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[COMPUTEX]CPUダイは全部使える? PCIeレーン数はいくつ? 第2世代「Ryzen Threadripper」の秘密をAMDに聞いてみた
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印刷2018/06/07 15:55

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[COMPUTEX]CPUダイは全部使える? PCIeレーン数はいくつ? 第2世代「Ryzen Threadripper」の秘密をAMDに聞いてみた

プレスカンファレンスの終了後,第2世代EPYC(左)と第2世代Radeon RX Vega(右)を掲げるLisa Su博士(President and CEO, AMD)
 台北時間2018年6月6日,COMPUTEX TAIPEI 2018に合わせたプレスカンファレンスを開催したAMDは,カンファレンス後に,報道関係者を集めた恒例のグループインタビューを実施した。プレスカンファレンスの概要はすでにレポート済みであるが,第2世代のRyzen Threadripper(以下,Threadripper)や,同じく第2世代のRadeon RX Vegaが予告されたものの,その詳細は語られていない。
 そこで本稿では,グループインタビューの中から,新世代CPUやGPUに関する話題を抜粋してレポートしたい。


第2世代Threadripperは4基のCPUダイすべてが有効になる


ざっくばらんにいろいろ話してくれたJames Prior氏(Client Enthusiast Team,AMD)
 グループインタビューのはじめに登壇したのは,CPU製品のテクニカルマーケティングチームに所属するJames Prior氏(Client Enthusiast Team)である。氏の担当がCPU製品ということもあり,話題の中心は当然,第2世代のThreadripperだ。

 重要な質問の1つめは,第2世代Threadripperのパッケージ上にある4基のCPUダイについてである。

第2世代Threadripperのパッケージからヒートスプレッダを外したところ。基板上には4基のCPUダイがある
Ryzen

 2017年8月に登場した第1世代のThreadripperは,CPUパッケージ上に4基のCPUダイ(※14nm製造プロセスのZenコア)が実装されていた。しかし,実際に稼動しているのは,そのうち2基だけで,残りの2基は無効化されていたのだ。
 1基のCPUダイは8コア16スレッド対応なので,これが2基稼動する第1世代Threadripperは,トータルで16コア32スレッドとなる理屈だ。

 一方,第2世代Threadripperが搭載するCPUコアは,12nm製造プロセスのZen+コアであり,CPUダイ1基あたりのコア/スレッド数は,Zenコアと変わらない。つまり,32コア64スレッドを実現した第2世代Threadripperでは,4基のCPUダイがすべて有効化されている,と見るのが自然だろう。
 あるいは,4基のダイから3基だけを有効化した24コア48スレッドの下位モデルなんてものが登場してきてもおかしくない。まずはそれらについて聞いてみた。

James Prior氏(以下,Prior氏):
 第2世代ThreadripperのCPUパッケージ上にある4基のCPUダイは,すべて稼動しているよ。
 4基のうち3基を有効化するというアイデアは……おそらくは可能(Probably Possible)だ(笑)。ただ,そうしたコンフィギュレーションの製品について言及する時期ではない。第2世代Threadripperは,32コア64スレッドとして登場する。

――第2世代Threadripperの動作クロックは,どの程度になるのだろうか。製造プロセスが同世代で,CPUコア数が増えている以上,第1世代Threadripperよりも低くなると考えるのが自然だ。第1世代Threadripperで180WだったTDPが,第2世代でどうなるのかも気になる。

Prior氏:
 現時点では,具体的な動作クロックを公表できない。第1世代Threadripperよりもコア数が増えている分だけ,低くはなる。しかし,動作クロックがファンをガッカリさせることはないと思う。自信のあるクロックだ。

 実動CPUコア数が増加しているので,必然的にTDP上がっている。具体的には250Wだ。第2世代Threadripperに,専用CPUクーラーは付属しないが,AMDが推奨する空冷式CPUクーラーは存在する。CPUクーラーはかなり巨大なボディで,重さが約2kgもあるんだ。開発はCooler Masterが担当した。

