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[TGS 2012]「クライシス 3」シングルプレイの体験レポートを掲載。ナノスーツとさまざまな武器を組み合わせた自由度の高い戦闘は健在
「クライシス 3」公式サイト
今回筆者がプレイしたのは,E3 2012でデモプレイが紹介された,ダムの爆破が目的のステージだ。シリーズ第1作「クライシス」でラプターチームを率いたプロフェット隊長が,ピストルとコンパウンドボウ(両端に滑車のついた弓のこと。滑車のないリカーブボウよりも軽い力で引ける)を手に戦場に降り立ち,敵施設への潜入を試みる。
施設の外は,瓦礫になったビルとジャングル,水辺が一体になった,なんとも表現しがたい廃墟なのだが,ボロボロになった人工物や青々と茂る木々,きらめく水面など,どこを見ても,とんでもなくハイクオリティなグラフィックスで表現されている。さすがはクライシスシリーズ最新作と唸らされるが,この様子を画像でお伝えできないのが本当に残念だ。
と,感動してみたものの,そんなグラフィックスに見とれている場合ではなく,施設の外では民間軍事組織「C.E.L.L.」の兵士達がこちらを待ち構えている。そう,クライシスは,エイリアンとの戦いも描かれる作品だが,このデモで戦う相手は人間だ。
ここでプレイヤーが取るべき手段はいくつかある。例えば,ナノスーツのステルス機能と,銃声のしないコンパウンドボウやパンチを駆使して,こっそりと敵を仕留めていってもいいし,倒した敵からアサルトライフルを奪い,小細工無用とばかりに正面から撃ち倒しにいってもいい。ほかにも,スナイパーライフルやショットガンを持った敵をステルスでの奇襲で倒し,その後の戦闘を有利にしたり,マップに落ちているエイリアンのプラズマ兵器を拾って敵を吹き飛ばしたりなど,自分なりの戦略を考えてさまざまな攻略方法を模索できる。
やや広めに作られていた屋外と違い,敵施設内とダムでは狭い通路での戦いになる。屋外よりも身を隠す場所が少なく,ステルスによる奇襲もしにくいため,ここは進入前にきちんと武器を敵から奪ったか否かで難度が大きく変わる印象だ。
実を言うと,今回プレイしたのがαバージョンだったからか,筆者は施設進入時マップにハマって動けなくなってしまい,施設内での戦闘を2回行っている。最初はアサルトライフルのみで施設に突入したため,敵の弾幕に足を阻まれヒドイ目にあった。ならば遠距離攻撃だと,2回目はスナイパーライフルをきちんと獲得してから潜入したのだが,これにより遠くの敵を排除しながら先に進むことができ,かなり楽に戦えた。このあたりの下準備も含めて,戦術が重要ということだ。
「クライシス 3」公式サイト
そんなこんなで敵を倒してダムの脆い部分にたどり着き,爆弾を仕掛けて無事破壊に成功。デモ版はここで終了となった。
全体的に,今回のマップは自由に広大なフィールドを歩きまわれた第1作と比べると,あくまで区切られたステージになっている印象があるのだが,それでも自由度の高いクライシスらしい戦闘は健在だ。ここにエイリアンが出現するとどうなってくるのかも,気になるところである。
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(C)2011 Electronic Arts Inc. Trademarks belong to their respective owners. All rights reserved.
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