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【PR】「新生FFXIV」の吉田プロデューサーに聞く「推奨周辺機器」。ロジクールのゲーム用デバイスは,ゲーマーをどう幸せにするのか
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印刷2013/08/24 12:00

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【PR】「新生FFXIV」の吉田プロデューサーに聞く「推奨周辺機器」。ロジクールのゲーム用デバイスは,ゲーマーをどう幸せにするのか


新生FFXIV公式Webサイトにある,推奨周辺機器一覧ページ(※一部抜粋)
Logitech G/Logicool G
 2013年8月27日の正式サービス開始まであとわずかとなった,スクウェア・エニックスのMMORPG「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」(PC / PlayStation 4 / PlayStation 3,以下 新生FFXIV)。本作でスクウェア・エニックスでは,「FINAL FANTASY XIVパートナーシップ」と題して,国内外さまざまなハードウェアメーカーの製品を推奨PC,あるいは推奨周辺機器に認定している。
 ゲーマー向け周辺機器の定番ブランド「Logicool G」(ロジクールG)に属するマウスやキーボード,ゲームパッドなどが,新生FFXIV公式Webサイトの「推奨周辺機器」ページにずらっと並んでいるのを目にしたことのある読者も多いのではないだろうか。

 ただ,推奨PCや推奨周辺機器とそうでないデバイスとでは何が違うのか,疑問に思っている人も多いのではないかと思う。新生FFXIVの場合は,PCだけでなくPlayStation 3(以下,PS3)をはじめとする現行&次世代ゲーム機のサポートが行われるが,推奨周辺機器がゲーム機でも使えるのかどうかなど,気になる点がある人も少なくないだろう。マクロはOKなのかNGなのかを知りたい人もいるはずだ。
 今回4Gamerでは,これら推奨製品について,新生FFXIVのプロデューサー兼ディレクターである吉田直樹氏に話を聞くことができたので,「新生FFXIVの推奨製品とはいったい何なのか」を,お伝えしてみたい。

Logitech G/Logicool G


新生FFXIVの公式Webサイトで「推奨周辺機器」をリストアップする理由


4Gamer:
 本日はよろしくお願いします。
 新生FFXIVの公式Webサイトで「INFO」から「ALLIANCE」を選択すると,「LIGHTNING RETURNS: FINAL FANTASY XIII」(PlayStation 3 / Xbox 360)とのコラボレーションに関する情報などと一緒に,推奨PCや推奨周辺機器が列挙されたページ(以下,アライアンスページ)が出てきますよね。
 あそこに並んでいる製品は,どういう基準でリストアップされているのでしょうか。

吉田直樹氏(以下,吉田氏):
吉田直樹氏(スクウェア・エニックス ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア プロデューサー兼ディレクター)
 「安心して購入できるもの」ですね。
 たとえば,周辺機器はさまざまなメーカーから星の数ほど発売されていますが,リストアップされているものは,新生FFXIVでの動作確認済みですので,「何を購入すればいいのか迷ったときの確実な選択肢」ということになります。

4Gamer:
 そのラインナップですが,推奨PCも推奨周辺機器も,非常に選択肢の幅が広いですね。ゲームPCや,Logicool Gのようなゲーマー向けデバイスがあるかと思えば,ごくごく一般的な製品もあったりします。ここまで幅を広げた理由を聞かせてください。

吉田氏:
ファイナルファンタジーXI
(C)2002-2013 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
Logitech G/Logicool G
 日本って,そのほかの市場ほどには「PCでゲームをプレイする文化」が根付いている地域ではないんですね。そんな市場ですから,PCゲーム用デバイスの認知度もまだ低いんですよ。
 たとえば日本のMMOプレイヤーって,「ファイナルファンタジーXI」(以下,FFXI)で育った方が多いのですが,(同時期に)国産MMOが少なかったこともあって,MMOはFFXIしか知らないという方もかなりいらっしゃいます。

