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印刷2013/11/23 12:00

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【PR】PCゲーマーのための「超小型ゲームPC」自作講座。カード長170mmのASUS製GTX 760カードなら,PCはここまで小さくできる

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 PCを自作する。かつては一大ムーブメントであり,実際問題として,「自作しない限り,PCゲームはマトモにプレイできない」という時代があった。しかし,ゲームPCの登場によって,その流れは大きく変わる。BTOのおかげで,PCゲーマー的にはほとんど,GPUのトレンドを押さえておけばOKな状況になっており,読者の中でも,「昔は自作していたが,いま使っているのはゲームPC」という人も多いのではなかろうか。
 付け加えるなら,コストも,以前は自作したほうが低く済む場合があったのに対し,今ではほとんど違いがなかったりもする。

自作であれば,どんなゲームPCでも,(予算が許す限り)思いのままに実現できる
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 しかし,自作にはいくつか,重要なメリットもある。1つは,自分にとって都合のいいPCを用意できること。もう1つは,PCの構造を把握できることで,何かあったときのメンテナンスのやり方を理解するのに,絶好の教材となることだ。
 3DゲームをプレイすることでPCにかかる負荷は非常に大きいため,一般的なPCよりもメンテナンスの重要性が高い。それだけに,何かあったときにパーツ交換ができるくらいの知識はあったほうがいいのだが,自作であれば,そのあたりの基本を1回で覚えられるのである。

 「そうは言うけど,ググってみたら,略称や隠語だらけで分からないし……」という人もいるだろう。そこで今回は,1つの明確なコンセプトに基づいて,1台のゲームPCを組み上げていきたいと思う。


小さくてパワーのあるゲームPCを

ASUSの短尺GTX 760カードで実現する


 PCを自作するときに大切なのは,コンセプトだ。とにかく性能重視なのであれば,可能な限り巨大なPCケースを用意するところから始めることになるだろうし,省スペース性を重視するなら,できる限り小さなPCケースを用意することになる。
 では今回はどうするかだが,BTOではなかなか探しにくい,「超小型なのに3D性能が高いゲームPC」にチャレンジしてみたいと思う。幸いにして,170×170mmというサイズの「Mini-ITX」(ミニITX)というマザーボード規格があって,これに合わせたPCケースは市販されているので,それを軸に,できる限り小型で,できる限りスペックの高いグラフィックスカードを組み合わせたい。

GTX760-DCMOC-2GD5。「カード長170mm以下」の小型グラフィックスカードとしては,実のところ現在最強の存在だ
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 そこで有力な選択肢となるのが,Mini-ITXマザーボードと同じ170mmのサイズに収まりながら,ミドルハイクラス市場向けGPU「NVIDIA® GeForce™ GTX 760」(以下,GTX 760)搭載のASUSTeK Computer(以下,ASUS)製グラフィックスカード,「GTX760-DCMOC-2GD5」である。これなら,「マザーボードは小さいのに,グラフィックスカードが長いからPCケースが大きくなった」という問題を回避できるのだ。

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小型のクーラーで冷却能力を確保するため,左右方向へのエアフローを作るファンと,上から下へのエアフローを作るファンのハイブリッド構造となる「CoolTechファン」が搭載されている
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カード背面には,電源回路とGPUとを結ぶ専用の電源ライン「DirectPower」を搭載。クーラーの性能を上げるだけでなく,電気抵抗を下げることで,カード全体の発熱低減も図っている

MAXIMUS VI IMPACTに差したところ。Mini-ITX規格のマザーボードとほぼ同じ長さである
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 こうなると話は早い。Mini-ITX規格に対応したPCケースの中には,2スロット仕様のグラフィックスカードを搭載できるものとそうでないものがあるので,今回はGTX760-DCMOC-2GD5を問題なく搭載でき,かつ,とにかく小さいPCケースを選んでいけばいいということで,考えたのがの構成だ。ストレージだけは編集部にあった新古品を使うことにしたが,それ以外はすべて新規で用意している。