Prior氏が披露したCooler Master製の第2世代Threadripper用CPUクーラー。重さはヘビー級だ
Ryzen

Prior氏:
 LEDでThreadripperのロゴが光るかっこいいもので,皆にお勧めしたいんだ。でも,ThreadripperクラスのCPUを利用する人は,たいていの場合,お気に入りの水冷キットを持っているだろうね。

実際のマザーボードに装着した様子(左)。クーラーの背は高いのでPCケースの内部には十分な余裕が必要だ。右写真は周囲の照明を落としてLEDの光を強調した状態だ
Ryzen Ryzen

――今回のプレスカンファレンスでは,第2世代Threadripperが,第1世代と同じ「AMD X399」チップセット搭載マザーボードに対応すると明言されたが,新しく「X499」といったチップセットは登場しないのか。

Prior氏:
 X399チップセットが直近でモデルチェンジする予定はない。ユーザーは安心して,既存のAMD X399チップセットマザーボードを選択して欲しい。ちなみに現行Threadripperは継続販売される見込みだ。

――Zenアーキテクチャでは,CPUコア数に応じて利用可能なPCI Expressのレーン数を増やせるはず。第1世代Threadripperで64レーンだったPCI Expressが,実動CPUコア数が倍になった第2世代Threadripperでは,最大128レーンとなったりするのだろうか。

Prior氏:
 チップセットの変更はないので,PCI Expressの総レーン数に変更はない。64レーンのままだ。

――Threadripperシリーズは,ワークステーション分野にも訴求していくとのことだったが,第2世代ThreadripperはECCメモリに対応しているか。

Prior氏:
 第1世代ThreadripperからECCメモリには対応している。当然第2世代も同様だ。

――価格はどのくらいになる見込みなのか。

Prior氏:
 発売時期は2018年下半期で,今は価格を公表できない。第1世代Threadripperは併売されるので,価格はこれよりも高価になるだろう。競合(※Intel)の出方を見て,第1世代Threadripperと第2世代Threadripperを含めた価格の調整を行っていく可能性は否定できない。


PlayStation 4がFreeSyncに対応する可能性は?


Sasa Marinkovic氏(Director,Software Product Marketing,AMD)
 7nmプロセスで製造する第2世代Radeon RX Vega(以下,Vega 7nm)については,AMDでソフトウェア周りを管轄しているSasa Marinkovic氏が担当した。
 先に言ってしまうと,プレスカンファレンスで公表された以上の情報はまったくなし。ただ,確認の意味も込めたいくつかの質問には回答していただいたので,簡単にまとめてみよう。

――Vega 7nmは,Radeon Instinctブランドで,ハイパフオーマンスコンピューティング(HPC)向けや機械学習向けのGPUとして登場する。なぜグラフィックス向けのRadeonとしてではないのか。そもそも,Radeon InstinctはGPGPU専用GPUなのか。グラフィックスパイプラインはあるのだろうか。

Sasa Marinkovic氏(以下,Marinkovic氏):
 Radeon Instinctとして提供される理由は,HPCや機械学習分野からのニーズが高いからだ。
 Radeon InstinctはGPUだ。ラスタライザも搭載しているし,3Dグラフィックスレンダリングもできるし,ディスプレイ出力もできる。ただ,これを普通のRadeonとして提供するかどうかについては,今,話すことはできない。

――MicrosoftのXbox One SとXbox One Xは,ファームウェアアップデートで(※ディスプレイ同期技術の)FreeSyncに対応した。ほぼ同世代のAPUは,ソニーのPlayStation 4シリーズにも採用されている。いずれPlayStation 4も,FreeSyncに対応するのか。

Marinkovic氏:
 とてもいい質問だが,私の口からはお答えできない。ソニーに聞いてみてほしい(笑)。

 という具合で,大した話はなかったのだが,来週はロサンゼルスでE3 2018が開催されるので,もしPlayStation 4とFreeSyncに関して何かが発表されるとしたら,このタイミングだろうか。

AMD公式Webサイト


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