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何から買えばいい? 「シヴィライゼーション VI」の拡張パックとダウンロードコンテンツをまとめてみた
PS4,Xbox One版も今年11月22日に発売され,先に発売されたNintendo Switch版にも「嵐の訪れ」「文明の興亡」がセットになった拡張バンドルがリリースされている。
とはいえ,いまから始めるには何を選べばいいのか分からないという人もいるのではないだろうか。迷ったらすべて買っておけば,とりあえず大丈夫ではあるのだが,それだとなんだか勿体ない。
というわけで今回は,拡張パックと追加コンテンツのそれぞれの特徴をまとめてみた。購入の際の参考にしてほしい。
個性的な指導者を選び,世界に冠たる大帝国を築け。「シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI」のプレイレポート
2Kから発売中の「シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI」は,世界の文明をテーマにした国家運営シムで,「あともう1ターンだけ……」という中毒者を世界各国で生み出したシリーズの最新作だ。果たして,どこがどう変わって,その結果,何がどうなったのか。さっそくお伝えしたい。
拡張パックについて
拡張パックはゲーム内容に大きな変化をもたらす,大規模なコンテンツだ。新たなルールや要素を追加し,通常版(バニラともいう)とは違ったゲームプレイが楽しめる。
2つある拡張パックはそれぞれ独立しているため,(本編はもちろん必要だが)どちらか片方だけでもプレイ可能だ。もちろん,DLCで追加される文明も使用できる。
拡張パック「文明の興亡」(Rise and Fall)
「シヴィライゼーション VI」の拡張パック第1弾。都市に忠誠心が追加された。忠誠心が下がると都市が独立してしまうが,逆に独立した他文明の都市の忠誠心をあげて勝ち取り,自勢力に取り込むこともできる。
また,隆盛を表現した「時代システム」も追加。輝かしい成長の時代となる「黄金時代」,停滞の時代となる「暗黒時代」,そして黄金時代を超える成長が期待できる「英雄時代」などがあり,どう成長していくか,いつ黄金時代に突入するかも戦略の一部として加わる。
追加要素
・時代システム
・都市に忠誠心
・総督
・同盟要素の強化
・9人の指導者と8つの文明
「シヴィライゼーション VI」の拡張パック「文明の興亡」が本日リリース。「黄金時代」「暗黒時代」などの新要素で,ゲームはさらにダイナミックに
2018年2月8日に2Kからリリースされた「シヴィライゼーション VI」の拡張パック「文明の興亡」。「黄金時代」「暗黒時代」や「総督」などの新たなシステムが導入されたことで,プレイがよりダイナミックになった。今回,そんな拡張パックをプレイする機会を得たので,インプレッションをお届けしよう。
「シヴィライゼーション VI」,最新拡張パック「文明の興亡」をスコットランドでプレイしてみた
太古から現代,そして未来まで,個性あふれる文明の興亡を体験できる人気シミュレーション「シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI」。その最新拡張パック「文明の興亡」がリリースされたので,新たな文明を使って最後までプレイして,拡張パックで導入された新システムの面白さを紹介したい。
対神4人チームのマゾ設定で「シヴィライゼーション VI」の拡張パックに挑む。ポーランド・タートルズとローマの風呂で目指せ世界制覇
「シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI」に登場した初の拡張パック「文明の興亡」では,高難度設定のAIが手強くなったと思う。最高難度のAIにチームを組ませて挑むマゾプレイに興じていたところ,攻略がかなりキツくなってしまったのだ。やり応えを求めた変則マッチに,脳筋と化したポーランドが挑む。
拡張パック「嵐の訪れ」(Gathering Storm)
さらに地球温暖化対策と資源の枯渇という要素が追加されている。温暖化により,極地の氷が溶け,水面が上昇するというアレだ。自勢力が地球温暖化対策をしても,他勢力が温室効果ガスを垂れ流せば,いずれ水面は上昇する。また,資源の枯渇にも頭を悩ませることになるため,再生可能エネルギーとうまく付き合っていく必要がある。