表 超小型ゲームPCの自作にあたって用意した主な機材
製品名 実勢価格※
グラフィックスカード ASUS GTX760-DCMOC-2GD5 3万4000〜3万6000円程度
マザーボード ASUS MAXIMUS VI IMPACT(Intel Z87 Express搭載) 2万6000〜3万円程度
CPU Core i5-4670(定格クロック3.4GHz,最大クロック3.8GHz,4C4T,共有L3キャッシュ容量6MB) 2万2000〜2万5000円程度
CPUクーラー Cooler Master 風神スリム(RR-GMM4-16PK-J1) 4000〜5000円程度
メモリモジュール Crucial Ballistix Tactical(BLT2KIT4G3D1869DT1TX0,PC3-14900 DDR3 SDRAM×2) 9000〜1万円程度
ストレージ Kingston Technology HyperX 3K SSD(SH103S3/240G,240GB) 2万円前後
電源ユニット ENERMAX Triathlor ECO 550W(ETL550AWT-M) 9500〜1万円程度
PCケース Realan E-M3 1万800円前後
OS 64bit版Windows 8.1 DSP版 1万1500〜1万2000円程度
  ※価格は2013年11月23日現在

用意した主な機材一式。もりもりっとあるのだが,最終的には小さなPCケースの中に収まる
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MAXIMUS VI IMPACT。マザーボードから“生えている”のがImpact Powerで,右下に見えるのがSuperemeFX IMPACTだ。そのほかに専用カード「mPCIe Combo II」によって,IEEE 802.11a/g/n/ac準拠の無線LAN接続とBluetooth 4.0/3.0+HSにも対応できる
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E-M3。225(W)×251.5(D)×221(H)mmというサイズのアルミ製PCケースだ。拡張カードの搭載に対応したPCケースとしては非常に小さい
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Triathlor ECO 550W。マザーボードと接続するメインケーブル以外がすべてプラグイン式となっている,定格550Wモデルだ。「80 PLUS Bronze」認証取得済み
 マザーボードとCPUとメモリモジュール,ストレージデバイスは予算次第だが,マザーボードは,8+2フェーズ構成の強力な電源回路「Impact Power」を縦配置で搭載し,さらに専用端子で接続される専用サウンドカード「SupremeFX IMPACT」も標準搭載できることから,信頼性とサウンド品質重視でMAXIMUS VI IMPACTとなった。

 CPUは,4コア4スレッド仕様のCPUがゲーム性能と価格のバランスに最も優れることから,あえてCore i7を外し,Core i5を選択している。また,E-M3というPCケースのサイズ的に,CPUクーラーの高さは100mmという制限があるため,性能面の定評がある小型クーラーとして風神スリムを組み合わせた次第だ。
 E-M3は標準的なATXタイプの電源ユニットを搭載できるので,電源ユニットは市販されているどの製品を選んでもおおむね問題はないのだが,Mini-ITXケースの場合,筐体内でケーブルの取り回しが大変になることが多いので,必要な電源ケーブルだけ差せる,俗にいうプラグインタイプを選ぶべきだろう。Triathlor ECO 550Wはまさにそんなプラグインタイプだ。

 なお,今回はそのほかに,21.5インチワイドで解像度1920×1080ドットのASUS製ディスプレイ「VX229H」と,DHARMAPOINTブランドのゲーマー向けキーボード「DRTCKB91UP2」,Logitech G(日本ではLogicool G)のゲーマー向けマウス「Optical Gaming Mouse G300」も用意している。PCとして使っていくためには,当然これらも必要だからだ。このあたりに何を選ぶかは完全に予算次第と思われるので,今回は性能面の信頼が置けるもののなかから,できる限り低コストで入手できるもので揃えた次第である。
 ここまで読んで「光学ドライブは?」と思った人は鋭いが,結論から言うと,今回は日立LGデータストレージ製の光学ドライブ「GH24NS50」を用意している。どこにも内蔵できないのになぜこれかという話は後述したい。

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自作に必要な道具は,極端な話をするなら,先端にマグネット機能の付いたプラスドライバーが1本あればOK(左)。あとはプラスの精密ドライバーがあると便利だ。より安全にいきたいなら,とくにこれからの季節は静電気対策グッズ(右)もあったほうがいいだろう(※薄着であるほど静電気は生じにくいので,究極的にいえば全裸がお勧め)。あとは,結束バンドとビニールテープがあると取り回しが楽になる。タブレット端末も用意しておけば情報検索に便利だ


ここからは写真中心で組み立ての流れをチェック!


