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「永遠に忘れないでほしい。そして,またいつの日か」――「バンドやろうぜ!」OSIRIS THE LAST GIGS〜Finale〜@川崎CLUB CITTA’ライブレポート

 アニプレックス×ソニー・ミュージックの「青春」×「バンド」リズムゲームアプリ「バンドやろうぜ!」(以下「バンやろ」,iOS / Android)のリアルバンドOSIRISが,2018年8月15日と16日の2日間にわたり,川崎CLUB CITTA’にてラストライブを行った。本稿では,最終日となる8月16日の公演の模様をお伝えする。

 2016年6月9日から,リアルバンドとして活動を開始したOSIRIS。アプリのリリース前から現在に至るまで精力的にライブを行い着実にファンを獲得してきたが,残念ながら2018年7月31日のアプリ更新終了に伴い,バンド活動も終了することとなった。

 活動のラストとなる2日間,1日目の「〜Memories〜」ではこれまでのライブで披露してきたさまざまなバンドのカバー楽曲を,2日目の「〜Finale〜」ではオリジナル楽曲を中心とした構成でライブを開催した。なお,2日目の公演の模様は全国各地の映画館でライブビューイングも行われた。

 開演時間になると,ステージに下ろされた巨大なスクリーンにOSIRISのロゴと砂時計が映し出された。続いてキャラクターデザインのさらちよみ氏による,今回のラストギグのために描き下ろされたキャラクターたちが現れる。フロアをぎっちりと埋め尽くす観客の大きな歓声が響き渡るなか,スクリーンが上がり,最初の曲「Heavenly Breeze」の演奏が始まった。

バンドやろうぜ!

 「そうきたか」……誰もがそう思ったに違いない意外な選曲だった。ミディアムテンポの穏やかな楽曲でありながら,高い(音階的にも限界近くまで高い)難度で知られるこの曲が開幕を飾ったことには正直驚かされた。しかし,今では懐かしさも感じる初期衣装のメンバーたちの姿を見て,「ああ,やはり今日はこれまでのライブとは違うのだ」とあらためて感じさせられたのも事実だった。

 ヴォーカルの小林が曲の最後のブレスまでも完璧に歌い上げると,あたたかく大きな拍手が上がった。続いて「Darkness」のイントロが始まると,爆発するような歓声が上がる。一斉に振り上げられる無数の腕,ステージに向かって伸ばされるそれは,彼らの音を,彼らの存在そのものを求めているようにも見えた。

バンドやろうぜ! バンドやろうぜ!
バンドやろうぜ!
バンドやろうぜ!
バンドやろうぜ!
バンドやろうぜ!

 興奮冷めやらぬまま,曲は間髪を容れず「Into the Madness」へと続く。ここでは一斉にヘドバンが起き,波のようにフロアがうねった。メンバーたちも悔いを残さんとばかりに,これまでのライブ以上に演奏に魂を込めているようにも見える。たった2年間,されど2年間。彼らはその年月を感じさせないほどの貫禄で,堂々とステージに君臨していた。

「正直,今日ここに立っているのが不思議な気分です。
だけどせっかくのライブだから,
みんなと最後まで声を枯らして叫びたいんだよ!」(小林)

 永遠に忘れられない特別な一日に。そして,4人で作った大切な曲だと紹介されたのは「Shades of Night」だ。ここではギターの瑠とベースのカゴメもステージ前方に飛び出し,激しい演奏を繰り広げる。続く「Silent Crisis」では,曲の最初から手拍子が起きた。

 これまでにさまざまな形での演奏をされてきた本曲だが,このようにフロア中が高いテンションのなかでの演奏はあまりなかったように思える。そして,曲間の「さよなら」という歌詞を,小林は途切れそうな声でつぶやいていた。バタヤンのドラムから始まる「Way of Light」では,天井のミラーボールから光の粒が降り注ぐ。切なく優しいメロディに,観客もきっと,これまでに彼らと見てきたそれぞれの景色を思い返していたのではないだろうか。

 MCを挟み,「バンやろ」ファミリーにリスペクトを込めて! と披露されたのは,なんとCure2tronの「ぐるぐるマジック」だ。女性ヴォーカル(設定としては“男の娘”だが)のキュートでポップな本曲では,フロアが一斉にジャンプし縦ノリで盛り上がる。

 続いてはFairyAprilの「WHIZ」だ。ドライブ感あふれる爆アゲナンバーに踊り狂う観客を,小林はFairyAprilの「F」の手のポーズでロックオンする。BLAST楽曲では「Dreamer」が披露され,ここでは観客も声を合わせて一緒に歌う。世界に殴り込みをかけるような熱い曲が流れるなか,ここにいる全員の「バンやろ」を愛する想いが溢れているようで,目頭が熱くなった。

バンドやろうぜ!
バンドやろうぜ!
バンドやろうぜ!
バンドやろうぜ!

 小林がステージ袖に捌けると,バタヤン,瑠,カゴメによる骨太のインスト曲「Demon Walk」が披露された。3人はまず視線をしっかりと合わせて演奏をスタートし,それぞれのポジションにつく。ギター,ベース,ドラム各々の見せ場であるソロ,これでもかと音をぶつけ合いながらもそれが次第にひとつになるカタルシス。

 曲ラストではバタヤンも立ち上がってドラムを叩き,圧巻のひとときに大きな歓声と拍手が湧き起こった。雷雨の音を残したままのステージには再び小林が登場し,「踊り狂え!」の合図で「Bloody Masquerade」,OSIRISきっての暴れ曲“ブラマス”がフロアを狂乱の渦に落とし込む。曲間では小林がメンバーを紹介し,最後には「ヴォーカルは……俺だよ!」と叫び,その痛快な名乗りに大歓声が上がっていた。

バンドやろうぜ!
バンドやろうぜ!
バンドやろうぜ!