4Gamer:
 確かに,一定より上の年齢だと,そういう人は多いでしょうね。

吉田氏:
 そして,FFXIは,ものすごく厳格なルールで運営してきました。それこそ「FFXIのクライアントを起動している間は,ほかのソフトウェアを起動してはいけない」とか,「そもそもゲーム用デバイス(の特殊機能)を使うことすら禁止」とか。
 FFXIの国内プレイヤーは,それが当たり前だと思って,MMORPGをプレイしてきたわけです。そこにいきなり今回,最初から「新生FFXIVに最適化したマクロセット,あります!」「ゲーマー向けマウスは超便利!」とやってしまうと,「え,それがないと成り立たないの!?」ということになってしまう。僕達は新生FFXIVをゲーム機にも提供しますが,運営が大々的に謳うマクロセットがPCでしか使えないことになれば,「PS3不利じゃん。じゃあPS3版でプレイするのやめた」という人も出てきてしまうでしょう。

 ただ,これ(=マクロが使えること)って,海外のPCゲーマーからしてみれば当たり前のことでもあります。ですから対応しないと「なんでマクロ使えないんだ!」ということにもなってしまうんです。

4Gamer:
 「World of Warcraft」用のプロファイル一式,みたいなものが,海外では“普通に”公開されていますしね。

吉田氏:
 ええ。なので(日本市場でも,ゲーム用デバイスを使う方向へ)一歩ずつ進んでいかないといけない。そこで今回は,「選択肢はご用意しましたので,あとはそれぞれのプレイヤーが好きに選んでください。ただし,公式で『これを使ってください!』と言うことはしません」というスタンスにしています。

4Gamer:
 マクロなどが使えるものも,使えないものもあって,それらはすべて選択肢だというわけですね。
 ただそうなると,さまざまな特性の製品をテストしなければなりません。「選択肢の用意」にあたって,開発・運営チームでは実際にどういう動作検証を行っているのでしょうか。推奨周辺機器の場合,アライアンスページでは「スタンダード」と「ゲーミング」にカテゴリー分けされていますが。

吉田氏:
 周辺機器の場合,カテゴリー分けは,メーカーさんがゲーマー向けと位置づけているかどうかになっています。僕達が勝手に決めるわけにもいきませんし(笑)。
 もちろん,ゲーマー向けデバイスのほうがボタンやキーの数が多いので,その場合は,すべてのボタンやキーにコマンドの割り当てを行って,新生FFXIV上で正常に動作することを確認しています。

Logicool Gに属するマウス5製品。左から順に「G700s Rechargeable Gaming Mouse」(以下,G700s)「G600 MMO Gaming Mouse」「G500s Laser Gaming Mouse」「G400s Optical Gaming Mouse」「Optical Gaming Mouse G300」だ。いずれも新生FFXIVの推奨認定を受けている(※各製品の縮尺は異なります)
Logitech G/Logicool G Logitech G/Logicool G Logitech G/Logicool G Logitech G/Logicool G Logitech G/Logicool G

4Gamer:
 念のため確認ですが,今回リストアップされている周辺機器は,PCだけでなく,PS3でも問題なく動作すると確認されている,という理解でいいのでしょうか。

吉田氏:
 PC向け周辺機器の場合,特殊なボタンやキーがあって,それを追加ソフトウェアで設定することで使えるようになったりもしますから,「すべての機能がPS3でも問題なく動作する」とは断言できません。しかしたとえばキーボードなら,ゲーム中に必須なテキスト入力などといった具合に,(推奨周辺機器にリストアップされている製品の)基本的な操作は,専門のチームがPS3上での動作検証を行っています

新生FFXIVの推奨認定を受けているキーボード「G710+ Mechanical Gaming Keyboard」。メカニカルキースイッチのしっかりした打鍵感を,ソフトな押し心地で実現するハイエンドモデルだ。本体左端に並ぶ6個の追加キーは,PCでないと利用できない(※PCではコマンドを割り当てられる一方,PS3では利用不可)が,日本語フルキーボードとしては,PCでもPS3でも新生FFXIV用に使っていける
Logitech G/Logicool G Logitech G/Logicool G