 ここからは,入手したパーツを使って,実際に組み立てていきたい。以下,写真を中心にキャプションでポイントや注意点を解説していくので,本稿を参考にPCを自作してみたい場合は,ぜひ順を追ってみてほしいと思う。可能なら,タブレット端末を縦画面にして見ながら進めていくと,苦戦せずに済むだろう。

まずはRealan E-M3を段ボールから引っ張り出そう(左)。E-M3の各面は基本的にネジ4本留めで,どこからでも開けられるが,正面向かって左側面から開けるのが吉だ(中央)。ビニール製の取っ手が内側から貼り付けられていて,ネジを外すと簡単に開けられるからである(右)
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本体全面と両側面のパネルを外したところ。もっともこれで終わりではなく,残る3枚のパネルも分解できる。小さなPCケースながら,E-M3は作業性を確保しやすい印象だ
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次はMAXIMUS VI IMPACTを手にしよう(左)。前述のとおり,SupremeFX IMPACTとmPCIe Combo IIが付属しているので,まずはこれをMAXIMUS VI IMPACTの製品ボックス付属のネジで固定する(右)
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デジタル電源回路であるImpact Powerは,2か所のネジでマザーボードに固定されているのだが,ここで使われているネジ穴はPCケースにマザーボードを固定するのに使うので,いったん外しておこう
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そのうえで,PCケース側のマザーボード固定用フレームにMAXIMUS VI IMPACTを固定した。フレームにはスペーサーがあらかじめ固定されているので,あまり難しいことは考えなくてOKだ。向きだけはご注意を

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マザーボード固定用フレームは2本の細い板なので,筐体側の前面パネルから外してしまうと,混乱の原因になりかねない。最低でもマザーボードをネジ留めするまでは,前面パネルへ取り付けたままにしておくことを勧める
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というわけでCPUの取り付けである。昔に比べればとても簡単になっているが,1ミスでゲームオーバーになることもあるので,慎重にいこう。まずはCPUソケット脇のバーを,少し押し込んで,外へズラすようにして持ち上げる

左:ここで,CPUの正しい向きを確認しておくといい。CPUとCPUソケットのカバーにいずれも▽マークを合うようにするだけだ
右:ソケットのカバーを開けたら,そこにポスっとCPUをセットする。よほど変なことをしないかぎり問題は生じない。なお筆者はAMD派なので,Intel製CPUをソケットに填め込むのはかれこれ7年ぶりだが,CPUのピンとかを気にしなくていいってのはラクだね……
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CPUソケット脇のバーを持ち上げるところからの手順を逆にしていけばCPUの取り付けは完了。取り付けると,ソケットを保護する黒色のカバーは自動的に外れる
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次はメモリモジュールだ。写真右のモジュール固定具を開いたうえで,モジュールとスロット側の切り欠き位置を確認しておく
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モジュールは左右均等に力をいれてぐいっと押し込む。MAXIMUS VI IMPACTの場合,固定具は写真向かって右側のみにある

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しっかり押し込むと,スロット脇の固定具が起き上がり,かちっと音がする
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同じように2枚めのメモリモジュールもスロットに差し込む

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ここでいったん前面パネルを外しておく。付けたままでもいいのだが,あとで電源ケーブルをとりつけるときに邪魔になる可能性があるので,ここで外した(※気づいた人もいると思うが,筆者は手順をちょっと間違えてしまい,以下に挙げる何枚かの写真ではCPUにグリスが付いている。これは見なかったことにしてもらえると幸いだ)
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PCケース前面パネル裏のケーブルは,青いUSB 3.0ケーブル以外,根元から取り外せる。外しておいたほうが作業はしやすいので,可能なら抜いておこう。ただ,取り外さなくても(やや取り回しは面倒になるものの)作業は続行できるうえ,基本的に取り外しが想定されていないこともあって,コネクタは固い。難しそうであればそのままでもいい