 興奮冷めやらぬまま,響いてきたのは鐘の音。“ブラマス”がヘドバンで暴れる曲なら,次に披露された「Re:incarnation」はメンバーと一緒になって叫び,拳を振り上げるブチ上がり曲だ。続けて最後の音が消えないうちにドラムのカウントが入り,ベースのカゴメにスポットライトが当たる。披露されたのはOSIRISの始まりの曲,「Voice」だ。声を振り絞るように歌い上げる小林。蓄積された彼らの想いが込められたかのような演奏となった。

 ここからライブは後半戦。「一緒にクラップしながら騒ごうぜ!」と,小林が,フロアを上手と下手のふたつに分ける。まずは瑠が立つ上手側の観客が,バタヤンのドラムに合わせてリズムよく手拍子する。続いてカゴメの立つ下手側が,こちらも大きな手拍子で応える。小気味よいクラップ音と,フロアの左右に分かれ一斉に上がる無数の腕は壮観! ここではさながら“観客たちのデュエルギグ”の様相を見せた。

 最後には全員で一緒に手を叩きながら,「Beyond the Limit」で盛り上がる。どこまでも飛翔できそうな歌に乗って,一緒に飛び立つようなハイライト。これはもう,伝説と呼んでもいい景色だと感じた。

バンドやろうぜ!
バンドやろうぜ!

 「Dreams」では,皆で想いを分け合うかのように合唱が起きた。そして,OSIRISとしては最後のオリジナル曲「Endless」を披露。終わりから始まる物語とは,まるで今この瞬間を指しているかのように,魂の歌声と音,そして観客たちの歓声がエネルギーとなって世界を熱く包みこんだかのようだった。

 続くMCでは小林が,フィナーレで胸がいっぱいになるかもしれないから書いてきたという「OSIRISを応援してくれた君へ」と始まる手紙を,ところどころ声を詰まらせながら読み上げた。

バンドやろうぜ!

「高良京を演じられて幸せだった。
OSIRISを愛してくれた皆さん,ライブに来てくれて,
支えてくれて,守ってくれて本当にありがとう」(小林)

 フロアからすすり泣きの声が響くなか,アカペラで始まった「Desire」。願わくは,いつかまた。こみ上げる想いに歌声を途切らせながらも,懸命に声を振り絞る。「歌」というものに己のすべてをかけているであろう京,そして小林にとって,歌えなくなるほどの心情とはいかばかりかと思う。それを支えるように音を奏でるバタヤン,瑠,カゴメの3人も,それぞれの想いを噛み締めているかのように見えた。

 「for you…」では,一転して希望にあふれるメロディがフロアを明るく照らし出す。この歌は,この瞬間は永遠なのだと,観客も一体となって声を合わせた。曲間,小林は言った。「永遠に忘れないでほしい。そして,またいつの日か」と。そしてこの日,彼らがラストに届けてくれた曲は「Cross Wish」。サビでは,メンバー全員も,観客も,ここにいる全員が大合唱した。

 小林はマイクを通さず歌い,フロアのあちこちには涙をぬぐう観客の姿が見えた。空からは無数の星が降り注ぎ,演奏を終えると,彼らは4人並んでしっかりと手をつなぎ,深く深く頭を下げた。ステージには再びスクリーンが下り,彼らのオフショットが映像で映し出された。オルゴールで奏でられる彼らの楽曲メドレーに合わせ,いつのまにかフロアから観客による歌声が上がりだす。

バンドやろうぜ!

We are grateful for your love.
OSIRISを支えてくれた全ての人たちへ
感謝の気持ちを込めて……。

 アンコールはなく,潔く美しくOSIRISはステージを去った。終演後の拍手はいつまでもいつまでも鳴り止まなかった。OSIRISが歩んでいた約2年間は,短いようで本当にさまざまな出来事があり,たくさんの想いが生まれたのだろうと思う。そしてそれは,彼らを見守ってきた者たちにとっても同様だ。これはひとつの物語の終わりであり,新しい未来の始まりでもある。彼らや彼らを愛するすべての人の心の中に,これまで共に見てきた景色がある限り,奏でた音が耳に残り続ける限り,それは永遠と呼べるものになるのだろう。

バンドやろうぜ!
バンドやろうぜ!
バンドやろうぜ!
バンドやろうぜ!
バンドやろうぜ!

■出演
OSIRIS
Vo.高良京役 小林正典
Gt.レイ・セファート役 瑠
Ba.来栖真琴役 カゴメ
Dr.小金井進役 バタヤン

■OSIRIS THE LAST GIGS〜Finale〜@川崎CLUB CITTA’セットリスト
Heavenly Breeze
Darkness
Into the Madness
Shades of Night
Silent Crisis
Way of Light
ぐるぐるマジック(cover:Cure2Tron)
WHIZ(cover:FailyApril)
Dreamer(cover:BLAST)
Demon Walk(Inst)
Bloody Masquerade
Re:incarnation
Voice
Beyond the Limit
Dreams
Endless
Desire
for you…
Cross Wish



「バンドやろうぜ!」公式サイト

「バンドやろうぜ!」ダウンロードページ

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