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グラフィックスやストーリー,そして対人戦がさらにアツくパワーアップした「Gears of War 2」の先行体験レポートを掲載
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印刷2009/07/21 17:41

プレイレポート

グラフィックスやストーリー,そして対人戦がさらにアツくパワーアップした「Gears of War 2」の先行体験レポートを掲載

画像集#024のサムネイル/グラフィックスやストーリー,そして対人戦がさらにアツくパワーアップした「Gears of War 2」の先行体験レポートを掲載
 マイクロソフトからXbox 360用ソフト「Gears of War 2」が2009年7月30日に発売される。
 本作は人類と地底人“ローカスト”との戦いを描いた三人称シューティング(TPS)で,2008年11月7日に発売された「Gears of War」の続編。前作はUnreal Engine 3による美麗なグラフィックスや秀逸なゲームデザインで,GDC07のデベロッパーズチョイス・アワードでBest Game of 2006など数々の賞を受賞したタイトルだ。

 海外ではすでに発売済みの本作だが,日本語版は音声/字幕が完全日本語化されただけではなく,「こちら」「こちら」の記事で紹介したように,海外では有料の追加ダウンロードコンテンツとして提供されている/提供予定の追加マップパックや,海外版には収録されなかった幻のチャプター「ネクサスへの道」が収録されるなど,非常にお得なソフトとなっている。
 また,詳しくは後述するが,前作で好評だったマルチプレイは,対戦/協力プレイなど多彩なモードが新たに追加されている。

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マイクロソフトで先行体験させてもらったプレイルーム。思わず住み込みたくなるような豪華な環境だ
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 今回4Gamerでは,発売に先駆けて本作をプレイする機会に恵まれたので,実際にプレイした感想を交えながら,新要素を中心にゲームの概要をお伝えしていこう。ちなみに,いわゆるネタバレにつながる要素は極力記述を避けているので,ゲーム中のストーリーについてはほとんど触れていない点はあらかじめご了承を。
 なお,本作のCEROレーティングはZ(18歳以上のみ対象)となり,18歳未満の人はプレイできない。記事内でもハードな表現が多々含まれるのでご注意を。

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多くの新要素を搭載していよいよ発売される
血と硝煙の臭いが漂う“漢”のTPS!


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 ものすごくはしょると,地底から突如出現した人類の敵,ローカスト軍によって人類は滅亡の危機に瀕していたが,“伝説の英雄”マーカス フェニックスとデルタ部隊の活躍によってローカスト軍に壊滅的な打撃を与えた――というのが前作「Gears of War」のストーリー。なお前作については,「こちら」の記事で詳しく紹介しているので,未プレイの人は併せて目をとおしておくといいだろう。
 そして「Gears of War 2」の舞台は前作の約6か月後で,人類は再び密かに力を蓄えていたローカスト軍の脅威にさらされることになってしまう。
 本作の主人公は,前作に引き続きマーカス・フェニックスで,親友のドミニク・サンチャゴと共にデルタ部隊を率いて,より数を増して凶悪になったローカストとの激戦が繰り広げられることになる。

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 ネタバレになるのでストーリーの展開についての詳細を書くのは控えるが,前作の大ファンだった筆者が見た限り,大いに期待していいと断言してしまおう。前作で好評だった映画的演出はさらに壮大なものへとグレードアップを遂げており,画面から血と硝煙の臭いが漂ってくると感じられるほどだ。
 前作をプレイした人ならば分かると思うが,このゲームにはほとんど女性が登場しない。マウンテンゴリラも真っ青の体型をしたタフガイ達がひたすら大暴れしているのである。暑苦しさを通り越した,マグマの如き硬派な魅力は本作でも健在だ。

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 日本語吹き替えも素晴らしいクオリティで,相変わらずのダミ声男祭り(ほめ言葉)。ちなみに,英語音声でのプレイも可能となっているので,吹き替えとはまた違った感覚でストーリーを楽しむことも可能だ。
 なお,本作のストーリーモードは二人協力プレイで進めることができる。前作では二人同時プレイで同一の難度しか選択できなかったが,本作では別々の難度を選択して,高難度設定の人と低難度設定の人が一緒にプレイできるようになっている。