4Gamer:
 つまり,推奨周辺機器なら,PS3に差せば,基本的な操作は行えると。

吉田氏:
 ええ。

4Gamer:
 一方,マクロのような製品ごとの固有機能はいかがでしょう。これらは動作検証対象に入っていないということですか。

Logicool G専用の設定ツール「Logicoolゲームソフトウェア」を使うと,マウスのボタンや,キーボードの追加キーに,単純なキーストロークやショートカット,あるいはキーマクロを登録できる。新生FFXIVでは,マクロの登録が許可されているので,ユーザーは自由に設定可能だ
Logitech G/Logicool G
吉田氏:
 はい。公式には,ゲーマー向けキーボードへのマクロ割り当てが行えるかどうかなどといったことは推奨の条件にしていませんし,(エンドユーザーに向けた)案内も行いません。

4Gamer:
 たとえば北米のように,すでに「マクロを使うこと」が前提の地域でも,最初はそうなるというわけですか。

吉田氏:
 これだけインターネットが普及した世界ですから,それ(=北米市場でだけマクロに関する案内を行う)をやると「なんで北米だけ!」って話が始まるんですよ。
 ボクらは「コミュニティを持っている」という自覚を常に持ち続けなければならないので,そういうことはしません。それは,日本のイベントだけでインゲームアイテムを配ったら北米のプレイヤーが怒るというのと同じです。

4Gamer:
 つまり,「分かっている人」の割合が多いということはあるけれども,だからといって,それに合わせて紹介の仕方を変えたりはしないわけですか。

Logitech G/Logicool G
吉田氏:
 要するに,コミュニティがどう感じるか,FFXIで育ってきた人達がどう思うかを考えているんですよ。
 ここで紹介の仕方を間違えてしまうと,「あの製品使ってるヤツはチーター(cheater)だ。おたくの製品を使っている人間のせいで俺達が不利になってる」となる可能性だってないわけではありません。我々スクウェア・エニックスがFFXIを通じて築き上げてきた文化ですし。
 転換期にあたる今は,次の文化形成のために,慎重に,そして大切にしなくてはいけないと考えています。


解放される「プレイ動画」が一つの契機に!?


吉田氏:
 実は,僕らのような,業界の中にいる人間が思っている以上に,ゲーム機だけでプレイしてきた一般ゲーマーは,PCゲームの世界のことを知りません。たとえば,SD解像度でPS3のゲームをプレイしている人達が,実は日本にもたくさんいたということが,今回のβテストでよく分かったというのもその一例です。
 「PS3版は公式サイトなどで見るのと違って画面が汚い」というフィードバックをいただいて,「そんなバカな!」と思ったら,赤と白のケーブルでつないでます,という。

4Gamer:
 文字が潰れて読めません,といった連絡が来ると。

吉田氏:
 はい。確かにβ3ではSD解像度への対策が不十分だったところがあったので,もちろん製品版に向けていっそうの対応を行いましたが,そういう人に,「PC用には多種多様なゲーマー向けマウスがあります」と,いきなり説明するのはやはり難しい。ファイナルファンタジーというのは,そういう人達からも興味を持ってもらえるからこそのブランドなので,そこに混乱がないようにしなければならないんです。

 ですので,「ゲームの基礎動作を学ぶ」というスタート地点を過ぎて,もうちょっと快適にプレイしたいなと思ったときに,「ほかの人はどういう環境でプレイしているんだろう,ああこういう選択肢があるのか」と思ってもらえれば何よりかなと考えています。

