「英雄伝説 閃の軌跡III」，マスタークオーツを2つセットできる戦術オーブメント「ARCUS II」の概要や，本作で初登場となるアーツを紹介

　日本ファルコムは，2017年9月28日に発売予定のPlayStation 4用ソフト「英雄伝説 閃の軌跡III」の新情報を公開した。なお，本稿で紹介している内容は，本日（2017年8月31日）15：00以降，公式サイトにも掲載される予定だ。

　「閃の軌跡」シリーズ経験者にはおなじみといえる“戦術オーブメント”ARCUS（アークス）とは，所有者の身体能力を強化したりアーツ（導力魔法）を発動可能にしたりする携帯端末。本作では「ARCUS II」にアップグレードされ，マスタークオーツを2つセットできるようになる。

　あらためて説明しておくと，術者のEP（エネルギー）を消費して発動する導力魔法には，「地／水／火／風／時／幻／空」の7属性がある。敵の弱点属性を突けば大ダメージを与えられ，敵のブレイクゲージを大幅に減らして状態異常「ブレイク」を引き起こしやすくなる（公式サイトの「ブレイク」紹介ページ）。
　ここでは，本作で初登場となる属性アーツを紹介しておこう。

【ゼルエル・カノン】……[火]属性のアーツ。灼熱の光線を無数に浴びせ、トドメに極大の光線を真上から照射するアーツ攻撃。１００％の確率で敵を「炎傷」状態にし、継続ダメージを与える。	【ロスト・ジェネシス】……[時]属性のアーツ。全てを飲み込む暗黒の天体が出現し、時空に破滅の刻をもたらす。相手の行動を遅らせるほか、高確率で「即死」が発動。
【セヴンス・キャリバー】……[空]属性のアーツ。召喚された７本の聖なる剣が邪悪なるものを貫き、戦場と共に無に還る。１００％の確率で相手をランダム状態異常にしてしまう。	【アルヴィオン・ヴォルフ】……[幻]属性のアーツ。銀狼の幻影が出現し、捉えた獲物目掛けて時空を超えた特大級の衝撃波をぶつける。敵全体に大ダメージを与える、最強クラスのアーツ。

　またARCUSは，アビリティやアーツが封入された「クオーツ」を装着することで，所有者の能力をアップさせたり，アーツが使えるようになるという仕組みだ。封入されているアビリティやアーツの性能に応じて，ノーマル，レア，Sレアの3種類に分類される。
　また，クオーツの中には“成長”する「マスタークオーツ」が存在する。ARCUSにセットして戦うことで経験値が溜まり，レベルが上がると所有者の能力や強化されたり，使えるアーツの種類が増えたりする。
　そして本作に登場する最新型のARCUS IIでは，マスタークオーツを2個セットできるようになる。公開されたスクリーンショットを見ると，メインスロットとサブスロットがあり，サブスロットはクオーツのスロットとラインで結ばれていない。そのため，どのマスタークオーツをメインスロット/サブスロットに装着するかで，カスタマイズの幅が広がりそうだ。
　なお，本作におけるマスタークオーツの最大レベルは「7」で，サブスロットにセットした場合の入手経験値はメインスロットの半分になるとのこと。
　以下にマスタークオーツの一部を紹介しておくので，気になる人はチェックしておこう。

【スクルド】……装備者のＨＰやＥＰを上昇させるマスタークオーツ。地属性アーツが使用可能になるほか、“残ＨＰが多いほどブレイクダメージが上昇”する特殊効果が発動。

【シリウス】……装備者のスピードを大幅に上昇させるマスタークオーツ。風属性アーツが使用可能になるほか、回避カウンター発動時に通常の数倍のダメージを敵に与える。

【レグルス】……装備者のＳＴＲやＤＥＦを大幅に上昇させるマスタークオーツ。火属性アーツが使用可能になるほか、ダメージを受けた時のＣＰ（クラフトポイント）入手量がアップ。また、レベルを上昇させることで「Ｓクラフト」発動後の硬直時間を半減できるようになる。

「英雄伝説 閃の軌跡III」公式サイト