外したケーブルのうち,先端が「HD AUDIO」と書かれているほうを(左),SupremeFX IMPACT側のピン端子に接続する(中央)。右の写真が取り付け後の状態だ
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外したケーブルのもう1本には「USB」と書いてあるので,これをSupremeFX IMPACT近く(もしくは有線LAN端子裏と言ってもいい)のピン端子と接続する。後から取り付けるのは非常に困難なので,ここで忘れずに取り付けておきたい
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ついでに,マザーボードの製品ボックスに付属しているSerial ATAケーブルを,CPUソケットから見て1番近いポートへ接続する。ちなみに,ポートは4つあって,0〜3の番号が振られているが,CPUに最も近いポートが0番だ

次はCPUクーラーの取り付けだ。風神スリムに限らず,CPUメーカー純正品以外の製品は,さまざまなCPUソケットに対応しているので,マニュアルを参考に,「LGA1150」用とされる金具を用意しよう。写真だと,マザーボードの左に見える金具は,今回,利用しない
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LGA1150というのはCPUパッケージ(≒形状)のこと。Core i5-4670をはじめ,最近のIntel製CPUは多くがLGA1150を採用している。というわけで,LGA1150用の金具をCPUクーラーに取り付ける。可能なら精密ドライバーを用意できるとベターだ
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熱伝導用の「シリコングリス」と呼ばれる潤滑剤を,CPUに塗布する。風神スリムの場合,注射器のような容器に入っているので,写真を参考に,まずは“盛る”ようにして,CPU(の金属カバー部分)に載せよう

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載せたグリスを金属カバー部分上に伸ばしていく。へらのようなものがあれば理想的だが,伸ばせればなんでもいい。グリスは,金属バー上の文字がうっすら見えるか見えないかくらいで十分だが,へらがなければ,CPUクーラーを載せたあとで,グリグリと押さえつけてしまうのも手段の1つ。普通にゲームで使うくらいなら,それくらいおおざっぱでも構わない
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グリスを塗ったら取り付けである。まず,CPUクーラーの底面にあるビニール製の保護シートを外し,さらにファンの電源ケーブルをマザーボードに接続しておく。なお,ここで注意したいのはクーラーの向き。正しい向きでないと取り付けられなくなったり,どこかと当たったりするので,写真を参考に,クーラーとマザーボードの向きを調整してほしい

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風神スリムの場合,ゴムのスペーサーが用意されているので,取り付ける前には忘れず,取り付けておこう
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風神スリムをマザーボードに載せたら,マザーボード背面からナットで止める。対角線留めで,CPUクーラーとCPUが確実に密着する状態にしよう

CPUクーラーの取り付けが終わったところ(左)。ここで各部をチェックしよう。とくに,あらかじめ接続しておいたケーブルが緩んでいないかを確認だ(右)
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CPUクーラーを取り付けた状態で,横から見てみたところ。テキトーにCPUクーラーを選んでしまうと取り付けられないくらいみっしりしているのが分かるはずだ。ちなみに,CPUクーラーのヒートパイプとメモリモジュールの間には0.5mmほどの隙間があるだけ(右の写真,赤い矢印で示したところ)。みっしり具合が好きな人にはたまらない光景かもしれない
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ここで8ピンのCPU用補助電源ケーブル(左)と電源ユニットのメイン電源ケーブルを取り付ける(右)。どちらが先でもOKだ
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PCケースの前面パネルから伸びているUSB 3.0内部ケーブルを,このあたりのタイミングで差しておくといい。場所はメモリモジュールを差すDIMMスロットの固定具近くだ
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MAXIMUS VI IMPACTには,電源ボタンやアクセスインジケータLEDのケーブルを簡単に取り付けるためのケーブルアダプターがある。これもここで付けておきたい