4Gamer:
 そのメッセージはどうやってエンドユーザーに伝えていく予定ですか。

吉田氏:
 新生FFXIVでは,プレイ動画を解禁して,公式にサポートもしようと考えています。
 そして,上がった動画で,うまいプレイヤーの動きを見る機会が増えると,どういう環境でプレイしているのか,どういう指捌きなのか知りたいという欲求が出てくると思うんです。格闘ゲームと一緒ですね。

Logitech G/Logicool G

4Gamer:
 “ありえない動き”が繰り出されるケースというのは起こり得ますね。

吉田氏:
 ええ。そのときに,今度は「(プレイヤーの)手元をカメラに収める」動画も上がってきそうな気がしていて,そこが契機になるんじゃないかなと。
 で,いったんそうなると,日本人ってものすごく勤勉なので(笑),徹底的に使いこなす方向へ舵を切ることになると思うのです。パッドを極める。あるいはマウスとキーボードを極める。それによって,PCでプレイするようになる人が増えてもいいでしょうし,ゲーム機に周辺機器を差してプレイする人が増えてもいいと考えています。今回のアライアンスページ公開は,その第一歩ですね。

4Gamer:
 ちなみに,日本のプレイヤーの間でゲーム用デバイスの理解が広がるまで,どれぐらいの時間がかかると想定していますか。

吉田氏:
 おそらくは次世代ゲーム機でゲームをプレイする人の数が増えてきてからになるでしょう。
 現行機だと,メモリに余裕がなさすぎて,ゲーマー向けデバイスが持つ機能を使いこなせません。その点,次世代機だと(スペック的に)PCとほぼ区別がつかなくなってきますから,「PCゲームを楽しむ」というより,「高解像度ゲームを楽しむ」選択肢として,PlayStation 4とXbox One,PCが横並びになるはずです。そのとき,インタフェースとしてのデバイスもすべてに対応しますという形になっていくと思うので,そこからじゃないでしょうか。

4Gamer:
 つまり,現行世代のゲーム機だと,「差して動く」のが関の山のところが,次世代ゲーム機では,PCと同じように,周辺機器のカスタマイズもできるようになっていくだろう,ということですか。

Logitech G/Logicool G
吉田氏:
 ええ。なぜなら,現行世代のゲーム機用に出ているタイトルは,ゲーム機のインタフェース(≒純正ゲームパッド)に合わせた設計になっているからです。ゲーマー向けデバイスは必要ないんですね。
 ただ,次世代機で,オンラインが当たり前になってくると,ゲームパッドだけを保証対象にするのではなく,開発側で,周辺機器へのキーバインドを行えるように作っておくということもできるようになるでしょう。

4Gamer:
 推奨周辺機器に対して設定を行えるようになると。

吉田氏:
 ゲームパッドのボタンしか割り当てられない仕様だと,せっかくのゲーマー向けデバイスも活かす余地がなくなっちゃいますからね。そこはゲーム側でプロファイルを用意するなりして対応しておけば,使えるデバイスの選択肢も増えるはずです。


新生FFXIV開発・運営チームではG13が大人気!?

Logicool Gは選択できることが魅力


4Gamer:
 ここからは,ロジクールのゲーマー向け製品ブランドであるLogicool Gのお話を聞いていきたいと思いますが,今回,アライアンスページには,Logicool Gのマウスがずらりと並んでいます。小型軽量のものから,左サイドに12個のボタンを搭載するものまで多種多様ですが,これらは推奨認定時の動作検証で考慮しているのでしょうか。

吉田氏:
 していませんね。それは好みの問題ですから。僕らの好みではなく,使い手の好みなので。

4Gamer:
 「動作検証をクリアしたものを全部載せておくから,あとは好きなものを選んでね」ということですね。

吉田氏:
ロジクールのLogicool G製品情報ページ。ここでスペックの詳細をチェックできる
Logitech G/Logicool G
 手の大きさ1つとっても,人によって全然異なりますよね。たとえば手が大きくて指も太い人だと,1か所にたくさんのボタンがあると押し分けにくいわけで,その人にとって,ボタンの数は多ければ多いほどいいという話にはなりません。
 メーカーさんのページに行けば,詳しい解説が載っていますし,量販店の店頭に行けば,サンプルもずらっと置いてあります。あとはご自分で選んでください,と。それこそ「サイドボタンがあると使いにくい」って言う人もいらっしゃいますから。

