プレイレポート
[プレイレポ]「ハースストーン」の次期拡張版「タイタンの目醒め」で登場する新カードを先行体験。タイタンや鍛造の使用感はいかに
これにともない,インフルエンサーやメディアを対象にした事前体験イベント「セオリークラフト」が7月27日に開催され,4Gamerも参加してきたので,その模様をお届けしよう。
「ハースストーン」,新カードセット「タイタンの目醒め」を8月2日に発売。シネマティックトレイラーや,新能力の紹介動画も公開に
Blizzard Entertainmentは2023年6月28日,デジタルカードゲーム「ハースストーン」の最新カードセット「タイタンの目醒め」を,8月2日にリリースすると発表し,シネマティックトレイラーと収録される新要素の情報を公開した。
タイタンが複雑な効果のレジェンドミニオンとして登場。同時収録のメカと鍛造はシンプル
具体的に説明すると,各クラスに1枚ずつレジェンドミニオンとして実装されるタイタンは,攻撃の代わりに3種類の効果から1つを選んで発動する。効果の再使用はできず,3種類の効果をすべて発動したあとは,通常のミニオンとして扱われる。
さらに,タイタンとしての能力以外にも,それぞれユニークな効果を持っているので,すべてを使いこなすのは大変そうだ。
しかし,本拡張版のプレイ難度が高いというわけではない。新カード145種類のうちタイタンは11種類で,しかもレジェンドなのでデッキに1枚しか入れられない。タイタンが毎試合登場するわけではないのだ。
一方,復活したキーワード能力「超電磁」とともに新たな19種類のメカが収録されていて,セオリークラフトでもメカ軸のデッキを目にすることが多かった。シンプルなデッキタイプなので,環境初期に猛威を振るうことが多く,初心者にもおすすめだ。
新キーワードの「鍛造」は,2マナを払って強化版のカードを獲得できる効果。余ったマナで使用することの多い「交換可」とは異なり,鍛造を使うタイミングをあらかじめ戦略に組み込んでおくべきだと感じた。1コストの差による使用感の違いは大きかった。
そして注目カードはローグの「ラボ建設機」だ。鍛造で超電磁を獲得し,大型のメカをターン終了時にコピーする動きが強力だった。コピー効果は毎ターン発動するので,手の付けられない盤面になることが多く,全盛期の「アイアンディープのトログ」を彷彿とさせる。
とくに2020年の世界チャンピオンであるglory選手(関連記事)との対戦中,「スコージの幻術師」でコストを下げた「収容ユニット」をコピーされたのは衝撃的だった。
ラボ建設機 |
スコージの幻術師 |
収容ユニット |
以下には,今回使用したデッキの中から,とくに面白かった6デッキを厳選し,それぞれ3枚の注目カードと,対戦中のベストショットを掲載している。ぜひ,チェックしてほしい。
疫病デスナイト
浅はかな墓あさり |
苦しむクヴァルディル |
ヘルヤ |
遺物デーモンハンター
推進力 |
結晶体の像 |
エメラルドの星アルガス |
ランプドルイド
命を束ねしものの贈り物 |
霜蓮の苗木 |
命を束ねしものイーオナー |
武器ハンター
永遠の炎イグニス |
復讐者アグラマー |
ショックスピッター(既存カード) |
呪文ダメージメイジ
シフ |
熔鉄のルーン |
魔術の発見 |
異なる系統の呪文を唱えるごとにシフの呪文ダメージが強化され,1ターンで30ダメージ以上を出すことも可能となる |
自然シャーマン
嵐の勇者 |
一閃の稲光 |
雷鳴の轟き |
[インタビュー]「ハースストーン」,神話の世界を扱った次期拡張版「タイタンの目醒め」のコンセプトを元プロゲーマーの開発者に聞いた
Blizzard Entertainmentは,デジタルカードゲーム「ハースストーン」の次期拡張版「タイタンの目醒め」を8月2日にリリースする。本稿では,ゲームデザイナーのEdward Goodwin氏と,シニアゲームプロデューサーのAlicia Cornelia氏に,次期拡張版のコンセプトを聞いた合同インタビューの模様をお届けしよう。
「ハースストーン」公式サイト
「ハースストーン」ダウンロードページ
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(C)2017 BLIZZARD ENTERTAINMENT, INC.
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