ついにここまで来た。この状態が,ケーブルの配線を最低限行った最小構成となる。万が一「起動しない」などのトラブルがあったときには,ここまで戻すのだということを押さえておこう
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というわけで,グラフィックスカードを差さずに,MAXIMUS VI IMPACT側のHDMI出力端子とディスプレイを接続する。ディスプレイの電源はこの時点で入れておいて構わない
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電源ユニットの主電源スイッチを[○]から[|]に変更して通電させ,マザーボード上の電源ボタンを押す。電源ボタンは通電時に光るのですぐに見つかるだろう

電源ボタンを押して数秒待って,画面に何か表示されれば起動は成功だ。ここではMAXIMUS VI IMPACTのUEFI(BIOS)メニューを表示させているが,何かしら文字が表示されていれば,仮にエラーメッセージだとしても基本的には問題ない。何も映っていなかった場合は,一度主電源を落として,メモリモジュールやCPUの物理的な接続(※原因はメモリモジュールであることが多い)をもう一度確認してほしい
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意外と重要な「MAXIMUS VI IMPACTのLANコントローラ」

SupremeFX IMPACTやmPCIe Combo II用の専用端子に挟まれるような形で,I217-V(写真赤丸内)が搭載されている
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 ここで,主電源を落として,一度休憩が必要かもしれない。なぜなら,ストレスの溜まりやすいケーブルマネジメントが待ち構えているからだ。飲み物でも飲みながら,息抜きしよう。

 ところで,ゲームをオンラインでプレイするためには,信頼性の高いLANコントローラが必要だが,MAXIMUS VI IMPACTはどうなっているのか。結論から言うと,無線LAN&Bluetoothモジュールとは別に,定評のあるIntel製の有線LANコントローラ「I217-V」が搭載されている。しかも,ASUS独自ソフトウェア「Game First II」を利用することで,ゲームアプリケーションのパケットを優先して流せるようになるのだ。

 MAXIMUS VI IMPACTはASUSのゲーマー向け製品ブランド「R.O.G.」の製品だが,さすが,ゲームプレイのことがよく考えられている。


残るはケーブルとの戦いだ


 後半戦のハイライトは,端的に述べてケーブルとの戦いになる。おしゃれに言えばケーブルマネジメントだ。完成形が小さいPCなので,ケーブルをどこにしまうかというのは試行錯誤するしかないのだが,「ファンの近くにはケーブルを絶対押し込まない」を合い言葉に,結束バンドやテープによる仮留めなどを駆使して進めてもらいたいと思う。

左:電源ボタンやアクセスLEDのケーブルがPCケースの前面パネルからまとめて伸びているので,これをMAXIMUS VI IMPACTから伸ばしたアダプターケーブルと接続する。E-M3にリセットボタンは用意されていないため,リセットボタン用ケーブルは宙に浮く格好となるので,その点はご注意を
右:ここでマザーボード&台座を前面パネルと固定し直す
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マザーボードの製品ボックスからバックパネルを取り出して,取り付けスペースに固定する。ぐっと押し込む必要があるので,取り付けたら,浮いたりしていないかチェックしてほしい
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PCケース側のケーブルがちょっとジャマだったので,Triathlor ECO 550Wに付属していた結束バンドで一時的にまとめた。結束バンドなどは積極的に使っていきたいところだ

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ここから電源ユニットの取り付けに入る。電源ユニットは巨大なので,なんとなくでいいから,「ケーブルをどう配線するか」を考えておこう
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最初にすべきは,無線LANのアンテナをマザーボードのバックプレートに取り付ける作業だ。これを忘れると,後々面倒なことになる

左:PCケースの背面側から伸びるSerial ATAケーブルをマザーボードと接続する
右:この時点で,PCケース底面のネジ穴を使って,ストレージも搭載しておく。なお,E-M3は2.5インチドライブ×1,3.5インチHDD×1を搭載可能で,付属の金具を使えば2.5インチ×4+3.5インチ×1,または2.5インチ×1,3.5インチ×2の構成も可能とされるが,付属の金具を使うとGTX760-DCMOC-2GD5を取り付けられなくなるので,ゲーマーが利用可能なドライブは最大2台という理解でいい
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PCケース側に向かうケーブルがいろいろ邪魔だったので,黄色いビニールテープでPCケース前面パネルの裏側に固定した
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ここで電源ユニットを取り付けてネジ留めする。内蔵のファンが筐体内部に向かうよう固定する必要があるので,この点はお忘れなく