4Gamer:
 確かに。

吉田氏:
 でも,ステップ・バイ・ステップだとも思います。マウスには昔,スクロールホイールすらなかった。あの時代から,皆の意識が一段ずつ高くなって,ホイールは当たり前になったわけです。それと同じで,最初はサイドボタンなんてあり得ないと思っていた人が,自分の所属するコミュニティ内において尊敬しているプレイヤーから「サイドボタンにこう割り当てると便利だよ」と聞かされたとき,「自分のマウスにそんなボタン付いてない」と思ったら,買ってみようかという選択肢が生まれます。
 で,言われたとおりに割り当ててみたら確かに便利だというのが,第一歩です。そしてもう一歩進んで,「あれ,もっとボタンの数ってあったほうが便利なんじゃない?」と思うと,そこからはゲーマー向けデバイスの出番になるかと思います。

4Gamer:
 実際のところ,スタッフの皆さんはどんなデバイスを使ってるんでしょうか。

Logitech G/Logicool G
G13。左手用キーパッドと呼ばれる種類の製品で,新生FFXIVの推奨周辺機器となっている。フルカスタマイズの可能な計22個のキーと,8方向入力が可能なスティック,そして2ボタンが用意される。プロファイルを最大3つ保持できるので,ジョブごと,局面ごとに異なるキー設定でプレイするといったことが可能だ
Logitech G/Logicool G
やはり新生FFXIVの推奨周辺機器認定を受けているF710は,PlayStation風のスティック&ボタン配列を採用した,ワイヤレス接続のゲームパッド。ケーブルから解放されているため,気楽なポジションで新生FFXIVを操作できる
吉田氏:
 うちのスタッフだと「G13 Advanced Gameboard」(G13 アドバンス ゲームボード,以下 G13)を使っている人間が多いです。

 いま僕らは,エンドコンテンツ,超高難度のバトルバランス調整を行っていますけど(※インタビューは8月上旬に行っている),僕は「ひたすらゲームパッド,マクロ一切なし」という,最もシンプルな操作スタイルで,ロジクールの「F710 Wireless Gamepad」(F710 ワイヤレス ゲームパッド,以下 F710)を使ってプレイしています。ゲームパッドだけでちゃんとクリアできることを,プロデューサーとして保証しなければならないのでそうしているんですが,社内から集めたMMOコアゲーマー達とパーティを組んでプレイしようとすると,自前のG13を持ってやってくる人間が何人かいます

4Gamer:
 自前のG13を持ってやってくる(笑)。

吉田氏:
 恐ろしいですよ。G13を持ち歩くんですから。家と会社に2台置くと,コストがかかるので,エンドコンテンツチェックのために毎日携帯するという。

4Gamer:
 それだけ便利だというわけですか。

吉田氏:
 便利というよりは,これまでのMMORPG経験で「手に馴染んでいる」のが一番大きな理由です。スポーツと同じで,道具が大幅に変わると,発揮できるパフォーマンスに影響が出ますよね。
 でも,単純に新生FFXIVはG13ありきか? といえば,まったくそんなことはありません。むしろ(ゲーム機のユーザーが)いきなり触ったら,けっこう(操作は)難しいでしょう。スティックの感覚が特殊で,人を選びますから。

 ただ,小指を器用に動かせるようになると,敵の切り替えを小指で行いながら,キャラを移動させつつ,バインドしたスキルを使えていけるのは,とてもいいです。マクロも豊富に組めますからね。
 世界中で,MMOのエンドコンテンツをクリアしていく人達から支持されているだけのことはあると思います。

