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男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第251回「ゲイムのだいご味とは何か」
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印刷2013/10/24 11:00

連載

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第251回「ゲイムのだいご味とは何か」


著者近影
 ゲイムのだいご味の一つに,現実逃避というものがあると思うの。一歩外に出れば敵しかいない世の中だからね。家の中にいるときぐらい,つらい現実を忘れたいじゃない。
 そういう意味で,ゲイムってとてもいいコンテンツなのよ。いろんな種類の楽しさを選ぶことができるから。サッカーもできるし,魔法だって使えるし,国民的カノジョだってできるし,イケメンにちやほやされることだってできる。最近はオンラインでしか会ったことのない友達までできちゃう。実際は友達なんてほとんどいやしないのに。誰も僕のことを分かってくれない。でも,プログラミングされた世の中では,だいたいは自分の思い通りになる。
 しかも,つらい現実と違って,最小限の努力で立ちはだかる障害を乗り越えられる。精神的には,ノーリスクハイリターン。金銭的には,ややリスクノーリターン。そういうこと。
 ゲイムがほかの娯楽に比べて優れている点は,選択できる点にあると私は考えているわ。選んで,ケツ末を自分の手で探し当てることができる。いろんな主人公になれる。いろんな人生を追体験できる。

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第251回「ゲイムのだいご味とは何か」
 さて。珍しく比較的前振りが短くて拍子抜けする人もいるかもしれないけども,今週はPlayStation 3用ソフト「BEYOND: Two Souls」を紹介するわね。
 ……ウン,どちらかというと私のほうがビビってる。こんなに早く本題に入って,記事のボリュームを満たすことができるのかどうか。まだエンディングまでは進めてないから,ストーリーに関しては語れないし。でもね。このゲイムを途中までプレイしてみて,今週の原稿に手をつけねばならない今まさにこの瞬間まで,「ゲイムのだいご味とは何か」を考えさせられ続けているわ。それほどの追体験ができてしまったの。
 このゲイムは,ある女性の人生のシーンをつなぎ合わせることで進んでいくの。序盤からして感情移入度が半端じゃない。圧倒的なリアリティで主人公ジョディが抱えた切なさが痛いほど伝わってくる。開発元Quantic Dreamが以前手がけた「HEAVY RAIN -心の軋むとき-」を遊んだときも思ったんだけど,ここまで“人間”を描くことを徹底したゲイムってそうそうないわよ。

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第251回「ゲイムのだいご味とは何か」 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第251回「ゲイムのだいご味とは何か」

 このゲイムがノーマークだった人は,きっと“映画的なゲイム”という印象を持っていると思うのね。そこを今回,私は壊したいと思うの。というのも,このゲイムの凄いところは,そんな“映画的ゲイム”という一言で片付けられるようなものじゃないと,私はプレイしながら思ったから。
 極端なことを言うとね,このゲイムはもはや面白いか面白くないかなんて関係ないのよ。その二つで言うともちろん面白いんだけど,そうじゃなくて。このゲイムってきっと,プレイしている人をどれだけゲイムの世界に引き込むか,そこに注力して作られているのね。
 というのも,プレイしている瞬間は「うわあ,このゲイム面白ーい!」って感じはしないのよ。ただひたすら目の前で起こっていることに引き込まれていくの。で,一度中断して電源を切った後に「いやぁ……,面白いよねこのゲイム」って自分に確認しちゃう感じ。
 私はプロレスラーという人前に出る職業だから,ついついプレイしたゲイムの面白いポイントを探してしまう癖があるんだけど,このゲイムに関しては,一度落ち着いてからでないと面白さが探せないの。だって,プレイ中は物語に集中させられているわけだから。

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第251回「ゲイムのだいご味とは何か」 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第251回「ゲイムのだいご味とは何か」

