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  • カプコン
  • 発売日:2014/08/07
  • 価格:パッケージ版:3990円(税別)
    アップグレード版:未定
    コレクターズ・パッケージ:4990円(税別)
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「負けたくない」ではなく,「勝つぞ」という気持ちで――優勝・ももち選手へのインタビューと共に振り返る「Capcom Cup Finals」
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印刷2014/12/17 00:00

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「負けたくない」ではなく,「勝つぞ」という気持ちで――優勝・ももち選手へのインタビューと共に振り返る「Capcom Cup Finals」

 「ウルトラストリートファイターIV」PC / PS3 / PS4 /Xbox 360 / ARCADE)を競技種目に,16名の強豪選手達によって激戦に次ぐ激戦が繰り広げられた「Capcom Cup Finals」。現地からのレポートについては,Twitterの@4GamerLiveへの投稿,およびまとめ記事を通じてお伝えしているが,本稿では見事優勝を果たしたももち選手ミニインタビューをお届けするとともに,大会の詳細を改めて振り返っていこう。

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画像集#004のサムネイル/「負けたくない」ではなく,「勝つぞ」という気持ちで――優勝・ももち選手へのインタビューと共に振り返る「Capcom Cup Finals」


「負けたくない」ではなく,「勝つぞ」という気持ちで――Capcom Cup Finals覇者 ももち選手ミニインタビュー


4Gamer:
 優勝おめでとうございます! 率直に,今の気持ちを聞かせてください。

Team Evil Geniuses・ももち選手
画像集#001のサムネイル/「負けたくない」ではなく,「勝つぞ」という気持ちで――優勝・ももち選手へのインタビューと共に振り返る「Capcom Cup Finals」
ももち選手:
 いやもう単純に……「嬉しい」以外のことばが出てこないですね(笑)。こういった世界規模の大会で優勝できたのは初めてですし,ようやくだなあと。

4Gamer:
 非常にハイレベルなトーナメントでしたが,戦ってきてもっとも苦しかった相手は誰でしたか。

ももち選手:
 内容で言うと,やっぱりRyan選手になりますね。Winner'sの2回戦で負けましたし,Loser's準々決勝の試合も本当にギリギリでしたから。

4Gamer:
 ああ,さきほどRyan選手にも話を聞きましたが,「Loser's準々決勝は,勝てる試合だったと思う」と言っていました。

ももち選手:
 うん,自分にとっては完全に負け試合だったと思います。逆に,あの試合を“あの内容で”勝てたことで,自分に流れが来ているなと思えました。

4Gamer:
 なるほど。その後はInfiltration選手,Luffy選手,Xian選手とEVO覇者だらけのボスラッシュが続いたわけですが,いかがだったでしょうか。

ももち選手:
 彼らについては,優勝するためには絶対に倒さなければならない相手ということで,重点的に対策をしていました。それがうまくハマったように思います。ただ,Xianが決勝で最初に出してきたポイズンについては,まったく対策していなかったので手探りで戦うハメになって……途中で元に戻してくれて助かりました(笑)。

4Gamer:
 「South East Asia Major」では,ももちさんがXian選手の元を撃破して,Capcom Cup Finalsの出場権を獲得したんでしたね。

ももち選手:
 そうですね。今回のバージョンでは,ケンvs.元の組み合わせはケン側がかなりいける組み合わせですし,対策もできていました。とはいえ,内容を振り返ってみると,Xian戦はポイズンよりも元に苦労した印象が強いですね。やっぱり,さすがの練度でした。

画像集#002のサムネイル/「負けたくない」ではなく,「勝つぞ」という気持ちで――優勝・ももち選手へのインタビューと共に振り返る「Capcom Cup Finals」

4Gamer:
 Capcom Cup Finalsでのももちさんのプレイを振り返ってみると,第4期 TOPANGAリーグでもよく見られたような,“追い詰められたあと,冷静かつ大胆な攻めで逆転していく”パターンが多かったように感じます。こういったプレイスタイルについては,自分でも意識されているのでしょうか。

ももち選手:
 ええ。戦い方については,最初から重点的に考えてはいました。ただ,Winner'sでのRyan戦で消極的な負け方をして,そこで吹っ切れたところもありますね。こんなプレイ内容じゃ,絶対に後悔すると思った。

4Gamer:
 Winner'sでのRyan選手との試合では,Ryan選手のぶっ放しを喰らって逆転を許してしまう展開が続きました。

ももち選手:
 後手後手でしたね。そのRyan戦がまさにそうだったんですが,「負けたくない」っていう動き方をすると,あんまり良い結果が出ないんですよ。なので,「勝つぞ」という気持ちで動くことを何より意識しました。そうやって,自分でも納得できる内容の試合を目指せば,自ずと結果も付いてくる。それで勝つことができれば,何より自信につながりますから。