また,前作の拡張パック「素晴らしき世界」(Brave New World)で追加された「世界会議」の要素が復活。他勢力との駆け引きがより求められるようになった。
シナリオには黒死病に対処する「黒い死神」と,第一次世界大戦直後の世界をテーマにしたマルチプレイシナリオ「機械化戦争」が用意されている。
追加要素
・自然災害の発生
・枯渇する資源や地球温暖化対策
・世界会議
・9人の指導者と8つの文明
・シナリオ「黒い死神」と「機械化戦争」
天変地異が文明を襲う! 「シヴィライゼーション VI」最新拡張パック「嵐の訪れ」プレイレポート。“黒死病”渦巻く「黒い死神」に挑む
「シヴィライゼーション IV」の拡張パック第2弾となる「嵐の訪れ」。追加の文明やシステム面での追加・改善も多数見られる。今回はそれらの新要素を紹介しつつ,シヴィライゼーションのちょっと違った面が楽しめる歴史シナリオ「黒い死神」を攻略してみた。歴史ストラテジーは好きだがシヴィライゼーションシリーズには手を出していないという方は,特にご一読あれ。
ダウンロードコンテンツ
「シヴィライゼーション VI」のダウンロードコンテンツは拡張パックとは違い,小規模なモノを指す。具体的に言うと,いくつかの文明とその指導者,そしてその文明に関連したシナリオといった具体だ。以下にDLCをまとめてみた。
バイキングシナリオパック(Vikings Scenario Pack)
デンマーク,ノルウェー,スウェーデンの3勢力が,プレイヤー勢力として選べるシナリオ「バイキングと交易商と略奪者」が遊べる。60ターンのうちにどれだけ勝利ポイントを得られるかを競うものだが,その名前からも分かるように,バイキング時代がテーマとなっているため,略奪などの行為で勝利ポイントが稼げるルールになっている。
ヴィンランドが存在するなど,某漫画を読んでいる人には心が躍るテーマのシナリオだろう。
追加要素
・シナリオ「バイキングと交易商と略奪者」
・6つの都市国家と3つの自然遺産
ポーランド文明 & シナリオパック(Poland Civilization & Scenario Pack)
ヤドヴィガが率いる新文明「ポーランド」が追加される。
また,ポーランド貴族,ヴォルィーニ貴族,リトアニア貴族のどれかを選び,チュートン騎士団やオスマントルコといった侵略者(蛮族)から領土を守るシナリオ「ヤドヴィガの遺産」も楽しめる。3貴族は互いに競い合っており,60ターンでスコアが1番高い文明が勝利となる。
追加要素
・ヤドヴィガ率いるポーランド
・シナリオ「ヤドヴィガの遺産」
オーストラリア文明 & シナリオパック(Australia Civilization & Scenario Pack)
ジョン・カーティンが率いる新文明「オーストラリア」が追加される。
シナリオは戦闘がなく,経済での競争に特化した「アウトバックの覇者」。ヴィクトリア州,クイーンズランド州,西オーストラリア州,南オーストラリア州という4つの植民地政府から1つを選び,60ターンでいち早く経済発展を目指す。開拓者が生産できなかったり,労働者が種別ごとに分かれていたりと,通常とはひと味違うゲームプレイとなる。
追加要素
・ジョン・カーティン率いるオーストラリア
・シナリオ「アウトバックの覇者」
・1つの自然遺産
ペルシア・マケドニア文明 & シナリオパック(Persia And Macedon Civilization & Scenario Pack)
アレキサンドロス大王が率いる「マケドニア」と,キュロスが率いる「ペルシア」の文明が追加される。
シナリオは戦闘と領土の拡大に特化した「アレクサンドロスの征服」。科学・文化ツリーが存在せず,戦争によってすべての都市を占領することが勝利条件となる。難度によって制限ターンが変化するのが特徴で,いかにして素早く征服していくかが肝となる。攻略の最適化が最も楽しめそうなシナリオだ
追加要素
・アレキサンドロス大王率いるマケドニア
・キュロス率いるペルシア
・シナリオ「アレキサンドロスの征服」
・2つの世界遺産
ヌビア文明&シナリオパック(Nubia Civilization & Scenario Pack)
アマニトレ率いる新文明「ヌビア」が追加される。