 で,私が思うこのゲイムの面白いポイントとは,“結局はゲイム”ってところにあると思うの。ストーリー性が高くてグラフィックスが実写並みに綺麗だから,それだけで“映画的ゲイム”って印象を抱かれると思うんだけど,そうじゃない。
 このゲイムは,コントローラで操ることに必然性があるの。映画は何もしなくてもストーリーを与えてくるじゃない。でも,ゲイムは自分が操作しなければストーリーが進まない。で,操作することで生まれる“じらされ感”や感情移入があるの。現実では味わうことの出来ない人生を,自分の手で進めていくことができる。
 そういう意味で,このゲイムは映画的ではあっても“ゲイム”だと言い切ることができると思うの。ゲイムじゃないと味わえない興奮や切なさが詰まっている。まさに追体験。ヤって損はしないわ。
 あと,私は友達いないしちやほやされないから分からないんだけど,このゲイムはどうやら2人でもプレイできるらしいのよ。それがどういう操作のものになるのか気になるわ。ストーリーを楽しむタイプのこの手のゲイムで,2人で進めていくっていうのは試みとして面白いと思うわ。意外な盲点というか。まあ,どうせ誰も私の家には来ないから,マルチプレイが面白いかどうかを確かめる術なんてないんだけどな。
 ともかく,1人でプレイするにも2人でプレイするにも,いずれにせよゲイマーだったらプレイしてみてほしい作品であることは断言できる。
 作り手が圧倒的なリアリティで送り込んでくるメッセージを,我々プレイヤーは受け入れるしかない。でも,それを自然と受け入れられてしまう。そんなゲイム。派手で分かりやすい面白さではないかもしれないけど,これもまた一つの面白さなんでしょうね。ゲイムならではの。

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第251回「ゲイムのだいご味とは何か」 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第251回「ゲイムのだいご味とは何か」

 というわけで,今週はBEYOND: Two Soulsを紹介したわけですが,私,実を言うと今週はほとんど「サカつく プロサッカークラブをつくろう!」PlayStation 3 / PlayStation Vita)をヤってました。ここからは集中してクリアするまでBEYONDをヤるけども,それが終わったらサカつくに戻ると思うわ。
 だって,サカつくが,ようやく心地いい感じになってきたのよ。ルーティンワークをこなすようにプレイできる状態。今11年目。「Jリーグ所属で世界を獲る」という自分ルールでプレイしていて,データを巻き戻したりせずに進めてもそこそこ勝てるという,ちょうどいい感じになってきたのね。
 だから,寝る前にプレイしてゲイム内作業の間に現実世界の考え事をして,眠くなったら眠る。サカつくで作った生活リズムのなんと清々しいことか。実際いい導眠作用があると思うのよね。できることなら働かずに,日がな一日サカつくをヤっていたい。そんな毎日です。そして,たまに外に出たら同僚レスラーの誰かと「モンスターハンター4」。なんて素敵な日々だろうか。こうやって私は満ち足りて友達がいなくなっていくわけね。
 基本,ギラギラした反骨精神がロックンロールを生み出すんだろうけど,今の私にロックンロール性は皆無。今流れているカントリーミュージックで人生を楽しみたいわね。ロックンロールな生き方は,ゲイムで追体験できるからね。
 いまだにゲイムに対して偏見を持つ人もいるけども,もったいないわよね。ゲイムに興味が無いならそれはそれでいいわ。でも,ゲイムを悪者にする必要はない。どのジャンルでもそうだけど。その娯楽が自分に何を与えてくれるのか。それでいいじゃない。
 ゲイムを否定する人は私に何も与えてくれない。でも,ゲイムは私にいろいろな人生を教えてくれる。それが私にとって真実なのです。これまでも,これからも。そしてまた来週。

今週のハマりゲイム
(文字通りゲイムスロットにハマっているゲイム)
PlayStation 3:「BEYOND: Two Souls
PlayStation Vita:「サカつく プロサッカークラブをつくろう!
PSP:「サモンナイト5
Wii U:「The Wonderful 101
Wii:「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン
ニンテンドー3DS:「モンスターハンター4
Xbox 360:「Minecraft:Xbox 360 Edition

■■男色ディーノ(プロレスラー)■■
ディーノ選手は10月26日(土)に,大阪観光大学のホームカミングデーで行われる試合に出場します(※中止となりました)。また翌27日(日)には,JR大森駅東口前広場で開催される「Road to 2020 TOKYO 大森『UTANフェスタ2013』」にも出場予定。なお,大森大会は入場無料となっています。……が,「けっこう大きめな台風が来るっていうじゃない? 見に来てほしいんだけど,一応,DDTの公式Twitterなんかで情報をチェックしておいてね」とのことでした。
  • 関連タイトル:

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