4Gamer:
 精神的にもメリットが大きいと。

ももち選手:
 そうですね。なので,Ryanに負けてLoser'sに落ちたことが,むしろ良かったなと思っています。

4Gamer:
 分かりました。それでは最後に,これからの目標についてお聞かせください。

ももち選手:
 Capcom Cup Finalsで言うと,ウメハラ選手,Infiltration選手,Luffy選手あたりは,対策をかなり練られていたと思うんです。対して自分は,彼らよりはきっと優先度が低かったんじゃないかと。この大きな大会を制したことで,今後は対策を練られる側になると思うので,それを乗り越えていきたいですね。

4Gamer:
 本日はありがとうございました。これからの活躍にも期待しています!

画像集#003のサムネイル/「負けたくない」ではなく,「勝つぞ」という気持ちで――優勝・ももち選手へのインタビューと共に振り返る「Capcom Cup Finals」


Capcom Cup Finalsリザルトまとめ


  • 優勝:ももち選手(ケン) / 日本

  • 準優勝:Xian選手(元,ポイズン,ダルシム) / シンガポール
  • 3位:Luffy選手(ローズ) / フランス
  • 4位:Infiltration選手(豪鬼,春麗,エレナ) / 韓国
  • 5位タイ:PR Balrog選手(バイソン,殺意リュウ) / アメリカ
  • 5位タイ:Ryan Hart選手(リュウ,殺意リュウ) / イギリス
  • 7位タイ:ふ〜ど選手(フェイロン)/日本
  • 7位タイ:Valmaster選手(春麗,エレナ)/フランス

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The Warfieldのエントランスには,これまでに公演を行ったビッグなアーティストたちの写真が掛けられていたのだが,なんとそこにはウメハラ選手の写真も! ……たぶんスタッフのおふざけなのだろうが,将来こうなったら良いですね
画像集#019のサムネイル/「負けたくない」ではなく,「勝つぞ」という気持ちで――優勝・ももち選手へのインタビューと共に振り返る「Capcom Cup Finals」
 各国の強豪達がその実力を遺憾なく発揮し,まさにウルIVにおけるワールドカップとなったCapcom Cup Finals。メーカー公式であるがゆえの豪華さもあって,コミュニティ主導による大会とは,また違った趣のあるイベントだった。

 中でも,イベントの最後に登壇したカプコン・小野義徳総合プロデューサーの告知は,今後の格闘ゲームコミュニティに一石を投じるものと言える。2015年も開催されることが決定しているCapcom Cupでは,なんと50万ドル(約6000万円)が賞金として与えられるというのだ。格闘ゲームの競技シーンには,これまでうやむやになっていたさまざまな問題――予選開催国の公平性や,隣り合わせの対戦におけるルールの厳密化,八百長の危険性など――が,未解決のまま横たわっている。しかしこの規模になってしまえば,もはやうやむやでは済まされないだろう。
 今後の格ゲーが直面し,解決していくべき問題は多いが,今は素直にこのニュースを喜びたい。この試みによって開かれるであろう新たな広がりに,いち格闘ゲーマーとして期待したいのだ。

 本大会の所感を一つ付け加えるならば,これだけ豪華な面子を集めておいて,2試合先取という短期決戦ルールは,あまりにもったいないと思っている。まあこのあたりの「見るエンターテイメントとしての格闘ゲーム」についても,まだまだ進化の余地はあるハズだ。Capcom Cup 2015ではより面白い興行が見られることを期待しつつ,2014年最後の大会レポートの結びとしたい。

多くの欧州選手が上位に食い込む結果となったCapcom Cup Finals。フランスの春麗使いValmaster選手の躍進や,イギリスの古豪Ryan Hart選手が見せた素晴らしい読みのセンス,そして下馬評通りにトップ3に食い込むLuffy選手と,欧州競技シーンのレベル向上を感じずにはいられない
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PR Balrog選手がウメハラ戦で見せた逆転劇――なかでもウメハラ選手の仕掛けを読んだレッドセービングアタックの運用には,会場が揺れるほどの大歓声が巻き起こっていた。PR Balrog選手のプレイも素晴らしかったが,それ以上と言っても過言ではないほどの声援で応える観客達の存在も,なんというかアメリカらしい
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日本選手が一人また一人と倒れていくなかで,気を吐き続けたももち選手。とくにLoser'sでのRyan戦は,両者のメンタルが画面越しに伝わってくる壮絶な試合で,本大会のベストバウトといって差し支えないように思う。その後も並み居るEVO覇者を蹴散らしての優勝と,堂々たる戦い振りを見せてくれた
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