スティックの感覚は特殊で,やや人を選ぶが,小指を使いこなせるようになると非常に便利,というのが,吉田氏のG13評だ
Logitech G/Logicool G Logitech G/Logicool G

 ……繰り返しになりますが,「使わなければならない」というわけではないですからね。ゲームパッドでクリアできるようにはゲームを作ってあります。

4Gamer:
 ゲームパッドもG13も使えるだけの自由度があるよ,ということですね。

吉田氏:
 ええ。
 インタフェース(≒入力デバイス)は,選んで使うものだと思っています。スポーツと同じで,腕が伴ってきて,一つでも上のレベルを目指したいと思ったら,道具にもこだわって変えていく。ゲーマーにとって,インタフェースの乗り換えや選択というのは,そういうものだと考えています。

4Gamer:
 そういえば,吉田さん自体はG13ではなく,F710をお使いなんですよね。それこそPC用ゲームパッドは星の数ほどあると思いますが,使っている理由はどこにありますか。

Logitech G/Logicool G
吉田氏:
 単純に,手に馴染むからですね。
 押しごごちって,完全に感覚なんですよ。僕は割と「ぱきっ」と入るほうが好きなので。1台でDirectInputとXInputの両方に対応するというのも,テストに役立っています。

 それから,「席を立って,ほかのマシンのところまで移動して,そこでテストプレイをしなければならない」というケースも多いので,そのとき有線だと手間になるというか。レシーバーとゲームパッドだけ持って移動できるというのはメリットです。

新生FFXIVの推奨周辺機器となっているG510s。本体中央に置かれた多目的インジケータ「GamePanel LCD」や,メインキーボード左にズラリと並ぶ計18個の追加キー,そして10キー部の上に並ぶ追加ボタンやホイールなど,とにかく多機能に振った日本語キーボードである
Logitech G/Logicool G
4Gamer:
 あとは,推奨周辺機器になっている「G510s Gaming Keyboard」(G510s ゲーミング キーボード,以下 G510)も使ってらっしゃると,ロジクールさんから伺っています。

吉田氏:
 (F710,そしてG700sといっしょにG510sを並べて)僕の仕事環境は今こんな感じですね。先ほどもお話したとおり,現在のところ,ゲームプレイはゲームパッドでという縛りがあるので,G510sの用途はひたすらテキスト打ちですけど(笑)。

G510sとF710,G700sを並べてみせた吉田氏
Logitech G/Logicool G

4Gamer:
 G13に行くのも選択なら,F710とG510sになるというのも選択ですよね。いずれにせよステップ・バイ・ステップで到達する先というか。

G510sの本体左端に並んだキー群は「G-key」と呼ばれる。全18個のすべてにショートカットやマクロを登録でき,さらにそれらをまとめて1プロファイルとして,最大3プロファイルを切り替えながら利用可能だ
Logitech G/Logicool G
吉田氏:
 ただ,「G510sが便利だ」というのは,ステップ・バイ・ステップでないと分からないと思うんです。
 文字入力だけしていると,メインキーボードの周辺にいろいろあるのは邪魔だと思うかもしれません。今まで使ってきたキーボードがシンプルだと,妙にキーの数が多く,手の配置もしっくりこない。でも,オンラインゲームをプレイしようと思ったときに,ここ(※メインキーボードの左)にキーが並んでいるとどれだけ便利かというのは,創意工夫して「使おう」と思ったときに初めて「ああ,なるほど」と思う部分なので。

4Gamer:
 FPSゲーマーだと,メインキーボードの左に余計なキーがあるのを嫌う向きも多いですけど,小指を使う前提のMMOはまた別の話になるんですよね。

吉田氏:
 もちろん,(キーやボタンの数は)多ければいいわけじゃない。何がやりたいかに応じて,多数の選択肢があるというのが,ゲーマー向けデバイスを提供いただいているメーカーさんの素晴らしいところです。
 “一択”ではなく,プレイヤー側の要求が上がったときに,選べるだけのラインナップが用意されているというのは本当にすごいことで,製品開発を担当されている人達は,相当なゲーマーなんだと思いますよ。