シナリオはエジプトとヌビアが“アムン神殿”を建設競争を行う「ナイルの恵み」。7都市で“アムン神殿”を建設するか,相手文明を滅ぼすと勝利となる。
ライバルの文明とは無理に戦争をする必要はないが,ターン経過によって戦争状態で登場する。また,文明のテクノロジーツリーは独自のモノになっており,聖地の建造物は信仰力でしか建造できないなど,変更点も多い。どちらの勝利を目指すかで,難度が大きく変わるだろう。
追加要素
・アマニトレ率いるヌビア
・シナリオ「ナイルの恵み」
・1つの世界遺産
クメール・インドネシア文明 & シナリオパック(Khmer and Indonesia Civilization & Scenario Pack)
ジャヤーヴァルマン7世が率いる「クメール」と,ディア・ギターチャが率いる「インドネシア」の文明が追加される。
シナリオは戦争ナシ,外交ナシで宗教の統一を目指す「涅槃への道」。科学もオフになっており,ゴールドの概念も存在しないため,ゲームプレイはかなりユニークなものになる。「戦争や経済や外交には飽きた!」という人にもってこいのシナリオだ。
追加要素
・ジャヤーヴァルマン7世率いるクメール
・ディア・ギターチャ率いるインドネシア
・シナリオ「涅槃への道」
・1つの世界遺産
・新マップ「東南アジア」
入手方法
・Nintendo Switch版
Nintendo SwitchとXbox One版には初めから「バイキングシナリオパック」「ポーランド文明 & シナリオパック」「オーストラリア文明 & シナリオパック」「ペルシア・マケドニア文明 & シナリオパック」のDLCが含まれている。
2つの拡張パック「文明の興亡」と「嵐の訪れ」はニンテンドーeショップにて「シヴィライゼーション VI」拡張バンドルとして5720円,DLCの「クメール・インドネシア文明&シナリオパック」は1222円,「ヌビア文明&シナリオパック」は508円で販売中だ。
なお,拡張パックの単体販売は行われていない。
ニンテンドーeショップ
・PlayStation 4版
PS4版もNintendo Switch版と同様に「バイキングシナリオパック」「ポーランド文明 & シナリオパック」「オーストラリア文明 & シナリオパック」「ペルシア・マケドニア文明 & シナリオパック」が初めから含まれている。
また,現時点ではPlayStation Storeにて「クメール・インドネシア文明&シナリオパック」と「ヌビア文明&シナリオパック」が無料となっている。
2つの拡張パックをセットにした「シヴィライゼーション VI」拡張バンドルは5720円で販売中だ。こちらも拡張パックの単体販売は行われていない。
PlayStation Store
・Xbox One版
PS4/Nintendo Switch版と同様,「バイキングシナリオパック」「ポーランド文明 & シナリオパック」「オーストラリア文明 & シナリオパック」「ペルシア・マケドニア文明 & シナリオパック」が本編に含まれている。
2つの拡張パックをセットにした「シヴィライゼーション VI」拡張バンドルは5720円,「クメール・インドネシア文明&シナリオパック」が990円,「ヌビア文明&シナリオパック」が540円となっている。拡張パックの単体販売は行われていない。
Microsoft Store
・PC版
PC版は,Steamにて拡張パックおよびDLCがすべて単体で販売されており,「嵐の訪れ」(Gathering Storm)が4400円,「文明の興亡」(Rise and Fall)が3500円となっている。
各DLCは単体文明とシナリオ追加が498円,2文明が追加されるものは1199円だが,6つのバンドルパックが880円で販売されているため,こちらを購入した方がお得だろう。
また,時期によって大幅なセールを実施しているので,購入するタイミングは気をつけたいところだ。
Steam
「シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI」公式サイト
- 関連タイトル:
シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI
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