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戦車に戦闘機に甲冑。「The Grand Finals 2015」開催前に行われたポーランド軍事博物館ツアーの模様をレポート
観光客にとってワルシャワの素晴らしいところは,街が比較的コンパクトにまとまっていることだ。路面電車やバス,地下鉄などを使わなくても,ワルシャワの中心から30分も歩けば,だいたいの観光スポットに行き着ける。街並みが美しいので,歩いているだけで楽しいのもポイントが高い。
というわけで,2014年4月4日に掲載したワルシャワ蜂起博物館に引き続き,今回はポーランド陸軍博物館をご紹介しよう。これは,「The Grand Finals 2015」開催前日にメディアを対象に行われたツアーで訪れたもので,各国メディアの宿舎となったMarriottホテルから歩いて20分程度と,文字どおり街の真ん中にありながら,日本ではちょっと考えられない展示物が並ぶ。ゲーマーなら,ぜひ訪れたい博物館といえるだろう。
ワルシャワ蜂起博物館のレポートでは掲載した写真が少なめだったこともあり,まあ,いろいろ説明するより,今回はとにかく写真を見ていただこうということにした。
「DARK SOULS」や「The Elder Scrolls V: Skyrim」などが好きな方であれば,もう現地に行くしかないと固く決意できる,素晴らしい空間なのだ。というわけで,以下の写真をどうぞ。
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屋外展示
100円程度の別料金を払って,戦闘機のコクピットに座ることも可能だ |
M4シャーマン戦車。梱包中に見えるが,これは実際に梱包中。この戦車が,「The Grand Finals 2015」で展示された |
砲身に装飾が入った大砲が,古き良き時代の雰囲気を醸し出す |
輸送機の中にも入れる(こちらも別料金が必要) |
センチュリオン。ちなみに,展示品の配置はかなり無秩序だ |
ハインド。冷戦時代,この機体の写真1枚を撮るために,無数のスパイが暗躍したのかと思うと,隔世の感が |
双発の急降下爆撃機 |
なんじゃこら? と思ったら,沿岸砲台らしい |
戦車街道,とでも言うべきだろうか |
カール列車砲で使われた砲弾。デカすぎる |
海軍の装備も無造作に転がっている |
「装甲を貫徹させてみた」とでもタグがつくであろう写真 |
122mm自走榴弾砲。たぶんソ連のライセンス生産品 |
売店
屋内展示(1階)
中に入ると,まずは中世の武具コーナーから。いよいよ本題 |
槍の穂先だと思います? |
正解は「クロスボウの矢尻」 |
長柄武器にも事欠かない |
社会科見学とおぼしきグループ。ポーランドの子供達がちょっとうらやましい |
だいぶ感覚が麻痺してくる |
片刃の剣に,ハンマー,ピックの類 |
そろそろマスケット銃が登場 |
「ボスだな」「ボスですね」「あの羽根,めっちゃ重いですよね」「重いでしょうね」などと不謹慎な会話が聞かれた |
「これ知ってる,モンハンに出てくる」という意見にみんなが納得した |
“6連発リボルバー式フリントロックショットガン”というゲテモノ |
実際に鎧を着せてもらえる! こんな授業が日本にもあれば…… |
フロア区分は少し変わって,時代がだいぶ現代に近づく |
第一次世界大戦の頃の装備 |
オーストリア皇太子を暗殺したものと,同じタイプの拳銃だそうだ |
第一次世界大戦といえばコレという感じの,ガスマスク |
勲章類の展示も多い |
ルノー乙型のターレット |
ポーランド海軍の魚雷艇(上)と,潜水艦(下)の模型 |
屋内展示(2階)
おなじみのエニグマ。だいたいどこの軍事博物館でもお目にかかれる人気者 |
ドイツで保存されていた,モロトフ・リッペントロップ協定に基づくポーランド分割線を記入した地図。スターリンとリッペントロップのサインが確認できる |
ポーランド訪問の際は,お忘れなく。ファンタジー好きは1階だけでも見る価値あり
というわけで,ポーランド陸軍博物館の模様をお伝えした。1階の展示物は,冒頭にも書いたように「ファンタジー好きならば一生に一度は行っておけ!」という内容だ。もしワルシャワに行く機会があれば,ほかの観光はうっちゃっても訪れておこう。
さらに,時間に余裕があれば冒頭にも書いたワルシャワ蜂起博物館を訪れることも推奨したい。ポーランド陸軍博物館は,蜂起博物館と展示が被るのを避けたのか,ワルシャワ蜂起に関する展示は手薄だからだ。
さて,ぜひ行きたいけど,経済的かつ時間的に難しいという人もいるはずだ。そういう人は,6人ぐらいの仲間と共に「World of Tanks」に強くなって「The Grand Finals」に出場するという方法がある。うまくいけば賞金までもらえるというオマケつきだが,問題は,2016年もワルシャワで開催されるかどうかが分からない点かもしれない。なんてね。
「World of Tanks」公式サイト
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