 あ,そうそう。あと意外と便利なのが,手元で操作できるサウンド制御系ですね。

4Gamer:
 どんなときに便利なんでしょう。

G510sだと,サウンド制御系のボタンとホイールが10キー部の奥に用意される。ホイールは出力音量の調整用
Logitech G/Logicool G
吉田氏:
 いちいちPCの操作をしなくても,手元でぱっと音量を調整できますからね。とくに新生FFXIVは音にこだわりを持って作ってあるゲームで,とにかくサウンドがリアルなんです。僕は虫が大嫌いなんですが,虫の羽音すらとてつもなくリアルで。蝿のモンスターが大量に出るシーンとかだと,そのときだけサウンド出力を切ります(笑)。
 あとは,ヘッドフォンを取り回すときに,PCじゃなく,キーボードに差しておけるというのも,使ってみると相当に便利です。

 いままでキーボードを文字入力にしか使ったことのない人が,G510sを手にしたときの衝撃は大きいと思いますよ。いろいろな意味で。

4Gamer:
 そういうのは確かに,使ってみないと分かりませんよね。

吉田氏:
 MMOのように長く遊ぶゲームだと,ある製品に出会ったらそこで終わり,ということはないと思います。より上手にプレイしたいとなれば,より先へ進んでいく人もいます。でも,決してそれは「優れている証明」ではなくて,考えることが大事なんだと思います。

Logitech G/Logicool G
 繰り返しになりますが,パッドで頑張った人が勝てないゲームには絶対しない。そういうポリシーだからこそ僕はいま,ゲームパッドでプレイし続けています。しかもユーザーからはゲーマー認定されているので,ヘタなプレイを見せると「吉田も大したことねえな」と言われてしまう(笑)。
 だからといって,別のデバイスを使ってしまうと,「それ使わないとダメなのか」とも思われてしまうわけで,ですから僕は,ニコニコ動画などに出るとき,ずっとゲームパッドを使っているんです。

4Gamer:
 ありがとうございました。最後に,推奨周辺機器に絡んで,読者へのメッセージをお願いします。

吉田氏:
 新生FFXIVって,僕自身もそうだし,スタッフのこだわりも詰まっているゲームでもあるので,そんなゲームをプレイヤーの方々がどうこだわって遊ぶかという勝負,とまでは言いませんけど,「僕らもここまでこだわったので,PCで遊ぶ人はプレイ環境にもこだわってみてくださいね」という気持ちはあります。「お金さえかければ,いくらでも選択肢がある」というのは,PCのいいところでもあると思うので。

 もちろん,PS3を買ってきてテレビとつなげばすぐに新生FFXIVをプレイできるわけで,PS3は重要な選択肢の1つです。でも,それとは別に,PCでプレイする場合には,性能だけじゃなくて,インタフェースやサウンドにもこだわってみてください。

 PCのスペックや環境を整えることに喜びを感じる人って一定数いると思うんですが,なかなか,国産タイトルでその喜びを味わう機会はなかったと思うんです。これで次に僕らがDirectX 11対応を果たせば,「国産でもここまで……!」ということになるはずですから,ぜひ目指していきたいですね。

Logitech G/Logicool G



 最後に,2013年8月24日時点における,Logicool Gの新生FFXIV推奨周辺機器を,下記のとおりまとめておこう。いずれも3年保証があるので,新生FFXIVを長くプレイしていくにあたって,強力なパートナーになってくれるはずだ。気になった人は,家電量販店やPCゲームショップの店頭などで,ぜひ一度手にとってみてほしい。

●マウス

●キーボード・キーパッド

●ゲームパッド


Logicool GのファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア特設ページ

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