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プラグイン型電源ケーブルのうち,赤い端子のグラフィクスカード用と,Serial ATA用,4ピンの周辺機器用と,3本を電源ユニットに取り付ける(※写真は2本だが,実際は3本なのでご注意を)
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バックパネルとの“噛み合わせ”と,電源ケーブルが引っかかったりしないように注意しながら,マザーボード&前面パネルと背面・天面・底面側を合体させる

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ある程度目星がついたら,メインの電源ケーブルを結束バンドでまとめてしまおう
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“噛み合わせ”や電源ケーブルなどのアクセスに問題がないことを確認したら,2つのフレームをネジ留めする

PCっぽくなってきた。ここまでくればゴールは近い
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筐体背面のSerial ATA端子から伸びる電源ケーブルを電源ユニット側の4ピンケーブルと接続しつつ,矢印で示した隙間にケーブルを押し込む
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いよいよ本稿の主役であるGTX760-DCMOC-2GD5の取り付けだ。まずはPCケース背面側にあるネジを2本外して2枚のカバーを取り出す

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カード長は約170mm。取り付けは楽だ
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補助電源ケーブルをここで接続しておく

左:続いてSSD用のSerial ATAケーブルと電源ケーブルも接続しておこう。ここでPCケース両サイドのパネルも閉じておく
右:ついに,内蔵用光学ドライブの登場だ。これはOSのインストールで使うのだが,重要なポイントは,E-M3がSerial ATAデバイスを“外付け”できるようになっていること。もちろん,USB接続の光学ドライブがあればそれでもいいのだが,2000〜3000円程度で購入できるうえに,古いPCから抜き出して使い回すこともできる内蔵型光学ドライブを使ったほうが,コスト的に安上がりなのだ。もちろん,別のPCが完動状態であるなら,インストール用のUSBフラッシュメモリを用意するのも手である
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左:OSのインストールにあたっては,キーボードとマウスを接続のうえでPCを起動し,[Del]キーでUEFI(BIOS)メニューに入る。そこで,「Boot」メニューから「UEFI:」で始まるデバイスを選ぼう。こうしておくと,OS上から楽にBIOSメニューへアクセスできるようになり,さらにシステムの起動がとても速くなる
右:設定を終えたら,光学ドライブにOSのDVD-ROMを入れたうえで,「Exit」から「Save Changes & Reset」を選択して,保存&再起動。すると「Press any key to boot from CD or DVD...」と表示されるので,表示が消える前にキーボード上のキーをどれか押そう
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左:R.O.G.ロゴが表示されたら成功だ。ここにWindowsのロゴが出てしまったら失敗なので,「Windowsのセットアップ」画面が出てくるのを待って電源を落とし,再度挑戦してほしい
右:R.O.G.ロゴが出てしばらく待つと,「Windowsのセットアップ」画面が表示される(※これ自体は失敗したときと同じ画面だ)。ここからは画面の指示に従えばOK。気になるところがあれば,4Gamerで先に掲載したWindows 8のセットアップ方法解説記事を参照してもらえれば幸いだ
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OSインストール中にすることはほとんどないので,インストールが終了するまでほかのことをしていてもいい
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何事もなくセットアップが完了し,Windows 8.1が起動。あとはドライバソフトウェアのインストールやWindows Updateを行っていく

 以上でPCは完成だ。しばらく放置してみて,急にシャットダウンしたり,ファンとケーブルが接触する音がしだしたりしないかを確認しておこう。

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まだ続くんだ。実際にゲームを動かしてみよう


 無事にPCが1台できあがったところで,この超小型ゲームPCが持つ実力をチェックしておこう。
 今回テストに用いたのは,「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」(以下,新生FFXIVベンチ キャラ編)と,「バトルフィールド 4」(以下,BF4)だ。なお,グラフィックスドライバは,テスト開始時点の最新版となる「GeForce 331.65 Driver」を用いた。