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前作の直感的な操作性を継承しつつ新アクションを追加


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 「Gears of War」ではダッシュ/オブジェクトを飛び越える/身を隠すといったアクションを,ほとんどAボタンとLスティックだけで使い分けられる直感的な操作性が特徴だった。「2」ではさらなる進化を遂げて新アクションが追加され,よりゲーム性が向上していると感じられた。
 その中でもとくに際立った存在感を放っているのが“ミートシールド”。ダウン状態の敵を文字どおり“肉の盾”として利用できるというシステムだ。前面からの銃撃ならばほぼ完全に防げるが,ミートシールドを使用中は片腕が塞がってしまうのでピストル類しか使えなくなったり,移動速度が遅くなったりするといった制限がある。
 なお,ミートシールドにした敵は,ある程度ダメージを受けるとデス状態となって自動的に解除される。ミートシールドは任意で手放すことも可能で,その場合は,敵をデス状態にする専用アクションが見られる。

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 少々順番が前後してしまったが,本作においては,攻撃すると敵味方共にまず「ダウン状態」(いわゆる瀕死状態)になり,そのまま放置しておくと「デス状態」になって完全に死亡するという2段階の仕組みが取られている。仲間が助けてくれればその場で戦線に復帰できるが,それは敵においても同様だ。なお本作では,ダウン状態のときに這って移動できるようになっており,仲間に助けを求めやすくなっている。
 ダウン状態の敵には“処刑スタイル”という特殊なアクションを実行できる。Xボタンが“ストンプキル”,Bボタンが“クイックキル”,Yボタンが“エクステンドキル”となっており,それぞれ違った方法でトドメをさせるのだ。
 演出が派手で爽快感を味わえるが,大きなスキができるので乱用は厳禁。敵が多い場所だと,処刑スタイルを実行している間に蜂の巣にされることもある。

 また,本作では体力回復アイテムなどは存在せず,攻撃を受けても一定時間経つと回復するというスタイルになっている。つまり,体力回復アイテムが足りなくてゲームオーバーになってしまう,といった事態にはならないというわけだ。
 筆者はノーマルの難度でプレイしたのだが,操作に慣れるまでは敵を一体倒すのにもかなり時間がかかった。全体的にローカストは耐久力が高めで,積極的にヘッドショットを狙っていかなければ,何発か当ててもすぐに体力を回復されてしまうという印象を受けた。エイムにも少々クセがあるので,最初は難しく感じるかもしれない。だが,タフなのはこちらも同様だし,頼りになる仲間もいるのでそうそうピンチには追い込まれないだろう。

 そのほか,数多くの武器が存在するのも本作の魅力。新たに火炎放射器や迫撃砲などが追加され,ローカストどもをブッ飛ばす手段が増えている。

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 そして,前作から引き続き,本作でもCOG軍の主力兵器として登場するのが,「Gears of War」シリーズを代表する武器,ランサーアサルトライフルだ。アサルトライフルとチェーンソーが融合した無骨な武器で,凶悪な唸りを上げながら敵をミンチにするさまに,多くのプレイヤーが絶大なインパクトを受けたはず。個人的には「Gears of War」といえばチェーンソー,チェーンソーといえば「Gears of War」,といっても過言ではないほどである。
 チェーンソーによる攻撃は一撃必殺で,食らえば即死。前作では接近される前に銃撃する以外に対抗手段がなかったが,本作ではランサーアサルトライフルを構えた者同士だと“チェーンソーデュエル”が発動するようになった。いわゆる“鍔迫り合い”で,より素早くBボタンを連打したほうが押し勝つシステムになっている。対戦プレイで発生したら白熱すること間違いなしだ。

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より奥深くなったマルチプレイヤーモード
三つの新ルールをプレイしてきた


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 本作のマルチプレイでは,多くの新ルールが追加されている。シンプルなデスマッチタイプから「Gears of War」ならではの少し変わった内容のものまで,ルールは全部で8種類。今回のプレイではHORDE/SUBMISSION/WINGMANの三つを体験できたので,その内容をお伝えしよう。
 なお,1台のXbox 360で画面分割による二人同時プレイが可能で,この状態でXbox LIVEによるオンラインマルチプレイに参加することもできる。たとえば最大10人参加できるルールなら,Xbox LIVEかシステムリンクで接続されたXbox 360が5台あれば10人でプレイできるという仕組みだ。
 ルールによって同時にプレイできる最大人数は異なるが,ランキングに反映されない“プライベート マッチ”では,AIが操作するBOT(NPC)をマッチに参加するメンバーに割り当てる設定が可能。完全な対人戦ももちろんできるが,ほかのプレイヤーの参加待ちをせずとも,友達だけで遊ぶことも可能である。一方,パブリックマッチはランキング対象となるのでBOTを参加させることはできない。全員人間によるガチンコファイトだ。
 また,ルールごとのチュートリアルを受けられる“トレーニンググランド”というモードもあるほか,対戦相手をBOTに設定すればプレイヤー一人でマルチプレイモードを遊ぶこともできるので,TPS初心者でも安心だ。

