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[TGS 2017]「Total War:ARENA」の日本参戦や「World of Warships」の新コラボなどが明らかになった,WargamingのCEOビクター・キスリー氏の新情報発表ステージレポート
キスリー氏がまず紹介したのは「Total War: Arena」だ。本作はCreative Assemblyと共同で開発している新作タイトルで,Wargamingの他タイトルと同じFree-to-Playで,10対10の戦いが繰り広げられる。1人のプレイヤーは100人の兵士で構成されるユニットを3つ指揮できるので,最大で6000人の兵士が激突する,大規模な戦闘が楽しめる。
「Total War: Arena」には現在3つの勢力と10人の英雄が実装されているが,新たな勢力として「日本」が参戦することが決定したという。まだ開発中で近日公開予定とのこと。どの時代の日本が登場するのか,気になるところだ。
「Total War: Arena」公式サイト
続いて紹介された新情報は「World of Warships」についてだ。ここからはキスリー氏に代わって,本作のAPACパブリッシングプロデューサー柳沼恒史氏と,ミリタリーアドバイザー宮永忠将氏が登壇して紹介した。
今回新情報として発表されたのは,「World of Tanks」で実施した「アーティストシグネチャーシリーズ」(関連記事)を「World of Warships」でも行うということだ。アーティストシグネチャーシリーズとは,イラストレーターやデザイナーといったアーティストとコラボし,オリジナル戦車などを実装するという企画で,第1弾は「World of Tanks Blitz」で大河原邦男氏とコラボしている。
そして今回コラボするのは,「機動戦士Zガンダム」の「ジ・O」や「マラサイ」をデザインしたイラストレーターで,著名なモデラーでもある小林 誠氏だ。
日本はお国柄か比較的メカニックデザイナーが多いのだが,その中でなぜ小林氏にアーティストシグネチャーシリーズでのコラボをお願いすることになったのか。それは「宇宙戦艦ヤマト」のDVDパッケージアートのラフ画を発見したことが1つのきっかけになったそうだ。もう1つは模型雑誌で連載しているデザインで,それを見た時に「World of Warshipsでも活躍していただけるんじゃないか」と,お願いする決め手になったという。
さて,肝心のアーティストシグネチャーシリーズでコラボする内容は「ロゴ」と戦艦「紀伊」の2つとなっている。紀伊は建造計画こそあったもののワシントン海軍軍縮条約で建造中止になってしまった幻の戦艦で,それを小林氏がデザインし,さらに使用してもなくならない「永久迷彩」まで作られている。この紀伊と永久迷彩は9月22日より販売開始となる。気になる人はチェックしてみよう。
そしてもう1つ,「World of Warships」に戦艦「武蔵」を実装するという計画が発表された。この情報公開自体がかなり先出しといった感じで,まだどんな艦艇に仕上がるか,すでに実装されている姉妹艦「大和」との差別化はどうするのか,という部分は調整中とのこと。年内の実装を目指しているそうなので,続報に期待しておこう。
「World of Warships」公式サイト
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Total War: ARENA
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