 新生FFXIVベンチ キャラ編においては,ベンチマークツールに用意された「グラフィック設定」プリセットを「最高品質」にしたうえで,1280×720ドットのウインドウモードと,1920×1080ドットのフルスクリーンモードでテストを実行。それぞれ3回の平均をスコアとして採用することにした。その結果がグラフだ。

 まず,1280×720ドットのウインドウモードだと,フレームレートは平均約152fpsで,もたつきはまったくない。
 1920×1080ドットのフルスクリーン時も,スコアは9000超えで,フレームレートも平均約84fps。スクウェア・エニックスの指標でも「非常に快適」であり,新生FFXIVを最高品質で何の問題もなくプレイできると述べていいだろう。

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仮想フルスクリーンであれば、Windows 8から採用されたスナップ機能を活用しながらのプレイも可能。写真はベンチマークを回しながら,普通に艦これでデイリー任務を消化しているところだ。ベンチマークスコアに極端な変化はなく,ほかのゲームとの並行プレイも全然問題ないといえる。ちなみに切替えは[Windows]+[Tab]キーで可能

オプションメニューの「ビデオ」から「グラフィックのクオリティー」を「自動」にしたところ。今回はこの設定でテストを行った
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 BF4では,ゲーム側のグラフィックス設定を「自動」とし,フルスクリーンの1920×1080ドットでキャンペーンモードの冒頭を実際にプレイ。そのときのフレームレートを「Fraps」から追ってみることにした。
 試してみると,「自動」では,「平均60fpsを維持できる,最も高いグラフィックス設定」になるようで,この設定では十分にグラフィックス品質が高いながらも,ほとんどの場面で60fps超えを実現。極めて快適にゲームをプレイできる。

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キャンペーンのスタート時点は,描写されているものが少ないこともあって,平均87fps前後を維持
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仲間と合流後の戦闘では70fps前後を維持していた。AIMなど,重要な操作への影響はない

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森の中で視点を下に向けたところで,フレームレートがやや低下したが,目立った低下が確認されたのはここだけ
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工場に向かう途中で車両移動があるのだが,ここでも平均フレームレートは約60.6fps。かなりキレイな画質でBF4をプレイできる


 なお,BF4プレイ時のCPU温度とGPU温度はいずれも60度程度だった。CPUの温度はやや高めになっているが,内部構造を考えると妥当なレベルだろう。むしろ,ゲームプレイ中は筐体全体の温度が上がっているので,きちんと放熱されていることを評価すべきだと思われる。
 なお,GPUクーラーのファン回転数はやや高めになっていたので,人によっては気になる場合もあると思う。その小型さを活かして,ディスプレイから距離を取っておくのもアリだと思う。


初めてのゲームPC自作を

GTX760-DCMOC-2GD5ベースでトライしてみよう


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 以上,GTX760-DCMOC-2GD5を軸に,ゲーマー向けマザーボードであるMAXIMUS VI IMPACTを組み合わせ,超小型のゲームPCを自作してきた。ベンチマークテスト結果からも明らかなように,小型でありながら,最新世代の3Dゲームタイトルを造作もなく動作させられるのは魅力だ。かつて,小型のPCケースを選択することは,3D性能を諦めることと同義だったのだが,GTX760-DCMOC-2GD5があれば,思うがままに小型PCを作れる。これは大きい。

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 ちなみに,今回用意した主要パーツの総額は,2013年11月23日時点の実勢価格ベースで14万6800〜15万8800円程度。ディスプレイであるVX229Hが同1万8800〜1万9800円程度なので,フル構成でも17〜18万円程度といったところだろうか。PCのスペックがスペックなので,安価とはいえないが,得られるものを考えれば,決して高くないとも言えるだろう。
 買ったPCよりも,作ったPCのほうが愛着は湧くのも間違いないところ。パーツとパーツを合体させていくパズルゲームをプレイする気持ちで,ぜひこの冬はゲームPCの自作にチャレンジしてみてほしい。

GTX760-DCMOC-2GD5製品情報ページ

  • 関連タイトル:

    Republic of Gamers

  • 関連タイトル:

    GeForce GTX 700

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