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 まずは“HORDE”だが,これは最大5人のプレイヤーが協力してローカストの波状攻撃(ウェーブ)を退けるのが目的だ。ウェーブを重ねるたびにローカストはパワーアップし難度が上がっていくので,チームワークと戦略が非常に重要となる。
 ここでは,筆者とマイクロソフトのスタッフ2名の合計3名でプレイしたのだが,その熱中度は予想以上。チームワークが非常に重要で,誰か一人でも孤立してしまえば連鎖的にピンチに追い込まれてしまうという,難度の調整が絶妙に感じられた。
 ある程度行動が予想できるAIと違い,人間同士の協力プレイだと予想だにしない展開がしばしば発生するのがまた面白い。3人同時に敵をチェーンソーで切り刻んだ瞬間など,あまりにも酷すぎるシチュエーションに思わず笑ってしまった。協力プレイの面白さならば,“HORDE”はストーリーモード以上かもしれない。

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 “SUBMISSION”は2チームによる対抗戦で,いわば人を使った“キャプチャー・ザ・フラッグ”。ターゲットとなる難民をミートシールド状態にして,相手チームより先に自陣のリング内に連れ帰るという,本作らしいブラックなジョークが効いているルールだ。
 フラッグ役の難民は,さらわれまいとショットガンで反撃してくるのだが,そこがまた面白い。対戦相手はBOTだったのだが,どういうわけか難民のオッサンが最も手強かった。終了後の成績表示画面で,難民がキル数ナンバーワンだったときは思わず変な笑いが出てしまった。

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 そして最後にプレイしたのが“WINGMAN”だ。これは,二人一組で最大5チームまで対戦可能というモード。このルールでは,ダウン状態になっても一定時間経てば復活するので,敵を倒すには即死させるか処刑スタイルでトドメを刺さなければいけない。
 このモードでは同行した編集者も参戦し,4Gamerチームとマイクロソフトチームに分かれて対戦することに。あとの3チームはBOTを参加させて,戦闘を開始した。
 実際プレイしてみると味方が一人しかいない分,通常のデスマッチとはまた違ったスリルがあった。トドメを刺しにいくと,そのスキに不意打ちを食らいやすいことに気がついた。なので,攻撃を食らってダウン状態の編集者を囮にして,敵が処刑スタイルを実行した瞬間にチェーンソー突撃をかますという戦法を取ってみたところ,非常に有効でウハウハだった(いろんな意味で)。なんと言われようが卑怯になった者勝ちというのが対人戦の真理である。多分。
 しかし,最終的な勝利は4Gamerチームでもマイクロソフトチームでもなく,BOTチームにさらわれてしまうという情けない結果に。このゲーム,BOTもかなり手ごわいので,BOT相手にじっくり遊ぶのも非常に面白そうだ。

食わず嫌いせず,とにかく一度遊んでほしい作品


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 前作の時点で相当完成されたゲームだと感じていたが,本作ではグラフィックスは前作以上に素晴らしいし操作性も良好,さらにシステムもブラッシュアップされていて非常に驚かされた。
 本作では,前作よりパワーアップしたマルチプレイが非常に質の高いものになっていると感じられたが,ゴア表現の関係でマルチプレイは日本国内限定となってしまっている。日本のプレイヤーは同じスタートラインから対戦を楽しめるとポジティブに考えることもできるが,少々残念なところ。実現は難しいかもしれないが,海外プレイヤーとの対戦が可能になるパッチを,個人的にはぜひとも検討してほしいと思う。
 また先述したように,本作のマルチプレイは対人戦オンリーではなくBOTをチームに組み入れて“一人でも”遊べるという点が特徴といえる。アクションゲームが苦手な人などは,対人戦に尻込みしてしまうかもしれないが,BOTでじっくり練習してから対人戦に挑戦できる。オンラインでのマルチプレイ入門としてもうってつけのタイトルといえるだろう。

 本作はCERO Z指定で,バイオレンスな表現が多々含まれているのでプレイする人を選ぶかもしれないが,とことん“突き抜けて”いる。もはやギャグの領域というか,不快感よりも爽快感のほうが大きいと筆者は思うので,とにかく一度プレイしてみてほしい。きっと奥深いゲーム性の虜になるはずだ。

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