
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 次はFFXIV漆黒のヴィランズ ベンチだ。なお,ベンチマークプログラムが確実にGTX 1650 Tiを使うように,「NVIDIAコントロールパネル」の「3D設定の管理」を使い,GTX 1650 Tiを明示的に指定している。解像度はディスプレイと同じ1920×1080ドットで計測した。
 FFXIV漆黒のヴィランズ ベンチの測定結果はグラフ2となる。

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 見てのとおり,バッテリーセーバーでも,スクウェア・エニックスが「非常に快適」の基準とする「7000」を最高品質で上回ったのには,正直に言って感心させられた。とはいえ,4Gamerのベンチマークレギュレーションでは平均9000以上を快適の基準としており,そこにはゲーミングでもわずかに届かない。
 一方,標準品質(ノートPC)では,バッテリーセーバーでも9000を超えている。バランス以上の設定を選べば,レイドのような描画負荷の高いシーンでも,快適にプレイできるのは確実だろう。

 両テストの結果から考えられるのは,Blade Stealth 13は,比較的グラフィックス負荷の軽いゲームであれば問題なく,グラフィックス負荷が多少高い程度のゲームであれば,ゲーム側のグラフィックス設定を多少下げることで快適なプレイが可能になりそうであるということだ。GTX 1650 TiというGPUの位置付けを考えれば,妥当なところかと思う。

Gamingモードで計測中のPCMark 10
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 さて,Blade Stealth 13はノートPCなので,バッテリー駆動時にどれくらいの時間ゲームをプレイできるかも気になるところ。そこで,UL製の総合ベンチマークソフト「PCMark 10」のバッテリー運用テストである「PCMark 10 Battery Profile」から「Gaming」を選んで,ゲームプレイを想定したバッテリー駆動時間を計測してみた。
 なお,テストの内容は,ウインドウモードで3DMarkのFire Strikeを実行し続けて,バッテリー残量が100%から20%まで減るまでの駆動時間とスコアを計測するというものだ。ゲームグラフィックスとしては,比較的描画負荷の軽いテストと理解していい。

 結果はバランス設定で約57分となった。短時間のゲームプレイなら可能といったところか。なお,オンラインプレイのゲームであれば,これに無線LAN通信による電力消費が加わるので,バッテリー駆動時間は大幅に短くなるのが通例だ。出先でBlade Stealth 13を使ってオンラインゲームをプレイしたいなら,ACアダプターは必須と言えよう。


Blade Stealth 13でFortniteとFall Guysをプレイ


 さて,簡単なベンチマークテストにより,比較的負荷の軽いゲームであればBlade Stealth 13は快適にプレイできることが見えてきたので,実際にそういったゲームをプレイして,動作を確認してみることにしよう。
 今回テストプレイしたのは,お馴染みのバトルロイヤルTPS「Fortnite」と,8月のリリース直後から大人気のバトルロイヤルアクション「Fall Guys」の2タイトルだ。どちらも,比較的グラフィックス負荷は軽めのゲームである。
 なお,どちらもパフォーマンスモードはゲーミングを選んでいる。

GeForce ExperienceによるFortniteの最適設定(右)と,ゲーム側の自動設定(左)
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 まずはFortniteから始めよう。
 当初は,GeForceユーザー向け無料ソフト「GeForce Experience」の最適設定を適用したうえで,フレームレートを表示しながらプレイしてみた。しかし,最適設定のフルHD解像度表示は荷が重いようで,平均フレームレートは60fps前後で,50fpsを下回るシーンもあった。そこで,解像度を1600×900ドットに落としたうえで,描画設定をゲーム内の自動設定に変えたところ,描画負荷の低いシーンでは70〜80fps程度,負荷が比較的高いシーンでも50fps前後をキープするといった具合に,快適にプレイできるようになった。
 GeForce Experienceを使って動画も撮影してみたので,参考までに掲載しておこう。


GeForce ExperienceによるFall Guysの最適設定
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 次のFall Guysは,キーボードではなくゲームパッドを接続してプレイした。こちらはGeForce Experienceの最適設定でも,フレームレートは余裕で100fps以上を表示できており,低い状態でも80fps前後はキープしていたほどだ。
 プレイの快適さは,筆者が普段プレイしている自作PC(※Ryzen 7 2800XとGeForce RTX 2070 SUPERを使用)と変わらない印象で,ちょっと驚いた。もちろん,グラフィックス設定は低負荷寄りに設定してあるので,細かく見れば描画品質の違いが見てとれるはずだ。しかし,プレイしている分に明確な違いは感じない。

 こちらも動画を撮影したので,参考までに掲載しておこう。


 なお,両タイトルともプレイ中のファンノイズは,意外にもあまり気にならない程度だった。Blade Stealth 13の内蔵スピーカーでゲームサウンドを流してプレイしていたのだが,プレイに集中している間は空冷ファンの音が耳に付くことはなく,むしろエアコンが立てる音のほうが気になるほどだ。
 一方,発熱はそれなりにあり,ゲームのプレイ中にキーボードの[F6]〜[Delete]キー奥側を触ると,かなり熱くなっているのが分かる。一方で,ゲームに多用する[W/A/S/D]キーやその周囲のキーであれば,プレイ中に不快な熱を感じることはない。なお,底面から給気する構造上,膝上に置いて使うのは吸気と放熱の妨げになるので止めておこう。これは,今どきのゲーマー向けノートPCでは共通の注意事項である。


ゲームもできる薄型ノートPCが欲しい人に有力な選択肢


 まとめに入ろう。Blade Stealth 13は,スタイリッシュな外観とゲームにも対応できるグラフィックス性能を備えた,優秀な薄型ノートPCと言えそうだ。1.4kg未満の重量は,バッグに入れて毎日持ち歩いても苦にはならない程度で,持ち歩くノートPCとしては合格だ。悪目立ちしない外観は,社会人でも学生でも,場を選ばずに使えるだろう。

画像集#026のサムネイル/【PR】Razerの薄型ノートPC「Blade Stealth 13」を試す。アンダー1.4kgの持ち歩けるPCでFortniteやFall Guysを快適にプレイできる

 GTX 1650 Tiは,最新のAAAゲームを高画質設定でプレイするには厳しいのだが,FortniteやFall Guys程度のグラフィックス負荷のゲームであれば,フレームレート60fpsか,それ以上で快適にプレイできる。eスポーツ系のタイトルを主にプレイする人であれば,性能面で不満を感じることはあまりなさそうだ。
 Blade Stealth 13は,仕事にも勉学にも使えるスペックを持ち歩いてどこでも使えるノートPCを探しているゲーマーで,「でも,たまにはノートPCでゲームもプレイしたいよね」という人に適した製品と言えるのではないだろうか。

RazerのBlade Stealth 13製品情報ページ


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